洋服解読所
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MADRAS /A.P.C. Rainbow Glitter Mix Bias-Stripe Scarf
¥15,500
素朴なテクスチャの中に差す陽光の美しさ。 そんな、マドラスから感じる美意識を的確に可視化しちゃったスカーフ。 エアリーなコットンポプリンの中、七色の金属光沢。 実際金属が入ってるのかは知りませんが、結構太いラメ糸でのストライプ。 こんな素朴なポプリンに虹色グリッターというギャップ。 ギャップが大きいのに全然ラディカルになっていないのは、素朴な世界の中に前提として光があるからでしょうか。 ギャップを作ったってより 元々ある(感じている)美しさを見え易くした、そんなデザインと見てます。 バイアスカットで贅沢に取られていますから、首からゆるり垂らすだけでもドレープの柔らかさが美しい。 頭に巻いてもいいし、ストリートテイストのキャップ/バケットハットにレイヤードしてもいいでしょう、ネッカチーフみたいな使い方も勿論最高。 大前提として洗える生地なので、多少の汚れにビビらず、生活の一部として密に使いこなしてください。 このレーベルについての沿革は、過去のMADRAS出品ページ、又は他のWebサイトさんにて。 サイズ:30×200 デッドストックのベージュもあります。 どちらもお値段同じ。
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S925 Dome-Structure Design Chunky Ring
¥22,000
ぽってり丸っこい球体の中を刳り貫いて指を通せるようにしたような構造。 これは「穴をあける」ではなく「刳り貫く」の方が適切だと思います。 と言うのも、本当に中身全部をゴッソリと刳り貫いて、必要以上に大きく生まれた空間(本来は指通す筒分あればいい)を共生地金属の梁で埋めているのがこのデザイン。 そう、これは指先数センチの極小規模で設計されたドーム。 ドーム屋根を彩るのは絵の具を溶かし入れたような有機的なマーブル柄。 南国リゾートみたいな眩しいエメラルドグリーンに、凝ったコスメに入ってるような極小のラメ粒の煌めき。 ダメ押しでクローバー型に縁取られて輝くラインストーン。 (クリスタルか何か、詳細は不明ですがプリズムの美しい精巧なカットです) バカンスビーチかプラネタリウムか、何にせよ指先に夢を宿す意匠。 ネームこそ見当たりませんが、明確に只者ではないクレイジーピース。
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SV925 Fang Shaped Design Ring
¥12,500
SOLD OUT
苦無を指に重ねるようなシェイプ。 一応ファング・シェイプ(牙)としていますが、御感受のままに。 これを全指分揃えるとウルヴァリンみたいになれます。 手元アクセサリーは夏のもの、の感があります。 華奢なものが映えるのは淡い夏のセンチメンタルでしょうけれど、こういうドカンと存在感のあるものは通年活躍してくれると思います。 シルバー925のソリッドなムードの中に、モチーフ由来なのかな、どこかトライバル/ワイルドな雰囲気。 タトゥー映えするビジュアルでありながら、ウールのコートの袖口からこんなのキラリ光ってもクールじゃありませんか。 小傷にビビらないタイプの方は別のリングとレイヤードしても楽しいですよ。
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MOSCHINO C&C Heavy Brass Motifs Necklace
¥15,000
重たい金属(多分真鍮)モチーフを六個並べ通したコードネックレス。 モチーフは丸っこい飴玉シェイプとバレットシンカーみたいな円錐形の2種類。 それらに流暢な筆記体で色々彫られてる。 Moschino Cheap Chic だけは読めました。 土台となる細い紐には結び目が付いていて、其々のモチーフが程良い感覚で止まるように設計されています。 1箇所にガチャガチャ集まる訳じゃないのが良い。 集まると、お察しの通りシンプルに五月蝿いから。 MARNIみたいなインパクトのあるネックレスは今夏気分ですが、この個体はエキゾチック過ぎず、“コンテンポラリーアート然とし過ぎてない”のもアドバンテージかも。 良い意味で使い易いと思います。 Tシャツ一枚じゃちょっと寂しいけれど、シャツ羽織ると暑いしな、という日にも丁度良い。 踊る時に付けてると重い真鍮が胸にガンガン当たって割と痛いですから、そこだけご留意ください。
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UNKNOWN Screw-Top Medical Design Necklace
¥7,000
SOLD OUT
錠剤やIDを入れておけるSOSネックレス。 ミリタリー由来のアイテムにも思えるところ、全然ミリタリーの領域に限ることは無く、現代の一般普及品。 IDが必要になる事態は、悲しき戦争だけに留まらず、今も誰もの身に起こり得ます。 そうした事柄を身に付けておきたい/自分の世界と繋げておきたい と思うのも性格だし、そう思わないのも性格。 ネックレスはファッション(外面)から内面側に繋がるアイテムです。 誰か(私含む)の言う良い悪いとか無視して、ピンとくるままにお楽しみください。 赤十字モチーフはサラ着からは出せないモチーフなので、そういった意味では少し珍しいかも。
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80-90's AQUASCUTUM (Lic.) Golfers Graphic Wide Tie
¥6,000
キンと冷え切らない、ぬるいネイビーのシルクネクタイ。 シルクって独特の微光沢で色味が白濁りすることがありますよね、あれが良い感じに噛み合ってるネイビーです。 肝心の柄内容も、良い感じにゆる〜い。 クラシカルに粧し込んだゴルファー達のベストショット。 個人的にはキュロットにロングホーズ合わせてる紳士の服装がとっても好きです。 と、まぁグラフィック可愛いんですが、遠目に見りゃランダムピッチのドット柄でしょう。 それで良いんです。 「白やブラウンの水玉がランダムに散らされたネイビーベース」。 なかなかどうして、趣味の良い聞こえじゃありませんか。 ストイックにゴルフと競技として捉えず、あくまで娯楽として捉えているからこその、余裕のある空気感。 これはゴルフウェアレーベルからは出てこない。 このアクアスキュータムみたいな、文化そのものを包括するようなレーベルからこそ出て然るべき。 小綺麗なタイドアップスタイル、そこに少しコミカルなポップムードを織り交ぜてくれるワイドなボディバランス。 シリアスなシーンを避け、茶目っ気のもと巻いてください。 剣幅:9.0 全長:142 Made in JAPAN
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UNKNOWN Mother of Pearl Work Necklace
¥12,500
多層構造の瑪瑙を模した美しい螺鈿細工。 貝部分以外は材質不明。 でも貝部分の外側、深みのある真っ黒の層を宛てがうあたり、蒔絵の漆の美しさがイメージソースにあるはず。 プリミティブ・アートってよりは、もう少し近代寄り、オリエンタルな空気感も感じるモチーフデザイン。 比較的ニュートラルで付けやすい。 ファッショントレンドより自分のパーソナリティとか「好き」って部分を優先してスタイルに取り入れていただけたらと思っています。 ネックレスって特にそう。 ブランドネームの何倍も、“その人の内面”が表れるアイテム。
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19S/S DRIES VAN NOTEN Black Glasses Constructed Stole
¥36,000
この人のランウェイは傑作ばかりなんですが、このシーズンも素晴らしい。 過去や未来の引用ではなく《現代》を礼賛したディレクション。 ベクトルを違える諸要素が並行して混ざり合う時代……というのは、流行や潮流が多角化した現代では耳に慣れたセンテンスか。 その時代の風景も このレーベルのフィルターを通るとここまで美しく調和していく。 ミリタリーウェア-ワークウェア-テーラードコート-とマスキュランなテイストがズラリ並び、かと思えば精巧なクチュールワーク、婉麗なドレープ、華奢なシアーテキスタイルのカルテットが重なる。 シェルコートのナイロンが擦れる音と 重厚にあしらわれたスパンコールやビーズワークが跳ねる音がモデルの足音を追いかける。 毳毳しく染め上げられた羽飾りが眩しい。 かと思えばそのルックのキャミソールを首に巻き留めるコードはアウトドアギアに使われるようなユーティリティテイストだったりする。 《機能性とクチュールワークの融合》 と、どうにか一言に纏めるとそんな所だけれど、いやいや、それを取り持つバランス感覚のいかに洗練されたことか。 それらを見つめる視点の解像度の、如何に豊かなことか。 本品はその圧倒的なボキャブラリの中の小さな1ピース。 ランウェイでも多用された、無数のバンブービーズを組み立てる糸仕事。 このストール自体はランウェイで登場していないものの、前述したそれらは《クチュール性》の象徴として、スウェットシャツやモッズコート等の現代衣服と織り交ぜてスタイリングされる。 なればこのビーズストールも、雑多なるボロ着に混ぜ込むくらいでこそ、その本懐を遂げようというもの。 --- そんな感じで、カルテではヴィンテージと混ぜて美しいギャップを模索してみました。 色もテクスチャも軽くなりがちなサマーシーズン、この超尖ったマテリアルはどんなスタイルも忽ち独創的に引き締めてくれるでしょう。 総手仕事で、長さは首に一巻きか、巻かずに垂らすか……くらい。 長過ぎても危ないですからね、これ。 このくらいのレングスが実際ベストだと思います。 贅沢の極みみたいなストール。 ストール? ストールとプリミティブジュエリーの中間地点みたいな存在か。 言わずもがな デリケートな商品ですので、 くれぐれもお取り扱いにはご注意ください。 デッドストックでのご用意です。 レングス:124
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c80's PLANTATION in ISSEY MIYAKE Felted Wool Chunky Gloves
¥20,000
冬用の軍手、みたいな どんくさいビジュアル。 こんなのファッションとして使うの、たまらなくお洒落だと思います。 掌~指部分はフェルトウールみたいな縮絨系テキスタイル。 手首部分には構成の違うリブニット。 でもこの両素材、原料となる糸は同じものだと思います。 全く同じ色をしています。 同一原料をそれぞれ違う生地に組み立て、最後に縫合。 この時点でちょっと面白い。 テキスタイルの根本からデザインを始めているイッセイミヤケ社でこそのクリエイション。 これはやってる事が面白いってより、その姿勢がカッコ良いって話ですね。 フィッティングは とってもルーズ。 「サイズが大きい」んじゃなく、「フィット感がルーズ」。 サイズ自体はそこまで大きくない。 指の長さで言うと、レディースのLとかメンズのSくらいの感覚。 でもそれがスカスカ。 全然指に吸い付かない。 美麗な革手袋や作業用パワーグローブに慣れているとすっかり忘れてしまいそうな、物凄く原始的な「手袋」の記憶。 子供の頃の手袋ってのはどれも、今見ると愛おしいくらいに野暮ったく、温かく、そしてぽってりルーズなフィッティングでしたよね。 あの感覚を思い起こす、斜め上からのプリミティブ・デザイン。 素材感はA/Wなんですが、これはファッションを楽しくしてくれるアクセサリーとして季節問わず紹介したい。 真っ向勝負でこの可愛さを伝えたい。 - 内タグがありませんが、大方ウールメインです。 もしかしたらナイロンが入るか、くらい。 ブランドタグはプランテーションの細タグの中で最も古いフォント/仕様のもの。 80年代か、浅くても90年代前半の個体です。
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MOSCHINO C&C Silk Chiffon Tied Plate-Choker
¥27,500
ゴツいメタルプレートの両端に美しいシルクシフォン。 この長く靡くシフォンを首に巻き付けて結ぶタイプのチョーカーです。 首にピッタリジャストくらいの丈感も、インパクト充分なボリューム感も、これぞ!って感じのモスキーノ・ファンタジー。 フェティッシュになり切らない、どこか良い意味での馬鹿馬鹿しさも感じられるバランス。 根本的に華やかでラグジュアリーなんだけど、その華やかさを鼻にかけないのがモスキーノの良いところだと思います。 ボロいTシャツに合わせるのは絶対可愛いでしょう? でも華やかさの欠片も無いナイロンジャケットとかにあえて合わせるのも、また可愛いですよ。
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AFRICAN-MADE Pattern Beaded Leather Bangles
¥12,500
アフリカンジュエリーです。 これはマリ共和国で作られたもの。 マップ見ずに「あそこね」って言える方どれだけいらっしゃるのか。 西アフリカの内陸国です。 マップのスクショも貼っておきます。 ギニア湾に謎のピンが立っているのは多分バグです、気にしないでください……。 さてこれ滅茶苦茶良いです。 ブラウンのリアルレザーの上にハンドステッチでビーズを抜い敷き詰めて柄を作ったデザイン。 小振りなバングルですが、凄まじいエネルギー。 ビーズの内側にはバングルの表面に膨らみを作るための棒状の詰め物(中綿?)が入っています。 サイズ的には恐らく女性向けかなと思います。 骨格によっては男性でもいけるのですが、本当に骨によるとしか言えません。 内側直径でおよそ6.5cm。 そしてレザーなのでそこそこ柔らかいです。 (伸縮性はありません) 合う方は是非取り入れて欲しい本当のプリミティブ。 ナイキのシェルジャケットとか面白いですよ。 各:¥12,500- 両方纏めて:¥22,000- (DMください) Made in MALI
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2002A/W JOHN GALLIANO Real Leather&Fur Patched Oversized Scarf
¥32,500
2002年のジョンガリアーノのストール。 力作です。 アセテートとレーヨンを混ぜた重たい生地に 飛び切り豪華で、無駄に(?)手の込んだ造作。 絢爛に染め上げたリアルレザーやミンクのファーを繊細に切り貼りして作り上げるグラフィックは金魚。 蘭鋳のような頭とぽってりしたボディ、尾鰭もドレープ強めの華やかな形状。 蘭鋳は尾鰭がコンパクトなので、このモチーフに似ているのはオランダシシガシラじゃないかな。 ジョンガリアーノが好きそうな(ド偏見だな)、ド派手な品種です。 ストール端でソバージュヘアのように伸びるフリンジはオールシルク。 所々絡まってるのがリアル。 ここまででお察しいただけるように、とってもキッチュでエキゾチックで毳毳しいコレクションでした。 言っちゃえば上級者向けのデザインだとは思いますけれど 今のMARC JACOBSの可愛さに御共鳴いただける人にはきっと刺さりますよね。 あまりに熱量の高い、スペシャルクラスの大判ストールです。 Made in ITALY サイズ概寸: 65×260 フリンジ含む ラバータグは欠損
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2000S/S JOHN GALLIANO Airy Embroidery Oversized Stole
¥32,500
旧タグ時代のジョンガリアーノ。 極薄のシルクシフォンに豪華絢爛な総花刺繍。 刺繍とは言ってるけれど、もしかしたら生地を織る段階でパイルを植えたデザインかもしれません。 と言うのも、この花々は見る角度によって明るさが全然違います。 順毛で見るとパッと明るいのですが、逆毛で見るともったり濁った、夕闇の色味に一転。 こんなのって、ベルベットとかコーデュロイとか、毛並みに順/逆の概念があるテキスタイル特有のものかなと。 そして各端で縫い合わされた内部には、件のパイルから抜け落ちたのか、糸屑が少し残っています。 この時代のこの人だからやれる破天荒なビジュアルビジョンとテキスタイルデザイン。 レディースコレクションの品物ですが、メンズにもトライしてみて欲しい一枚。 巻くだけでコーディネートを一面お花畑にしてくれる訳ですから、あんまり簡単ではないのですが。 Made in FRANCE サイズ概寸:236×60
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MARNI Real Lamb Boa Leather Collar
¥30,000
マルニの付け襟。 リアルムートンファーでのお仕立て。 カスティリオーニのルーツでもあるレザークラフトそのものの強さと、この時代のMARNIらしい自由なコラージュ感覚が見事に共存しているピースです。 当時のコンテンポラリーなハイファッション界隈には無かった服と合わせたい。 天邪鬼なので。 それは例えばレトロなイタリアン・アメカジであったり もう一段階古いアメリカン・ワークウェアだったり。 男くさいアイテムと合わせるのも新しくて楽しいと思います。 季節問わず、あくまでイレギュラーエッセンスとして真夏にもガンガン挑戦して欲しい。 流石に暑いから、あくまで願望止まりですけれど。 Made in ITALY Free Size
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AGNELLE Leather Fringes Design Open_Finger Gloves
¥12,500
Made in ITALY サイズ表記7 (実際は6~6&1/2くらいで小さめ)
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UNKNOWN Fang Shape Gold-Sand-Stone Silver Necklace
¥12,500
牙/犬歯のモチーフデザイン。 牙ってのは日本語では「牙」ですが、英語では2種類あります。 ひとつはお馴染み「Fang」 捕食用に使われる犬歯です、 もうひとつは「Tusk」 捕食意外、例えば闘争とかアピールに使われるもの。 イッカクのアレとかマンモスのアレとか。 ああいう長い(ケースが多い)やつをタスクと呼ぶそう。 どうでもいい……? さて本題です。 モチーフが可愛いネックレスのご紹介。 滅茶苦茶古い訳でもないけど、最近の個体でもないです。 ちょっと古い。 80~90'sくらい。 ピンクブラウンのこっくりした色味。 その中にこまやかな金箔を散らした意匠。 天然石でも、中に金色が散ったものは存在しますが、このゴールドサンドストーンは人工石。 中のラメ状の銅粒を均等に散らした意匠。 水晶みたいに透き通っていない、こっくりと円やかに不透明な質感が可愛いです。 この手のネックレスって「夏に使うもの」感がありますけれど、この個体は色味的にちょっと重ための味付けですし、春先から使えるかなと思います。 むしろ夏本番にはちょっと爽やかさが足りないか…? 台座からチェーンに至るまで、全部925の刻印が入ってます。 丁寧な仕事。 Silver 925 チェーンレングス:49 モチーフトップ:3
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UNKNOWN Square_Parts Docking Design Knit Scarf
¥11,000
ニットで出来た小さな四角形を、更に小さな黒い四角形で繋いだデザイン。 ストールと呼ぶには小さ過ぎるボリュームです。 でもストール以外になんと呼べば良いのか知りません。 ネクタイとも違うし。 しかしこの頼りなさ過ぎる薄いボリュームでないと成り立たないポジションがあります。 それは他アイテムを邪魔しない、アクセサリー感覚でのレイヤード。 ジャケットとセーターの間、ネックレス以上、ベスト未満のボリューム。 そしてジャケットのシルエットを一切邪魔せず 襟周りに置かれがちな他アイテムのキーデザインを絶対邪魔しないでしょう。 マフラーやストールじゃ、こうはいかない。 あれらは頼もしい防寒性もあるし、スタイルにアクセント感覚のボリュームを加えてくれますが、引き換えにジャケットやブルゾンの襟周りのデザインは全部隠れちゃう。 インナーみたいに一枚布で使っても、長過ぎて邪魔でしょう。 そういう、最早あるあるとして諦めている諸問題を華麗に切り裂いてくれる、極めてニッチなニットアクセサリー。 春先なんて特に大活躍しそうですね。 何もタグは付いていませんが、多分ウールじゃないかな。 サイズ概寸 81×12 cm
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80-90's PRADA Exotic Leather Gloves / Size:8
¥55,000
一般的に殆ど市場に流通しない 一定ラインより更に古いPRADAのオールド個体。 メンズファッションに参入する前のPRADAです。 Miucciaが指揮を取るようになってからは、メゾンであると同時にデザイナーズレーベルとしての顔を持ち合わせるようになりましたが、このメゾンは元々皮革製品メーカー。 泣く子も黙るハイエンドからユニークなエキゾチックレザーまで、他の錚々たる作り手を抑え、イタリア王室御用達の地位を獲得していました。 世界大戦に伴って、一度その威光は落ち込みますけれど、Miuccia女史の参加により、今では誰もがその名を知る最高のメゾンへと発展したのです。 この革手袋は、そうした《デザイナーズ化》以前の、レザーメーカー時代の矜持をありありと見せつけるプロダクト。 不揃いな鱗目が見せるワイルドな野趣。 それらが丹念に鞣されて生まれる怪しい光沢。 同国に乱立したハイクオリティなレザーメーカーと比べて尚際立つこの迫力。 メンズラインが無い時代ですが、サイズ表記は8。 人によっては、メンズでも充分に楽しめる貴重なサイズです。 Made in ITALY
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RALPH LAUREN Herringbone Textiles Browns Wool Stole
¥8,500
スコットランド製の上質なマフラー。 ベージュとブラウンを綺麗に織り交ぜたヘリンボーン。 クラシカルで牧歌的。 いなたくって美しい。 コレに関してはあまり取り立てて書く事柄は無いでしょう。 着用者のキャラを選ぶよな、とだけ思います。 ミルクティーみたいな声色の、優しい大人の首元を飾る一枚。 そういえばラルフローレンだった、って感じに主張の薄いポニーがとても良い。 願わくば、あんまりファッションゞしていない、素朴な人に巻いて欲しい。 または、そう装いたい時に。 Made in SCOTLAND サイズ概寸:158×29
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c2000's THE DUFFER of ST.GEORGE Tartan_Check Stole
¥9,000
今回、多分同じシーズンのマフラーを2本出します。 どちらもコレと言って派手さの無い普通のビジュアルですが、こっちは更に普通です。 強いて特徴を挙げるなら、標準よりも少しだけ長い。 こっちも何故かドイツ製。 アクリルで出来てるけど、特有のチープさはそこまで表に出てない様子。 普通のフェルトウール然とした手触り。 本当に誰でも使える、底抜けに汎用性の高い一枚です。 大体2000年代、旧タグだけど何故かジョイックスが噛んでる個体。 Made in GERMANY サイズ概寸 180×29
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'04A/W CHLOE by P.PHILO Leather_Fringed Heavy Knit Cape
¥55,000
フィービーフィロが手掛けたChloeでの作品。 大判の平面ニットケープです。 最高品質のエクストラファインメリノをベースに、ベビーキャメルを4割入れたバルキーニット。 キャメル。 駱駝さんですね。 駱駝に毛?とはなりましょう。分かります。 暑い砂漠にいるあのラクダじゃないです。 ラクダには2種類います。 ヒトコブとフタコブ。 前者はアフリカとか西アジアの暑い乾燥帯にいますが、後者は中国北部からモンゴルあたりの寒い地域に生息しています。 キャメルヘアに使われるのはこっち。 滅茶苦茶希少です。 生後半年以内のベビーキャメルの毛は更に希少です。 実際の獣毛段階での材料を触った事がありませんが、兎に角ふわっっっふわらしいです。 以上、駱駝の話。 そんな柔らかな獣毛をたっぷり、本当にたっぷり使った大判のニットアイテムです。 端にはリアルレザーのフリンジフレーミング入り。 これらは、その自重でタプタプと跳ねるように靡きます。 他のどんなアイテムでも体感出来ない新世界。 シルクで出来たドレスも、カシミヤで出来たコートも、こうはならない。 こんな重い素材で一枚ケープをやるからこその、極めてユニークな着用感。 ドレーピーな洋服を振り回すようにフリフリしたくなる時がありますけれど、これなんてその極地。 この洋服は前提としてユニークであるけれど、同時にそれ以上に飛び切りラグジュアリー。 ボヘミアンエッセンスを最高の生産水準で刷新するこのデザインは、正にChloeの本懐。 言わずもがな ではありますが、このレーベルは世界最高峰のトップメゾンです。 Made in ITALY サイズ表記 UNI 一枚平置きで 横126×縦146 (→着丈で約73) +中心にスリット
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c90's PAUL SMITH (EU) Metalic_Green Silk Taffetas Stole
¥15,000
こんなのそうそう出逢えない。 ユーロのポールスミスより、タフタ仕立てのフリンジスカーフ。 しかもちゃんとシルクのタフタ。 グラマラスにゆる巻き出来るロング丈。 見つけた時は絶対Driesだと思ったんですけどね。 タグ見て納得。 ポールスミスならやるか。 兎角、婉麗なだけではない、シルクという素材のプリミティブな面も綺麗に残しつつ、その野趣を前提とした鈍い輝きが希釈無く完璧に表現されたデザイン。 キシッと軋む質感が手に楽しい。 イタリアは勿論のこと、UKメイドじゃ出せない、インド製でなきゃ出せない空気。 そういう視点ではAPCの可能性もあったか。 いやそれにしちゃフリンジが長過ぎるか。 Made in INDIA サイズ概寸184×32
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VINTAGE Pantograph_System Chain_Mail Mini Bag
¥11,000
古いパーティバッグに稀に見られるユニークなオープンシステム。 正式名称が分かりませんが、機構としては【パンタグラフ】ってのが近いと思います。 装飾と実効を兼ねる金具組みの上に付属のメタルキャップ。 パチっと小気味よく閉まります。 この手のバッグは本品のようにチェーンメイル(鎖帷子)で作られる物が多いです。 その鎖帷子の一枚一枚に細かく色付けをしてモザイクアートを作ったデザイン。 これって編み地の一つ一つに色替えを入れて柄を作るニットワークに似ていますね。 ざっくり言えば【どうぶつの森】のマイデザインと同じピクセルアート。 そうして作られるのは、これまたフェアアイル・セーターみたいなモチーフミックスの幾何学模様。 こんな華やかな情緒と、今やロストテクノロジーと化しつつあるメタルバッグ。 財布もスマホも入りません。 完全なパーティ用。 本当にリップ一本だけ入れて使う、なんてのもカッコよくって痺れますけれど、今ならカラビナとか使ってメインバッグにキーホルダー感覚で付けちゃうのも可愛いんじゃないかな。 Made in - タグ無し
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c90's PATRICK COX Glamorous Pinks Silk Fringes Stole
¥9,000
トロトロでスベスベの、世間一般にイメージされるステレオタイプとしてのシルクサテン、正にそのもの。 アルプスカワムラ社が製造した、パトリック・コックスのロングスカーフ。 エロティックなルビーピンクと、そこからもう一段階深く沈み込む艶かしいバーガンディ。 変に遊びを入れない、ストレートで純粋な妖艶。 軽やかなシルクでありながらも緞帳のような色味と重厚感……なんて書こうとしたけれど、緞帳の色味って会場によって様々なんですね。 長めに取られたフリンジがしゃなりしゃなり、小気味良く揺れ躍る。 同方向を向いたダブルピンクのコントラストが、マテリアルに入る陰影を後押し。 実際のことはさておき、イメージの中でTimothee Chalamet の首に巻かれているであろうそれ。 割と長めのレングスですから、グラマラスなドレスジャケットスタイルにピッタリですし、ネッカチーフ感覚でスパイスユースするのも楽しい。 ナイトシーンに拘らず、自由にミックスしてみてください。 Made in - (アルプスカワムラ) サイズ概寸:204×20
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