NEXT 11/15-19 OSAKA
-
CALVIN KLEIN (OLD) Pattern Sewing Design Bulky Jumper
¥12,500
前見頃の上へ、その前見頃より一回り小さい型紙を置いて縫い留める……というビジュアルメイク。 型紙段階におけるサイズ調整/展開は専門用語で「グレーディング」と言いますが、この製造過程をインスピレーションソースとしたデザイナーは、J.P.GaultierやM.Margielaが有名ですね。 こちらも、そうしたアトリエテイストを纏わせる方面でのディレクション。 カルバンクラインではなかなか見られないデザインではないでしょうか。 前述したモードブランドよりも、基本的にはベーシックに軸足を置いているレーベルですから、このニットもある点において非常に優れています。 それは 言わずもがな 「合わせやすさ」であります。 バチバチ過ぎない、程良い力の抜き方。 サンプルのようにド主役の服とも喧嘩しませんし、シンプルなスカートと合わせて一枚で着るだけでも、そのユニークな造形は静かにウィットを振りまいてくれる。 グレーの前身が、しろもを想起させるように太い糸で(実際は白ニットに使われている共糸ですね)縫い止められているのも、また大変情緒があります。 keisuke kandaみたい。 「しろも」というのはテーラーの現場で実際使われる太めの白い仕付け糸です。 ほんわか柔和な印象を与えると同時に、その実テーラリングの現場でのオーセンティックな一幕も混ざってる。 サイズバランスの観点からも、非常に需要の高いところでしょう。 レギュラー扱いされがちな、カルバンクラインのマスレンジですが、私はあくまでデザイナーズとしてこの店に置きます。 Made in CHINA サイズ表記L 肩幅:48 身幅:60 着丈:59 袖丈:58 裄丈:82
-
JEAN PAUL GAULTIER Inside_Out Cutting Edge Drivers KN
¥36,000
インサイドアウト、とは銘打ちましたけれど 実際の本質というか本懐は実はそこに無くって。 そのインサイドアウトのさせ方、魅せ方が比類無く特殊なんです。 ベースはアッシュホワイトのドライバーズニット。 そこに 「「構造線の分解」を可視化」させるべくインサイドアウトが道具として使われている、という格好。 サイズを縮小するために各所で縫い縮めたのを、全部解放するような見え方。 例えばアームホール。 これは身頃と袖のパーツが繋がっていた所を一段階外したような構造になっているのが伝わりますか。 「内側に縫い代を広く確保したまま縫合していたシーム」が存在していて、それを解いたビジュアル。 「山折り谷折り」の概念を前提に置くと意味が分かりやすいと思います。 クレバーなのはね 美しいシルエットメイクに繋がる部分は、解かずに縫い留めたままにしているところ。 例えばアームホールの釜底。 例えば裾の両サイド。 洋服をマリオネットの如く自由に遊び倒すアイデアの中に、根本的な西洋服飾の美意識が骨組みとして存在している。 見れば見るほど どんだけ深く考えられているんだと驚かされ続ける。 この師にしてあの弟子あり、か。 Made in JAPAN サイズ表記48 肩幅:42 身幅:49 着丈:59 袖丈:67 袖口に軽い汚れあり
-
80-90's BOHEMIAN White×Orange Border Soft Knit Tee
¥8,000
以前ご紹介したイタリアのエグゼクティブ向けレーベル。 あまり広く世に広告する必要も無いから、世間一般の知名度なんて殆どありません。 以前はレザーブルゾンをご紹介したが、カットソー一枚をとっても、例外なく贅沢な洋服です。 極細のシルクリネンを使った華奢な編み地に、柔らかな色彩のボーダー柄。 シルクのように滑らかで、引き裂こうと思えば簡単に引き裂けてしまいそう。 色味の柔らかさに負けない、テキスタイルの素晴らしいクオリティ。 金持ちの服だ……。 素肌に着たって心地良いのですけれど、実際はクリーニングの問題もありますから、汚れやすいインナーってよりも一枚挟んでのライトニット感覚での使用がベストなのかな。 あるでしょう。 インナーとしてチラ見えさせるだけのセクションにも奥行きを持たせたい時が。 華奢な編み地から仄かに透けるTシャツの色味も、首元のヘンリーネックも、非常に良い仕事をしてくれます。 春先なんて白Tにこれ重ねてれば奥ゆかしいソフトカジュアルの完成です。 ボトムスも殆ど選ばない。 スラックスとか理想ですけど、カーゴ系意外なら何でも良いでしょう。 Made in ITALY サイズ表記52 肩幅:48 身幅:48 着丈:72 袖丈:23
-
DIRK BIKKEMBERGS Metal_Tapes Design Tight_Fit Knit
¥36,000
こんなビジュアルですがメンズ服。 このレーベルには 「女性向けのメンズ服」 なんて珍しいコンセプトのラインも存在しますが、それとはまた違う、通常のメンズライン。 タイトに設計してフロントにテンションを掛け、そこで生まれる肌見せを意図的にデザインした服。 これはモードの世界で偶に見られる美的感覚。 メンズレディース問わず、偶に見かけますね。 基本的にはそれらはボタンで前を留めてるんですが、このモデルはメタルトップ付きのベルクロテープ。 金属を洋服に持ち込む類のデザインに関してはこの人の右に出る者はいません。 いや、Montanaは例外としてね。 伸縮前提のリブニットというチョイス、そして前を隠す気が無い疎なベルクロ配置、これは完全にフェティッシュな肌見せを意図したデザイン。 今やっと気分です。 着回しのしやすさとか 防寒とか 二の次。 ワクワクドキドキの儘に攻めるファッション。 現代のドレスアップってのは フォーマルに粧し込むことじゃなく、こういう服を着ることだと思います。 Made in ITALY サイズ表記S 肩幅:33 身幅:36 着丈:49 袖丈:63 メンズ企画ですがあんまりガッチリ体型だとストレッチが追い付かない可能性もありますから、こちらからは一応細身の方へ推奨とします。
-
80-e90's KENZO Osmanthus_Yellow Full_Knit Hoodie
¥15,000
金木犀みたいな色のニットパーカー。 特段ユニークな造形が隠れてるわけではありません。 ベーシックで気を衒わない、全てがニットで出来ているだけのリラクシング・フーディ。 全部? そう全部。 フードのドローコードまで全部。 この服の中でニットじゃない部分はタグだけ。 ナイロンやポリエステル、エラステンも入れないウール100%のピュア個体。 虫喰い無いのが奇跡です。 しかし全使用者様も結構お気に入りだったようで、結構毛玉がありました。 滅茶苦茶頑張って綺麗にしましたが、それでも人によっちゃ気になるかも。 ご容赦ください。 これだけ優秀なベースウェア、そりゃ登板多くなるのも必然です。 Made in JAPAN サイズ表記- 肩幅:54 身幅:55 着丈:74 袖丈:61
-
c90's ITALY VTG Cotton-Jacquard Oversized Knit Vest
¥9,500
イタリアのレトロカジュアル。 カジュアルなんだけど、ほんのちょっとだけお粧しってバランスか。 クラシカルな柄組みをコットンのジャカードニットで。 可愛い色味はカジュアルになり過ぎるきらいがありますが、こういう柄のセンスでトラッド方面へも目配せしてくれてるのが有難い。 裾リブが効いていますが、ボディバランスは総じてゆるゆる。 フーディやセーターをベースに据える時、アウターとの間に一枚噛ませる緩衝材的ファニーエッセンス。 ジレじゃ堅過ぎる時、中途半端なヤツがありがたい。 主役にはならないけど、確実にファッションを楽しくしてくれます。 イエローを差すことで化ける服装がこの世界にはいっぱいあるのだから。 Made in ITALY サイズ表記54 肩幅:(47) 身幅:62 着丈:73
-
ASSETS LONDON Loop_Rib Design Box_Body Jumper
¥15,500
アセット。 アセッツ か? 「資産」とかの意味があります。 投資とかの世界でよく使われる語彙ですね。 そんな意味合いとは真逆の、朴訥で情緒的なメランジニット。 全然ギラギラしてないし、都会的なビジネスエッセンスとは縁が無さそうなビジュアル。 - 毛並みの綺麗な大型犬をゆうに室内飼い出来る広いリビング、暖炉もありましょう、デザイナーズチェアに深く腰掛けるのは、一頻りサバイブし終えた実業家か。 起き抜け、サンスペルの肌着を着替えてやおら着込むジャンパー。 そ〜んな、ゴールみたいな生活は浮かんできますね。 なんて輝かしい。 ピシッと折り返すこともない、中途半端な高さ/ゆるさのハイネック。 Tシャツみたいに垂直な袖付け。 夕暮れを描いたような奥ゆかしい暖色のメランジボーダー。 極め付けには、変則的に編み地を浮かせたループニッティング。 部分的に糸の渡りを広げて“編み”を放棄するテクニック。 ここだけ部分的に透けてると言うか、指がするする通ります。 (引っ掛けないようにご注意) これら全てを統括する、余裕に満ちた美意識。 一枚でゆるっと着てもサマになる編み物としてのパワー/美しさがあります。 でも冷え込んできた時に色々レイヤードで楽しむ時分にこそ真価を発揮してくれるベースウェア。 中途半端なハイネックとちょっと長めの裾が、良い仕事をする。 ウールも入ってるけどコットンベースだから暑くなり過ぎないのもこの時代に嬉しい。 Made in U.K. サイズ表記L 肩幅:54 身幅:53 着丈:70 袖丈:56 裄丈:83
-
c90's BROOKS BROTHERS Box_Silhouette Chalk_Stripes Knit Vest
¥11,000
レディースのブルックス。 チャコールのニットボディに、クラシカルなスーツ然としたチョークストライプ。 charcoalとchalk、大好きなエッセンス。 これら紳士の美学とも言えそうな、半ば記号的な要素を躊躇なくレディースレンジへインポート出来るのは、レーベルとしての圧倒的に堅牢な骨組みがあるから。 レディースであれど、ブルックスとしてのイメージ/やるべきデザインは明確という訳。 さて、レディースではありますが、これ見よがしなウエストシェイプも無ければ、ヘムラインの装飾的なカーブもありません。 ボックスボディ、フラットヘムのシンプルなカッティングです。 前の合わせだけがレディース。 用意された女性らしさ、みたいなのが嫌いな皆様にこそ薦めたい一着です。 メンズもサイズ合えばいけるんですが、女性にも是非。 シャツ&カジュアルアウター なんて定型を私は好んで使いますが、そこに挟み込むだけでスタイルに一気に新鮮味が出てくれます。 多分今シーズン、自分でもお店でも多用するでしょう。 色々ご用意してます。 Made in ITALY サイズ表記S / WOMEN 身幅:48 着丈:58 全体的にコンディション良好ですが、1番下のボタンだけ欠損してます。ご注意ください。
-
DRIES VAN NOTEN Deep_Neck Skipper Sheer Knit Polo
¥14,000
ザックリ胸元を開いたスキッパーニットポロ。 インナーレイヤードが必要ではあるものの、ポジションとしてはTシャツの位置にあるのかな。 半袖セーターと言うには寒寒し過ぎるから。 ブラックという色でありながら しかも一応ニットでありながら トップスはここまで涼しげに振る舞えるようになるのか。 仄かにシワ感の残るシャリっとした生地肌。 デコルテエッジのラインをなぞるようにYの字で走る美しい編み地。 凝った造形と何処かオーガニックなムード。 デコルテをここまで深く設定しておきながら、どこまでもヘルシーで上品。 袖口と裾はキュッと締まるリブ編みでの仕立て。 コンパクトなサイズバランスでお楽しみください。 Made in CHINA サイズ表記 M 肩幅:38 身幅:45 着丈:59 袖丈:24
-
e00's MIHARAYASUHIRO Hard_Twisted Cutting Knit JKT
¥42,500
左右も不均等 前後も不均等 3次元的な視点で気持ち悪く捻り倒した ミリタリーベースのドライバーズニット。 ボディはバイアスカットみたいに傾いてるし かと思えばネックラインは明後日の方向向いてる。 肩も前に迫り出したり、後ろにずれ込んだり もう滅茶苦茶な有様。 袖だって左右非対称に開店して付いてるから、エルボーパッチに本来の意味無し。 それを言い出したらショルダー部分もそうか。 いや、もっと言えばそもそもバイアスカットも別に意味無いな。 ニットだからそもそも充分伸びるし。 そしてフロントのファスナーは斜めにぐにゃり傾いて、ダブルブレストのライダースとはまた違うオフセットラインに着地。 結果的に見え方は近しいところがあるけれど。 本当、滅茶苦茶に弄り倒しています。 アウトラインのシルエットが大きく崩れてないからパッと見じゃ分かり難いけれど、寧ろその型にこのツイストクラッシュを嵌め込むのは途轍も無い製図感覚が必要だと思います。 そして、これモチーフにコマンドニットを選んでるのがまた素晴らしくクレバーですよね。 ミリタリー特有の均整の取れた設計、各関節箇所が強く可視化されるパッチデザイン、布地の捻れがよく分かるリブ編みのボディ。 この魔改造が映える要素がギシギシに詰まってる。 デザイナーの三原氏はそもそも途轍もないレベルのヴィンテージ・コレクターでいらっしゃいますが、そこからの材料選びのセンスが凄まじい。 東京からミラノに発表の場を移されたのが2005年の秋冬コレクション。 その次の06SSで、同じく特徴的な大型ジップの洋服がリリースされていましたから、これも同じ06SSか、またはそれが特定のシーズン以外でも使われているとすれば、そのコレクション以前の東京時代の作品かもしれません。 まあ、大体その辺り。 Made in JAPAN サイズ表記M 肩幅:40 身幅:54 着丈:67 袖丈:70
-
c90's VALENTINO GARAVANI Grayish-Sage Color Classic Sweater
¥12,500
本家Garavaniのアザーライン、 Valentino Studioのプレーンなセーター。 ふわり柔らかなライトグレーの色味に、ほんの少しのカーキっぽいニュアンス。 明確にこれを何色と断言するだけの引き出しが私に無い。 探せば、何か素敵なカラーネームがありそう。 でもここで私が俄かに調べて断言したりしない方が、この服に似合うと思います。 そんな曖昧で摑みどころの無いプレーンエッセンス。 もっと有機的であればスメドレー、 もっと暗いグレーなら、またもスメドレー、 ネイビーでこんな感じならブルックス……、 胸の刺繍を抜きにしても、こうしたハイゲージのハイソなセーターの場合は自動的に紐付けられたイメージが各々で色々ありましょう。 でも重ねて想定してみて思ったのは、なかなかどうして、見事にニッチを突いているんじゃないかという高揚感。 80年代から90年代頭にかけての些か粉っぽいエレガンスムードと、いやに文化的で洒脱なハイソサエティの空気。 個人的にしっくり来ている解釈は 「“先生の服感”が無い」ってライン。 学校感とも、士業感とも、絶妙に距離をとったニュートラリティ。 あくまで個人のプライベートのためにあるような、ロゴが良い仕事をしている例だと思います。 「ヴァレンティノ好きやねん感」が、逆に「作られたシンプル」みたいないやらしさを打ち消してくれてる。 私的に書き過ぎかな。 シャツの上からでも、カットソーの上からでも。 Made in ITALY サイズ表記M 肩幅:50 身幅:54 着丈:68 袖丈:53 裄丈:79
-
L90's OXBOW Penguin_Graphic Jacquard Oversized Jumper
¥23,500
96年か99年のOxbow。 背中にペンギンを飼ってるダブルジャカードのウールジャンパー。 ずんぐりむっくり って言葉がここまで相応しいニットもなかなか 無い。 厚み、太さ、生地の野暮ったさ どれを取っても どんくさい。 シルエットもかなりオーバーなもんで、上に何か重ねる時は結構相手を選ぶ。 でも、その分コイツがアウターになれるだけの頼もしさはありますから、多少の寒さであれば背中のペンギンと一緒にペタペタ駆け出してしまいましょう。 Made in - (FRANCE?) サイズ表記XL 肩幅:63 身幅:67 着丈:74 袖丈:57 裄丈:91 全体に軽く着用感が残ります。 毛玉とか、軽い毛羽立ちとか。 汚れや傷はこれと言ってありません。
-
80-90's E.PUCCI MEN Abstract Pattern Drop_Shoulder Silhouette KN
¥25,000
プッチのメンズ個体。 ユーロオリジナルでこんなの出るのか。 総柄は何とも形容出来なそうなアブストラクト。 何かしら元ネタはありそうですけれど、何れにせよハイソサエティ由来の物でしょう。 コットンアクリルのカリッとした質感。 薄くもないけど、あんまり温かくはないやつです。 肩周りを大きく作って裾で強く絞るテーパード設計。 ブラウジング万歳の80'sシルエット。 ベルト隠れるかどうかの丈感で、シルエットメイクの効いたパンツと合わせてブルゾン……って感じが想定解でしょう。 アルマーニ過ぎるか。 当時からずっと貴族の服ですけれど、普通に温度感の無い硬質的なカジュアルに混ぜ込むのがクールじゃないかな。 多分、華やかなカラーリングはレディースにって感じの感覚だと思います。 同時代、カジュアルレンジでは既にメンズも華やかなカラーリングで遊んでいましたから、そことの差別化もあったのかもしれません。 Made in ITALY サイズ表記46 肩幅:56 身幅:52 着丈:64 袖丈:51 裄丈80
-
c90's JIN ABE Ex_Loose Dolman Sleeve Back_Logo KN
¥15,000
1945年生まれ 阿部 尋一 氏によるシグネチャーレーベル。 70年代前半に渡仏し、当時のメインストリームを作っていた英傑の1人であるE.Ungaloのもとで7年経験を積んだ後の独立。 これが85年のこと。 ウンガロっぽい巧みな色使いは勿論のこと、80'sのボディコンシャスから90'sのハイファッションに求められたソフト・エレガンスを上手く乗り回したデザイナーです。 ちょっと品の無い例え方ですが、 モンタナ時代のLanvinっぽさと Tokio Kumagaiっぽさが共存した感じ。 今回ご紹介するプロダクトはその後者っぽさが強く出ていると思います。 古いギャルソンみたいなボイルドっぽいウールニット。 (よく虫に食われてるやつ) 詰まってるけど柔らかくって、大好きな生地です。 そして特筆すべきはシルエットでしょう。 脇下カーブとか関係無いくらいに思い切り広く取ったドルマンスリーブ。 身頃から袖口まで全部まるっと一枚布。 となると生地巾に断られたんでしょう、多分地の目を横向きにして使ってますね。 ハイゲージではありますが、それでもよく見ると編み目の違和感が小さなフックになっているように見受けます。 この大きなドルマンスリーブの余り分量は、キュッと絞られた裾でド派手にブラウジング。 ぱふっと綺麗に弛むドレーピング。 必然、着丈の寸法血よりも短めのショートレングスでお楽しみいただけます。 ハイウエストのパンツと合わせたい。 最後に、背中にはドカンとブランドロゴのグラフィックプリント。 しかもここでフロッキー塗料を選ぶセンス。 部分的にベルベットみたいな深みが生まれています。 今回同時に出してるブルゾンも同じバックロゴが入ってます。 ロゴ物って若干ハードル高いですが、今回のリリースでJIN ABEにご興味持ってもらって、好きになってもらえたら楽しくルンルンで背負えると思います。 Made in JAPAN サイズ表記38 身幅:29 着丈:65 裄丈:71 (ドルマンが過ぎるので、身幅値は裾位置で計測) 前身に1箇所、非常に小さいながらも茶色い汚れあり。
-
2003A/W CHLOE by PHOEBE PHILO Irregular Epolets Design Turtle Neck KN
¥27,000
フィービー・フィロが手掛けたクロエ。 こちらは2003年の秋冬。 シルクミックスの超気持ち良いウールニット。 タートルネックでは肌触りが肝要になってきますから、こうした個体は非常に需要が高いものと存じます。 そしてもう、ほんのり靄が掛かったようなヘイジーバーミリオンの色味が本当に素晴らしい。 このニットのリュクスなテクスチャを色味だけで表すかのような底抜けの美しさ。 両肩の斜め向きの装飾パーツも非常にユニーク。 ボディと同じくオールニットで作られたボタン式タブが、ネックラインを中心に4本当生えています。 エポレットのアレンジだと思うんですが、他にも類を見ない斬新なデザインです。 こうした全く新しいディテールメイクもフィービー期のクロエでは多く見られました。 インナーとしてこの色味があるだけで綺麗なアクセントを作ってくれますし、エポレットディテールのおかげで一枚で着ても程良い存在感がありますね。 Made in ITALY サイズ表記S 肩幅:33 身幅:43 着丈:59 袖丈:62.5 ブランドタグに少し汚れがありますが、その他全体的にはこれと言った瑕疵の無いグッドコンディション。
-
c60's GIVENCHY G-Pattern Knitting Yellow Cardigan
¥27,000
60年代のジバンシィ。 確かライセンスビジネスも始まっていない時代か。 勿論フランス製造のオリジナルピース。 綺麗な色味で編み立てられたコンパクトサイジングのカーディガン。 GIVENCHYのGを規則的に並べた幾何学総柄のテクニカルな編み地。 この時代ってのは オートクチュールからプレタポルテへとハイファッションの勢力が移ろい行く時代。 そして同じく理想の女性像が移り変わった時代でもあります。 50年代ってのはアメリカの時代ですから、モンローに代表されるようなグラマラスな美意識が世に広がりました。 そんな中に、その美意識と凡そ逆である華奢なスタイルのミューズと手を組みカジュアルシーンを席巻したのがGIVENCHYであり、そのミューズというのが 皆様ご存知オードリー・ヘプバーン。 このカーディガンは、彼女が打ち立てた華奢な女性像とこそ美意識を同じくするデザイン。 中に最低限のインナーしか挟めないようなコンパクトなフィッティングは、重層的なお洒落から解放された時代の軽やかなスタイリングを象徴するかのよう。 そしてそのムードを 軽やかなラナンキュラス・イエローが決定付ける。 晴れた日の街路に映えるヘルシーなエレガンス。 赤リップの代わりに赤ベルトを巻いて 現代プレタとして軽やかなパンツスタイルで。 Made in FRANCE サイズ表記1 肩幅:32 身幅:37 着丈:59 袖丈:57
-
c90's DEBORAH PEARSON Ex_Short Body Design Sheer Knit L/T
¥12,500
UKのマイナーデザイナーズ。 デボラ・ピアソン。 超短く設定された身頃と、コントラストを強調するように長く取られた袖設計。 今のクロップドレングスの流れの中に組み入れて見直しても、なかなか強火の振り切ったビジュアルですね。 極細のストレッチアセテートで編み立てられたニットを用いてのニットソーみたいな感じです。 部分的に編み透かしてのボーダー柄デザイン。 見た目的には涼しいんですが、高温多湿の東南アジアで気持ち良く使えるかというと微妙なところ。 レーヨンと違って普通に洗濯が出来るのは大きなアドバンテージですね。 言わずもがな かもしれませんが 滅茶苦茶珍しいです。 メンズ個体は見たことないので多分レディースオンリーのレーベル。 同姓同名のアーティストがいらっしゃるのですが、来歴など鑑みると、その方のキャリアの一部とするには時系列的に無理が生じるので、恐らくは関連がないものと見ています。 Made in ENGLAND サイズ表記M 肩幅:29 身幅:34 着丈:31 袖丈:61 滅茶苦茶伸びるんで普通にレディースのMサイズ感覚でお楽しみいただけます。
-
JEANCOLONNA Silk Rib Knit Tanktop
¥8,500
ヴィンテージではなく、近年再始動したジャンコロナによるアイテムです。 とはいえ着ている人を殆ど見ませんから、日本にはあまり入ってきていないのかもしれませんが。 ウエスト辺りで色が切り替わったシルク仕立てのリブタンク。 タンクトップなんてデイリーウェア筆頭なはずですが、ジャンコロナの手に掛かればこうも尖った1着に。 でも尖っただけじゃなく超ハイエンドな仕上がりになっている点も面白い。 当時のジャンコロナは良くも悪くも簡易的な縫製仕様が多く(カッティングそのものは滅茶苦茶凝ってた)、こうもハイクオリティなプロダクトが出て来るのはちょっぴり意外。 肌触り最高のラグジュアリーなスキンウェア。 生きているだけで滝汗が流れ落ちる季節には正直不向きですから、程よく涼しくなってきたらおすすめしたいです。 Made in NEPAL サイズ表記S 身幅:28-42 着丈:67 ストレッチは凄く効きます。 身幅の数値はあくまで軽く伸ばしての平置き値。
-
c80's THE DUFFER of St.GEORGE American Taste Lettered Cardigan
¥21,000
結構古いDuffer。 この時代、色んなレーベルが其々の『アメカジとの向き合い方』を見せていて面白いんですが、その中でもDufferは一際ユニークに感じます。 英国っぽい要素を上手く使って独自の立ち位置からリミックス。 ぱっと見アメカジだけどなんか違和感、みたいな意地悪な着地をするんです。 分かる人に分かれば良い………って面もあると思いますが、そもそものアメカジのカッコ良さがベースにはあるので分からなくても楽しめる。 ちなみにこのカーディガンは アメリカのレタードカーディガンが元ネタです。 シルエットを細身にして、ワッペンの位置を胸から袖に変更。 そしてフロントのVゾーンを思いっきり浅く改変。 僕で分かるのはそんなとこかな。 生地は普通のコットンニット。 発色の悪い野暮ったい赤色。 縫製クオリティはそこまで良くない。 (縫製ってより製造か。) 一般的に見てあんまり良い服ではない。 僕の意見としては やってる事の面白さに価値があるので製造クオリティ自体は別にそこまでファッションアイテムとしてのクオリティに影響しない。 極めて分かりにくい自己満デザイナーズウェア。 アーカイブドウェアだけ見てると楽しめないレンジ。 Made in GREAT BRITAIN サイズ表記S 肩幅:40 身幅:46 着丈:60 袖丈:57 (伸ばすと+5)
-
90's KRIZIA UOMO × MISS DEANNA Crimson Red Oversized Cotton KN
¥19,000
KRIZIA ユーロオリジナルに限っては、誰もが認めるハイブランドであるものの、もとよりあんまりフォーマルなレーベルではないのです。 (「ハイ」と「フォーマル」は別軸) 遊びにも手を抜かない、その品性に並ぶだけの冒険心を持つ大人に向けたハイカジュアル。 南国のフルーツのような明るいクリムゾン。 必然的に生まれるバカンスムード。 それを陰から巧みに手繰るのがニットの女王、 【MISS DEANNA】です。 一見プレーンに見えるフロントには、編み地のリバースだけで見事にレリーフされた帆船の姿が。 よくよく見ると浮かび上がってくる……。 (舟はずっと浮いてるんだけどね) バカンスムードを盛り上げる夏っぺえモチーフ選定と、これを完全同色の最もインパクトが薄い手法だけで取り扱うバランス感覚。 これはスウェットじゃ出せないニュアンス。 あえて大きく言おう、ヨーロッパのファッション。 根本的なハイとローを分つのは、こうしたアイデアに宿るアティテュードなのかもしれません。 ドヤ感の無さ。余裕。 大人の夏休みニット。 Made in ITALY サイズ表記- 肩幅:59 身幅:60 着丈:76 袖丈:68
-
2004A/W CHLOE by PHOEBE PHILO Long Fringe Design Cafe_Brown Wool K/S
¥18,000
フィービーフィロが率いた時代のChloeです。 04A/W このニットのCAFE(ブラウン)をはじめ、このシーズンはアースカラーが強い。 そうした色味を軽やかなエメラルドブルーとかで刺すんですよね。 秋冬のランウェイなのに軽快で婉麗で、本当に素晴らしいんです……。 さねこちらはTシャツの形に編み立てられた薄手のニットトップ。 ニットで組んだTシャツって感じのポジション感。 A/Wでこれ出すってことは、何か主役となるようなボリューミーアウターがあって、その中に挟む想定かな。 (ランウェイには出てなかった) まあ自由に使いましょう。 Tシャツの文字通り“平行”に設計された袖と極細のタッセルコードが通されたネックラインが特徴。 このタッセルコードが良い。 こんな華奢なトップスのネックラインにも通せる綺麗な極細コードの先、しゃなり揺れる美しい同色タッセル。 こういう飛び道具があれば、控えめにインナー使いした時でも、ピンポイントでさり気無いアクセント仕事をしてくれる。 ネックラインから出して重ねても良いし、首に巻いてチョーカーみたいにしても可愛い。 身頃はボディラインにピタリと沿うスリムフィット。 こんなのも最近とても良いですね。 書いてて急に思ったけど、 テーラードジャケットとも合わせたい。 そんな感じで、通年、思いもよらないタイミングで急に活躍しそう。 衣替えで簡単に仕舞えない服って感じ。 Made in ITALY サイズ表記XS 身幅:32 着丈:62 裄丈:38 (横に強く伸びます) これカテゴリ分けが難しそうですね。 構造的にはニット(セーター)なんですけど ポジション的にはTシャツです。 両方に入れときます。
-
MARC JACOBS (Early) Hippyish Color Border Knit Vest
¥8,000
95年にスタートしたルック社とのブリッジライン、MJ-LOOKより。 90後半から00頭くらいの個体です。 リブ編みで仕立てられたコンパクトフィットのニットベスト。 このバランスはこの時代のN.Y.ハイファッションで多用されていましたね。 カントリー調のファンシーテイストとサイケデリックエッセンスを巧みに融合させたカラーパレットは唯一無二。 それにしたってこの色数。 何色使ってんのよ……。 →8色使ってました。 そしてそれらをピッチリピートの度に絶妙に配分変えて変拍子でリミックスする感覚。 研ぎ澄まされ過ぎている。 夏のせいかな、変に気負っちゃってギラついたスタイリングになっちゃいましたけれど、普通にジャストフィットのデニムパンツにこれ合わせるくらいで良いと思います。 程良い享楽リズムと適度なヘルシービジュアル。 Made in ITALY LAMPO Zip サイズ表記40 肩幅:(32) 身幅:36 着丈:50
-
JOHN GALLIANO Back Logo Design Circle-Sleeve Knit Parka
¥63,000
ジョンガリアーノのニットパーカー。 外袖を扇状に大きく展開した奇天烈なスリーブデザイン。 この扇の中間地点、内肘の部分には斧状のリブ編み切替。 カーブを視覚的に増強する狙いか? フロントは同素材のカーディガンを前身だけフェイクレイヤード。 フロントはロゴの彫られたダブルジップ。 (カーディガンはボタン) そして背面には初期のエンブレムロゴ。 プリントや刺繍ではなくあくまでニッティングで。 皆様はご存知でしたか、 ジョンガリの初期ロゴにネコチヤンがいること。 いつもタグサイズでしか このエンブレムロゴ見ないから気付かないでしょう。 中心にネコチヤンがいます。 可愛いですね。 前述しました変形袖は、着ると展開された分が腕に無理矢理沿おうとした結果、アウトラインにのみ夥しい量のドレープが生まれることになります。 又は、そのカーブのままストンと落ちて螺旋階段みたいなドレープになるか。 見ても楽しい、着ても楽しい、途轍も無いスペシャルです。 初期個体かなと思っていたら、そこまで古くないのは意外なところ。 軽微なものですが、左の袖口に1-2ミリの小穴があるのでご注意ください。 加えて、あるあるですがラバータグの一角に縫い外れあり。 それ以外は概ね良好です。 余裕で美品。 あと他のポイントが強過ぎて霞んじゃいますが、ウールニットの質も最高。 滅茶苦茶滑らかで気持ち良いです。 男女とか普段のテイストとか、そういうの関係無く全員にお薦め。 フリーサイズみたいなものですが、どちらかと言うとダボっと着る方が可愛いか。 Made in CHINA (GIBO) サイズ表記S 身幅:55 着丈:68 裄丈:98/140 裄丈は円形展開分を畳んでの計測と 円周部分も全部伸ばしての計測の2通り表記
-
20A/W DIRK VAN SAENE Torso Trompe-l'oeil Design Square Cut Knit
¥75,000
アントワープ・モードファッション第一世代のひとり Dirk Van Saene より、2020A/Wコレクション。 アントワープ6と呼ばれるクリエイターの中で 最も芸術寄りのものづくり。 氏の得意とする平面-立体をシニカルに行き来するアプローチには、往々にしてトロンプルイユの弾丸が込められています。 キャンバスの画面をそのまま布にしたような、全く平面的な型紙のセーター。 そのキャンバスに描かれているのは、よりにもよって人体の立体性の象徴、トルソー。 トルソーと言えばマドレーヌ・ヴィオネが発明した“立体”裁断。 服作りにおけるこの絶対的なコードを、あえて平面性を強調した服に引用。 悪戯心に満ちた、非常に示唆的なクリエイションです。 有名な錯視効果をミスリードに使って、本懐はコード崩し。 先程ヴィオネの名前を出しましたが、根本にあるのは同時代のスキャパレリに通ずる遊びのセンス。 100年前とはまた違った、明るいムードのネオ・シュールレアリスム。 両肩に華奢なアームホールが開いていて、着用者は横長の四角形をそのまま身に纏う格好。 一枚で着るには短いですし、ボトムスはスカート類と合わせるのが丸いかな。 ちなみにこのシーズンからは生産関係でコムデギャルソンが提携しています。 Made in Belgium サイズ表記- 肩幅:76 身幅:80 着丈:62
日本国内送料無料