洋服解読所
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2000's ARMANI JEANS Hazy Red Athletic Design Tee
¥8,500
アルマーニのアメカジ・テイスト。 2000年代の半ばくらい。 アルマーニ・ジーンズは元来時代を切り拓くような前衛的なデザインを打ち出すラインって訳ではないので、時代の空気を読んでディレクションされます。 これは時代が求めるメンズ像が細身になってきた時代に、アルマーニらしさを混ぜ込む余地のあるテーマとして目を付けたミリタリー・インナーウェアの文脈。 サーマルシャツ調子のスリムなボディに、ミニマムでほんのり地厚なコットンスムース。 胸には立体感のあるフロッキープリントでロゴ(隕石かな?)を置いて、ボディ全体の色味設計の段階でようやく、アルマーニらしい洒脱なカラーパレットを投下。 アメリカの太陽で自然に褪せたような、柔らかいフェードレッドを最初から。 偶然の一致か狙い澄ました一発なのか知る由もありませんが、各要素のコードが重なる一瞬を見事に射抜いています。 ネックラインや袖口のバインダートリムも雰囲気に合ってて完璧。 このディテールが生む袖形状の保持力のおかげで、トルソーの腕を抜いても袖のシェイプは明確。 Tシャツなのに。 ボロくても様になる服ですが、まだ結構綺麗なコンディションです。 (胸の位置に横線状の薄い焼けあり) ここからの各セクション、じっくりお楽しみください。 Made in Mauritius サイズ表記M 肩幅:41 身幅:44 着丈:62 袖丈:19
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1984's BARBICHE Hazy Red Worn_Out Box_Cut Tee
¥16,000
SOLD OUT
菊池武夫 御大が創設し、一時代を作り上げたメンズビギ。 このメンズビギ社から展開された小さなブランチの一つがBARBICHE。 64年にクチュールを手掛けて以降、1960年代の後半をヨーロッパでの研鑽に費やした同氏がメンズビギ社に宿したヨーロピアン・テイストの影響力は非常に大きく、現代まで続くデイリーカジュアルの基準となっています。 (こう書いても過言じゃないでしょう) フロントに鎮座するラフスケッチは、英国教会のカンタベリー大主教に向けて、日曜日に映画館を開けてくれと言っているのかな? -日曜日に映画館は営業すべきでしょうか?1933年、私は熱心な客でした。- と書いてあります。 その後、 Barbiche 1984と。 ヨーロッパの何処かで見かけた風景かポスターをでもサンプリングしているのか、はたまた妄想でこの解像度をやっているのか。 考えたいけど解き明かしたい訳ではない。 柔らかく霞ませたヘイジーアッシュの朱色。 ネック広め、ネックライン裏のバインダーは無し、ボディサイドシームも無し、裾は各所天地ミシン。 プリントの内容含め、古着でしかありえないような存在。 これを狙って作れるデザイナーズレーベルもなかなか無いとは思うけど、何より今は生産背景の問題も大きいと思う。 素晴らしい遺物です。 Made in - サイズ表記- 肩幅:54 身幅:56 着丈:60 袖丈:18
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UMBRO × KIM JONES Character Graphics Easy C/S
¥20,000
2000年代、コンピューターグラフィックが最高速度で発展した時代の、不気味なまでにクリーンなアンダーグラウンドの空気感。 謎の円形キャラグラフィックの4×4ピッチ。 サッカーボールインスパイアでしょうか。 手書き風の筆致に配色だけがアシッド。 誰のグラフィックなのかしら。 AIに聞いてみたけれど、聞くたびに違う答えが返ってくる。 それにしたって中々簡素な作りです。 バッグネックのバインダーテープは無し、ネックラインの縫い代を押さえるステッチすら無し。 細巾のネックリブはふらふらと頼りない。 ……アメリカのTシャツとは全然違いますね。 曲がりなりにもアンブロとのコラボレーションなんだからちょっとは丈夫に作れば良いのに。 でもこの国のTシャツってこうですよね。 あんまりTシャツに誇りを持ってないというか。 あくまでグラフィックアーティストのキャンバスみたいな扱いのように感じます。 結果的に後にも先にも無い独特のバランスに着地して、結局Tシャツに-いや、洋服に-必要なのは “丈夫さ”とか“縫製の綺麗さ”ではなく、それらが結実した結果、ワクワクするのか?って所だよなぁと再認識させられる。 「感覚だ」と諦めることも重要です。 ファッションは文字にならない。 文字にならない感覚を伝えるためにファッションはあるのだから。 その中あえて言うなら… ネイビーとパープルで作られた不安定なキャラクターが綺麗に整列して、カッ開いた瞳孔でこっちを見ている……という不気味さ80%、可愛さ20% って感じ。 Made in ENGLAND サイズ表記S 肩幅:45 身幅:42 着丈:60 袖丈:14.5
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c90's WORLD WIDE LOVE! Destroy Damaged Design Tee
¥8,500
WWL!のオールド個体です。 Zipperとか読んでた方なら覚えがありますよね。 青文字系という言葉が定着した頃のステレオタイプな「原宿系」ではなく、音楽をインスピレーションソースに、ちょっとデカダンな服作りをしていた初期の個体。 この服に限らず、なんか日本のファッション全般に関してですが、ある頃から要素や表現の全てに【括弧】が付いて、とってもコマーシャル的になりましたよね。 (文章の話じゃないですよ) どうせY2Kの悪用業者がこのレーベルにも欺瞞に満ちた修辞を沢山くっ付けると思うので僕は特別熱心にアーカイブする気は無いのですが、その中でファッション的に眺めてカッコよかった。そんなTeeです。 音楽に詳しくないのでこのグラフィックが誰なのか分かりませんが、なんとなく言いたいことは伝わります。 なので多分、ネックラインや背中に入ったナチュラルかつド派手なダメージも、全てデザインなのでしょう。 妙な信頼感があります。 グラフィックの下に置かれたオレンジ色のテキストは掠れて読めません。 裾と袖口のステッチは全て天地ミシン。 オーセンティックです。 残酷な話をするとブランドタグ取った方が値段が付きそうな服です。 でも絶対取っちゃ駄目。 ボロい服だからって汚い世界に放り込んでいい訳じゃない。 Made in - サイズ表記3 肩幅:48 身幅:54 着丈:64 袖丈:20
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e2000's DUFFER (EU) Club Emblem Design Pale-Blue Tee
¥20,000
トゥモローランドが輸入し、Editionにて取り扱われていた時代のDuffer。 2000年代前半、なんなら半ば。 ギリギリユーロオリジナル。 淡い水色のTシャツ。 中心のグラフィックは架空のクラブチームのエンブレム。 ベストカンパニーみたいなデザイン感覚だなぁ…… かと思いきや、これアメリカに実在するボートクラブ。 インターネット曰くこの会は1890年の創設ですから、グラフィックにあるest.1888というのも強ち間違いではないのでしょう。 なんでまたそんな所のモチーフを引用しているのか。 コラボという訳でもなさそう。 純粋にただ「アメリカ古着」をサンプリングしているんじゃないの、というのが一応僕の見立て。 やんちゃで素敵じゃありませんか。 エンブレム内に組み込まれたBENE POGNOはDuffer創設時から一貫する大切なスローガン。 注意してみると、この時代のグラフィック物には至る所にこの文言が見つけられます。 ネックラインは非アメリカ的なトリムエッジ。 一般的なリブでの切り替えを入れず、リブ布で端を挟み込む縫製仕様。 この時代のDuffer、ないし周辺に散らばるストリートテイストのイギリス服で散見される美意識。 軽微な汚れはちらほら残っていますが概ね良好なコンディション。 先ずは夏にレコメンドする清涼剤的なTee。 リラクシング・バランスのジャケットと合わせて是非。 Made in Portugal サイズ表記S 肩幅:47 身幅:53 着丈:67 袖丈:24
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1980-90's DUFFER of St.GEORGE Short_Sleeve Cotton Cable KN
¥22,000
ペールブルーのセンターにベージュの好配色。 境界線にはケーブルニット宛ら、網目紋様のニッティング。 スコットランドやアイルランドのクラシックなアランニットの名残を感じます。 大体のそれがオーセンティックで温かい、キチンとした(?)ウールで作られるところ、元ネタの完成度なんて気にも留めずコットンで軽やかに作り直したサンプリングデザイン。 各パーツを繋ぐのも、オーセンティックなセーターみたいに編み繋ぐのではなく、普通の布帛と同じ感覚でミシン縫製。 いわゆるニットソーです。 ネックリブの切替シームとか見てると、なんか違和感がじわじわ来ませんか。 ぱっと見セーターっぽいけど、奥の縫代押さえてないからシームの傾きがグラグラしてたり、どこかTシャツっぽい空気があります。 そして半袖というチョイスがそれを決定付ける。 【ありそうで無い】 今でこそ共通欲求として世に広まっているこの感覚をおよそ最速で世に打ち出した作り手として差し支えないでしょう。 ストリートの服だけど、これは明確にデザイナーズです。 先ずは1枚でTee感覚で、次は長袖シャツとのレイヤードもお楽しみください。 Made in ENGLAND サイズ表記M 肩幅:43 身幅:52 着丈:69 袖丈:31
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mid2000's GAP Switched Neck Design Copact KN
¥9,000
2000年代半ば、僕の好きなウィットがGapの服に宿っていた時代。 これタグ無けりゃGapだとは思わないでしょう。 ご覧ください、ミニマルなネックデザインの大胆なスイッチニッティング。 ディテール一つ、アイデア一つの美しさがレーベルイメージを軽快に踏み越えて来る、その瞬間を観測出来る貴重な個体です。 淡いベージュのハイゲージ、インナーとして100点満点のコンパクトなフィッティング、そして特に素晴らしいのは 「何も余計なことしてない」って所。 ここが実はとっても嬉しい。 下手なデザイナーズだと何か足し算をする恐れがある。 いや、それもまた良いんだけれど……ね……。 黙して語る、あわや沈黙に徹する、渋いニットです。 素材はイタリア製の滑らかなメリノウール。 素肌に着てもノンストレス。 Made in CHINA サイズ表記S (レディース) 身幅:46 着丈:57 裄丈:81
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c1990's THE DUFFER of St.GEORGE Line Design Black Piles Skipper
¥18,000
90年代くらいの古いDUFFER、ナイトタグ。 黒のパイルボディ。 夏に一枚で着ても満足感のあるやつ。 浅いスキッパーネック、トリッキーなカラーパレットのリブ切替。 白黒に赤を入れてるだけなのに、どうしてこうも変則的なんでしょう。 ポジション感覚としてはフレッドペリーみたいな感じです。 より悪ガキ感の強いフレッドペリーみたいな。 夏はもう終わるんですが(テキスト記入日9/30)、まあ旬のものをばかりを綺麗に展開したい訳ではありませんから、野暮ったくも並べてみますね。 Made in - サイズ表記M 肩幅:44 身幅:55 着丈:65 袖丈:24
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1990's KENZO (EU) Hidden Spangle Knitting Bustier
¥21,000
ナイロンみたいな極薄ニットはまさかのリネン製。 薄くて滑らかで、でもニットとして頼もしいコシがあるこの感じはナイロンだと思っていたんだけどリネンでこんな風合いが作れるのか、と驚いたものです。 (少しはナイロンも入ってるけど) で、そのニット組織の「中」にスパンコールが組み込まれています。 極薄組織を二重で編んで、それらをボーダー柄みたいなピッチで部分的に編み繋ぎ留めている構造ですから、確かにやろうと思えば可能ですよね。 「ここ部分的に空洞なんでしょ?試しに何か入れてみましょうよ」 からのスパンコールが大正解過ぎる。 スパンコールの直接縫い付けだとギラギラし過ぎちゃうところ、絶妙に柔らかくベールが掛かったような煌めき。 完全に夏っぽい服ですが、冬の朝の光ってこんな風に柔らかいですよね。 アシンメトリーに左側にだけ配されたフラップも可愛い。 絶妙な匙加減。 ショルダーストラップ部分からの線の流れをボディに繋ぐトロンプルイユ。 これがあるおかげでビジュアルにほんの少しリズムが生まれています。 元のテキスタイルデザインが面白いだけに、それを邪魔しないミニマムなチョイス。 中国製ですが、これはフランス本国で企画されたオリジナルピース。 そのクオリティはライセンスとは完全に別物。 Made in CHINA サイズ表記S 身幅:35 着丈:18+30=48 肩紐部分の丈が18 身頃部分の丈が30
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1980-90's EURO VINTAGE Tribal Pattern Jacquard Knitting Tee
¥12,500
ヨーロッパで流行したトライバル/エスニックの流れ。 最初はオートクチュールなどのハイファッションで珍しがられていた異国情緒が、ストリートに降りて来た時代です。 カラフルだけどビビッドに跳ね過ぎないカラーリング、そしてグレーというメインカラー。 とても合わせやすい。 色んな服と噛み合う、良い総柄。 この手の総柄って「セーター」で多いんですよ。 これは共通認識としてあるでしょう。 最近は総柄のジャンパー(セーター)にも注目が集まっていますよね。 よくあるカテゴリだからこそ、その使い方に筋が通っているOxbowなんかは殊更特別感があります。 あのノリ、インナーで使いたくないですか。 こんな猛暑の時代に分厚いアクリルセーターなんて待ってられないし、着れるのも真冬の2-3か月だけ。 アレをTシャツの規模感で見事に成立させているのがこの個体。 今から着れるし、軽いジャケットも無理なく重ねられる。 服としての良さ/珍しさもありますが、ファッションとしての良さ/使い易さにて 強いアドバンテージがあります。 こっちはかなり珍しいジャカードTee。 総柄が丁寧に編み成されたボディだけでなく、無地グレーの袖部分もジャカード組織で作られているのがポイント。 グレーの奥にノイジーなマルチカラーが眠っていて奥ゆかしい。 Made in Portugal サイズ表記XL 肩幅:64 身幅:64 着丈:72 袖丈:26
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1980-90's EURO VINTAGE Tribal Taste Border Pattern Tee
¥11,000
SOLD OUT
ヨーロッパで流行したトライバル/エスニックの流れ。 最初はオートクチュールなどのハイファッションで珍しがられていた異国情緒が、ストリートに降りて来た時代です。 カラフルだけどビビッドに跳ね過ぎないカラーリング、そしてグレーというメインカラー。 とても合わせやすい。 色んな服と噛み合う、良い総柄。 この手の総柄って「セーター」で多いんですよ。 これは共通認識としてあるでしょう。 最近は総柄のジャンパー(セーター)にも注目が集まっていますよね。 よくあるカテゴリだからこそ、その使い方に筋が通っているOxbowなんかは殊更特別感があります。 あのノリ、インナーで使いたくないですか。 こんな猛暑の時代に分厚いアクリルセーターなんて待ってられないし、着れるのも真冬の2-3か月だけ。 アレをTシャツの規模感で見事に成立させているのがこの個体。 今から着れるし、軽いジャケットも無理なく重ねられる。 服としての良さ/珍しさもありますが、ファッションとしての良さ/使い易さにて 強いアドバンテージがあります。 こっちの個体はシンプルなカットソー素材。 ユーロ圏のライトアウターと、まぁ相性の良いこと良いこと……。 内タグは全て無くなっています。 多分コットン100 サイズ感はLくらい。 Made in - サイズ表記- 肩幅:50 身幅:55 着丈:76 袖丈:23
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c80's CONVERSE (EURO) Arch-Logo Design Wide-Body Tee
¥9,000
誰もが知るレーベルの 殆ど誰も触れていない個体 コンバースのオールドユーロです。 グレーとネイビーの太巾ボーダーパターン。 ついでに身巾もやっぱり広め。 とっても使いやすいこうした条件群は、最早カジュアルウェアの王道とも言える風格。 ボーダーのグレーとネイビー、その両方が奥行きのあるメランジ糸で編み立てられています。 アクリルが20%入ってて、言われてみれば普通のTシャツよりも若干ふっくらしてるような……? でもスウェットっぽいと感じるかというと明確にNo。 Tシャツから半歩の半歩、スウェットに向かおうとしてる、くらいのバランス。 いなたくって、でもこういうカテゴリの服にしか無い独特の風情があって良い感じ。 ぶっちゃけ、こんなのありふれたTシャツです。 でも要所要所で少し違う。 この少しの違いが嬉しいんだけれど、それを遠回しに伝えるかのような、超王道のアーチロゴがまたニクい……。 定番のビジュアルをしていながら、なんてシニカルなのだろう。 「これユーロのコンバースやねん」なんて口にすることなく、当たり前のようにベタな着方で。 今回、秋口におけるインナー役としての活躍見込みを重視して柄物のTシャツを纏めました。 ボーダーをメインに、少しトライバル風味も混ぜつつ、ユーロの珍しいTシャツにて3着。 1枚でドン! じゃなく、シャツやライトアウターの中からチラッと見えた時に完璧な映え方をする個体を厳選しています。 スタイルサンプルで、少しでもその輝きが伝わるといいのですが。 Made in ITALY サイズ表記L 肩幅:54 身幅:58 着丈:66 袖丈:25
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1990's NIKE Loose Body Tanktop
¥8,000
ドンと広い身巾から、肩に掛けて思い切りカットインした(深く刳り貫いた)型紙。 肩に合わせて着ると身巾はブカブカになり、身巾に合わせて着るとAVIREXみたいなマッスルタンクが成立します。 いや、ちょっと違うかも。 AVIREXなんかのマッスルタンクは、ボディをピチッと身体に沿わせる事が大前提にあるから伸縮性の高い素材で、そこまで身巾を広げずに仕立てるんです。 素材のストレッチで身体に沿わせる感覚。 でも今回のこのタンクトップは普通のTシャツに使われているような天竺。 このカッティングと素材の合わせはかなり珍しいと思います。 デカいタンクトップをダルっと、なんて着方もファッション的でとてもカッコ良いですし、ガッチリ鍛えてる方にもお薦め。 カッコ良いバックプリントは、背中を見える時にも映えてくれましょう。 原子構造模型みたいなグラフィック。 健康的でスポーティな印象をまだ前面に押し出していた90年代のNIKEからはちょっと意外なテクノロジカル・モチーフ。 後者の着方を想定するなら、こうしたクールなグラフィックのバックプリントってとても大きなアドバンテージになりますよね。 Made in USA サイズ表記L 身幅:57 着丈:61
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1980-90's REPLAY (IT) Gazette Design Half-Zip Polo
¥15,000
SOLD OUT
「イタリアで作られるアメリカ服」 様々なレーベルをこの文脈でフックアップしてきましたが、このリプレイもまた同じ情熱のもとスタートしたレーベルです。 1978年、当時21歳という若さでREPLAYを始めたのが創業者のClaudio Buziol 氏。 サッカー中継を観ている時に画面に映し出された「REPLAY」の文字は、1950年代のアメリカに憧れていた同氏の衝動を言い表すのにピッタリでした。 このレーベルは、彼の初期衝動のリプレイなのです。 これはポロシャツを独自のツイストで仕上げたユニークピース。 フロントジップの内側にマチを設置しています。 片方の端をボタン開閉にして、-普通のスキッパーの顔/変則的なアシンメトリーフロント/カウルネック搭載のポロカラー -の三通りを演出。 僕は断然カウルネック一押し。 現代的な感覚のディテールデザインですよね。 今見ても普通に新しい。 このカテゴリの服に共通するのは「捻じれた懐かしさ」という名の“新しさ”ですが、この服に関してはシンプルな新鮮味もあります。 しかしやっぱり決め手は色味でしょうか。 このクリーミーで軟派なグリーン、この時代のイタリアからこそ生まれ来る享楽の化身です。 一枚しか着られない季節でも、ちゃんとユニークなディテール、そして堂々主役を張ってくれる存在感。 Made in ITALY サイズ表記XL 肩幅:51 身幅:62 着丈:81 袖丈:26
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80's AMERICAN SYSTEM Psychedelic Full_Pattern Oversized Tee
¥15,000
チカチカするくらいアシッドなカラーリングで組まれた、エスニックモチーフの総柄。 前回の入荷でポロシャツをご紹介したレーベル、AMERICAN SYSTEMのTシャツです。 70年代末、イタリア人デザイナーOlmes Carrettiが始めたアメリカン・カジュアルの新しいリミックスデザイン。 彼独自の色彩感覚とダイナミズムで織り成されたそれらは当時のイタリアで数多のフォロワーを生み出し、そのムーブメントはパニナロと呼ばれ、当時を生きた洒落者達の-又は埃に塗れた古雑誌の-片隅、色褪せた1ページとして記憶されたり、記録されたりしています。 彼は80年代前半にBEST COMPANYというレーベルを立ち上げ、その少し後にこのAMERICAN SYSTEMを立ち上げました。 このデザイナーの作品が好きで、微力ながら細々と集めてきましたが、後発のASでは、BCではやらないような、アクの強いデザインやチャレンジングなデザインが若干多いように感じています。 BCは世界観を煮詰める場所、ASは世界観を応用する場所、というのが個人的な見解。 このTシャツのアメカジっぽい部分というのは、左胸のプリントです。 スポーツチームっぽい、アクティブなロゴグラフィック。 ここだけ。 普通〜のアメカジっぽい胸プリントが 全然アメカジっぽくないTeeに乗っています。 アメカジ風味は2割くらいで、あとはOlmes氏の実験場。 様々な図版を粉々に砕いてランダム配置したようなグラフィックは、アメリカでもイタリアでもない非欧米のアートからの引用。 このアクの強い柄だからこそ、胸の素朴なアメカジ風プリントが沁みる……。 ネックラインのリブ使いはOlmes氏のお家芸、切り替えやステッチを混ぜた複雑な作り込みが炸裂しています。 これは総柄なので視認しづらいですが、BCやAS、またその草案となる初期レーベルBY-AMERICANでも使われたシグネチャーディテール。 真夏に一枚、普段掛けないサングラスを掛けてバカンス使いするのも良いですけれど、この上から一枚羽織れるような気温の時期にも良い感じ。 無地のシャツやライトアウターの裾からなら、こんなスーパーサイケデリックも怖くありません。 Made in ITALY サイズ表記XXL 肩幅:55 身幅:62 着丈:75 袖丈:28
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c00's KIM JONES White × White Printed Concept Tee
¥13,000
SUPREMEと同じくらいに偉大なストリートウェアのデザイナーです。 モードのトップたるDiorとストリートのトップたるStussyを引き合わせた立役者。 シーンに蔓延こそしていたムードを、実際のコラボレーションで決定付けた偉業。 そんな彼の昔のシグネチャーレーベルです。 これカメラを通した方がプリントが見え易いですね。 ホワイトとグレーの間みたいな、極めて朧げなソフトトーンのボディに、真っ白のインクでグラフィックプリント。 このインク、真っ白っというか洗濯で弱ったリフレクターインク、又は同じく弱った蓄光インク、みたいな趣き。 自然光や蛍光灯で眺めると、もはや無地のようにも見えます。 しかし少し暗い所でフラッシュ焚いて撮ると、インクだけが白く強調されてバッチリグラフィックが見えてきます。 内容は、Kim Jones氏がグラフィックアイテムで多用したコンセプト 「EDGE OF THE LOOKING GLASS」。 直訳すると「鏡の縁」で、本人達曰く「虫眼鏡の端」との訳。 これはKim Jonesを日本で広めたショップ「ELIMINATOR」の三階にて、Kim氏と共同で開かれたアートスペースの名前です。 それが2005年のことですから、このTeeはそれ以降のプロダクト。 このTeeに限らず、同じテキストを取り入れたグラフィックが存在します。 無地TeeともグラフィックTeeとも断言し難い、絶妙なポジションのアイテム。 ちなみに「EDGE OF ……」のテキストは、比喩的な意味合いで「現実と非現実の境界線」「不安定な状況」などを指すことがあります。 微妙な色選びや意地悪なプリントコントラストの使い方は、まさしくこの表現に基づいたものでありましょう。 良い白(?)Teeです。 大きな汚れやダメージはありませんが、全体的に結構着古されています。 Made in JAPAN サイズ表記M 肩幅:48 身幅:52 着丈:62 袖丈:20 3-4枚目は部屋を暗くしてフラッシュで撮った写真。 5枚目は光に透かした写真。
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c80's EURO VTG (MY CONF) Full_Pattern Viscose Poplins Polo
¥11,000
イタリアのマイナーレーベル。 勿論初見のタグです。 70-80年代にファッションシーンで再流行した非西洋的芸術の引用。 これもそんな柄ですね。 エッチングで作られた素朴な版を、後からコラージュ編集したオリジナルの柄パターン。 アフリカってよりはオセアニアとか東南アジアの雰囲気があります。 さて、それを全面プリントしたレーヨンポプリンのポロシャツ。 とっても涼しいです。 ニットじゃなくて布帛のレーヨンポプリンだから、快適に着脱するためにちゃんとルーズボディ。 (伸びない生地のプルオーバーはこう作らないと物理的に着れませんからね……) ここも涼しさの要因の一つです。 この服なんて特にそうですが、モチーフにしてるものと完成形のイメージのギャップ、ここがやっぱりとても面白い。 フランスの服に特に多いか。 これが東南アジアモチーフだったとして、東南アジアにこんな現代的なポロシャツも、シルクみたいに美しい質感のレーヨンもありませんからね。(ルーツの話) 非常に珍しい1着だと思います。 ここから何か合わせるときも良い感じに噛み合うものが沢山。 ライトアウターの季節になっても、良さが目減りすることなく楽しめるでしょう。 水洗い、出来ます。(超アドバンテージ) Made in ITALY サイズ表記M 肩幅:55 身幅:60 着丈:71 袖丈:25 伸縮性の無いプルオーバーですから、寸法で丁度の場合は、やめておかれた方が良いです。 少しゆとりがある…くらいが適正サイズです。
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80's HANES BODY “Patois” Graphic Design Tee
¥24,000
パトワ語で書かれたメッセージグラフィックTee。 We da people want to live inna peaceful world where all faces of da races live in harmony and witout prejudice! peace -俺たちは平和な世界で生きたい。それは偏見無しに、全ての顔、全ての人種が協調する世界だ。- みたいな感じです。 普遍的で、しかし何より重要で大切な願い。 FACEとRACEでベタ踏みしてるのもニクいし、そもそも一人一人の存在を“FACE”とする言い回しも粋ですよね。 背面に入る大判グラフィックもジャマイカの風景でしょう。 流石にちょっとワケの違うスペシャルです。 HANES BEEFYのオールドボディ。 サイズはXXLの特大。 夏に一枚でドカッと着るための一張羅。 背中見せられるうちに、ね。 Made in USA サイズ表記XXL 肩幅:63 身幅:63 着丈:75 袖丈:21
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c90's ANNE KLEIN Initical-Logo Graphic Tee
¥19,000
レディースファッションを、又は服飾史を包括的に触らないと、案外出会うことの無いレーベルかもしれません。 ANNE KLEINのHANESボディTee。 アメリカのモードファッションレーベルです。 キャッチーに言えば彼女はダナ・キャランのお師匠。 60年代後半に、90年代のミニマム・ニューヨークファッションに通ずるソフィスティケートを掲げた、アメリカファッション界の重鎮。 1975年に50歳の若さで世を去ってからはお弟子のダナ・キャラン氏がデザイナーに。 そして彼女も1985年に独立。 1988年にはDKNYのスタート。 その頃からいよいよ、スポーティで洗練されたレディースファッションの美学は全世界に轟きます。 商業性と合理性を何より重んじる国において、他に無い噛み合い方を見せたミニマムなソフィスティケートは、これ以降今日まで、「ニューヨークっぽい格好」のパブリックイメージとして根付くのですが、その始祖と称して差し支えないであろうデザイナーがアン・クライン。 このボディは90年代のHANESですから、ダナキャランも居なくなった時代ですね。 2000年代にはコレクション事業を廃止することから、レーベル自体の衰退は無視できない事実です。 その緩やかな下降線の中、その威光を如実に示すクールなグラフィックと、アメリカン・カジュアルの象徴たるHANESボディとが出会ってしまった極めて珍しい個体。 本来こんな服は生まれないレーベルですからね。 例えば何かしらのマーチャンダイズかノベルティ、若しくはスタッフ用のグッズかもしれませんが、そんな所までVOGUEは書いてくれない。 ロゴ物の中でも異彩を放つ、玄人向けの白Teeです。 名前だけでもいいから、この人を知っている方に着て欲しい、重要なヴィンテージ。 キレのあるグラフィック、温度感の無い冷えたモノトーン。 “爽やか”とはまた少し違いますね。 “冷やか”って感じ。 Made in USA サイズ表記XL 肩幅:55 身幅:57 着丈:67 袖丈:19
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c80's EURO VINTAGE S-France Carnaval Graphic Ex_Wide Tee
¥12,500
モナコ、ニース、カンヌ、ここまでは分かる。 ここまでは有名というか、まあ一般的です。 南仏のリゾートエリアですね。 色んな文脈の中で楽園的に扱われるリゾートエリア。 日本で言うと伊豆とか熱海か? いやそれだと都心から近過ぎるのかな。 では沖縄?まぁその辺はいいか。 問題はJUAN。これは何処? 日本で聞いたことのある方はあんまり多くないはず。 これはモナコとニースの間くらいの海浜リゾート地の名前。 他の都市に比べて単位が一個小さい感じです。 読みはジュアン。ジュアン湾ってのがあります。 そんな訳で、総じて南仏リゾートエリアをモチーフにしたグラフィックデザイン。 良いですね。最高の夏季休暇です。 よくよく調べると、どうも「ニースのカーニバル」ってのがあるみたい。 毎年2月に。 山車みたいな感覚なのでしょう、ド派手な巨大人形を担いで練り歩くカーニバル。 世界指折りのバカンス地における大きな観光材料となっているようです。 一応画像貼っておきますね。 多分、ご想像より元気な祭りです。 ヨーロッパに一着同じグラフィック、しかし表記される土地名が違うモデル、そしてグラフィックの一部を同じくして「Carnaval」の文言が追加された物を確認しています。 恐らくこれも、そのマーチャンダイズ、またはそこに近しいものではと推測します。 ここまで情報そろえば、この抽象絵画みたいなグラフィックは祭で先頭を歩く巨大人形に使われた色彩との共通点を見出せますし、その渾沌をこそ描けばこんな印象になるのも納得。 ハンガーフォトでも伝わるほどの超ワイドボディ設計。 この上からコンパクトなジャケットは羽織れませんが、一枚で着た時のユニークなドレープは一般的な定番ボディでは味わえない特異な感覚。 風通しの良いスーパーワイドで、気持ちだけでものんびりバカンスなんてどうでしょう………? Made in - サイズ表記- 肩幅:74 (?!) 身幅:69 着丈:64 袖丈:22 裄丈:60 右胸に小穴。 両脇には仄かに変色の残り。 殆ど消えましたが、言われて注視すると分かるかも、程度。
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2000's IT'S ALL ABOUT Classic Lure-Fishing Print Tee
¥6,000
2000年代のルアーTee。 釣りはタックルを準備している時が1番楽しい。 そんな訳で、数多ある釣りTeeの中でも、バスとのファイトシーンじゃなくて釣具にフォーカスしたこんなグラフィックは見逃せない。 ハードプラグばっかりなのも嬉しい。 Teeシャツのボディこそ2000年代なんだけれど、使われているルアーはもっと古い年代のものです。 1930年代にリリースされたやつもありますね。 浪漫派の釣りTee。 バス釣り直行かと思いきや、フライフィッシング用っぽいリールもあるし(G.Lens曰く、これはオールドタイプのベイトリールかもしれないそう)、スプーンやウキも混じってて、何処にいくつもりなのか若干読めない。 まぁそんな所シビアに見過ぎないでくださいね。 親父さんのタックルボックス引っ張り出してリファレンスにしてたりなんかして。 Made in El Salvador サイズ表記XL (Delta) 肩幅:61 身幅:62 着丈:68 袖丈:19 全体に細かな汚れが散ったカジュアルな着古しTeeです。
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90-e00's VERRI Skipper Neck Cotton Knit Polo
¥12,500
イタリアのハイエンド、VERRIによるコットンニットポロ。 ポロと言ってもボタンは無し、スキッパータイプ。 スキッパーを作る上での襟やフロントスラッシュの入れ方が大変ユニーク。 前ネックラインではザックリ切り込み、左右の襟を重ねてダブルブレスト風。 普通スキッパーって、ネックラインの切り込み“まで”で襟を終わらせます。 でもこの個体は切り込みの先、谷底まで降りて、“谷底の終わりまで”を襟の範囲としている。 こうして襟の型紙は滅茶苦茶面白い形に進化していきます。 普通のスキッパーよりもずっと禁欲的で、ある種緊張感まで漂うクールなビジュアル。 番手の細いしなやかなコットンニットは、程良く着古されたコンディション。 クール一辺倒ではない、古着ならではの絶妙なニュアンスも加わっています。 黒い服だけど古着によく合う。 涼しくありたいサマースタイル、ジャケットやシャツでドレス・エッセンスを足さずとも成立するプチ・ドレスの空気。 涼しいうちは是非一枚で、努めてシンプルに。 Made in ITALY サイズ表記48 肩幅:44 身幅:50 着丈:57 袖丈:22
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D&G Rhinestone-Design Side-Zip System C/S
¥16,000
夕暮れのダウンタウン。 高層ビルが覆い隠す夜空と絢爛に光る地上の星。 全てがドラマチックなピンクパープルに染まり行くあの時間。 影になる面からは次の時間の煌めき、夜景のイントロ。 で、これが本当に光ってるんだから手が込んでる。 つまり【CITY LIGHTS】の文字は細やかな電球を敷き詰めるようなグラフィックで作られているけど、そこに本当にラインストーンも組み込まれてる。 フラッシュを焚いて撮影してみると、その反射の過激なこと。 ネックラインとアームホール、そして裾も、全部切りっぱなし。 こんな凝ったプリントワークで仕立てているのに、何とも贅沢な選択。 そして両サイドはZIP社のゴツいオープンファスナー。 ちょっと裾が開いてスリットに出来るよ、とかじゃない。 容赦無くフルオープン可能。 同レーベルのカットソーカテゴリの中でもかなり作り込まれたスペシャルピース。 ムードありきのスタイリングになりますけど、だからこそ噛み合うと無類のカッコ良さがあります。 Made in ITALY ZIP_Zips サイズ表記48 肩幅:(42) 身幅:46 着丈:63
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c2000's PUMA (Euro) Japan-Motif Full-Red Graphic Tee
¥11,000
そこまで古くない個体。 そこまで古くないからこそ、面白い物が出て来るのがこのレーベルの特色でもあります。 ラグラン袖の、真っ赤なTシャツ。 ほんのり朱色系か。 入れてるグラフィック類が全部完全同色なので見えづらい。 胸にロゴと「10」のワッペン。 そして背中に背番号と、「JAPAN」のフロッキープリント、そして日の丸。 日の丸?! そう、日の丸が入ってます。 完全に日本モチーフの、海外受け良さそうなTシャツ。 何が面白いって、これがユーロ企画として作られていること。 そりゃこの国でこれ着るよりも、海外でこれ着る方がファッションだよな。 そう思うと同時に、いや、その感覚を日本で掴めたらもっとアイデンティティは深まるんじゃないか。 及びヒントになるのではないか。 海外感覚で作られた「日本」像を、新しいコンテンツとして、日本で着ること。 一回外の視点が入ってる、というのは非常に貴重なセンテンスだと思います。 Tシャツとしてのクオリティも非常に高いってのがまた良い。 Made in Turkey サイズ表記 肩幅:- 身幅:49 着丈:67 袖丈:-
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