洋服解読所
-
c00's GBH (U.K.) Hibiscus Graphic Design Tee
¥11,000
以前も一度ご紹介したUKのストリートレーベルGBH。 前回の黒TeeはUKにおけるストリート・アイコンをプリントしたデザインでした。 こちらは直接的なストリートへの言及無し、ポップなイエローにハイビスカスを乗せたトロピカルなビジュアル。 一周ぐるっと花鎖で囲んでレイみたいにするところ、その半分は刺々しいイバラの切替。 「綺麗な花には棘がある」みたいな話じゃなくって、浮かれたトロピカルムードそのものへの皮肉。 これを分かりやすい黒Tee×赤/白プリントとかじゃなくて、ポップなイエローでやる所にこの国のセンス(と言うか性格)を感じます。 首裏バインダーテープ無し、それどころかネックラインを共布で包むだけ……という珍しい縫製仕様。 多少ストレッチが効いています。 徹底的に“アメリカっぽくない”Tシャツ。 Made in U.K. サイズ表記S 肩幅:42 身幅:44 着丈:60 袖丈:23
-
2004's U2 Neck-Layered Design Tour Tee
¥19,000
2004年に行われたU2のVERTIGOツアーTee。 U2聴いたことない方でも耳にしたことがあるかも、iPodのCMにも使われた名曲です。 これは言っちゃえばバンTeeなんですが、一般的なそれらとは大きく大きく違います。 バンTeeなのにカッティングに凝ってる。 カッティングってギターの話じゃないですよ、服の製図です。 襟ぐりのリブニット部分がとってもユニーク。 明るくしないと見えづらいかも。 モードブランドみたいな変則レイヤードで作ってる。 こんなのやってたレーベルありますよね。 マックイーンだったか? 確かな記憶ではありませんが、これはただのマーチャンダイズにしては異例のプロダクト。 青と白の混じったメランジボディ然り、何故かイタリアで作ってる点然り、どうもただのツアーTeeとは事情が違いそう。 サイズ感はゆるめ。 背中にナンバリングTeeよろしく所属も書いてあることですし、一枚でドンと着るのが1番映えます。 Made in ITALY サイズ表記XL 肩幅:53 身幅:58 着丈:73+4.5 袖丈:28 レイヤードで使われている後ろ側の襟だけ異様に幅が広いです。 普段は付け足す襟分を加味して少し繰り下げられるネックライン、それを考慮してカットソーのリブ襟含めて着丈測定をしますが、この太巾リブは流石に一緒に出来ない。 リブを含まない着丈と、4.5cm巾のリブです。 レイヤードビジュアルも面白いですが、それらの高さが違うって部分が更に面白い。 どうでしょう、益々不可思議に思えませんか。 ツアーTeeでここまで凝るのか?と
-
2000's DOLCE&GABBANA Rib-Edge Design Viscose Knit Polo
¥15,500
SOLD OUT
ヴィスコースメインのニットポロ。 普通のニットポロとは大きく異なるデザインです。 前立て端のジョークがとってもユニーク。 平編みのボディに対してリブ編みの切替を差し込んでシルエットをキュッとテーパード………なんてのは、普通のセーターの袖口や裾で幾度と無く目にしますよね。 このトップスは、アレをポロシャツの前立て部分でやってるんですよ。 タートルネックみたいなネックデザインを土台に前を切り開いて倒して、襟にする構造なんですが、ハイネック部分(襟に化ける部分)に件のリブニットを割り込み! すると、セーターの袖口みたいな局地的なテーパーが襟先に誕生するという理屈。 肌触りの良い黒の半袖ニットってのがそもそも気分にピッタリ合う、そこに唯一無二のアイデア・ディテール。 一枚でピリッと着てもサマになるんですが、どうしてもジャケット重ねたくなる服です。 本当に。 体感して欲しい。 ジャケットを引き寄せる引力が凄いの。 袖口の軽いヨレなど、程良く着古されてる個体ですが、まだまだ普通にカッコよく使えるコンディション。 Made in ITALY サイズ表記46 肩幅:37 身幅:45 着丈:59 袖丈:20
-
m90's FILA (US) Milky Purple Worn Out Tee
¥12,500
見慣れ過ぎると何処の国か分からなくなる事があります。 FILAはイタリアのブランドです。 なのでイタリア製、ないしユーロメイドが一応オリジナルっちゃオリジナル。 (ここまでインターナショナルに成長するとそんなのも些事ですが) で、この個体はアメリカ製。 この色!滅茶苦茶ユーロっぽいのに! 80年代、アメリカに憧れて自由な配色、オーバーなサイジングでストリートを席巻したイタリアン・アメカジ。 弊店でもよくフックアップしてるムーブメント。 その影響そのまんま、みたいなカラーパレット。 だのにアメリカ製。 ある種の逆輸入とも言えようか。 ヘイジー/ミルキーな円やかパープルのボディ。 リズムの良いアクティブな配色がそれを引き締める。 「アメリカっぽいユーロ」 は意識して集めた文脈ですが 「ユーロっぽいアメリカ」は全くの盲点。 めちゃくちゃ珍しくって、それ以上に面白い背景のある1着。 折角なので攻めた色遊びなんかもご検討いただけたら個人的に嬉しい。 売れちゃったけど、赤いチェックシャツのインナーとか、ピンクのジャケットのインナーとか。 (攻めた合わせの方が、グラフィックの内容に使われている色が良い仕事します) Made in USA サイズ表記L 肩幅:61 身幅:63 着丈:74 袖丈:20
-
c80's BANANA RPB. Ancient-Mural-ish Monkey Graphic Boro Tee
¥12,500
エンシェント・ミューラリッシュ (ミューラル&ish) :古代壁画風 昔の文明それぞれの筆致とか作風とか知りませんけれど、壁画で残っていそうなタッチのグラフィック。 南米か、アフリカか……。 で、モチーフは猿。 猿ってのは北米にはいません。 生息していません。 バナリパの本拠地アメリカからは、完全に未開の地を想起させる動物。 (ついでにヨーロッパにも生息していない) 最初からアドベンチャーに即したワクワク感をファッションシーンに輸入しようとしたこのレーベルにとって非常に意味のあるモチーフです。 パッと何色と明言できないアンニュイな色味は褪せたパープルネイビーって感じ。 これがまた珍しいカラーリング。 「バナリパらしさ」 「バナリパらしくなさ」 両方多めに入ってる面白いカットソー。 結構着古されたボロい個体。 当て布まで入れたリペアまで。 これもまた美しい。 サイドシーム無しの丸胴、天地ミシン。 ボロ映えする条件。 本当にサファリを生き延びて来たような、ガチのWorn-Out。 Made in - サイズ表記 - 肩幅:44 身幅:48 着丈:67 袖丈:18.5 内タグ欠損
-
c90's CANADIAN VTG Flags Printed Worn-Out Tee
¥8,000
カナダの東海岸、その果てにある港町 FalixのTシャツです。 日本で言うと横浜みたいな感じでしょうか。 ケベック州の南東隣だからフランス文化が入ってるのかな、と思いきや、根付いてるのはどちらかと言うとイギリス文化だそう。 プリントされているのは国旗じゃ無くて航海に使われる信号旗。 あんまり見る事の無い旗です。 何世紀にもわたって海事の歴史が紡がれてきたこの都市を象徴するグラフィック内容。 海が好きな方が着られるのも素敵ですし、カラーリングの可愛さで選ぶのもまたファッション。 ネックライン裏面にはキチンとバインダーが叩かれていて、同時代のヨーロッパよりも同時代のアメリカの作り方を踏襲してる感じがします。 各裾は天地ミシン。サイドシーム無しの丸胴ボディ。 全体的に薄汚いのがまた格好良い。 着古しの映えるボディ条件です。 カラッと渇いたラフな白Tee、夏の季語である洋服に乗るに相応しい、爽やかなビジュアル付き。 夏に着てください。 Made in CANADA サイズ表記XL 肩幅:55 身幅:59 着丈:74 袖丈:20
-
c80's IRISH VTG Metro Printed Worn-Out Boro Tee
¥9,000
アイルランド製の珍しいSCREEN STARS。 Styled in USA…… あぁ、結局アメリカ製じゃなくて、近辺の低賃金の国に任せるやつね………なんて思ってたら、まさかのアイルランド。 完全にヨーロッパ企画の個体でした。 ネック内側のバインダーが擦り切れる程着古されたボロコンディション。 ボロいだけじゃなくて結構薄汚れてる(残ってる)バッドコンディション。 (一応洗濯済) アイルランドって地下鉄無いのに、メトロのグラフィック入ってるの良いですよね。 ちなみにこのグラフィックは実在する楽曲のものです。 86年のGONZALO(Spain)の楽曲 “Vente al metro”より。 SpotifyにもAppleMにもあるのでよかったら聴いてみてください。 ゴキゲンな感じで良いです。 メトロが開通した時代のウキウキ感みたいなのがあります。 組成は消えて読めません。 多分コットンポリのミックス。 サイドシーム無し、丸胴の天地ミシン。 ボロの映える、完璧な生地でのバッドコンディション。 とても良いです。 Made in IRELAND サイズ表記- 肩幅:54 身幅:58 着丈:71 袖丈:19
-
e2000's HARLEY Retro-Pop Font Worn-Out Printed Tee
¥15,000
ダビッドソンじゃない方。 最初からストリートレーベル(サーフ系)として始まったハーレー。 の、初期個体。 中々に珍しい個体です。 おおよそ2000s初頭。 創設年の1999年製と言われても納得出来る雰囲気。 シリアスでキレた雰囲気のストリートシーンに可愛げのあるポップ・エッセンスを持ち込んだレーベル。 どう書けば丁度良い温度で伝わるだろう。 「眉間に皺を寄せない人達のストリート」とか。 古臭いアメリカ製ボディの野暮ったい着古し、反して乗っかるグラフィック&フォントはレトロの周回で今また新しい。 ベタっと分厚いインク。そこに入るクラック。 「染み込みプリントとテロテロボディ」って既定路線とはとっくに袂を分つ、我々の時代の情緒。 ガシガシ系コットン&ベタ塗りプリントです。 サイドシーム無しの丸胴、そのサイドパートにプリント乗せてるのが個人的に好き。 これは直立すれば左腕で隠れる位置。 人体の動作があってこそ可視化されるグラフィック。 レーベルとしてのアクティブなスタンスを示すようなアイデア/デザイン。 (そこまで考えてる訳じゃないと思うけど) Made in USA サイズ表記M 肩幅:47 身幅:50 着丈:70 袖丈:20
-
c90's CHIEMSEE Logo Graphic Classic Orange Tee
¥8,500
僕個人が結構好きで、意識的に集めてるドイツのアクティブウェアレーベル。 ギア感のあるアウターとか、テクニカルなバッグとか、それら全ての根底に通ずる個性的な野暮ったさとか、なかなか素敵なバランスの個体が多いです。 これはそういう御託無視。 胸にロゴグラフィックを入れただけ、シンプルなカラーTee。 アプリコット・オレンジってのがレーベルの印象ドンピシャで素晴らしい。 ギリシャ製、アメ物みたいに丈夫に作ってないラフなTシャツ。 ネックラインの縫製にバインダーとか被せないのがこのレンジの特徴です。 裾のステッチどうこうよりも、ネック周りの作りの違いにこそ目を向けるべき。 あんまりこねくり回さず、一枚で海に行きたい系。 Made in Greece サイズ表記XL 肩幅:53 身幅:59 着丈:69 袖丈:19
-
00-10's HUGO BOSS Red-Line-Neck Nudy Color Tee
¥8,000
ピマコットンのカノコTee。 古過ぎない、現代HUGO BOSS。 薄い色のベージュのオーバーサイズの中、浅いVネックにレイヤードされたレッドラインが目に心地よい。 折角ここにアクセントがあるんで、同じくらいのボリュームの華奢なネックレスで馴染ませたり、なんて素敵じゃない。 気を使わず雑多に着て良いTeeです。 裾からチラリ覗く色が白や黒じゃ嫌な時があるはず。 色んなスタイルのニュアンス・インナーに是非。 Made in THAILAND サイズ表記XL 肩幅:47 身幅:59 着丈:71 袖丈:25
-
c2000's GDC BAUHAUS Sampling Worn Out Tee
¥8,000
SOLD OUT
GDCのバウハウスTee。 異様に直接的。 バウハウスをデザインに引用する人ってみんな、関係のある作品や象徴的な要素を少し捻って取り入れて、分かる人には分かるよね…みたいな態度を取るように思うのですが、だからこそ、この服は異質に映ります。 バンドの方のバウハウスを言ってるのかと思いましたもの。 でも背中の小さなグラフィックが示すのはピエト・モンドリアン。 GDCのGをデフォルメしてるのかな。 (彼は正確にはバウハウスのメンバーではありませんが、強い影響を与えた存在であることには変わりなく。) ほんのりフェードしたブラックボディで、サイジングは小さめ。 いよいよバンド感出てきましたね。 コンパクトフィットの映える服です。 Made in - サイズ表記- 肩幅:42 身幅:45 着丈:54 袖丈:19
-
c2000's GDC × TANAKAKEI Nudy Color Graphic Tee
¥14,000
ブログ【習作】にて題材として触れた、肌色のTシャツ群からの1着。 身体の線をある程度拾ってくれるようなサイズ感で、洋服でありながらヌードの延長線を感じさせる色調。 この色でしか生まれない、小さな違和感。 この生々しさは今年から来年にかけて触れていきたい男性的な「健康」と「エロス」、ここにピタリ当て嵌まるピース。 ムードに関する詳細はブログに任せるとして、この服をちゃんと見ていきます。 - グラフィックデザイナー 田中啓 氏とGDCのコラボレーションワーク。 クラブシーンでのVJに始まり、ファッションシーンでもグラフィックデザインやVJの仕事を続けてきた同氏の貴重な初期作品。 現在はDSMでも取り扱いのあるBias-Dogのデザイナーをされています。 浅黒いライトブラウンのanvilボディに、特徴的なグラフィックデザインのプリント。 グラフィック内容をじっくり見れば見るほど正体の掴めない、カオスなビジュアル。 部分的にはロボットっぽい要素が散見されますし、大筋はその方面であるはず。 モーションキャプチャのバグで暴れる不規則な3Dグラフィック、なんて言われても納得は出来そう。 コンピュータグラフィックの隆盛、それがストリートシーンにまで降りて来た当時のムードをその身に映した個体です。 Lサイズだけど実寸は小さめ。 Made in EL-SALVADOR サイズ表記L 肩幅:42 身幅:45 着丈:58 袖丈:21
-
e80's CAESARS-PALACE GP Nude Collar Staff Tee
¥15,000
ブログ【習作】にて題材として触れた、肌色のTシャツ群からの1着。 身体の線をある程度拾ってくれるようなサイズ感で、洋服でありながらヌードの延長線を感じさせる色調。 この色でしか生まれない、小さな違和感。 この生々しさは今年から来年にかけて触れていきたい男性的な「健康」と「エロス」、ここにピタリ当て嵌まるピース。 ムードに関する詳細はブログに任せるとして、この服をちゃんと見ていきます。 - これは 【F1の全然人気が無かった回のスタッフT】。 人気が無かった回です。 F1にもそんなのがあるみたい。 1981-82年に行われたシーザーズ・パレスGPの公式マーチャンダイズ。 一般販売された物とは微妙に違うスタッフTeeです。 シーザーズ・パレスホテルを背景に、颯爽と駆けるレーシングカー。 駆体の前面には“NISSAN”のロゴ。 (一般販売分はここが“DATSUN”になってます) 背面には同時期に発足したラジオ番組《VUSIC21》のスポンサードロゴ。 VUSIC ってのはMUSICとVISUALのミックスでしょうか。 この名付けのルーツまでは調査が及びませんでしたが、私はそうだろうと思っています。 ボディはAnvilのChed。 80年代を中心に小規模ながら展開されたブランチラインです。 70'sっぽいテロテロの生地。 スリムフィットと長めの着丈。 ボディだけみると“肌着性”が強いのですが、そこにアグレッシブなグラフィックが乗ることで、現代街着としての“Tシャツ”のバランスを獲得しています。 「なんか調子良いTee欲しいな」 なんて、みんな漠然と抱いてる感覚なんですが、これくらい中身のあるTeeだと、“なんとなく”から一歩踏み込んで自分のパーソナルピースになってくれるんじゃないでしょうか。 ジャストサイズで着ましょう。 Made in USA サイズ表記M 肩幅:41 身幅:42 着丈:67 袖丈:17
-
NASIR MAZHAR Graphic Design White Tee
¥11,000
ナジールのグラフィックTee。 2010年代のストリートファッションを先導(扇動?)したレーベルのひとつ。 ロゴの主張が強い印象ですが、それはあくまで本題じゃなく、本旨は「編集の時代」に入ったことを強く知らせるコラージュ調アートワークを前面に押し出した点だと思います。 その材料として分かりやすかったのがロゴ。 様々な素材や技法をイレギュラーに並べ、そこで生まれる偶発的な/そこからしか生まれない 新しい美しさを洋服に乗せていたレーベル。 かなり飛ばした素材選びが多いです。 その中で、このカットソーは割と手加減してくれてるんじゃないかな。 グラフィックデザインでそのバランス感覚を示した1着。 色々合わせてみて思いましたが、配色が滅茶苦茶良い。 色んな服に合います。 当時のNASIRと縁遠い服と合わせるほど楽しい。 Made in ENGLAND サイズ表記L 肩幅:52 身幅:55 着丈:72 袖丈:19
-
06S/S KRIS VAN ASSCHE Half_Separate Twist Collar Design Polo
¥16,000
2000年代半ば、均整の取れた身体美をベースに据えたスリムフィットの流れ。 ただ細くするだけでなく、大胆で趣味の良いウィットを絡ませたのがこのデザイナー。 ライトグレーのポロシャツです。 比翼仕立てのフロントは随分深い位置まで開き、襟はネックラインと繋がっていない。 襟はネックラインと繋がっていない。 思い切ったツイストです。 後ろ襟ぐりは身頃に繋げず部分的に分離。 その分離に、襟が棒状であるのをいい事にグルグルと捻ってツイストを追加。 「捻ったデザイン」って言葉があるけど本当に捻ってるのがこの服。 物理的に。 真面目過ぎなくて良いですよね。 スリムシルエットでありながらもダウナー過ぎず、快活でヘルシーな男性性も兼ね備えたメンズ像のデザイン。 Made in Belgium サイズ表記XS 肩幅:37 身幅:43 着丈:61 袖丈:16
-
c90's ISLAND Stencil Taste Logo Design White Tee
¥15,000
ISLANDの白Tee。 少し前にレザージャケットをご紹介した、フランスのデザイナーズレーベルです。 (というか、フレンチアイビーを形成したセレクトショップのオリジナルレーベル) 前後にシンプルなグラフィックプリント。 言っちゃえばこれは“ロゴもの”になるのでしょうけれど、誰もこんなレーベルは知らないのでロゴものとして嫌な光り方はしないでしょう。 ゆるくもない、細くもない、ベーシックなフィッティングのLサイズ。 で、着丈が基本より若干長め。 これはニットの裾からちょろっと白Teeを覗かせたい時にめちゃくちゃ有用。 なので夏っぽい服だけど早めに出します。 Made in ITALY サイズ表記L 肩幅:48 身幅:54 着丈:78 袖丈:21
-
YEN JEANS by MICHIKO KOSHINO Fictional Japanese Printed L/T
¥39,000
様々持ち上げられるヴィンテージTeeの中でも極北。 多分2度と出逢えないロンTee。 Yen Jeansの変な日本L/Tです。 “変な日本語” ってより “変な日本” 。 スピ系を茶化すような、ギリギリのグラフィックデザイン。 『要盛り塩』ってお前。 サイズは小さいです。 「身体によくなじむ」そうですから、多分スキニーフィットを前提としたデザインではあるのでしょう。 インディゴでの製品染めによる着古し加工はありますが、それに加えての本当の着古しも加わっていると思います。 内タグが真っ白。 様々な注意書きを守って、神聖な気持ちでお楽しみくださいませ。 Made in - サイズ表記- 肩幅:40 身幅:46 着丈:53 袖丈:55
-
VISVIM Deep Henry Neck Faded Black Thermal L/T
¥9,500
Visvimの黒サーマル。 深く染まり切らない、光を吸い込み過ぎない、浅い黒。 サーマルならではの《黒色》のバリエーション。 実用品としてのサーマルよりも数段柔らかな、あくまでデザイナーズレーベルから出るサーマル。 良い意味で、リファレンスの良いところを欲張って掴んだデザイン。 こんなの今年滅茶苦茶着たい服じゃないでしょうか。 ドレッシーな理想型をリアリティを伴ってブラッシュアップしてくれるポジション。 ポリエステルの割合がやや高めのソフトコットン。 軽やかで心地よい肌触りも大きな魅力です。 Made in JAPAN サイズ表記M 肩幅:41 身幅:49 着丈:69 袖丈:67
-
1980's AMERICAN SYSTEM by OLMES CARRETTI Fauvism Graphics Rib_Design Tee
¥21,000
Olmes CarrettiによるAmerican System。 80年代半ばから、90年代初頭までだけ展開されたレーベルです。 ベスカンよりも気持ちアシッド。 このカットソーなんて分かりやすいと思います。 どこかプリミティブな出自不明のファンシーな幾何学模様と、フォービズム調の彩色バグのミックスグラフィック。 かなり攻めた要素選びしてますね……。 他に誰が取り扱えるのか。 目がチカチカするギリギリまで尖らせたビジュアルなので 「総柄!うるさい!総柄ガラガラ!」 って感じでシャットアウトしちゃう気持ちも全然分かっちゃう。 僕も割とそっち側ですからね。 その天然拒否反応に勝るだけの突き抜けた独創性を感じられたからセーフって感じ。 この人のデザインって刺繍仕事とかグラフィックデザインとか色使いが魅力だよねってよく語られるですけれど、本当にその通り。 刺繍とか動物モチーフとか封印しての薄物トップスデザインでもこのクオリティで出てくるんだから。 そしてグラフィックや彩色以外、ディテールも凝ってる。 ベスカンでよく使われる凝ったリブ仕事。 スウェットみたいでしょう。 接ぎ目の閂ミシンも入ってる個体です。 ここの色使いもまたエキセントリックで最高。 タグが切られてますけれど、疑いようのないOlmesデザイン。 ここまで突き抜けた物もなかなか出てこないでしょう。 コーディネートし易いかはまた別ですけれど。 Made in - (ITALY) サイズ表記- 肩幅:48 身幅:52 着丈:73 袖丈:28
-
BY AMERICAN by OLMES CARRETTI Fatty Wide Sweat
¥18,000
イタリアから見たアメリカンカルチャー、それもインターネット以前の時代のサンプリング。 「ぽいな〜〜〜〜〜」 って 今を生きる我々はこの当時のことを簡単に知識として蓄えているからそりゃ言えるんですけど、 この時代にこんな高い解像度で引用出来るの普通に凄いと思うんですよね。 カラー選定の際に生じるほんの僅かなユーロっぽさ(この個体に関してはそれはほぼ無い)、アメリカナイズを誇張するかのような過激なボディバランス、そして幅の短い各所リブなど、まぁ差異を見つけようと思えば見つかるんですけれど、これがイタリア古着だなんて普通思いません。 この辺りの時期で同国ではCPカンパニーがスタートしたり、競合だとベネトンなんかが似たようなテイストの提案をしていましたね。 アメリカンファッションが覇権を握っていた時代。 椎名林檎さんが 歌舞伎町の女王をつくった時にはまだ本人は歌舞伎町に行ったことは無かった なんてエピソードがありますけれど、それに近しいものを感じます。 *OLMES氏がアメリカに行ってないって話ではなく、そこに実際住んでいる人間が作ったらこの作品にはなってないんだろうな、というね。 BEST COMPANYの前身、バイアメリカンより。 Made in ITALY サイズ表記L 肩幅:55 身幅:66 着丈:60 袖丈:50 (裄丈:72) 極端なドロップショルダーのため、裄丈をご参照ください。
-
1998S/S RAF SIMONS Tie-Dye Design Skinny T-SH
¥65,000
初期なんて特にそうでしょう。 服ではなく、群像劇。 群像劇の材料として服があるだけ。 なので後世にて服を単品でご紹介するとき、どうもパワーに欠ける気がします。 まあ当たり前か。 モノクロのタイダイに染められたストレッチカットソー。 モノクロと言えど、ほんのり温かみの残る微妙な色調。 襟ぐりはリブではなく共布のバインダーセット。 中途半端な5部袖の袖口も同じく。 裾はシャツのようなラウンドカット。 なるほどこんな服他には無い。 でも大事なのはそこではない。 ショーの冒頭は痩せたメンズモデルのほぼみんなが上裸。 とことんスキニーで痩せ細ったモデルがキャスティングされていました。 (その殆どがプロではない) 気怠げで退廃的なランウェイ。 このTシャツに映る、微かに温もりが残った暗い微睡みが極限まで濃縮されたコレクションでした。 そのひとかけら。 Made in Belgium サイズ表記48 肩幅:39 身幅:44 着丈:62 袖丈:37 着用画像は160cm、肩幅おおよそ40。 非常にストレッチの強い素材ですが、肩幅だと42くらいの方までで適切なフィット感です。 それ以上はちょっと不安です。 48サイズでそれ??? って感じですが、それです。 細身のモデルに、スキニーフィットで仕立てているのでこんな感じです。 故にライクラが10%も入ってます。 しかし劣化無しの非常に良好なコンディション。
-
TAVERNITI (Origin) Hem Printed Design Soft_Pile L/T
¥15,000
ユーロオリジナルの古いタヴァニティ。 歴史の中で一瞬の煌めきを見せたイタリアン・カジュアルの黄金期、正にその渦中にいた時期のオリジナル・プロダクト。 ロンTとスウェットの中間みたいなボリュームのトップスです。 フットボールTeeを手本取ったヨーク切り替えの構成。 インナー使いで裾だけがチラリと覗くだけでも、強いインパクトを残すカラーチョイス。 アプリコットとするか、オスマンサスとするか、イエローとオレンジの中間地点、甘く優しいビタミンカラー。 この誘目性は、色味そのものに加えて生地感のせいもありましょう。 ボリュームを控えめに抑えた薄手のショートパイル。 タオルの代わりにはならないけれど、普通のロンTよりも若干のふくらみを持たせたテキスタイル。 この生地ならではの光の吸い方。 他に無い鈍い光沢を作ってくれます。 そして決め手。 裾部分に集中させたストリートテイストのグラフィティ・デザイン。 ここにグラフィックを置くのであれば、もう使い道は決まったようなものでしょう。 この色味のスウェットを着る時に生じる面積調整の意識そのまんまで大正解。 同界隈の他レーベルが皆んな黄金期のアメリカン・カジュアルを手本取っていたこの時期に、アメリカはアメリカでも リアルタイムで勃興していた不良テイストのストリート・エッセンスを取り入れていた部分も秀逸。 そんなイタリア服無いって。 後世から見ればオーパーツみたいな、後のENERGY系に続く先駆的デザイン。 Made in ITALY (SPORTSWEAR COMPANY) サイズ表記M 肩幅:64 身幅:61 着丈:72 袖丈:54 裄丈:85
-
80-90's ITALY VTG Acid Patterns Mix Design Hooded L/T
¥14,000
作った人間を心配してしまうようなアシッドビジュアル。 何柄? 古いOXBOWのフルパターンを衝突させたような印象。 ペラペラのロンTee、フード付き。 袖は柄の切り替えに紛れ込ませて、申し訳程度のフェイクレイヤード。 季節的にミスマッチもいいとこ、アウターメインの中で一応これも混ぜ込んでみます。全然寒いけど。可愛いから。 あったかい部屋の中でずっと仕事をする方には普通に良いんじゃないかなとも思ってます。 書いてある文言は 【BVM】 【Beach Volley Meeting】 ですって。 電撃が走るくらいカッコ良いでしょう、コレをゆるっと着て興じるビーチバレー。 AIが自動生成したような小綺麗系南国ビーチよりも、もっとエネルギーに満ち満ちているパワフルなビーチのイメージ。 行ったことないけどブラジルとか。 前裾のロゴパッチのノリ的に、ムエタイパンツとかもサンプルソースにあるのかな。 結局イタリア製です。 ってことはご当地モノが偶々面白いんじゃなく、それらの面白さとか可愛さを切り貼りして作為的に組み立てられたデザイナーズ・カジュアル。 レーベル名は 【MEETING】です。 あ〜!ミーティングね、アレね、良いよね〜〜…. Made in ITALY サイズ表記L 肩幅:58 身幅:63 着丈:66 袖丈:57
-
DIRK BIKKEMBERGS Metal_Tapes Design Tight_Fit Knit
¥36,000
こんなビジュアルですがメンズ服。 このレーベルには 「女性向けのメンズ服」 なんて珍しいコンセプトのラインも存在しますが、それとはまた違う、通常のメンズライン。 タイトに設計してフロントにテンションを掛け、そこで生まれる肌見せを意図的にデザインした服。 これはモードの世界で偶に見られる美的感覚。 メンズレディース問わず、偶に見かけますね。 基本的にはそれらはボタンで前を留めてるんですが、このモデルはメタルトップ付きのベルクロテープ。 金属を洋服に持ち込む類のデザインに関してはこの人の右に出る者はいません。 いや、Montanaは例外としてね。 伸縮前提のリブニットというチョイス、そして前を隠す気が無い疎なベルクロ配置、これは完全にフェティッシュな肌見せを意図したデザイン。 今やっと気分です。 着回しのしやすさとか 防寒とか 二の次。 ワクワクドキドキの儘に攻めるファッション。 現代のドレスアップってのは フォーマルに粧し込むことじゃなく、こういう服を着ることだと思います。 Made in ITALY サイズ表記S 肩幅:33 身幅:36 着丈:49 袖丈:63 メンズ企画ですがあんまりガッチリ体型だとストレッチが追い付かない可能性もありますから、こちらからは一応細身の方へ推奨とします。
日本国内送料無料