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c00's MOSCHINO C&C Asymmetry Frill Draping Tweed SK
¥12,500
奥行きのあるパープルツイードで仕立てられた、フリルヘムの可愛いスカート。 ツイードの大人っぽい品格を下敷きに、絶妙なバランスで混ぜ込まれるガーリーテイスト。 そのフリルは裾を一周するだけでなく、左側のウエストダーツを起点としたスリットシームに吸い込まれ、局地的にドレスの如き螺旋ドレープを描きます。 裾アウトラインのカーブを追い越して円心状に製図されたカーブフリルパーツは、円形故にバイアスカットを覗かせながら、軽やかに跳ねる。 ツイードアイテムの重苦しさ、コンサバティシティを軽妙に中和するバランス感覚。 プリプリ過ぎても 艶めかし過ぎても 等しくフィットしない。 その中間に位置するこのスカートは、つまりはその両方面のトップスと、付かず離れず、絶妙な噛み合い方を見せてくれるというわけ。 カジュアル過ぎたら締めてくれるし、堅苦しければ和らげてくれる。 ボトムスとして非常にクオリティの高い仕事をしてくれますよ。 Made in ITALY (AEFFE) サイズ表記42 ウエスト:65 ヒップ:90 レングス:56
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MARC JACOBS LOOK Band_Waist Design Long SK
¥27,000
98年から2000年代初頭に掛けて展開されたMJと日本のLook社のブリッジライン Marc Jacobs Look 日本で作られるものと、イタリアで作られるものが混在していました。 今回紹介するスカートはイタリア製の個体。 トロピカルよりも幾分ハリと厚みのある平織りウール生地。 ざっくり括るとサマースーツみたいな生地感。 色は温度感のない無機質なネイビー。 それが無愛想に、ヒップ周りの線も大して拾うことなく、ストンとロングスカートに仕立てられています。 ここだけ見ると90年代のマルジェラみたい。 でもマルジェラとは大きく違うアティテュードデザインがウエストにキラリ。 なんとCalvin Kleinみたいなゴシック体ロゴのゴムバンド。 MARC JACOBS LOOK の羅列。 意外とキッチュ。 世紀末の殺伐とした空気感と、Marcらしいポップな態度とが上手く折衷されたデザイン。 これをロングスカートでやるってのが上手いなと思います。 古着/サラ着関係無く、なかなか出会えないバランス。 左サイドには深いスリットが入ってます。 Made in ITALY サイズ表記38 ウエスト:68 ヒップ:91 レングス:92 スリット:47 (裾からの数値) 後ろ裾スリット端に微細な汚れ
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2001S/S CHLOE by STELLA McCARTNEY Zip_Open Cutting Denim SK
¥19,000
ステラマッカートニーがクロエのデザイナーとして在籍していた時代のコレクション。 若干目付の軽いリジッドデニムで仕立てられたペンシルスカート。 前中心とサイドシームの間、斜め前の位置に配置されたジップがユニークポイント。 これ結構珍しい取付仕様を選んでて面白いですよ。 ジャケットとかのフロントに使われるようなオープンジップを上下逆にして取り付けてるんです。 オープンジップで全部開放出来るってだけじゃなく、ジップの開き加減でスリットを自由に設定出来るのが大きなアドバンテージですね。 ミニスカートは自由の象徴として世に広まりましたから、こうして着る手の自由裁量によって色んな楽しみ方が出来るディテールはシナジー最高。 重苦しいブランドイメージからの脱却を担ったステラのアクティブ・デザイン、見事に炸裂しています。 ちなみに脱ぐ時は毎回このジップを上まで上げて開いて脱ぐ格好になります。 ちょっとめんどくさいかも。 ここで使われてるのはriri社のレインボーエレメントジップ。 これ2010年代前半くらいにやっと市井に出回るようになったイメージなんですが、こんな昔から存在してたんですね。 riri_zip M6 Made in FRANCE サイズ表記36 ウエスト:67 ヒップ:91 レングス:67
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m90's CdG ROBE DE CHAMBRE Garment_Dyed_Lace Wrap SK
¥21,000
コムデギャルソンのカジュアルライン、 ローブドシャンブル。 ギャルソンらしいマスターコードを押さえつつ、比較的デイリーにコーディネートしやすく調整されたライン。 後に(04年)コムコムへその座を明け渡すことになりますが、実は80年代初頭から存在してる古参ライン。 ポリエステル製の丈夫なケミカルレースを丸ごと製品染めしたラップスカート。 ラップスカートっていうか ギャルソンエプロンですね。 ギャルソンの服にギャルソンエプロンとか言うと紛らわしい事この上無い。 フランス語で給仕人用の腰巻きエプロンです。 カフェの人が巻いてるアレです。 総レースなのでレイヤードは必須になります。 ミニスカートとか、ワイドパンツにアクセ感覚で重ねてヒラヒラ靡かせるのも良いですよね。 官能的なレースにドスの効いた深いバーガンディ。 ポケットのみが普通の布帛です。 光沢のあるエステルサテン。 このスカートは簡素なラップ仕様でありながらもちゃんとウエストダーツを正しい位置に入れて、着用時に一番綺麗になる位置ってのを設定しています。 で、その規則正しいダーツワークに紛れて、規則正しくないダーツワークも隠れてるんですよ。 今から言うポイントは本当にギャルソンらしいと言うか、服好きな人間に刺しに来てるな〜と痛感する所。 左右のサイドパートに其々ポケットが配置されてるんですけれど、そこでのウエストダーツがポケットを巻き込んで縫われてるんですよ。 本来のポケットのキャパシティを殺しにかかる反用途的なデザイン。 実際に有効ポケット幅はちょっと狭くなってます。 これ 本当に利便を削ぎに行くパンク・デザインなのか、はたまたポケットにペンポケットを誂えるためのダーツワークなのか分かんないんですよ。 robe de chambre ですよ どっちも50:50でありそうじゃないですか? こういう 作り手の得体の知れなさがちゃんと宿ってるスカート。 デザイナーズはこう来なくっちゃね。 ちなみにポケットの裏面には端補強でもう一枚小さなレースパーツが重ねられてます。 ビジュアル先攻にならない、こういう細かい使用も素晴らしい。 Made in Japan サイズ表記- ウエスト:F (~108+紐) レングス:85
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Y's Back_Pleats Design Trapezium_Silhouette SK
¥12,500
やっぱりカッティングの人です。 ぱっと見ベーシックな台形スカート。 お決まりの薄い強撚ウールギャバでシンプルに……じゃないんですよ。 バックウエストのダーツ位置でプリーツスカートに切り替わり、本来のサイドシームは消失してダーツで癖取りするだけ。 ヴィンテージのパンツでたまに見かける「巻き縫い」って呼ばれる構成選定で組んでます。 これ何がニクいかって 【プリーツへの移行】にサイドシームで取りたかった切り替え線を紛れ込ませてるんですよね。 どこかで切り替え線入れられないと、生地巾の問題でパーツ取れませんからね……。 カッティングの妙は勿論のこと 意地悪なミスディレクションが上手過ぎ。 これと並行して “後ろ全部じゃなく後中心部分だけを畳む”ことで ビクトリア時代のバッスルスタイルの名残も香らせてくる。 上手だなと思いますが、これら全部伝わらなくとも、そもそもビジュアルでカッコ良いんだから凄いです。 モード関係ない普通のカジュアルに混ぜてピリッと効かせたり、緩めのテーラードと合わせて足元ブーツ、みたいな献立にベストマッチ。 Made in JAPAN サイズ表記- ウエスト:65 レングス:56
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JIL SANDER (VTG) Neutral Grey Minimal Cutting SK
¥14,000
キンキンに研ぎ澄まされたミニマリスム。 このベクトルはやっぱりこのレーベルが本当に強いです。 ニュートラルの頂点みたいなノーブルグレーで仕立てられたシンプルなペンシルスカート。 ジルサンダーはこういう服にこそ真価が宿ってます。 小さいけど新しい 目立たないけど独創的 そんなディテールが隠れてる。 このスカートの場合は後ろのセンターベントです。 みんなここはスリットか、それこそ普通のベント仕立てで少し開けるんですけれど、この人はここを捻る。 《ベントをタック化》してる。 途轍もなく地味。 でも確かに新しいディテール開拓。 この手のスカートの定番雛形を表面上で踏みながら、その裏でコッソリ繋いで製図。 ノーベントのフォーマリスムを リアルクローズの範囲内ギリギリで主張するようなデザイン。 そろそろこうしたコンパクトなバランスのスカートにも日が当てられそうです。 ショートレングス/クロップドレングスの流れに合わせた上で引き算要素として輝くサイレント・ラグジュアリー。 Made in ITALY サイズ表記34 ウエスト:64 ヒップ:89 レングス:57 PRADA社買収前のタグフォーマットなのに サンフレールじゃなくジルサンダージャパンの代理店表記。 その両判断材料の極狭い狭間。 2000年に設立された ジルサンダージャパン(株) が取り扱って、尚且つPRADAタグではない…という一瞬のピンポイント条件。 (これ株の位置で別の会社ですから注意してください)
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ALESSANDRO DELL'ACQUA Side_Line Switched Dress Skirt
¥15,000
デラクアのカッティングエッジ。 ドレスパンツのようにサテンの側章が入れられたペンシルスカート。 その側章切替を基点に両サイドにスリットが入ってます。 シルエットこそタイトですが、ある程度の歩き易さは確保された仕様。 さあこのスカートの価値はウエスト周りのカッティングアイデアの煌めきにあります。 フロントベルトループを起点に放射状に畳まれた2本のダーツ。 この「放射状に」って所が先ず奇抜。 フロントの複数ダーツ/タックがウエスト上の一点を起点にすることは基本的に無いから。 もっと平行にバランス良く配置されるのが定石。 そしてこの2本のダーツは、実は片方はダーツじゃない。 ダーツの途中から縫い止めて畳み分を放出するタックに変身。 で、もう片方は真面目にタックを演じてるのかというとそれもまた違う。 こっちも曲者でした。 だってダーツなのにカーブしてるんだもん。 ダーツって基本的に直線です。 曲げると製図と縫製の難易度が跳ね上がってしまいます。 こういう部分を実現出来ちゃう辺りでレーベルとしての実力が見える。 さて それら全てのカッティングラインに並走してるステッチがあります。 お気づきでしょうか。見えづらいですよね。 これはテーラーメイドのフォーマルウェアに多くみられる星留めステッチ。 縫い代を押さえるステッチの一種ですが、そのステッチが表面には最低限の粒状にしか見えてこないことから、それを星に准えて星留めと呼ばれます。 この丁寧な下ハモで奇天烈なカッティングラインは静かに強調されます。 ミニマルな美意識と尊い職人芸によって織り成される素晴らしいデイリーウェア。 これぞプレタポルテのクオリティ。 Made in ITALY サイズ表記38 ウエスト:60 ヒップ:84 レングス:65
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ZUCCA Gathered Design Indigo_Dyed Nylon SK
¥16,000
インディゴで染められた美しいディープブルー。 派手に寄せられたウエストギャザーがその深さを陰影で強調してくれる。 ナチュラル×リラックス って感じで、現代のナチュラル嗜好における記号を詰め込んだ感じのビジュアル。 でもZUCCAはそんなことしない。 《この生地はナイロンです。》 これだけで一気に話が変わってくる。 どれだけ取り繕っても土台がケミカル。 このバランスというか、悪戯心に満ちた裏切りが気持ち良い。 そしてサイドシームに強く寄せられたパッカリングもこれまた同じ理由でニクい。 ワークウェア顔負けの歪み。 丁寧な暮らしの中にアメカジ由来の骨太な美意識。 ウエストはゴム&ドローコードのユニバーサルな仕様ですから男女問わず、体型問わずお楽しみいただけます。 ここもトップスをインした時更にハイウエストに映えるよう、ウエスト端から少し下げた位置に紐を通してるんでスタイルアップ効果抜群。 スタイルアップ効果とか、あまり文字にして使わないようにしてますが普通にあった方が良いですからね。 メンズもトライし易い一着かなと。 Made in CHINA サイズ表記M ウエスト:fred レングス:74
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90's MASAKI MATSUSHIMA Crazy Waist Cutting Layered SK
¥14,000
尖に尖ったカッティングエッジ。 作者はマサキマツシマ。流石。 ペンシルスカートというアイテムにて腰回りの彫刻で必要となるダーツ仕事を全部丁寧に踏んだ上で、このハジケっぷり。 鋭角の嵌め込み部分なんかは特に縫製士の腕の見せ所ですが、見事に御手本クオリティを叩き出しています。 裾はアシンメトリーな位置関係でスラッシュスリットが入って、そのリズムに合わせたシアーライニングがハモってくる構成。 右腰見てくださいよ。 部分的にコルセットになろうと手を伸ばしてる。 これでもかと効かされたマサキマツシマ節。 モノクロ写真に映える都会的なアヴァンギャルド。 美術館行きたくなる服。 これだけ真っ向勝負されるとあんまりハズすのも気乗りしませんね。 シリアスな空気感をキープしてミックスを楽しみたいかなと、個人的にはですが思うところ。 ウエスト入る女性は是非。 Made in JAPAN サイズ表記2 ウエスト:66 ヒップ:91 レングス:69+α
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1999S/S ZUCCA Deconstructed Waist Design Denim SK
¥11,000
世紀末のZUCCAです。 オーセンティックなインディゴデニムで作る 飄々とした脱構築。 このスカート、前側はウエストベルト位置に見返しステッチがあるんですよ。 普通の見た目ですよね。 でも後ろはそのステッチが消えてるんです。 これ、背面は見返しを無くしたのかな? って思うでしょう。 でも見返しは無くなってない。 その代わり、 なんと縫い留めるのを中止してる。 見返しあるのに縫い止めずに“ふらし”でリリース。 同時にヒップに入ったウエストダーツもウエスト端でリリース。 最後まで縫わない。 だからウエスト背面、滅茶苦茶変な余り方をします。 多分、ふらしてる分全部表に出してユニークなドレープを組んであげるのが正解だと思います。 シンプルながら他に無い独創的な遊び心。 【半脱構築】って感じ。 アントワープデザイナーの服みたい。 このアイデアを目立たせるために、シンプルなペンシルスカートを舞台に選んだのかもしれませんね。 あと、バックウエストの縫われていない裏面にブランドネームとシーズンメッセージがプリントされてるんですよ。 位置設定のセンス最高過ぎませんか。 絶対トップスはインして履きたい。 Made in JAPAN サイズ表記M ウエスト:74 ヒップ:91 レングス:62
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e00's MARC JACOBS Cut_Out Hem Design Side Line SH
¥14,000
ルック社取扱、かなり初期のMJより。 今期の大本命、ボトムスレイヤードにて大活躍するであろうミニレングスのスカート。 やや厚手のチノクロスに、エメラルドグリーンのサイドライン。 定番色と非定番色。 良いコントラスト。 それらを裾でバツっと断ち切ったようなカットアウトヘム。 この人らしい意外性を持たせたニューグランジ。 でもミシンで一周ステッチ入れて、最低限の解れ防止線は入れられてます。 さて この個体の一番のポイントはサイズ感。 レディースですけど、 レディースには些か大きいんです。 デザイン的に、定番チノパンツの雛形を強調してるのでしょう、前合わせも左上。 こうなると、多少分厚いインナー……例えばスウェットやセーターなんかも、果敢にタックインして遊べそう。 そして何より、ボトムスレイヤードがし易い。 このカットアウトのディテールも、 サイドラインのアクセントも、 トップスの裾から覗かせるに最高の条件群。 このミニ丈じゃなきゃ作れないバランス。 似た生地のチノパンツで合わせるのもきっと可愛いでしょう。 今回のスタイルサンプルは王道にオーバーサイズテーラードで組んじゃってますが、どうか御イマジネーションの侭に。 男女問わずお薦めです。 Made in CHINA サイズ表記6 ウエスト:77 レングス:37
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90's SPORTMAX Relief Full Pattern Design Slim Shape SK
¥15,000
プレタポルテにおける コートメーカーの金字塔、Maxmara。 そのMaxmaraより よりカジュアルでバリエーションに満ちたファッションを提案するべく派生したカジュアルレーベル、SPORTMAX。 カジュアルレーベルと言っても コートに100万付くようなハイソサエティから見たカジュアル、というだけですから別段、安っぽくも本当にカジュアルでもないのですけれどね……。 ですから、こんなスリムシルエットのスカートがカジュアルラインから出て来る。 何処がカジュアルだと言うのか。 多分、スリットでしょうね。 大股で歩ける=カジュアル そういう事なんだと思います。 そんな水準から出てくるクリエイションですから、当たり前のように素晴らしいクオリティです。 向こうの透けるシースルーのナイロンキュプラは、透過性だけでなく角度によって柄が浮き出るレリーフパターンも兼備。 足捌き次第で出たり隠れたりするこのラメ混じりのオリエンタルパターン、その美しいこと。 タイトフィットでこそ真価を発揮する生地ですね。 日差しが強くなる夏はそれだけで憂鬱ですけれど、その強い陽射しによってこそ輝く洋服があると考えれば、少しはポジティブに楽しめそうじゃありませんか。 クタクタの古着Teeをもバチっとドレスアップしてくれるクオリティ。 夏だけと言わず、真冬以外まではカバーしてくれると思います。 Made in ITALY サイズ表記38 ウエスト:61 ヒップ:92 レングス:93
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c90's GFF Deep_Bent Cutting Design Wrap SK
¥16,000
【巻きスカート】ってのは 巻きスカートである以上、 右か左、どっちかが前に重なります。 ここは絶対に左右非対称。 シンメトリーは叶わない。 このアシンメトリーなリズム感にこそ、 【巻きスカート】というアイテムの魅力を強く感じています。 このジャンフランコフェレ(GFF)のスカートは、それらをキュピンと見透かしたかのようなビジュアルデザイン。 見ていきましょう。 上品なブラックのウールフランネル。 静謐なやつ。 レディースなので右前。 右側が前に重なる構成なんですが、そうなると左身頃はちょっと狭くなり、右身頃には大きなスペースが生まれます。 そのスペースに、ドレス感とは真逆の大きなパッチポケットをドカンと配置。 ミリタリーっぽい五角形フラップ付き。 しかしポケット底は丸角の丁寧で可愛い仕様。 こういうところの丸っこいカーブは 縫製が中々に大変。 しかもステッチの目立つエッジステッチ仕様で乗っけてる。 変な話、テーラードジャケットみたいに中縫いするほうがボロが出なくて安全なんですよね。 やっぱりその点フェレは流石としか言いようがない。 それだけでも充分に素敵なスリークスカートなんですが、御大もう一癖下さってます。 それはバックベント。 これまたセンターバックから大きく横にズラした位置に、滅茶苦茶スタートの早いディープベントがデザインされています。 (スリットじゃないよ) フロントのアシンメトリーと連動する、歩いた時に真価が炸裂するディテール。 そうなれば待ってましたとばかりに生地のクオリティがものを言う。 ウエストちょっと細いですが 是非トライしてみてください。 Made in ITALY サイズ表記40 ウエスト:60 レングス:66
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JOE CASELY HAYFORD Spangle Organdie Layered Design SK
¥16,000
【向こうが透けるような極薄のオーガンジー。 それにスパングルを縫い付けて柄を作って、 裏地と同じ生地をレイヤード。】 この括弧内が前身頃の表地です。 これだけ手の込んだファブリックデザインを仕込んでおいて、後ろ身頃は至極シンプルな【グレーのウールフランネル】! それらをシンプルに前/後でドッキングしたセミタイトスカートです。 正にインド洋 違う、陰と陽。 攻めと守り。 アヴァンギャルドとコンサバティブ。 「二面性」なる概念を洋服に纏わせる際の 最も簡単な手口のひとつですね。 そしてこれらと別で裏地スカート。 (前身が透ける心配はありません) 【膝丈のセミタイトスカート】 ってのがそもそもある程度コンサバティブなんですが、そのコンサバイメージを力強く蹴り飛ばす研ぎ澄まされたユニークセンス。 クールブリタニアのムーブメントの旗手にして、U.K.のレジェンドデザイナー 【JOE CASELY HAYFORD】より。 -あなたのインスピレーション源は? -ロンドンの狂気と正気。そして未来。様々な文化の破片がぶつかって生まれる爆発に興味があるんです。 生前のi-Dからのインタビューからの抜粋です。 ロンドンの狂気と正気。 凄い言葉。それを本当にハッキリと感じていた人間からでないと出てこない言葉選びでしょう。 彼のデザインの隣に添える文としてこの上無くしっくり馴染む。 キャリア初期では見習いとして腕を磨いたスーツの聖地サヴィル・ロウに、晩年は同エリア指折りの名門Gieves&Hawksのクリエイティブディレクターとしてカムバック。 なんとも胸が熱くなるサクセスストーリーを持つレジェンドデザイナーです。 紳士服のの構造と文脈を知り尽くした人間による レディースクリエイション。 Made in U.K. サイズ表記10 ウエスト:66 ヒップ:90 レングス:62
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90-e00's SONIA RYKIEL Full_Knit Pleats SK
¥18,000
厚手コットンニットで編み立てられた ニットのプリーツスカートです。 ニットの編み方で巧みに 「プリーツスカート」が作り上げられてます。 これは普通の布帛(布地)を熱や薬品で固定しているのとは違って、ニットそのものに蛇腹構造を作っているので凡そ永久的なプリーツです。 ボディもウエストも、全部完全にニットで出来ているのでウエストも結構ストレッチが利きます。 なので、それこそベアトップみたいに胸まで上げての着用も原理的には一応可能です。 そんなストレッチのおかげで適切にスリムフィットしたウエスト&ヒップから、裾に掛けて控えめに広がるフレアシルエット。 これはニットの重みとか、蛇腹構造の持つ大人しさによって控えめに見えていますが、歩けば一転。 待ってましたと言わんばかりにビュンビュン靡きます。 さあそんな美しいビジュアルに惚れ惚れしながら1日過ごし、帰宅後クローゼットに収める時くらいに気付く。 このスカートには 微かに Vのラインが隠れてる。 前述した蛇腹構造に 極小のひねり編みが隠されてる。 そして引いてみて見ると、 なんとそれらはVの字に並んでいるじゃありませんか。 滅茶苦茶控えめなスペシャルテクニック。 誰だこんな意地悪な遊びを考え出せるのは……。 ニットの女王 【SONIA RYKIEL】でした。納得。 どうりで、 コットンという素材選定なのに あまりに滑らかで目の詰まった美しいテキスタイルだと思いましたよ。 「ウールじゃないの???」 ってびっくりしたんですから。 おおよそ90~00初頭くらいの ユーロオリジナルピース。 春夏秋冬いつでも使える優等生。 合わせやすさも抜群です。 身長も選びませんしね。 Made in ITALY サイズ表記38 ウエスト:58-72 レングス:88
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80-90's FLORIO Flat_Waist Design Pleats Knit SK
¥11,000
80年代くらいのイタリアヴィンテージ。 膝下ミドルレングスのプリーツスカート。 一切全部をニットで仕上げ切った ストロングスタイル。 プリーツ風ではなく ちゃんと全部畳んで 分厚くなった縫い代もちゃんとニットで包んでます。 素材も目の詰まったハイゲージのバージンウール。 手触りも重みも良い感じ。 そして色味も良いです。 この時代ならではの 落ち着いたスモーキーセージ。 この色味は何周か回ってまた今可愛く映ります。 (いや、普通にずっと可愛いか?) 現行の服とも、いやなんならどんな服とでも、 違和感無くナチュラルに馴染ませられそう。 時代に反して、汎用性の高いビジュアルです。 このスカートの何がいいって ウエストもレングスも、 ある程度融通が利くところじゃないでしょうか。 ウエストで融通が利くのは、 まあニットなので分かりますよね。 ストレッチが効くということ。 レングスで融通? というのも、 これスカートではあるんですけれど 極論、着方によってはベアトップになるんです。 ウエストをバストラインまで引っ張り上げても どこも破綻しない。 ちょっとハイウエストで履いたり ローライズの日があったり……。 その日のスカートレングスを コーディネートに合わせて かなり自由に設定できるということ。 元よりビジュアル面での汎用性が高い上に こんな風に自由な調整が効くとなれば いよいよ毎日履いてしまえますね……。 Made in ITALY サイズ表記44 ウエスト:64(~72) レングス:66
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YUMA KOSHINO Full Graphics Design Ex_Flared Long SK
¥12,500
小篠三姉妹の三女 YUMA KOSHINO氏のシグネチャーブランド。 フワッと大きくフレア展開されたマキシレングスのロングスカートです。 淡い朱色に格子状のバイアスチェック柄。 そこにインパクトのあるグラフィックをレイヤード。 このグラフィックは蓮華モチーフかな。 シノワズリとはまた違ったチャイナテイスト、 何処か仏教のムードも香る柄デザインです。 全然関係無いテイストと適当っぽく合わせて 「あれ?意外と良い感じに合うじゃん!」 の感じをお楽しみください。 説明ふわっとし過ぎ? それこそ 今回のスタジャン合わせとか凄くお薦めです。 黒のマキシとか ミニ&ロングブーツの合わせとかの “定番が周知されてるスタイリング”でこそ輝く。 意外性100%で突撃しましょう。 生地が軽いので 歩いた時や風が吹かれた時、 とても優美にはためいてくれます。 Made in JAPAN サイズ表記38 ウエスト:66 レングス:88
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2002S/S Levi's RED Crushed Coating Design Chain_Wrap SK
¥56,000
何でもかんでも 初期 を礼賛するのも なんかこう 【記号】を有り難がってるようで 少し居心地が悪いですよね。 でも少なくともコイツは大丈夫。 初期にしか無い 螺子の外れた尖り方、唯一無二です。 NIKEやLVと同じくらい 世界中で最も広く認知されるブランドのひとつ。 「Levi's」 その名の下に行われた 極めて過激で前衛的なマッドクリエイション。 【Levi's RED】 リッキー・コフがデザインを務めたとされるアヴァンギャルド・ジーンズ。 創設して割とすぐ、2002年の春夏コレクションより マキシレングスのチェーンラップスカートです。 焼け焦げたようなローストブラウンに 染み込みとも塗装とも判別付かない独特のコーティング処理。 一般的なコーティングと同じく、 アタリやクセが如実に出易い加工ですね。 しかし、コーティングと聞いて思い付くデメリットは悉く対処されてる。 変な匂いもない、ベタつきも無い、剥離も無い。 なのに特有のアタリ増幅効果はそのまんま。 良い所しか無い。 強いて言えば 【重い】 とか。 そう、重いんですよこのスカート。 いや、加工のせいかと言うと微妙なとこです。 多かれ少なかれ、この圧倒的なマキシ&フレアのせいでもありましょう。 加えて“チェーン”です。 このスカートのキーディテールのひとつ。 中々の長さで着脱不可のメタルチェーンがくっ付いてるんです。 構造としては「巻きスカート」なんですけれど 巻いた端、端っこからバックウエストまでチェーンが弧を描いてる。 重厚な生地、 ド迫力の生地分量、 そこに更にテクニカルなメタルチェーン使い。 更に更に、チェーンの根本にはまた新しく接合用のレザーループが作成されています。 ご丁寧にリベット補強まで入れて。 捻れ設計のデニムパンツとか、 同じようにチェーンが付いたテーラードジャケットとか、 このシーズンは本当に名作揃いです。 その中でも一際 ビジュアルパワー/レアリティ 共に、抜きん出たモデルではないでしょうか。 細いウエストですが レングスは容赦無くスーパーロング。 さあ履ける方が限られそうですね……。 我こそはというシンデレラ、お待ちしております。 Made in ITALY サイズ表記XS ウエスト:73 レングス:110
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MOSCHINO C&C Bias_Hem Design Tight Fit Knit SK
¥7,500
斜めにジグザグとシームを走らせた、タイトフィットのニットスカート。 真っ黒のクールなビジュアルと、裾にちょっぴりフレアドレープの遊びを効かせた茶目っ気。 21世紀入ってからのモスキーノです。 ニットとは言えど、裏地(勿論ストレッチ)も付いてますし、アセテートナイロンのテロっとした生地感ですから、あんまりこう、「ぬくもり感」とか「ほっこり感」みたいなのは無いです。 大人のめの洗練されたハイエンドニットって感じ。 このスカート、裾部分のフレアドレープパーツだけバイアスカットで裁断されてるんです。 ニット生地には既にストレッチ性がありますから、このバイアスの狙いはズバリ【最高に美しい落ち感】となります。 フィット感向上ではない、バイアスカットが持つもう一つのアドバンテージ。 ビジュアルはシンプルですが、そのクオリティは作り手達の熱量のもと研ぎ澄まされていますね。 定価はそれこそ大人が買うような値段。 で、遊びの効いた黒のタイトスカート。 現代ではオールオケージョンではあるものの、多少はナイトシーンを想定したアイテムでしょう。 裾のフレアドレープならいざ知らず、薄暗い中で黒スカートに入った斜めのシームなんてほぼ見えません。 であるにも関わらずそこに拘れることの豊かさ。 ディテールとアイテムシーンから浮かんでくる、ハイブランドとしての作り手の姿勢。 Made in ITALY (AEFFE) サイズ表記38 ウエスト:64 レングス:62
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MARTIN MARGIELA ① by MISS DEANNA Minimal Knit SK
¥20,000
オールドの白タグ。 暗いチャコールグレーをベースに、ほんのりメランジがかったミックス系の色味。 一見した印象通りのプレーンでフラットな色味なのですが、ささやかな色味の奥行き、裾部分のごく控えめな(キックバックすら無いほどの)リブニット編み変えなど、「その細かいこだわり、誰に刺さるのか」なんて思われかねない程のさり気無い仕事。 しかしこれが刺さったのがこの国。 日本。 Made in ITALY サイズ表記M ウエスト:66 レングス:68
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GOMME Soft_Asymmetry Design Easy_Waist Sheer SK
¥11,000
90年代のモードシーンを暗く華やかに彩った東京レーベル、GOMME(ゴム)。 ’89年までワイズ社に在籍していた真木デザイナーが退社と同時に立ち上げたレーベル。 完全レイヤード用、極薄メッシュネットで仕立てられたスカートのご紹介です。 幅広い方にレイヤードをお楽しみいただけるゴムウエスト。 デニムの上から重ねるも良し、ミニマルなスカートをペチコート扱いとしてレイヤードするも良し。 この上からワンピースを重ねて裾部分のフロッキープリントをアクセントとして効かせるのも面白い。 夏場、この使い方が涼しくっておすすめ。 で、このスカート平置きしてようやく気付いたんですが さり気なくアシンメトリーに設計されてるじゃありませんか。 ここの匙加減、滅茶苦茶素敵ですね。 形自体は一歩一歩に連れ添って優雅に靡くフレアスカートですから、こうした“ソフトアシンメトリー”が作る小さな変則リズムは唯一無二の楽しさをスタイルに重ねてくれます。 これスカートってよりアクセサリーですね。 いつでも使えると思います。 Made in JAPAN サイズ表記M ウエスト:60-70 レングス:80
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e2000's JIL SANDER Irregular Pleats Design Sheer Wool SK
¥12,500
左サイドだけドレープ大爆発。 ファンタスティックなアシンメトリーが光るイレギュラー・トラぺラーズ。 そう、左辺だけがドレープに歪む、狂った台形。 かなりオーバーに展開されたそのボリュームに隠れて、ウエスト周りにもアシンメトリーな意匠。 これもまたユニークなんです。 真っ黒ってどうも写しにくいんですが……。 左フロントにだけ不規則なプリーツ。 そのプリーツの固定なんかの意味があるのかな。 「ボーン」が入ってます。 プレタポルテでボーン入ってる服、なかなか無いですよね。 鯨の髭みたいな硬くて太いコードを、そのボーン専用の袋パーツに入れてウエストに搭載。 ほんと説明が難しいです、願わくば手に取って楽しんでもらえたらなぁなんて。 ポップアップには持って行きます。 ミラン・ヴクミロビッチか、ジルサンダー女史の2回目か……。 常識破りのアヴァンギャルドな素材使いが炸裂していた時期の個体です。 ウール感ゼロですが、一応ウールです。 やや強撚、でも打ち込みは弱め。 裏地必須の、透け感のあるマテリアルデザイン。 その辺の使いやすさ無視してでも美学を貫くのがジルサンダー。 切れ味が凄まじいや……。 Made in ITALY サイズ表記34 ウエスト:68 レングス:65
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CEDRIC CHARLIER Asymmetry_Cut Layered Design SK
¥12,000
ベルギー生まれのデザイナー セドリック・シャルリエによるシグネチャーレーベル。 ベルギー生まれとくればアントワープなのかと思う所、この方はラ・カンブルの出身。 現サンローランのアンソニー・ヴァカレロやオリヴィエ・ティスケンス、ザヴィエル・デルクールなど、錚々たる才能を輩出したアートスクールです。 アントワープ王立芸術学院と双璧をなす存在でありながらも、授業は完全フランス語なので日本での知名度はあまり無いそうな。 CélineやLanvinでキャリアを積んだのち、Cacharelのヘッドデザイナーを4年勤めた経歴の持ち主。 リズム感に満ちた配色、抽象的なラインメイク、そしてトキントキンに洗練されたミニマムデザイン。 現代的なソフィスティケートをこれでもかと体現するモダンラグジュアリー。 分かりやすく言うと、このレーベルの服は美術館に着て行きたくなる。 3段重ねのレイヤードスカート。 1枚目には深いサイドスリット。 そのサイドスリットから、2枚目/3枚目の変則カットが生むドレープが覗くという構造。 スリットからわざわざはみ出すようにドレープ分を延ばし繋げたようなカット。 前に出過ぎないユニークアイデア。 で、このスカート バックヒップにダーツが5本入ってます。 5ダーツデザイン。 勿論これは左右合わせて5本、という意味なのですが…… そう、センターバックをシームにせず、ダーツにとどめてるんです。 これがかなり珍しい。 やっぱり真ん中にシームを入れない方が全体のドレープは綺麗に仕上がりますからね。 少しの裁断効率を犠牲にしてでも美しさを取るタイプ。 (どっちが高尚とかは無いよね) ひねくれたマインドとの上手な付き合いも手慣れてきて、[大人]として軽やかに生きていくサイコーな皆様へ。 Made in ITALY (AEFFE) サイズ表記40 ウエスト:65 レングス:63
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ISABEL MARANT Leather_Waist Design Double Layered Flare SK
¥8,500
現代レディースプレタのフレンチ・シックと言えば?という問いにかなり早い段階で名が挙がるでしょう、イザベルマラン。 ユニークなカットの効いたブラックスカートのご紹介です。 表地はレーヨンローンで 裏地はコットンローンで、 それぞれ仕立てられた柔らかなフレアスカート。 表と裏はおおよそ同寸。 しかし表のフロントに入ったユニークなカッティングは、揺れ動くヘムラインにて予想の付かないランダムな透け感を誘発します。 これを生み出しているカッティングというのが フロントの「グラデーションギャザー」。 生地を大きく横に展開して、その根元にギャザーを寄せることで作るふわっとしたフレアシルエット。 この“ギャザー寄せ”の過程での一捻り。 結論から言うと 真ん中にいくほど強いギャザーが入ってるんです。 スカートというアイテムで、センターに生地量を増やすとどうなるか。 歩いた時の生地のダンス。 この迫力が跳ね上がる。 膝丈スカートならではの「軽さ」はキープしたまま、最大限にダイナミックに生地を踊らせる面白いカッティングです。 【黒】という色へのアプローチも非常に凝っているように思います。 テクスチャに大きな差異の無い異素材ローンのコンビ使いに、同色ラムレザーでのウエスト装飾。 膝丈スカートという小さめな枠組みの中で クールネスを損なわずに如何に表情を付けるか。 そんな挑戦を感じるデザイン。 コーディネートの話をするなら このスカート、トップス/アウターの裾から少し見えていれば絶妙なイレギュラードレープと引き算とを掛け持ってくれますから、季節を問わず活躍してくれると思います。 「このアウター可愛いから着たいけど合わせが難しそう……」ってシーンを助けてくれる優秀な名脇役。 勿論、ウエスト周りのデザインが可愛いのでカットソーをインしての着用も◎ Made in INDIA サイズ表記1 ウエスト:76 レングス:60 (前下がり+6)
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