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1993S/S CdG Crazy Tuck Design Asymmetry Wrap Apron
¥45,000
何と呼べば良いかイマイチ分かりませんが、一先ず「エプロン」としてご紹介してみます。 ランダムにタックの入ったプリーツスカートのような布を、Z字に折り畳んでウエストベルトと繋いだ構造。 身頃が前半分しか無い巻きスカート、みたいな感じです。 このアイテムにも、紳士服らしさの強いオーセンティックなスーツ地が使われていますね。 この度出品タイミングを同じくするCdGのアイテムでもキーワードとして扱っていますが、「スーツ」というのはやっぱり近代ファッションにおいて重要なアイテムでした。 それは男性性の象徴であり それは安定性の象徴であり それは普遍性の象徴でありました。 それらの強固な定型をグチャグチャに破壊し、無理矢理にでもレディースクリエイションの材料に用いるこの姿勢は、このレーベルにおける“コムデギャルソンらしさ”を象徴する一幕。 プリーツも エプロンも スカートも どれも、それまでの時代にスーツを着る男達にとっては縁の無いもの。 だからこそ、そこへ改造すること自体が既に反逆として成立する。 コムデギャルソンを着ることは 精神性を着ることです。 しかし、コムデギャルソンを形成しているのは精神性だけじゃない。 他の追随を許さない、世界トップ水準の縫製/製品クオリティ。 これもまた、このレーベルにおける極めて重要な要素です。 クリティカルで明確なコンセプト エネルギーに満ちたビジュアル その全てを具現化する技術力 この3つがあって トップ・アヴァンギャルドは成立しています。 ランダムプリーツに塗れたエプロンにもウエストダーツがある。 ランダムなプリーツの奥にポケットがある。 既存の価値観を破壊するクリエイションですが、その破壊は、洋服としてのクオリティだけは一切損わないよう極めて繊細に執り行われているのです。 スカートにもパンツにも、ありとあらゆるスタイリングに重ねられるユニークなアクセサリー・ボトムスとして。 男女問わず、季節問わず。 Made in JAPAN サイズ表記- ウエスト:F レングス:93
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DOMINIQUE FRANCE Royal Navy Classic Silk Tie
¥11,000
ネクタイです。 良いやつ。 それも凄く。 弊店は基本的にドレスを真正面からやることはありませんから、この手のネクタイの役割ってのは十中八九「スパイス」です。 そしてスパイスとしてドレスエッセンスを差し込むに当たって、こんなのがあると最高。 フランスのエクスクルーシヴ・レンジより ドミニク・フランスのトリプルクラウン。 今でもハイエンドのトップオブトップ、最前線で輝き続けるブランドですが、マスに向けたコマーシャルを殆ど行っていないため知名度は高くありません。 (フランスってそういうの多くないですか?) 然し乍らこのブランドを象徴するヘビーシルクの特別な質感、シルクでありながら埒外に重厚なボリュームは一般的な【シルクネクタイ】のイメージを軽く覆します。 無闇に名を広げる必要が無いクオリティ。 さて、このブランドの基幹アイテムでもある「ネクタイ」。 その圧倒的な品質に加えて、ウィットに富んだ豊かな遊び心もその魅力のひとつ。 何処で裁断してもある程度一定の柄ピッチが保たれる総柄(ネクタイによくあるでしょう)とは違い、そのネクタイのためだけに織られたテキスタイルですから、リピート皆無-1本/1柄の柄ピッチで作られています。 そしてそれらは一度見たら忘れられない独創的なビジュアルであることも多いですが、この個体はそれらとは少し違うポジション……。 このブランドの中でも比較的落ち着いたシックなビジュアル。 少しミルキーに濁した深く柔らかいネイビーに、変則ピッチでのロゴ入りレジメンタルストライプ。 今ネクタイとして差し込みたいエッセンスはミケーレみたいなワンアンドオンリーではないので、これくらいニュートラルだと気分ピッタリ。 クラシカルなムードでありながら、剣幅がそこまで太くないモダンなバランスであるというのも素晴らしい。 あとこれは良くも悪くも、なのですが レングスが割と短いです。 ヨーロッパっぽいロングレングスかと思いきや、日本人でも扱いやすい145cm。 あんまり気取らないシンプルなノットでサラッと巻きたい時なんてとても良いんじゃないかなと思います。 Made in FRANCE 全長:145 大剣巾:7.5
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D2SQUARED United_Skulls Graphics Dirty_Design Viscose Stole
¥9,000
フルヴィスコースのテロテロなソフトストール。 所々汚し加工があったり、裾は断ち切っただけのラフな仕様だったり。 ポストエディスリマンの時代、00's後半くらいにそのフォロワーレーベルに挙って愛されたモチーフデザインですね。 LOVELESSとかにありそうな。 このデザインは United States ……アメリカ国旗における 星(States)を 骸(Skulls) に置き換えるというブラックジョーク。 そうしたダーティ・グランジの世界観に合わせて、 ブランドロゴも岩に石で彫り刻んだようなワイルドな筆致。 こんなのも今ならまたファッションとしてまた輝いてくれるでしょう。 無機質なソフトテックとか、 甘めなフェミニンスタイルとか、 意外性こそが決定打になる時に面白いです。 あくまでミックスエッセンスとしてお楽しみください。 Made in ITALY サイズ:約85×140cm
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70-80's NINA RICCI Flower Graphics Full_Printed Silk Scarf
¥12,500
古いニナリッチのシルクスカーフ。 芸術的な画面のフルプリント。 お花にあんまり明るくないのですが、この花は何でしょう。ガーベラ? いずれにせよ、色彩設計の時点でかなり攻めたディレクション。 お花の下を塗りつぶしたような構図もかなり前衛的。 これは、有名な絵画なり/技法なりが元ネタにあるのかな、とグーグルレンズ検索にかけたのですがコレってのはヒットせず……。 ニナリッチのオリジナルっぽいですね。 突き抜けた青空。 カラッと涼やかなヨーロッパの初夏を想わせるデザイン。 一般的なシルクスカーフよりも一段階ハリのある、パリッとした生地感。 この生地感のおかげで発生するツヤ感は普通のソレとはちょっと違う。 若干硬質的で軽やか。 テロテロのシルクスカーフ特有の粉っぽさが無い。 良い意味で面白い差別化の図れる個体だと思います。 まあそんな所気にせず、その婉麗なグラフィックに一目惚れいただいてよいのですけれど。 端はちゃんとよりぐけ始末。 もう流石というか、文句無しに綺麗な仕上がりです。 Made in FRANCE サイズ77×77
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LAND'S END Parrot_Green Chuky_Boa Bucket_Hat & Gloves Set
¥9,000
バケットハットとグローブのアンサンブル。 チープなアクリルボア仕立て。 シームで縫い代を表出してムートンっぽい表情を引用してますね。 個人的にランズエンドって結構【色展開】が強いなと思います。 売れ筋/not売れ筋 とか気にせずに平等に展開してるというか。 なのでこんな攻めた面白い色も見つかります。 Bottegaが巻き起こしたパラキートブームから一歩引いたようなパロットグリーン。 ハットがXLで グローブがS(6 1/2)です。 ハットはゆるゆるのルーズフィットで、 グローブはSと言えどレディースには若干大きめ。 帽子頭周:約63cm ファニーピースとして季節感無視して変拍子でアクセサリー使いしても楽しいでしょう。
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ATO (ITALY) Crimson_Red Silk Knit Ex_Long Nallow Stole
¥15,000
atoにこんな個体があったのは全く知りませんでした。 イタリア製、ニットタイみたいな出立ちのスーパーロングストール。 そもそも工場が違うというか、向こうのこの辺得意な工場に発注したのかな。 個人的に大好きなシルクニットの仕立て。 いや、そうなんです。 エッジの処理なんかを見るとこれは完全にニットタイなんですよね。 でも長さが狂ってるんです。 265cm。 ネクタイにおけるベストレングスって 身長から10~15cmを引いた値です。 これをネクタイと言い張るには 250cmくらいの人を連れて来なければなりません。 そんな訳ですから、使い方はこんな感じ。 2000年代のH.Slimaneを筆頭とした ロング&スリックの、デカダンなスタイル。 そこからグランジの空気を濾過してクリーンに着地させたデザイン。 カジュアル以外のスタイルにも、グッと合わせ易くなっていると思います。 膝下までだらりと垂らして、ビュンビュン靡かせてながら歩いてください。 ロングレングスアウターとの相性は勿論のこと、今回みたいにAラインを作る時のラインベクトル補強にも大活躍してくれます。 Made in ITALY サイズ:7×265
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UNKNOWN Crazy Woven Primitive Decorated Short Stole
¥11,000
カワイイと狂気をない混ぜに織られたクレイジービジュアル。 ハッピーなバグ。 裂織りの応用というか根源というか。 もっともっとプリミティブな部分。 キッチュでチープなカラーバランスに そのマテリアルの禍々しさが辛勝する、 唯一無二のテキスタイルデザイン。 (もうちょっと長かったら最高だったんですけれどね。) タグ類一切無し。 組成は分かりませんし、 誰の作品かも不明です。 ファッションに真面目に向き合うことは とっても素敵なことですし 弊店もそうありたいと尽力しています。 そんな中で そんなの全部無視して 飄々と浮世離れして テキトーぶる- -そのカッコ良さってのもまた確かに存在します。 逆張りの美学ってのは螺旋状にずっと続きます。 サイズ110×21
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a2000's A.P.C. Color Switched Design Short_Length Wool Stole
¥8,500
ポジションとしては サッカーマフラーの代わりです。 なんてことないウールのショートマフラー。 フリンジ無し。 本体もかなりのショートレングス。 ここまで素っ気ないマフラー初めて見た。 YELLOW×BLACKのツートン。 私の住んでいる地域では、時期によってちょっと使いにくいタイミングもありますが、可愛い配色。 珍しいイングランド製のAPC。 イーストバイウエストタグのぼちぼち古い個体です。 何が面白いって、 このツートンカラー、織りとかプリントとかじゃなくって愚直に全部切り替えて縫合してるんですよね……。 別にこれって 生地はゴワつくし、見た目的にも良くなる訳ではないし、綺麗なデザインじゃないと思います。 でもコンピューター入力でポチッと出てくるマシンジャカードじゃ作れない味がある。 ダメージとか汚れ以外で作る“味感”。 それもマフラーでそれをやるんだから、本当尖ってる。 Made in ENGLAND サイズ:120×14
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UNKNOWN Calyx Design Smooth_Joint Systems Necklace
¥16,500
最高のビジュアル。 花の萼(がく)のようなフィット感でパールを包むような、超ユニークなジョイントシステム。 大振りのパールがあること前提のクレイジーなシステムデザイン。 これをチェーンと呼ぶのはちょっと違うよな。 あくまで“ジョイントシステム”って感じの趣。 全パーツが主役級に可愛い。 鎖骨辺りでちまっと治ってくれるレングス感もとても良い。 でも存在感はあるからニットウェアの上からのレイヤードも凄く映える。 特にタートルネック類。 全パーツ綺麗に磨かれているから繊細なニットマテリアルの上からでも安心して付けられるってのも良い。 ちなみにパールは多分イミテーションです。 このサイズは流石に現実味が無いですね。 悪しからずご了承ください。 一周サイズ:47 花の萼って英語にするとCalyxなんですね。 こんなカッコ良い文字列見たことない。 カッコ良すぎる。
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GIORGIO Reversible Velours Design Short Stole
¥6,500
多分日本の80年代くらいの小さなレーベル。 お屋敷のピアノ椅子みたいなボルドーベロアと、黒のクラッシュベロアのリバーシ。 ネクタイの剣先みたいなペンタゴンカット。 首元きゅっと軽くひと結び、くらいのボリュームです。 アノラックやフーディに巻くためのショートストールとしてご提案。 そのフードが現代的であればあるほど映えそう。 サイズ:104×17.5
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2001A/W CdG Un_Finished Design Easy Waist SK
¥21,000
'01A/Wのコムデギャルソンより、 「不充分なスカート」。 ラッフルレースの装飾が重ねられたゴムウエストに、腰を0.7周くらいだけ覆う布が付いてます。 部分的に織り地を変えてレリーフストライプを作った濃紺のウールギャバジン。 レイヤード必須のアイテムです。 というか、最早洋服というよりは “洋服っぽい見た目のレイヤードアクセサリ”、という感覚。 テーラードジャケットとの相性は言わずもがな。 似たような、シックな生地で纏めたスタイリングにしれっと混ぜ込むだけでもユニークなリズム感を作ってくれますし、思い切り飛び道具として使っても最高に楽しい。 今回はアシンメトリーを強調するような使い方でサンプルを組んでいます。 ビーバーテールみたいにスカート部分を真後ろに配置して、前後でスタイルの丈感を変えるような合わせもきっとカッコ良いですね。 そうなるとストリートスタイルにも思いがけない映え方をしそう。 「スカート」 と 「アクセサリー」 の両カテゴリで登録しておきます。 どうぞインスピレーションのままに。 Made in JAPAN サイズ表記M ウエスト:72-78 レングス:55
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00's DOLCE&GABBANA Ash_Blue Edge Design Flat Knit Stole
¥12,500
このレーベルでマフラーと言えば、カジュアルラインのD&Gにて面白いものが沢山見つかります。 そんな中でちょっと意外にも、ファーストラインからリリースされた比較的シンプルなデザイン。 2000年代前半くらいかな。 ワッペンデザインは何処かミリタリっぽい香り。 落ち着き払ったチャコールグレーを洒脱なスモーキーブルーで縁取ったビジュアル。 フェルトじゃなく、目の詰まったウールをオールニットで編み立てた、重量感のあるニットマフラー。 比較的流麗にドロリと落ちてくれます。 この辺りは紋切型のフェルト系マフラーと明確に違う特徴。 どっちにも良さがあります、気分でお使い分けください。 着用者の印象を大きく左右する顔周り、色の趣味ひとつが大切になってきます。 チャコール×スモーキーブルー はやっぱりその点かなりアドバンテージを感じます。 飄々としたカジュアルの中に 根本的な品の良さが滲むグッドルックス、 シーンを問わずお楽しみください。 Made in ITALY サイズ:32×160
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FC KÖLN Red×White Border Soccer Stole
¥7,500
ブンデスリーガより、 FCケルンのサッカーマフラー。 またニッチなクラブ。 ずっとブンデス一部でこそあるものの、 なかなか注目度は低いです。 (そんな事ないと思う方は多分立派なフリーク) 赤×白のシンプルな太巾ボーダー。 サッカーマフラーの中でもトップクラスに使い易いのではないでしょうか。 目線すら隠すようなダーティなストリートスタイルじゃなく、日曜のお散歩みたいな和やかな空気感で是非。 テーラード系のアウターとも、 とても相性良いと思います。 サイズ 150×16.5
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80-90s ISLAND Chenille_Woven Deep Green Fringes Stole
¥11,000
かつてフレンチアイビーの文脈に ISLAND という インターネットに不向き過ぎる名前のレーベルが存在しましたが、そのISLANDなのかな……? 紋切型のムーブメントでしたから こうした非アイコニックなアイテムが存在するのかな、というのと アイルランド製かぁ……というので どうにも判断に困っております。 そんな訳で 一旦フレンチアイビー云々は切り離して見つめています。 微かに光沢のあるアクリルをキシキシに敷き詰めたシニールのストール。 しっとりとしていて、それでいて家蚕のシルクみたいなラフなニュアンスもあって。 ウールの代替繊維としてのアクリルをイメージされていると、全然違う質感に小気味よく裏切られることでしょう。 色味は青と緑の中間地点でグッとトーンダウンしたような、シックでありながらも個性的なバランス。 これもコーディネートの幅と言うか 根本的なカラーパレットの枠組みが広がりそうな面白い色使い(&素材使い)です。 フリンジは中途半端に短い。 ウール類で作る定型のマフラーとは これまた全然違う感覚。 ちなみに温かさはあんまり無い。 かといってサラリと肌に涼しいテクスチャって訳でもない。 保温目的だけで見るなら 有っても無くても………みたいな立ち位置。 ファッション目的で見るなら 使い易さと目新しさが同居した 最高のユニークピース。 カジュアルにせよプレッピーにせよ 丁寧に組んだスタイルにこそ。 Made in IRELAND サイズ176×32
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c70-80's LANVIN (EU) White_Beige Silk Reliefed Logo Design Stole
¥11,000
筒状縫製のクラシックなシルクストール。 見た目そのまんま、みたいな 繊細で華やかなテクスチャ。 仄かに温度をもったホワイトベージュ。 デザインとしては 織りだけで横一閃とブランドネームのレリーフを入れたミニマルなビジュアル。 上下のエッジはショートフリンジ。 このフリンジもシルクギャバジンの構成からそのまま出て来てるので、一本一本は極めて細いのに厚みが凄い。 デラッ と光ります。 フランス本国製造、オリジナルのランバン。 なるほど流石、圧巻のクオリティ。 でも結構古い個体なので残念ながら微細な汚れが若干あります。 ホワイトアイテムというのを鑑みれば若干のマイナスになりますが、それでも年代の割にはかなりの美品。 Made in FRANCE サイズ:156×32
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c80s LANCETTI 2-Tone-Crimson Red Combi Design Cashmere Stole
¥8,500
景気が良かった時代のカシミヤマフラー。 同時代の腕利き、川辺社の取り扱いです。 --- ランチェッティのキャリアは60 年代に確立され、70 年代から 90 年代にかけて偉大な画家の作品からインスピレーションを得たプリント生地で作られた服を発表し、イタリア、特に日本で大きな成功を収めました。 --- (Wikiより) ミラノの3Gがモードを革命する前の時代のデザイナーです。 その華やかな作風は現代語で言うと“クラシック”よりも“レトロ”という言葉の方がややしっくり来るかな。 現代にまで続く芸術的なアブストラクトニットの系譜の根本部分にいるデザイナーの一人。 そんな訳で カッティングどうこうよりも 「「生地」への造詣」が大きな魅力です。 表と裏で仄かに明度を変えたクリムゾン。 この色でのトーンオントーンだなんて 利かせるウィットの品の良さたるや。 極上の肌触りは言うに及ばないところですが、 この一枚を選んだ決め手はやっぱりこの色彩センスに他なりません。 インパクトはあるけれど アイデアが上品。 「赤色のマフラー」 なんて、あまりに記号化されたアイテムですね。 (定番とは少し違うのかもしれませんが……) これくらい悪戯心の光る面白い個体なら 自分だけのパーソナルピースとして長く楽しめるんじゃないでしょうか。 サイズ31.5×162 カシミヤ98% ナイロン2%
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70-80's CHRISTIAN DIOR Reversible Design Classic Silk Stole
¥7,500
ヴィンテージのちょっと格式高いストール。 細く折らなくても最初から細くって、 片面ずつ違う生地を使ってるやつ。 で、レンジがレンジなので A面もB面も両方最高級品、 ってところまでがお約束。 このDiorも勿論そう。 30%のシルクを混ぜた薄手のウールサージと ゴシック調の抽象柄が小紋状に入ったピュアシルク。 どっちも高そう〜……。 ピュアシルク面のプリントは裏面から見ても同じだけの精緻な解像度。 流石のクオリティ。 正直このクオリティなら Diorじゃなくて全然いいんだけれど ダメ押しのラッキーエッセンスということで。 防寒無視、完全にお洒落のためだけのストールです。 カッコ良さに全振りしたアイテムなので これだけカッコ良いのはある意味責任です。 カルテではカジュアルを引き締める役割でミックしてますが、ストレートにトラッドスタイルでのご着用も勿論最高。 Made in ITALY サイズ表記 29×138
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UNKNOWN Glitter Mix Border Knit Stole
¥8,000
アメリカのグミみたいな ケミカルポップなカラーパレットと ダメ押しに加えられたラメ糸。キラキラ。 おもちゃ箱をミキサーにかけたような 仄かにネガティブなアシッドカラー。 そしてこちらも、 エッジはオーバーロックでのミシンかがり。 ニットマフラーというカテゴリの中でも かなり簡易的な端処理チョイス。 全然、チープです。 でもこのチープな感じと グリッター混じりのカラフルが 妙に噛み合ってて統一感がある。 上部を整えられてもない分、 不思議とちゃんと表情がある。 フレンチカジュアル由来のチープシックとはまた別軸の、我々世代の原体験から来るリアルなチープシックの気配。 これを上手く取り扱ってるのが J.W.Andersonだと思います。 ある種のグロテスクに近いカオスに昇華して、全く新規軸の美しさを提示していますね。 アレほど濃密ではないですが 同じ香りを感じるのは事実。 取り入れ易い濃度に希釈されたピースという解釈です。 至ってシリアスに 普通〜に 大人に巻いて欲しいです。 サイズ 170×30
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VINTAGE Arabesque Pattern Ex_Soft Silk Stole
¥9,000
Around the 2000……- -2000年周りのナイーブなアーバンテイストを秋冬に採用するにあたって、それらを如何に“【オリジナル】に引き寄せていくか”、というのは大きなテーマです。 弊店のアンサーはこんな感じ。 冷たいスレたストリートに持ち込まれることの無かった、華やかなシルクスカーフ。 これをマスクやフードのレイヤードに咬ませたり、汗をかかない環境であれば、B-BOYよろしくバンダナみたいにキャップの中に挟んだり。 もう決まり切った正解が溢れるカテゴリですから、これくらい強火で既存のいいね欄を壊しにいくのが楽しいんじゃないですか。 勿論シルクスカーフなら何でも良いという訳ではなく 色味とかテイストで韻を踏んで 「合ってる」と「合ってない」をシェイクする様な感じで。 そしてクオリティ面で言うと 出来ればエッジはよりぐけ始末、最低でも本品の様にマシンまつりステッチで。 そしてちゃんとシルクの方が 上手くハマると思います。 本品はエッジがマシン縫製なのと 小さな小穴(2-3ミリ)が2箇所あるのがマイナスポイントです。 でもそれを補って余りある最高の極薄シルク、この極めて華奢な生地が放つパワーにやられました。 素晴らしい一枚です。 是非シェル系のサイエンスウェアと。 サイズ 75×75
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VINTAGE YSL Hand_Roll_Stitched Silk Scarf
¥11,000
YSLのシルクスカーフ。 70-80年代の絢爛を写した、 ある種記号的でさえある一枚。 粉っぽいパルファンが香ってきそう。 しかし品質は/何よりその迫力は やっぱり流石です。 ムッシュの愛したアール・デコの世界観。 本人期はもとより、ヴァカレロの手掛ける現在のサンローランもこのコードに即していて、とてもカッコ良いですね。 ロゴを囲む長方形にすら意義がある。 エッジは丁寧なよりぐけ始末。 (この処理、本当に気が遠くなるほど難しいんで是非調べてみてください。) 今回アーバンストリートを懐柔しオリジナルを組んでいく上で必須要素と感じたので、色々入れてます。 ケミカルなシェルジャケットはもとより、今回みたいな武骨なレザーウェアにも最高。 B-3みたいに襟を立てる時に襟に巻いて固定するのもとっても可愛いです。 クラシカルなお嬢様ファッションとは全く別のブレインマップ。 先入観無しにお楽しみいただければ幸い。 タグ無し サイズ73×76 柄ピッチのせいで視認しづらいですが センター付近に薄い汚れあり 緑っぽい汚れです
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Y'S FOR MEN Shrinked Hairy Fabrics Short Stole
¥9,000
ワイズのマフラーです。 もしゃもしゃした獣毛を軽めに縮絨してフェルト状に固定したような面白い生地。 何が使われてるんでしょう、 モヘア、ウール、ナイロン……、 この辺りだと思うのですが、品質タグが切り落とされてるので憶測の域を出ません。 “品タグ切るならブランドタグも切り落とせよ”なんて思っちゃいますが、でもブランドタグだけ残しちゃう気持ちも分かる……。 全然分かる……。 さて、近年の主流となりつつあるような景気の良い大判ストールとは逆のポジション。 結構短い“ショートマフラー”です。 気の利いたお洒落な巻き方とか出来ません。 茶目っ気の無い1ループかヒーロー巻きくらいです。 でもその飾り気の無い朴訥を狙ってます。 サンプルでも写してますが、ハットのバックブリムも巻き込んじゃうくらいのぶっきらぼうなノンシャラン。 それを的確に作ってくれるクリティカルなアイテムカテゴリだと思います。 このレーベルってのも、なかなかどうして解釈一致でしょう。 サイズ概寸 23×144 ポップアップでは、これくらいのショートマフラーをキーアイテムとして幾つか持っていきます。
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MILITARY Extreme Cold Weather Face Mask
¥11,000
極寒地帯での任務を想定したフェイスマスク。 裏面はフェルト状のあたたかい素材が使われています。 あんまり戦争で使われた品物を積極的には扱わないんですけれどね。 そこの線引きってのは 色んな考え方が自分の中にあって ダブルスタンダードじゃきかない。 だから、これを取り扱うに当たって正確な動機を説明出来ないんですが、今も昔も、誰も真面目にファッションに取り入れないであろうインパクトピースを、今こそ真面目にファッションに取り入れたいと思ってご紹介致します。 我々の生活を大きく揺るがしたパンデミック以降、こうしたフェイスマスクの類はある程度真っ向から受け入れられるようになってきたと思います。 それは、私個人としてもです。 バラクラバなんて、以前は絶対に流行らなかったでしょう。 流行らなかったどころか、圧倒的にハードルが高かった。 “犯罪者の正装”みたいなイメージがあまりに強過ぎた。 それがコラボワークとは言えユニクロからさえもリリースされる時代。 「顔を隠すことの心地良さ」 これを感じたタイプと 別に感じなかったタイプ 大きく分かれたと思います。 私は勿論大いに後者なんです。 目立ちたくない訳ではない。 目立ってもいいけど“自分”を特定されたくない。 そんな、側から見りゃ意味不明なマインドにご共鳴いただけるナイーブなハジケリスト諸賢へ。 正統に顔に装着するも良し、 ストラップのアジャストレンジを活かして腕章みたいに使うのも面白いです。
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R.NEWBOLD (U.K.) Double Check Patterns Layered Design Short Stole
¥8,000
今回野暮ったさのフィルムとして意図的にピックアップしてみた「ショートマフラー」。 ハットのバックブリムすら巻き込むくらい無造作に無頓着に巻く、ダンディズムと隣り合うノンシャランが理想像です。 それを叶えるにあたって かなり確度の高いアイテムなのかなと。 こちらはイギリス製のユニークデザイン。 ブロックチェックの“ブロック”の中に タータンチェックが入ってます。 クラシック×アヴァンギャルド って感じ。 ちょっと解釈がチープ? でも 伝統的な柄に宿る重厚なクラシシズムも、 それを皮肉ってアレンジする 捻くれたセンスも、 ザ・イギリスって感じ。 ……何というか 外から求められてるイギリス像を サービス精神でやってくれてるのかなって思っちゃうくらい。 R.Newbold。 ディレクターはポールスミス。 あり得るよなぁ……。 Made in U.K. サイズ概寸 27×134
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JAEGER Heavy Spangles Design Oversized Silk Stole
¥11,000
1880年代から2010年代後半まで続いた 英国のファッションレーベル。 およそ130年ですか。 この国の老舗はちょっと桁が違いますね。 オードリー・ヘプバーンやツィギー、マリリン・モンロー等、錚々たる面々のアウトフィットを彩ってきた重鎮。 さてこのレーベルのイメージと言うのは本当人其々って感じでは無いでしょうか。 ローからハイまで結構手広く、テイストで言えばブリティッシュトラディショナルを土台に、時代に合わせて風味を色々ブラッシュアップして……という感じで。 で、レディースはその枠からある程度自由に羽ばたくアイテムが多いように思います。 今回のこの大判ストールなんて特段そうです。 羽ばたき過ぎ。 太陽がすぐそこ。 夥しい量の黒金スパンコールをストールエッジに過密に敷き詰めたファビュラス・デザイン。 土台は勿論、優美なシルクシフォン。 スパンコールで全面を覆い尽くさず、エッジだけに留めているのはシルクシフォンの美しさを活かす意味合いと、更に首に巻くときの繊細な肌触りの確保でしょうね。 ハイエンドの世界に当たり前のように飛び交う丁寧な配慮。 さあそんな重厚な刺繍アイテムがインド製と来たもんですから、Driesと同じ目線で、何なら恐らく彼より早く目を付けて、刺繍仕事のメッカで作ってもらってた訳ですね。 イギリス国内でこのプロダクトは流石に厳しいでしょうし。 言わずもがな、クオリティは折り紙付き。 何も捻らずふわっと羽織るだけでそこは夜会。 タキシードなんて普段使い出来ませんけれど、これなら夜会エッセンスをデイリーに持って来れます。 カジュアルなフーディにヒーロー巻きなんて最高に気分。 Made in INDIA サイズ190×66
日本国内送料無料