洋服解読所
1980's KATHARINE HAMNETT LONDON Hi_Count Cotton Military Cut Trousers
¥42,500 税込
残り1点
CFM社製造の80年代ジルボー作品に触れる時、Frank Scozzeseらと共にこのレーベルにも少し触れたことがあります。
初期のKATHARINE HAMNETT。
別にCFM社やその創設者Aldo Ciavattaの文脈に無理矢理織り交ぜて話す物でもないのですが、その慧眼を証明するためにCFM製造のKHLユーロオリジナルは結構探していたんです。
冷たいベージュカラーの、ライトウエイトポプリン仕立て、ワイドボディでありながらも深いタックで縦へのラインメイクを強調した美しいワークトラウザーズ。
同レーベルでは比較的長く展開されている定番フォーマットです。
氏が多用した内向きのウエストタック。
その根本右脚側には御丁寧に鋭角フラップの被さったコインポケット。
そしてフロントのボタンフライ部分、ボタンスペースの1つ1つをステッチで分割するお節介な仕様。
これも今やとてもアイコニックですね。
そして前ウエストはベルト切替があるのに後ろは切替無しの身返し始末。
これも嬉しい。KHLを履いてるなって感じます。
そこから視線移りましてヒップポケット。
ここでの仕様そのもののアシンメトリー(パッチ×両玉縁など)は別に珍しくも何ともないですが、実際に仕様もポケットの向きも、完全にアシンメトリーになってます。
これは大変キュートです。
360°何処から見てもユニークなビジュアルポイントを獲得したこのデザインは、メンズボトムスに求められるオーセンティシティと使い易さ、そして絶妙な濃度でのタクティカルエッセンスを全て両立させています。
この個体においては色味まで完璧ですからね。
チノパンとは違う、もっと軽くて冷たいアイスベージュ。
とってもニュートラルで、色んな服に合います。
そりゃ弾数の無さに反して人気も出る。
Made in ITALY (CFM)
サイズ表記30
ウエスト:78-71
ワタリ:39
股上:39
股下:79
裾幅:21
状態とても良いです。もっとボロくても良いのに。
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