洋服解読所
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80-m90's CELINE Orange_Wool Heavy Gabardine SK
¥21,000
Celineの本人期。 セリーヌの本人期?と違和感覚えられた方もいらっしゃるかも。 何を隠そう、セリーヌの創業者/初代デザイナーはCéline Vipianaです。 今のCELINEよりももっとクラシカルで拡張高い感じの世界観でした。 しかしながら、「趣味の良い上流階級の服」という意味では最もCELINEらしいクリエイションでした。 いやまぁ、当然と言えば当然なのですが……。 この時期のCELINEを見ているのといないのとで、後任達のクリエイションに対する解像度は全く変わってきます。 (そして、後のPheobeの仕事が如何に凄いのか、というか どれだけの無理ゲーをひっくり返したのか、というのが分かってくると思います。) こちらは厚手のウールギャバジンで仕立てられた台形スカート。 化学繊維に頼らない高発色、クオリティとビジュアルを両立する地力は、言葉にならない感覚として先ず胸を躍らせてくれます。 左右の脚のラインをトレースするように組まれた深いタックデザイン。 このタックの根本、レザーパーツの位置が重要です。 このベルト&金具は実際に開閉ができる訳ではなく、完全に閉じられたフェイクデザイン。 そしてこのフェイクアジャスターは、左右の深いタックのちょうど真上、折り畳んだタックをこのアジャスターで固定しているかのように陣取っている訳です。 例え話、オーバーなウエストに紐/糸を通してギャザーを寄せるようなフェミニンなスカート作りがあったとしましょう。 それにNOを突き付け、オーバー分量を几帳面に折り畳み、それをバックルで美しく固定するような、そんな性格。 これはデザイナーの性格と言うより、この服の性格です。 そのような性格のもと作られた、「タック」というディテールに宿る意思を可視化し、それをプレタポルテとして最適化してパッケージング。 ただの飾りなら、このパーツはウエストの何処に置いても良いでしょう。 でもデザイナーの洋服には意思と意味があります。 オレンジが高めてくれるテンションも、軽快に歩けそうなプリーツ分量も、その丈感も。 Made in FRANCE サイズ表記40 ウエスト:73 ヒップ:104 レングス:70
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80-e90's CHLOE (EURO) Cashmere_Touch Wrap SK
¥32,500
80-e90'sのクロエ、フランスオリジナルの個体。 フランスの良い服で見かける、デカいタグが付く規格のやつです。 勿体無いことにそのタグは切られていますが、この生地に触れた瞬間、その理由も少し分かってしまいました。 多分、超が付くほどの特級カシミヤ。 滅茶苦茶ヌメヌメした最高のタッチ。 これ履いてたら腰の後ろで大きなタグがガサゴソ擦れてるの、鬱陶しくなっちゃうのでしょうね。 さて、こうしたストレートな“良い生地”、品格のあるタータンチェック、そしてフリンジエッジ……とくれば、デザインの道筋としてはマフラーがリファレンスにあるだろうとは察しが届くところ。 巻きスカートという構造デザイン的にも、マフラー及びブランケットを腰巻きにしちゃうような、奔放な発想からの転換だと思うのです。 物事の様式に必要以上に囚われず、軽快に慣例を無視出来るような女性像。 そして、そこに恐らくイメージの出発点を同じくするであろう要素が、ウエストのボタンデザイン。 ギャルっぽいラインストーン仕様。 ここが意外っちゃ意外だったんですよね。 究極を極める素材選びと、勇敢なまでにキッチュなディテール選定。 これってステラやフィービーがやりそう……というイメージがあったから。 でも彼女達よりも前の時期の個体でこのディレクションがあったという事実は、ラインストーンという記号の印象、並びにクロエというメゾンに流れるイメージの解像度を、より正確に捉える一助となりました。 ちなみにこのピンクベージュのネームタグのオールド個体(2000以降のものとは別)は、91年/M.SitbonのChloeにおける晩年の個体で確認されています。(Sitbon期の前半では黒文字のまま) 以降、Lagerfeldが二度目の就任を果たした時代も継続してピンクページュが使われていました(いつまでかは不明)ので、その辺りの個体だと思います。 故に多分Sitbon期か二度目のLagerfeld期なんですが、どちらの作品かは不明なまま。 正直どちらも作りそうじゃないですか。 前述したDNAの解像度が上がれば、こういう時にランウェイの同定以外でシーズンがパッと推測出来るそうになるのでしょうね。 Made in FRANCE サイズ表記- ウエスト:64 レングス:58 (フリンジ12含)
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1989s INN PLNTATION in I.M.I.I. 4-Panels Soft Jersey Flared SK
¥22,000
スウェットパンツの感覚で履く「スウェット・スカート」のご提案です。 もっと正確に、自分のニュアンスに忠実に表現するなら、これは「スウェットパンツ・スカート」なのです。 生地はスウェットではなく薄手のウールジャージーです。 重要なのは「スウェット感」ではなく「スウェットパンツ感」。 伝わりますよね。 つまり「だらしなさ」です。 レストランでもスウェットパンツを履く手合いは例外として、ドレッシーなテイストとは真逆の、TPOを選ぶ洋服。 シッカリ感と引き換えに、圧倒的な快適性を獲得した洋服。 アレを敢えてファッションに取り入れ新しいバランスメイクを図る時、その型紙がスカートになるだけで、その新感覚開拓は更に奥地へ辿り着くでしょう。 ・スウェットパンツのラフさ ・スカートの抜け感 この双方を一着で叶えてくれる個体です。 シャツやテーラードジャケットのカッチリ感の中和、近似ニット素材とのアンサンブル・バランス、夏場のTeeスタイルでのリズム変化、活躍するシチュエーションは無数に浮かびます。 今回幾つか用意していた中、こちらは4枚セクションのロング丈個体。 色は使い易いストーン・グレー。 グレーのスウェットパンツと同じ感覚で履ける、最もトライし易い個体でもあります。 こんなの、プランテーションから出ているべき服でありましょう? Made in JAPAN サイズ表記M ウエスト:50-74 レングス:79 蹴回し:268
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1988's PLNTATION in I.M.I.I. Asymmetry Drape Soft-Jersey SK
¥22,000
アシンメトリーに製図された変形スカート。 色味は彩度の落ちたダークネイビー。 平置きにするとその異質な型紙が見えてきます。 右サイドは普通。 左サイドは異様に増幅されたフレアドレープ。 この左サイドだけ丈も少し長い。 よく見ると、この左サイドだけがサイドシーム無しの丸胴仕様ですね。 このように恣意的にアシンメトリーを設計した一枚布を、ウエストギャザーで無理矢理円筒状にした構成。 右サイドのサイドシームにポケットこそありますが、どこを前にしても成立するユニバーサル・デザイン。 ドレープ部分を後ろにしてフィッシュテールにしたって可愛いでしょう。 なんなら前後逆にして左右のポケットとドレープを入れ替えたって構わない。 こうした「着る側の遊び心が入る余白」、こうした部分も極めてイッセイミヤケらしいポイントです。 これも、スウェットパンツの感覚で履く「スウェット・スカート」のとしての提案ですね。 もっと正確に、自分のニュアンスに忠実に表現するなら、これは「スウェットパンツ・スカート」なのです。 生地はスウェットではなく薄手のウールジャージーです。 重要なのは「スウェット感」ではなく「スウェットパンツ感」。 伝わりますよね。 つまり「だらしなさ」です。 レストランでもスウェットパンツを履く手合いは例外として、ドレッシーなテイストとは真逆の、TPOを選ぶ洋服。 シッカリ感と引き換えに、圧倒的な快適性を獲得した洋服。 アレを敢えてファッションに取り入れ新しいバランスメイクを図る時、その型紙がスカートになるだけで、その新感覚開拓は更に奥地へ辿り着くでしょう。 ・スウェットパンツのラフさ ・スカートの抜け感 この双方を一着で叶えてくれる個体です。 シャツやテーラードジャケットのカッチリ感の中和、近似ニット素材とのアンサンブル・バランス、夏場のTeeスタイルでのリズム変化、活躍するシチュエーションは無数に浮かびます。 この個体なんかは、夏場に欲しくなるネイビーショーツみたいな枠。 真夏はポロシャツのカッチリ感を中和したり、春秋はちょっと大きめのアウターと合わせてバランスのギャップを楽しんでみたり。 レディースは、これに変な色のタイツ合わせてネイビーのMA-1とか可愛いと思います。 Made in JAPAN サイズ表記M ウエスト:54-72 レングス:58
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1988's PLNTATION in I.M.I.I. Asymmetry Drape Soft-Jersey SK
¥22,000
アシンメトリーに製図された変形スカート。 色味は普通のグレー。 御影石みたいな、軽くてフラットなグレー。 この個体は同タイミングで出すネイビー個体の色違いです。 型紙がとってもユニーク。 右サイドは普通。 左サイドは異様に増幅されたフレアドレープ。 この左サイドだけ丈も少し長い。 よく見ると、この左サイドだけがサイドシーム無しの丸胴仕様ですね。 このように恣意的にアシンメトリーを設計した一枚布を、ウエストギャザーで無理矢理円筒状にした構成。 右サイドのサイドシームにポケットこそありますが、どこを前にしても成立するユニバーサル・デザイン。 ドレープ部分を後ろにしてフィッシュテールにしたって可愛いでしょう。 なんなら前後逆にして左右のポケットとドレープを入れ替えたって構わない。 こうした「着る側の遊び心が入る余白」、こうした部分も極めてイッセイミヤケらしいポイントです。 これも、スウェットパンツの感覚で履く「スウェット・スカート」のとしての提案です。 もっと正確に、自分のニュアンスに忠実に表現するなら、これは「スウェットパンツ・スカート」なのです。 生地はスウェットではなく薄手のウールジャージーです。 重要なのは「スウェット感」ではなく「スウェットパンツ感」。 伝わりますよね。 つまり「だらしなさ」です。 レストランでもスウェットパンツを履く手合いは例外として、ドレッシーなテイストとは真逆の、TPOを選ぶ洋服。 シッカリ感と引き換えに、圧倒的な快適性を獲得した洋服。 アレを敢えてファッションに取り入れ新しいバランスメイクを図る時、その型紙がスカートになるだけで、その新感覚開拓は更に奥地へ辿り着くでしょう。 ・スウェットパンツのラフさ ・スカートの抜け感 この双方を一着で叶えてくれる個体です。 シャツやテーラードジャケットのカッチリ感の中和、近似ニット素材とのアンサンブル・バランス、夏場のTeeスタイルでのリズム変化、活躍するシチュエーションは無数に浮かびます。 この個体は色味、丈感、スウェット・スカートとしての異質さ、全てが完璧だと思います。 黄色い服と合わせたい。 これは是非ユニセックスで、全ての人に検討して欲しい。 Made in JAPAN サイズ表記M ウエスト:56-74 レングス:56
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c90's ALAIN MANOUKIAN Layers_Knitting Flared SK
¥12,500
アラン・マヌキャンの黄金期。 70年代から静かに始まったフランス系アルメニア人のキャリアは、80年代後半から90年代にかけて全盛を迎えます。 豊かで淑やかで機知に富んでいる、現代のハイファッションが復興せんとするクオリティを真っ向勝負で作り続けたフレンチレーベル。 日本での知名度はあまりありません。 このレーベルは歴史を動かすゲームチェンジャーではなかったから。 既存のファッションを揺るがしに赴いた日本人デザイナー達と相対した「既存」側の美意識。 ハイファッションにおける「クオリティ」の部分を担った誉れ高きコンサバティブ。 明るいベージュ、均整の取れた美しいニットスカート。 長くもなく短くもない、使い易い丈感。 リブ編みと平編みをセクションで編み変えたフィット&フレアのシルエットメイク。 腰回りがコンパクトにフィットするのでアクセサリーベルトとの相性が良いってのも、今嬉しいポイント。 裏地インナーとして極薄のナイロンジャージーが仕込まれているので肌触りも非常に快適。 カルテのスタイリングでも多用しましたが、中々汎用性が高いです。 Made in FRANCE サイズ表記42 ウエスト:56-65 レングス:50 ブランドタグの一箇所に縫い外れあり
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Late1990's VERONIQUE BRANQUINHO Sheer Viscose Jersey Soft SK
¥35,000
BRANQUINHO氏がキャリアを始めた90年代後半、20世紀のアウトロに作られた初期作品。 多分98S/Sか99S/S、最初期。 この人の作品はどの時期でも絶対的な世界観に基いて作られています。 ですので、初期はクリエイションが濃くて良いね……なんて言うつもりはありません。 試しに2007年のA-MAGAZINEを辞書代わりに引いてみましたが、やっぱり微塵もブレてない。 暗くて強くて柔らかくてロマンチック。 言葉にすると貧弱ですね、何枚かページを撮って引用しておきます。写真の方が伝わる服です。 本品は極薄のレーヨンジャージーの表地と、その表地よりは多少厚みがあり少し青みがかった-やはり同じく-レーヨンジャージーの裏地によるレイヤード構成。 裏地が表地より控えなきゃならない……なんてルールは無視して、仄かなカラーコントラストがデザインされています。 ジャージー生地なので裾は全部切りっぱなし。両サイドがスワローテイルみたいに長く伸びていますね。 ロングスカートではないので、その軽快な足取りに花を添えるような感覚なのでしょう。 ウエストにはベルトがセットされています。 背面ウエストのファスナー縫製の段階で縫い込まれたベルトです。 で、このベルトに隠れるようにして控えめに並んでいるのがVERONIQUEのアイコンディテール、プリーツです。 そう、VERONIQUEと言えばプリーツスカートです。 ジャージー素材にプリーツってのも可笑しな話なんですけれどね。 数ミリの小さなインバーテッドプリーツを健気なまでに細かく細かく並べて、このスカートがどういう服なのかを懸命に示しています。 小さいディテールですけれど、これがあるのと無いのとでは作品に宿るロマンチシズム量が全く違う。 ウエストの仕様的にメンズでも履ける方がいるかもしれませんが、素材的にお薦め出来ません。 透ける訳ではないんですが、皆までは言わせないでください。 Made in Belgium サイズ表記36 ウエスト:~73 レングス:60/75 ・レングスはセンターとサイドで計測
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1980's GIORGIO ARMANI Accordion-Pleats Wool SK
¥32,500
SOLD OUT
80年代くらいのとても古いArmaniより、オールウールのアコーディオンプリーツスカート。 化繊を入れていないウール100%でここまでプリーツが綺麗に保持されているのが信じられない。 このプリーツも全然落ちない。 座ったりするとどうだろう、あまり推奨したくないけれど、かなり強固に癖付けられています。 普通に使う分には不安無くお楽しみいただけると思います。 普通に履いた時のシルエットは大人しいセミフレア。 しかしその分量は平置きで一周ぺたっと置けちゃうサーキュラーカット。 -アルマーニは妻に、ヴェルサーチは愛人に- なんて言説が流行ったそうですね。 レディースのアルマーニ、それもオールドピースってなると意外と出会う機会がありませんが、こういう服と出会うと納得しちゃう。 上品で控えめ、なのにラグジュアリーです。 Made in ITALY サイズ表記40 ウエスト:64 レングス:78 フロントのプリーツの谷部分に極小のピンホールあり
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1986's PLANTATION in I. MIYAKE Primitive Bold Stripes Wrap_Taste SK
¥25,500
SOLD OUT
墓石みたいなライトグレーと浴衣みたいな藍色。 日本の涼しさを言い当てるような淑やかなカラーパレット。 そしてそれを十全に輝かせてくれるのはテキスタイルの質感。 この時代のイッセイミヤケを象徴する枯れたタッチ。 このレーベルの本質にある「侘び寂び」の強さたるや。 いやこの概念に「強さ」って修司はしっくり来ないんだけれど、でも強い。 柔らかくて儚くて、でもその根幹には絶対的な芯がある。 実際のところこの枯れ感、多分シアサッカーとかクレープを作る時の糸のテンションの取り扱いがキーになっているのではないでしょうか。 全身同時代のイッセイってよりも、この雰囲気で全体を巧くドレスダウン、いやワビサビダウンするような感覚でコーディネートしていただきたい。 ネイビーの無地のスウェットとかパーカー、よくあるアメリカ古着との合わせで充分でしょう。 そして少しドレッシーな足元。 どうでしょう、コーディネート考えるのが楽しみになってきませんか。 ウエストはオールゴムアジャスト。 結構幅広いウエストレンジの方にお楽しみいただけます。 着脱もとっても楽チン。 フロントは深い打ち合わせで重なったフェイクラップ仕様。 大きく開脚すると脚が見えますが、かなり深く重なってるのであまり脚見せたくない方もあまり不安無く使えると思います。 言っちゃえばこれって裾からウエストまでガッツリ開いたスリットみたいなことなので、歩き易さは最高。 スカートに不慣れなメンズへのエントリーピースとしても良さそう。 Made in JAPAN サイズ表記M ウエスト:56-70 レングス:83
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1993A/W PLANTATION in I.MIYAKE Asymmetry Tucked Cut Maxi SK
¥30,000
SOLD OUT
今秋たくさんご紹介しているPLANTATION 今秋たくさんご紹介しているスカート どっちの書き出しで始めようか、決められませんでした。 ちなみにスカートの前に括弧で(メンズ着用可能な)と、入れるかどうかも迷いました。 野暮ったいので外しました。 これは93年の秋冬の個体。 バブルの時代、つまりは世界観ぶつけ合いバトルの時代が閉幕して、ソフトエレガンスが台頭したe90's時点でのプランテーション。 もうね、この時代の空気感がそもそもプランテーションと相性良い。 生活着をベースに据えたコンセプトでしょう。 生地へのディープでニッチなアプローチと先進的なカッティングをやり切って円熟してきた頃、次はちょっとソフトに……って。 1番コンセプトに合致するベストタイミング。 生活し易い……つまり動き易くって、尚且つ取り扱いも楽ちんな服、但しそこにイッセイミヤケらしいカッティングエッジ付き。 本当に良い服多いです。 前後にアシンメトリーな大型タックを畳んだデザインのロングスカート。 左半身の布が右半身にグッと乗り上げるこの感じ、普通の和服を着ている姿の下半分を部分的に切り取ってきたようなデザインですね。 そしてスカートだから裾で繋いでいても構造的に変じゃない、という着地。 和服そのまんまのロングワンピース(又はコート)でこれをやると大変だけど、洋服システムならではのセパレートによって成立しています。 生地も勿論良い。 前提として枯れたような侘び寂び感はあるんだけど、秋冬も一枚で大丈夫そうな少し厚めの梳毛ウール。 例によって組織は変な感じ。何織りなのか分かりません。 ネイビーを寂れさせたような静かな色味。 それのほぼマキシレングス。又はミモレ。 例えばスカート履いたことないメンズへもお薦めしやすいバランス。 初めて履くスカートってスースーして寒いですし、ね。 ウエストでかなりの分量が畳まれているので見た目よりも裾幅は広がっていて歩き易いってのもグッドデザイン。 最後に。 このスカート、どこにも縫い目が見当たらない。 なるほど「一枚の布」か、と思いきや深く畳まれたタックの最奥部に縫合線が隠されていました。 なるほど…! イッセイミヤケ社のコンセプトを強調しつつ、洋服の「シームは隠したい」って古典的な美意識とも共鳴してる。 流石です、こうこなくっちゃ。 Made in JAPAN サイズ表記M ウエスト:60-67 レングス:86
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2017S/S FONNESBECH Wrap_Front Technical Design SK
¥19,000
デンマークはコペンハーゲンのフォンネスベックより、面白い構造のスカートを紹介します。 若手の気鋭ブランドみたいな雰囲気出してるんですが、屋号自体は滅茶苦茶昔からある老舗で、2014年に一族六代目のFonnesbech Targalskiによって大きくリブランディングされた背景があります。 なので若手っちゃ若手だし、老舗っちゃ老舗。 どっちの感覚も正解な気がします。変なの。 構築的なラインメイクと、巻きスカートっぽいビジュアル。 これ実際完全に巻きスカートの構造をしているわけではありません。 土台となる台形スカートがあって、その上にレイヤードする形で前見頃が増設されている格好になります。 ウエストを締めるベルトがあり、その下にもう一段重ねられたベルトにてこの前身頃を引き留め、それが斜めに留まるよう意図的に傾けて設計されています。 そうして、あわや身頃が外れて落ちるような不完全性を演出している、、、という感じ。 この布の流れは歩く姿に綺麗な疾走感を持たせてくれますね。 向かい風を颯爽と歩き、布が自然に外向きに靡く様子が最初から製図でデザインされている。 今メンズにもスカートをプッシュしていますが、それってショーツで作る抜け感が欲しいから。 こういう疾走感のあるスカートなんてのは待ち望んでいた完全な代替オプション。 スカートに抵抗の無い方は是非一枚で、そうでなくともウエストに巻くレイヤードアクセサリの感覚でお楽しみください。 巻きスカートっぽいですが実際の土台は全て閉じているのでチラ見えのリスクとかはありません。 Made in Germany サイズ表記36 ウエスト:~70 レングス:53 ちなみにこのレーベルはこの次の年には閉鎖されます。
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1992S/S PLANTATION in ISSEY MIYAKE Cross Front Belted Flare SK
¥32,500
SOLD OUT
92年のプランテーション。 これもイッセイミヤケ社から独立して離れてしまう(96年のこと)前の、オールドレンジ。 今回同時にリリースするパンツと同じ人がデザインもパターンもやってると思います。 共通しているのはフロントのアシンメトリーな「巻き感」と、バックウエストのみに配されたゴムバンドギャザーのディテール。 生地は似ているけど違う。 こっちは綾織り。ギャバジンかなと思うけど、糸の撚りが見慣れたギャバジンよりも甘いし、多分綾の畝目も45°っぽい。 (複雑なパターンなので地の目を正確に追えてる自信が無いのです) しなやかに靡く薄手のソフトサージって感じ。 さて、こちらはなんと言ってもグルカパンツみたいなクロスオーバーベルトがカッコ良い。 綺麗に分量を広げたフレアスカートでこのディテール。 エレガンスとソリッドが綺麗に溶け合った黄金バランスですね。 普通の-言わば見慣れたグルかパンツのウエストと違う点は、左右のベルトが斜めを向いているってところ。 そう、これは縦にストンと落とすためのドレープではなく最初からAラインでのドレープを意図して設計された斜めのフロントクロス。 シルエットのアウトラインだけじゃなく、フロントのドレープすら明確な八の字に流れていくのです。 これが92年の作品ってのが本当に凄い。 ソリッド&エフォートレスのバランスで作るエレガンスは、確かに90年代前半のムードを正確に捉えていながら、しかし20-30年早いんですよ。 だからこそ、安易に組める陳腐なスタイリングに巻き込まれないよう、攻めっ気のある合わせも楽しんでみたくなる。 Made in JAPAN サイズ表記M ウエスト:64-70 レングス:85
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1990's JIL SANDER by J.S. Minimal_Cut Solid Pencil SK
¥22,000
SOLD OUT
出たわね。 本家本物、ジルサンダーによるジルサンダー。 90年代に存在していたJIL SANDER+より、ロングレングスのペンシルスカート。 いや、ペンシルと呼ぶには少し広いか。 ヒップからテーパードすることなく縦に真っ直ぐ落ちていくリーンストレートのシルエット。 そこにかなり深く設計されたバックスリットが入るデザイン。 ここをベントにせずスリットにする選択も嫋やかで素敵ですし、そのスリット根本の縫製仕様も いちいち凝っててたまらない。 地味に珍しい形式のステッチワークだし、その中央にはキッチリ丈夫なバータックが縫われてます。 スリットの根本が裂けちゃうストレスとも、おおよそ無縁ではありませんか。 綺麗なウールに6%のストレッチも入っています。 これだけ丁寧に作ってくれたら、あとは皆様の御品位次第とさせてください。 ヒップポケットは右ヒップにフラップ式をひとつ置くだけ。スラックスみたいですね。 さあ、目に見えるデザインはそれくらいです。 シンプルながら徹底的にハイクオリティに作られたロング・ペンシル。 「ジルサンダーっぽいな」と言葉にするのは楽な事ですが、それでも、特にこういう服は、「本人っぽいな」という意味で「ジルサンダーっぽいな」と思うのです。 Made in ITALY サイズ表記38 ウエスト:68 ヒップ:93 レングス:87 そうそう、今メンズにスカート推してますが、これは余程のことが無い限りレディースです。
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e2000's NEIL BARRETT Asymmetry Cutting Leather SK
¥45,000
やや初期(e00-m00's)のニールバレットより、創意工夫に満ち溢れた素晴らしい濃密ピース。 フロントをランダムに深く折り畳んだユニークな構造のレザースカート。 大きく括ると、フロントを大きなZ字に畳んでいるワンプリーツ構成です。 この大きなZ字プリーツの中に快適な歩行のためのスリット構築と着用のための明きを同時に作ってる。 そしてZ字の前端を留めるのはボタンでもファスナーでもコードでもない、極めてユニークなピンチアジャスター。 凝ったキャップのアジャスターとかに使われている資材ですね。 僕の好きなデザイナーズウェアでも、これをウエストに配置してベルト要らずに仕上げたパンツが幾つか存在します。 そして、このスカートの場合この奥に着用のための明き(スリット)が隠れてます。 着用する時はここのアジャスターをサラッと外すと簡単に脱ぎ履き出来ます。 ウエストを開ける着脱道具であると同時に、服をウエストに沿わせるベルトの役割も兼ねる素晴らしいディテール。 計算式みたいに整然としたシステマチックなデザインの多いニールバレットにおいて、こういうアシンメトリーを前提とした動きのあるデザインはなかなか見掛けません。 本来の几帳面なデザイン感覚に基づいて作られるそれは、他に類を見ない凛としたアグレッシブを宿します。 今めちゃくちゃ欲しい服です。 動きがあって、でも緊張感があって、当たり前のように最高水準の縫製&素材。 ほぼ同時期のレザーカーゴショーツも同時にリリースします。 今期から活躍するボトムス枠として文句無しの白眉でしょう。 ニールらしいスタイル以外にも、色んな世界観でお楽しみください。 Made in ITALY サイズ表記XXS ウエスト:72-65 レングス:56 *10/18加筆 見返し部分に軽微な革の裂けがあります。 構造への影響は無く、着用時にも見えない位置ですがご留意ください。 ¥49000 → ¥45000
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1984's PLANTATION in I.MIYAKE Organic-Woven Wrap Style SK
¥36,000
SOLD OUT
84年、初期のPLANTATIONの仕事。 ジャパニーズ・ツイードとでも呼びましょうか、苔むしたような色味で、殆ど梳き整えられてられていない野暮ったい繊維構成。 野良着か敷物か、ドスンと迫力のある野暮ったいコットンで仕立てられた巻きスカートです。 背中心に接ぎ目があるものの、その他「普通はある位置」にはシーム無し。(脇線とか) 「一枚の布」なるベースコンセプトが非常に強く反映されている(されやすい)アイテムです。 問題はこの巻きスカートを巻いた後々、ベルト無しではずり落ちてしまう程度にウエストが広く設計されている点。 付属の共布ベルトが概ね必須なのです。 これでギュッッと強く縛り結ぶのが大前提。 そうして生まれる大振りなギャザーの瑞々しい迫力たるや、宛ら盆栽のよう。 どんなトップスもタックインしたくなる魔力を秘めています。 シャツもベストも、時には軽いジャケットでさえ飲み込んでしまえそう。 本当にツイードみたいな甘織りですから、それらが大きくズレて崩れてしまわないよう、裏面にはキチンと目の詰んだコットンブロードが仕立てられています。 安心して強く結んでください。 メンズにもレディースにも。 Made in JAPAN サイズ表記M ウエスト:Free (~104) レングス:83 ベルト:210 所々サンフェードがあります。 それらも魅力にして育つ系統の洋服ですが、一応ご留意ください。
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80-90's VTG Color Block Knittnig Long SK
¥15,500
タグ無し。 ハンドメイド品の可能性もあり。 カラフルなニットスクエアをクロシェ編みで繋げたデザイン。 昔の良いお部屋の、タイルを敷き詰める造作みたいで可愛いですね。 ニットなのでボリュームも中々あって、レングスも長めの大迫力デザイン。 ウエストには上手に共生地でウエストコードが通されています。 これがありがたい。 と言うのも、このスカートは結構重たいんですよ。 ニットでこのボリュームですから。 で、この重量をニット素材のキックバックのみでウエストに固定する、となると些か心許ない。 余程キックバックが効いていないとズレ落ちそう。 そんな時、ちゃんと“紐で縛れる仕様”というのは非常に有効です。 そしてそれが前に垂れる時もキチンと可愛くアクセントになるよう、タッセル風の端仕上げがデザインされています。 ウエストがある程度自由なのでタックインしてAラインのサマースタイルを作るにも具合良いですし、長めのコート類と合わせてロングシルエットを堪能するのも楽しいですよね。 夏以外の3シーズン……と言わず、本当にオールシーズン使えちゃうような便利なボトムス。 ウエスト:~76 レングス:101
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L80-90's HAI SP.GEAR Cross-Wrap System SK
¥15,500
SOLD OUT
ETRAK1.5にてご紹介したHAIの、90年代くらいの個体。 この国最高の服飾研究機関KCI(Kyoto Costume Institute)を設立した偉人達による重要なレーベルです。 一枚の大きな布を巻いて纏う感じ。 割と原始的な構造の巻きスカート。 表裏で若干色が違います。 歩いてひらり靡いた時、こういうカラーコントラスト可愛いですよね。 ちなみにこれは生地組成によるもの。 厳密には織りじゃなく編みで作られているニットスカートなんですが、ここでの細かな柄の編み方の妙で色が変わってます。 まぁニットと言えど殆ど伸縮性はありません。 風合いにニットの可愛さはありますが、使い勝手は抜群。 ウエスト端にはテープベルトが生えてて、クロスオーバーの時にテープベルトを通すためのかがり穴も設けられています。 で、ただの一枚布かなと思いきや、一応ウエストダーツとかもちまちま入ってます。 前後分からなくなったらこの辺りをガイドにしてください。 前の重なりはかなり深く設計されていますので、一枚で涼しく履いても軽やかで良いですし、今回みたくパンツレイヤードするのも楽しいです。 同系色のワークパンツとかとても良い。 メンズ/レディース問わずガンガン挑戦してください。 Made in JAPAN サイズ表記M ウエスト:Free レングス:88 141×88の一枚布
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2002S/S Levi's RED Crushed Coating Design Chain_Wrap SK
¥56,000
何でもかんでも 初期 を礼賛するのも なんかこう 【記号】を有り難がってるようで 少し居心地が悪いですよね。 でも少なくともコイツは大丈夫。 初期にしか無い 螺子の外れた尖り方、唯一無二です。 NIKEやLVと同じくらい 世界中で最も広く認知されるブランドのひとつ。 「Levi's」 その名の下に行われた 極めて過激で前衛的なマッドクリエイション。 【Levi's RED】 リッキー・コフがデザインを務めたとされるアヴァンギャルド・ジーンズ。 創設して割とすぐ、2002年の春夏コレクションより マキシレングスのチェーンラップスカートです。 焼け焦げたようなローストブラウンに 染み込みとも塗装とも判別付かない独特のコーティング処理。 一般的なコーティングと同じく、 アタリやクセが如実に出易い加工ですね。 しかし、コーティングと聞いて思い付くデメリットは悉く対処されてる。 変な匂いもない、ベタつきも無い、剥離も無い。 なのに特有のアタリ増幅効果はそのまんま。 良い所しか無い。 強いて言えば 【重い】 とか。 そう、重いんですよこのスカート。 いや、加工のせいかと言うと微妙なとこです。 多かれ少なかれ、この圧倒的なマキシ&フレアのせいでもありましょう。 加えて“チェーン”です。 このスカートのキーディテールのひとつ。 中々の長さで着脱不可のメタルチェーンがくっ付いてるんです。 構造としては「巻きスカート」なんですけれど 巻いた端、端っこからバックウエストまでチェーンが弧を描いてる。 重厚な生地、 ド迫力の生地分量、 そこに更にテクニカルなメタルチェーン使い。 更に更に、チェーンの根本にはまた新しく接合用のレザーループが作成されています。 ご丁寧にリベット補強まで入れて。 捻れ設計のデニムパンツとか、 同じようにチェーンが付いたテーラードジャケットとか、 このシーズンは本当に名作揃いです。 その中でも一際 ビジュアルパワー/レアリティ 共に、抜きん出たモデルではないでしょうか。 細いウエストですが レングスは容赦無くスーパーロング。 さあ履ける方が限られそうですね……。 我こそはというシンデレラ、お待ちしております。 Made in ITALY サイズ表記XS ウエスト:73 レングス:110
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2000A/W TSUMORI CHISATO Curtains-Layered Design SN
¥24,000
シックで大人っぽい生地を使ってるもんだから、その発想の如何にポップでファンシーであるかに中々気付けない。 それこそカーテンがかかっているのです。 - コンサバティブな膝下スカートをベースに、前後に共生地をもう一枚重ねたデザイン。 この重ねた1枚が曲者。 上端をよく見ると、均等に、且つ立体的に寄せられた大きなギャザードレープ。 それにしたって立体的過ぎやしないか。 これじゃまるで……… -そう、これはカーテンのドレーピングです。 厳密に言えば、これはギャザーというより大分量タックの単独インサイドアウト。 こんな大人しいビジュアルなのに、洋服としてかなり革命的な掟破りをぶち込んでる。 流石ツモリチサト・デザイン。 私は同氏の自由で大胆でファンシーな、そして徹底した、独自世界の作り込みが大好きです。 しかし、そのセンスとイッセイミヤケ社の骨組みが奇妙なバランスで入り混じったこういう作品も、それ以上に大好きなのです。 カーテンの奥にはカンガルーポケット。 歩くたび揺れるカーテン。左右前後上下斜め全部盛れる角度。 毎秒シャッターチャンスのアイデア勝ち系デザイン。 メンズもレディースも、ウエストが合う限り果敢にトライしてみてください。 Made in JAPAN サイズ表記2 ウエスト:68 レングス:66
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c00's MOSCHINO C&C Asymmetry Frill Draping Tweed SK
¥12,500
奥行きのあるパープルツイードで仕立てられた、フリルヘムの可愛いスカート。 ツイードの大人っぽい品格を下敷きに、絶妙なバランスで混ぜ込まれるガーリーテイスト。 そのフリルは裾を一周するだけでなく、左側のウエストダーツを起点としたスリットシームに吸い込まれ、局地的にドレスの如き螺旋ドレープを描きます。 裾アウトラインのカーブを追い越して円心状に製図されたカーブフリルパーツは、円形故にバイアスカットを覗かせながら、軽やかに跳ねる。 ツイードアイテムの重苦しさ、コンサバティシティを軽妙に中和するバランス感覚。 プリプリ過ぎても 艶めかし過ぎても 等しくフィットしない。 その中間に位置するこのスカートは、つまりはその両方面のトップスと、付かず離れず、絶妙な噛み合い方を見せてくれるというわけ。 カジュアル過ぎたら締めてくれるし、堅苦しければ和らげてくれる。 ボトムスとして非常にクオリティの高い仕事をしてくれますよ。 Made in ITALY (AEFFE) サイズ表記42 ウエスト:65 ヒップ:90 レングス:56
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MARC JACOBS LOOK Band_Waist Design Long SK
¥27,000
98年から2000年代初頭に掛けて展開されたMJと日本のLook社のブリッジライン Marc Jacobs Look 日本で作られるものと、イタリアで作られるものが混在していました。 今回紹介するスカートはイタリア製の個体。 トロピカルよりも幾分ハリと厚みのある平織りウール生地。 ざっくり括るとサマースーツみたいな生地感。 色は温度感のない無機質なネイビー。 それが無愛想に、ヒップ周りの線も大して拾うことなく、ストンとロングスカートに仕立てられています。 ここだけ見ると90年代のマルジェラみたい。 でもマルジェラとは大きく違うアティテュードデザインがウエストにキラリ。 なんとCalvin Kleinみたいなゴシック体ロゴのゴムバンド。 MARC JACOBS LOOK の羅列。 意外とキッチュ。 世紀末の殺伐とした空気感と、Marcらしいポップな態度とが上手く折衷されたデザイン。 これをロングスカートでやるってのが上手いなと思います。 古着/サラ着関係無く、なかなか出会えないバランス。 左サイドには深いスリットが入ってます。 Made in ITALY サイズ表記38 ウエスト:68 ヒップ:91 レングス:92 スリット:47 (裾からの数値) 後ろ裾スリット端に微細な汚れ
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2001S/S CHLOE by STELLA McCARTNEY Zip_Open Cutting Denim SK
¥19,000
ステラマッカートニーがクロエのデザイナーとして在籍していた時代のコレクション。 若干目付の軽いリジッドデニムで仕立てられたペンシルスカート。 前中心とサイドシームの間、斜め前の位置に配置されたジップがユニークポイント。 これ結構珍しい取付仕様を選んでて面白いですよ。 ジャケットとかのフロントに使われるようなオープンジップを上下逆にして取り付けてるんです。 オープンジップで全部開放出来るってだけじゃなく、ジップの開き加減でスリットを自由に設定出来るのが大きなアドバンテージですね。 ミニスカートは自由の象徴として世に広まりましたから、こうして着る手の自由裁量によって色んな楽しみ方が出来るディテールはシナジー最高。 重苦しいブランドイメージからの脱却を担ったステラのアクティブ・デザイン、見事に炸裂しています。 ちなみに脱ぐ時は毎回このジップを上まで上げて開いて脱ぐ格好になります。 ちょっとめんどくさいかも。 ここで使われてるのはriri社のレインボーエレメントジップ。 これ2010年代前半くらいにやっと市井に出回るようになったイメージなんですが、こんな昔から存在してたんですね。 riri_zip M6 Made in FRANCE サイズ表記36 ウエスト:67 ヒップ:91 レングス:67
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m90's CdG ROBE DE CHAMBRE Garment_Dyed_Lace Wrap SK
¥21,000
コムデギャルソンのカジュアルライン、 ローブドシャンブル。 ギャルソンらしいマスターコードを押さえつつ、比較的デイリーにコーディネートしやすく調整されたライン。 後に(04年)コムコムへその座を明け渡すことになりますが、実は80年代初頭から存在してる古参ライン。 ポリエステル製の丈夫なケミカルレースを丸ごと製品染めしたラップスカート。 ラップスカートっていうか ギャルソンエプロンですね。 ギャルソンの服にギャルソンエプロンとか言うと紛らわしい事この上無い。 フランス語で給仕人用の腰巻きエプロンです。 カフェの人が巻いてるアレです。 総レースなのでレイヤードは必須になります。 ミニスカートとか、ワイドパンツにアクセ感覚で重ねてヒラヒラ靡かせるのも良いですよね。 官能的なレースにドスの効いた深いバーガンディ。 ポケットのみが普通の布帛です。 光沢のあるエステルサテン。 このスカートは簡素なラップ仕様でありながらもちゃんとウエストダーツを正しい位置に入れて、着用時に一番綺麗になる位置ってのを設定しています。 で、その規則正しいダーツワークに紛れて、規則正しくないダーツワークも隠れてるんですよ。 今から言うポイントは本当にギャルソンらしいと言うか、服好きな人間に刺しに来てるな〜と痛感する所。 左右のサイドパートに其々ポケットが配置されてるんですけれど、そこでのウエストダーツがポケットを巻き込んで縫われてるんですよ。 本来のポケットのキャパシティを殺しにかかる反用途的なデザイン。 実際に有効ポケット幅はちょっと狭くなってます。 これ 本当に利便を削ぎに行くパンク・デザインなのか、はたまたポケットにペンポケットを誂えるためのダーツワークなのか分かんないんですよ。 robe de chambre ですよ どっちも50:50でありそうじゃないですか? こういう 作り手の得体の知れなさがちゃんと宿ってるスカート。 デザイナーズはこう来なくっちゃね。 ちなみにポケットの裏面には端補強でもう一枚小さなレースパーツが重ねられてます。 ビジュアル先攻にならない、こういう細かい使用も素晴らしい。 Made in Japan サイズ表記- ウエスト:F (~108+紐) レングス:85
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Y's Back_Pleats Design Trapezium_Silhouette SK
¥12,500
やっぱりカッティングの人です。 ぱっと見ベーシックな台形スカート。 お決まりの薄い強撚ウールギャバでシンプルに……じゃないんですよ。 バックウエストのダーツ位置でプリーツスカートに切り替わり、本来のサイドシームは消失してダーツで癖取りするだけ。 ヴィンテージのパンツでたまに見かける「巻き縫い」って呼ばれる構成選定で組んでます。 これ何がニクいかって 【プリーツへの移行】にサイドシームで取りたかった切り替え線を紛れ込ませてるんですよね。 どこかで切り替え線入れられないと、生地巾の問題でパーツ取れませんからね……。 カッティングの妙は勿論のこと 意地悪なミスディレクションが上手過ぎ。 これと並行して “後ろ全部じゃなく後中心部分だけを畳む”ことで ビクトリア時代のバッスルスタイルの名残も香らせてくる。 上手だなと思いますが、これら全部伝わらなくとも、そもそもビジュアルでカッコ良いんだから凄いです。 モード関係ない普通のカジュアルに混ぜてピリッと効かせたり、緩めのテーラードと合わせて足元ブーツ、みたいな献立にベストマッチ。 Made in JAPAN サイズ表記- ウエスト:65 レングス:56
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