洋服解読所
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GIANFRANCO FERRE Heavy Embroidery Gold Leather JKT
¥213,000
“最強”のレザージャケット。 金色のラムレザーに金色の刺繍。 なんておめでたいビジュアルでしょうか。 (いつかOPENする時に出そうかな〜と随分眠らせていました) スカジャンさながら重厚で総意に満ちた造作はクリムトの黄金様式ってよりも琳派の趣か。 二種類の金糸で緻密に織りなされた刺繍。 フェレらしい極めて豪奢なビジュアルメイク。 背中には羽。 美しく綯われたロープの先には錨。 そこに絡まり付く蔦状の植物。 何気なく行われているこのミックス感覚にはFERREらしさが強く出ていると思います。 植物モチーフの刺繍はよくある。し、分かる。 そこに「錨」という人工物、人類の営みの象徴みたいなモチーフを混ぜるのがこのデザイナーです。 自然だけじゃなく人間の力強さも描くデザイン。 釜底から下少ししか無いショートレングスのボディに、意外と広い身巾。 ボリューミーなボトムスと合わせてAラインが完成するコンパクトなボディバランス。 色のインパクトの割に慎ましやかに収まる小襟が面白い。 ここの製図はメンズドレスみたいに襟にピタリ沿わせる美意識とは違う。 襟折れ線の時点で首から少し離して、首周りにゆとりを作る製図。 そこまで平たくないけど、ハンガーじゃなくて実際の人間の首に沿わせて初めて皺が消えるという点では、古いフレンチワークの襟に近いかも。 ファスナーは袖口含めて全て金色のriri。 フロントは右前/左前の無い完全なフラットですので性差気にせずお召しいただけます。 しかし言ってもフェレの40。 ドロップショルダーで裄丈着地するサイズバランス、実寸をご確認ください。 Made in ITALY riri_Zips サイズ表記40 肩幅:54 身幅:58 着丈:47 袖丈:52 裄丈:82 プレタポルタが最も絢爛に輝いた時代、その中心にいた作り手の1人。 エキゾチックで豪放、華美で贅沢、このレーベルを飾る言葉は様々ありますが、その本質を言葉に勝り説明するビジュアルがこれです。
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2005A/W TOKITO Goat Leather Bomber JKT
¥45,000
今回TOKITOのフライトジャケットを2着ご紹介します。 「フライトジャケット」という単語の中で「特段軽い個体」とその逆の「特段重たい個体」が並びます。 こちらは後者。 2005A/Wコレクション。 カッコよく着古され、それでも尚疲れた表情を見せない強靭なゴートレザーの仕立て。 ワイド&ショートのボディバランスはそのままに、一般的なフライトジャケットよりもある程度コンパクトに再設計されたサイズ感。 しかし袖は長いまま。 日本のメンズ・ファッション黎明期からずっとヨーロッパの服に触れ続けてきたエキスパートですから、このバランス感覚もお手のものですね。 このレーベルを始める前に手掛けていたハロルズ・ギアでも多用されたパイロット風の前振り製図。 もう戦闘機には乗らないんです。 あくまで街着としてのカッコ良さを抽出し、インナーを削ぎ落とす想定。 シンサレート入りのライニングも頼もしい。 今回一緒にご紹介する最軽量級のフライトジャケットにも付属する、ブーメラン型のスロートラッチ。 これがこのレザージャケットにも付属します。 付けた方がカッコ良いと思います。 付けない時は胸ポケットのボタンに収納(?)しておけます。 「タイト」とは違う「コンパクト」なフィッティング。 「細さ」ってのは2000年代の日本の社会とファッションを強く映写するデザインコードですが、そこに浸かり過ぎていない、あくまでオーセンティシティの元、丁寧に監修されたジャケット。 こういのはずっと着れます。 服の耐久性とかじゃ無く、“ファッションの耐久性”の面で。 Made in KOREA サイズ表記38 肩幅:44 身幅:58 着丈:54 袖丈:67
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2006S/S TOKITO Lightweight Poplins Bomber JKT
¥21,000
TOKITOの服といえば「20歳以下お断り」のタグ。 この服にも付いてます。 こんな事を言えるレーベルがあるのか、と感動した日がある。 え、しかもこれ日本のブランドなん、と。 デザイナーは吉田十紀人 (ときひと)氏。 黄金期のメンズビギからポパイの編集、その後諸レーベルを監督した後1997年に立ち上げられたのがTOKITO。 綺麗でカッコよくって、ハイコストな紳士服を作る人です。 接着芯よりもふらし芯を重視したり、どんな箇所の縫い代も、極力ロックミシンに逃げず美しく折り伏せたり巻いたり。 現代のビジネス至上主義から見るとハイコストに見えるそれらは、一定以上に服を好きになり飛び込む上で最低限備わっていてほしいプロダクトとしてのクオリティ。 完璧主義ってよりも “当たり前”の水準が高いレーベル。 カッコ良いですよね。 そんな所が作る時、こんなライトアウターなんてのは一気に差が生まれてくる。 重い服は、まぁいい。 凝ったウールや美しいレザーなど、素材のエネルギーで誤魔化せたりする時がある。 でも軽い服、ライトアウターなんてのは、誤魔化しが効かない。 作り手の腕と言うか“姿勢”みたいなのが如実に出る。 - と、ここまでにある程度共感してくれる人には気に入ってもらえるジャケットだと思います。 ネックライン1番上まで閉めた上で、コンパクトながらショールカラー風にくるり返るリブ襟。 ハンティングやドライブに意識を向けたような強い前振りが設計された袖構成。 裏返しに着用しても気後れしないほど美しい、妥協の無い縫製仕様。 ちょっぴりエレガントに品良く味付けされたそれが、あくまでフライトジャケットのDNAの上で成り立つこと。 そして首元に光る、ブーメラン型のオリジナル・スロートラッチ。 (これは今回一緒に出すレザージャケットにもあります) 良くも悪くも“軽やか”になるライトアウター枠のジャケット、ここまでちゃんと軽くて、尚且つクールな個体はなかなか無い。 全閉めでちょっと静謐な空気を出すのも良いし、前開けて羽織るだけでもシルエットにメリハリが生まれます。 往年のファンの皆様は勿論、ご存知無い方も是非この機会に。 Made in JAPAN サイズ表記36 肩幅:40 身幅:54 着丈:55 袖丈:67
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1980's BISCOTE Baseball-Shirt Motif Wide Body JKT
¥39,000
ずっと探してて、ようやく80'sオリジナルに出会えたレーベル。 80年代のヨーロッパを席巻したネオ・アメカジのムーブメント。 Best CompanyやBall/Closed、Frank Scozzeseらと同じレンジにいた、今や誰も知らないマイナーレーベル。 彼らはあのエッセンスを用いてハイエンド、又は全くの新しさを追い求めたけれど、この時期のBISCOTEはもっとのんびりマイペース。 本当にそのデザイン、及びムーブメントを噛み締めるように、楽しそうな服を作ってた。 ちなみに読み方、未だに分からない。 ビスコッテ?ビスコッティ?ビスコテ?ビスコーテ? 当時のプチ流行に「スペル間違い」ってのがあります。 多分これもそれのはず。 当時のヨーロッパでもあまり人気の無かったベースボールの洋服を堂々と引用し、誇張したサイズ感でサンプリング。 (一言に「ワイド」と言えどレングスを短くすればその「ワイド」は相対的に強調される) そこにヨーロッパならではの(浅い言い方で申し訳ない)洒落の効いた小技を散りばめてブラッシュアップしていく、というデザイン。 いまだに「野球行くん?」といじられる白黒ストライプの生地を、カジュアルブルゾンの黄金様式で歓迎。 イエローとネイビーの強いカラーリングの繋ぎ目には、色気のあるパープルの細巾テープが静かに光る。 ここの補強にパープル! 痺れるバランス感覚。 フロントやポケット開閉はオレンジのベルクロテープ。 いちいちカラーコントラストを付けないと気が済まない、やかましいデザイナーズ・カジュアル。 これが古着として程良く草臥れてるからバランス良いってだけで、これが新品でパキパキなら取扱注意になると思う。 Made in - (FR?) サイズ表記M 肩幅:58 身幅:64 着丈:58 袖丈:60
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c80's FRENCH VTG Indigo Cotton Duck Tracker JKT
¥21,000
80年代フランスのGジャン。 ユーロワークが如何、形式が如何、そういう踏み荒らされた文脈の外側、インディペンデントなマイナーカジュアルレーベル群からの一枝。 どっちかって言うと同時代のイタリアから出てくる方がしっくり来そうなビジュアル。 アメリカのデニムジャケットを更にルーズに組み直したボックスボディ。 さてデニム通りに綾織りかと思いきや、太い糸を敷き詰めた平織り。目付け若干軽めのダック生地。 それがテロテロ。 スーパーソフトテクスチャ。 じゃあリネンか。 と、思いきや組成表記はコットン100%。 ほんまか? 2回裏切られました。 いや、イタリア服だと思ってたから3回か。 いよいよ固定概念はグラグラ。 カジュアルレンジもハイファッションと同じく、洋服のコード(記号)で溢れています。 この型はこの生地。 この生地はこの色。 それらを巧みに操作した、立派なデザイナーズファッション。 Dufferのチームみたいに、徹底的に天邪鬼な人が作ってたんだろうなって勝手に夢想してます。 胸ポケットのデカいピスネームもわざとらしくって最高じゃありませんか。 古着が好きな人にこそ刺さって欲しい、再現性ゼロのスペシャル・アノニマス。 Made in FRANCE サイズ表記XL 肩幅:51 身幅:59 着丈:61 袖丈:65 裄丈:
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1980's BALL by M&FG Various Tags Design Crazy-Cut JKT
¥68,000
久し振りにご紹介出来るヨーロッパ企画のオリジナル。 弊店ではお馴染みM&FGとCFM(A.Ciavatta)による怪作。 複雑に入り組んだ中に、ジルボーのアイコンカットを織り交ぜながら製図されたデザイン。 (実は以前一度ライトグレー版をご紹介したことのある型です) 今回はオールブラックのオーバーサイズ個体。 更に大量のオリジナル・グラフィックが架空のブランドタグ形式でバリエーション豊かに並べられたスペシャルピース。 80sユーロにおけるデニムジャケットの特徴/特長をたっぷり備えつつ(その特徴も彼らが発信源)、M&FGならではの素晴らしいカッティングエッジやマルジェラ/ゴルチェと別軸にある脱構築の新系譜が見事に宿った作品。 このジャケットのデザインを紐解いていく上で鍵になってくるのはフロントのV-スイッチデザイン。 Levi'sでいう所の3rdモデル以降発生した フロントポケットに重なるV字の切り替え。 ポケットの下のベースにも入ってるのに ポケットそのものにも同じラインで切り替えを入れてる。 全く遊びのためだけの手数。 叩き縫うんじゃなく、あくまで切り替えってのもポイントです。 更にこのコードを遊び道具に、ジルボーデザインのシグネチャーとも言えるナイフ型ポケットのラインメイクに繋げていきます。 そして釜底位置からは V字切り替えを途中で打ち止める横方向の切替シームが伸びてきて、そこにはジーンズのフロントポケットシステムをそのままコラージュ。 黄金に始まるアメリカン・カジュアルの洋服。 そこで完成された「ジーンズ」並びに「デニムジャケット」。 その完成を更新し続けられるという希望をデザインしたジャケット。 彼らのそれは二次創作の域をとっくに飛び越えています。 憧れを元にサンプリングされた小さなワッペンやタグ類の効果的なコラージュも今の気分。 「好き」を着る楽しさ、「好き」をデザインする凄まじさ、両方が飽和するまで詰め込まれたジャケット。 Made in ITALY サイズ表記52 肩幅:62 身幅:73 着丈:64 袖丈:64
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70-80's BALL by M&FG Fake W-Breast Design Work SH
¥27,500
CFMを率いたAldo Ciavattaが創設し、彼が見出したMarithe&Francois Girbaudがデザインを手掛けたデザイナーズ・カジュアルレーベル【BALL】。 ユーロ製造のオリジナル80'sピース。 結構古いタグ。80's前半か、もう少し前か。 スタンドカラーと変則的な前合わせでユニークに捻りを入れたワークシャツ。 言葉で説明すると、細巾のダブルブレスト風前立ての中に普通のシャツの前立てがある構造です。 なんかコックシャツみたいなパターンですね。 でも使ってる生地/色味はフレンチワークに記号的に付きまとうトニックブルーのコットンツイル。 ワークというキーワードの中、異なる職種の記号をしれっと織り交ぜるようなデザインに見えます。 これはジルボーが好きな方にもきっと刺さるし、そうでない方にも面白がってもらえると思います。 ボリューム的にはシャツジャケットって感じ。 ここからアウターも重ねられるし、Tシャツの上からライトアウターとして、なんなら普通にシャツの上からでもアウターとして重ねられる感じの珍しい立ち位置。 でも先ずはこれ一枚で、ピシッとボタンを全部閉めて、上品ながらもエッジの効いた佇まいを楽しんでもらえたらと思います。 Made in- (Euro) サイズ表記L 肩幅:48 身幅:62 着丈:74 袖丈:67
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c80's ITALY VTG Technical Cut Work Vest
¥16,500
イタリアのレトロ古着。 海が大好きなメンズに向けて作られたワークベスト。 コットンキャンバスのタフなボディにポップな色味。 ハタタテダイがプリントされた背裏にラッカーニ社のゴツいファスナー。 良いギャップ。 可愛子ぶってるくせにその実かなり骨太でハイクオリティな服作ってる。 今の流行りと真逆ですね。 Made in ITALY サイズ表記M 肩幅:50 身幅:56 着丈:63
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e2000's DUFFER (Eu) Various-Wappens Design Sweat Zip JKT
¥20,000
2000年初頭くらいのユーロオリジナル個体。 80-90'sのヴィンテージサンプリング&ツイストから、グラフィック感覚でのツイストにデザインの比重を移しつつある時期。 定番のスウェットジャケット。 今回2種入れました。 こちらはレーベルの歩みと共にあったキーディテール“ワッペン”を大量に貼り並べたデザイン。 アワードジャケットから引用したイニシャルワッペン。 カレッジスウェットから引用したフラタニティワッペン。 スポーツウェアから引用したナンバリングワッペン。 元ネタであるアメリカン・カジュアルのマスターピース群から気に入った部分を切り抜いて収集するような感覚。 軽微な汚れが散っていたり、襟のリブがヨレてきてたり、そこそこに使用感/経年感のある個体です。 古さのせいにもしたいところですが、こんなのもリアルな風合いとしてご愛着ください。 Made in Portugal サイズ表記S 肩幅:48 身幅:53 着丈:67 袖丈:66
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e2000's DUFFER (Eu) Plain Gray Sweat Zip JKT
¥16,000
2000年初頭くらいのユーロオリジナル個体。 80-90'sのヴィンテージサンプリング&ツイストから、グラフィック感覚でのツイストにデザインの比重を移しつつある時期。 定番のスウェットジャケット。 今回2種入れました。 こちらは左胸にイニシャルろご、背面にアーチロゴを配したのみの比較的シンプルなビジュアル。 超普通〜なグレー、これは正に「スウェットシャツ」を象徴する色味。 スポーツウェア由来の、長閑でのんびりした空気感を存分に楽しめるのがこのサイズ感。 ワッペンで埋められていないからこそ の間延び感。 この辺りの余裕をストリートウェアに持ち込むセンス、痺れます。 どうしても盛りたくなっちゃうところ、物足りないくらいで止めるバランス。 中々出来ない事です。 軽微な汚れが散っていたり、襟のリブがヨレてきてたり、そこそこに使用感/経年感のある個体です。 古さのせいにもしたいところですが、こんなのもリアルな風合いとしてご愛着ください。 Made in Portugal サイズ表記L 肩幅:50 身幅:56 着丈:68 袖丈:72
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c80's ARMANI JEANS Unique Textiles Design Active JKT
¥52,500
SOLD OUT
80年代の名作。 派手な着古し加工が入ったオモテ面。 同時代のデザイナーズカジュアルの息遣いを感じるコーティングデザインの裏面。 SIの影響力がこうも大きかったことを示す1ページ。 ってことは劣化が怖いところなんですが、襟内に畳み仕込まれたフードまで全て、一切の劣化無し。 ベタ付きも少しの匂いも無い、奇跡みたいなコンディション。 立体的な構成で製図されたフロントポケットは二階建て。 横から手を突っ込む用のポケットと、実際に手回り品を収納するためのポケット、どちらもあります。 横口の方は簡単に開閉したいからスナップボタン。 上口の方は荷物を落としたくないからフラップ&ボタン。 当たり前だけどちゃんとしてる。 とことんルーズなボディバランスと、どこまでも強く絞れるコード式のウエスト仕様。 下手にリブテーパーとかじゃないから、細いウエストの方でも気の済むまでテーパード&ブラウジング出来ます。 80'sのデザイナーズカジュアルを楽しむにあたってこの上無く素晴らしい個体。 中には同じく緩いシャツを仕込んで、可能ならば上手く橋渡ししてくれるようなベストを間に挟んで、そんな感じで是非。 Made in ITALY LAMPO Zip FIOCCHI Buttons サイズ表記48 肩幅:64 身幅:72 着丈:61 袖丈:57
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80-e90's PLANTATION in ISSEY MIYAKE Super_Wide Cutting Cardigan
¥39,000
SOLD OUT
大きな袖同士が繋がったようなこの造形…… 構造、伝わりますでしょうか。 言ってしまえばボレロみたいな感じです。 ただ、一般的なボレロと大きく異なるのは前合わせ。 かなり深いダブルブレスト。 ボタンもファスナーも無いフリーフロントですから、この余った分量はみんな だらり垂れ落ち、歩に連れ風に連れ、呑気にドレープしてくれます。 (この時代のPLANTATIONよくやりますよね) シワにならないよう正しく床に置いたら笹の葉みたいな横長楕円。 流石に服には見えません。 これは80年代の頃CLOSEDでも似た発想が見られましたが、横長ブルゾンの「横長感」を極限まで強調した時に辿り着くボディバランスです。 スーパーショート×スーパーワイドの掛算。 エキセントリックなまでのショート丈に、詰め込める限界量のダイナミック・ドレープって寸法。 綺麗に畳んで、はたまた掛軸みたいにくるっと丸めて、バッグに忍ばせましょう。 「冷房よけのカーディガン」ってのは、個人的にとても重要な夏の服です。 この時代のイッセイ・イメージのままドレープ全開で着るのも素敵ですし、メンズは思い切ってカジュアルスタイルにブチ込んだりしてみてください。 色揃えると意外と化けます。 Made in - サイズ表記- 肩幅:- 身幅:53 着丈:41 袖丈:- 裄丈:85
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1999's NIKE Minimal-Tech Design Nylon Shell JKT
¥22,000
スモーキーに濁った、アッシュ調子の浅葱色ナイロン。 カッコ良く言おうと「浅葱色 英語」なんて調べたら、浅葱色に該当する英語無し。 何にせ、この時代のNIKEのイメージを覆すアンニュイでお洒落な色選び。 テクスチャ自体は結構NikeのスポーティなDNAが残ってます。 ザ・ウインドブレーカーって感じのハリのある手触り。 多少の撥水性くらいはありそう。 この個体は全箇所のジッパーが無傷で残っています。 それどころか、25年前の服とは思えないくらいに状態が綺麗。 サイズはXL。 モッズコート感覚で着たい。 最後、このジャケットを選び取った決め手となったディテールデザイン。 それはファスナーフロントの上に重ねられるベルクロテープ。 開けてやっと気付く。滅茶苦茶な細巾。 普通に市販されているようなベルクロの半分、いや下手したら半分以下の細巾。 そしてこれが1999年の春個体であるということ。 勘の良い皆様は既にお気付きと思います。 1998年春夏のPRADAサンプリングです。 (以降数シーズン、アイコン的に使われますね) 98年春夏で世に出るということは、それは97年の出来事。 Nikeまでディテールが流れ着く時間は充分。 そうなると、冒頭で触れた洒脱な色選びにも案内線が見えてきませんか。 ミウッチャが使いそうな色じゃありませんか。 軍用ナイロンやスポーティエッセンスをモードに昇華したPRADA。 しかしそれを奪い返すかのような、アクティブシーンを牽引したNikeのカウンター。 こうしてファッションは其々影響し合ってます。 そんなのを観測出来る特異点、という訳でこのジャケットは特別です。 Made in THAILAND サイズ表記XL 肩幅:- 身幅:72 着丈:80 裄丈:94
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2000_Fall NIKE Classic Design Windbreaker
¥9,500
普通のウインドブレーカーです。 この時代特有のパキパキ人体工学製図が強く出ていないのはすこし寂しいですが、こういうノーマル個体ってのも全体的に見渡してなかなか無い。 みんな何かしら、デザインというか、足し算をやるので。 (その足し算でクオリティが増すのかどうかを見極めるのがデザインだ) 外下がりの腰ポケット設計、辺から辺を繋ぐフラップラインに隠れて大型のサイドポケット。 この辺はマウンパの定型なんですが、線の角度一つ一つに美意識を感じます。 そして背面にはメッシュ裏地と開放ヨークによる透湿性最強のベンチレーションシステム。 襟は仕舞えます。 (仕舞えなくてもいいんだけどね) 両サイドポケットのファスナートップが欠損してます。 もうこれはNIKEあるあるとして、何卒ご容赦ください。 メインファスナーは全部無事ですし、サイドポケットも開閉機構自体に問題は無いので……。 ちょっと掴みにくいだけですので…… 個人的にはモッズコートとか羽織りたいところに、新しい現代エッセンスとして差し込んでみたい服です。 やってみました。良い感じに新感覚のカッコよさがありました。 Made in CHINA サイズ表記L 肩幅:55 身幅:62 着丈:74 袖丈:60
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2003S/S CdGH Sheer-Mesh Coveralls Design Tailored JK
¥45,000
SOLD OUT
田中デザイナー最終期。 (ここで言う「期」は「シーズン」ではなく「時期」です) ポリエステルメッシュで重厚に仕立てられたカバーオール風味のテーラードジャケット。 メッシュ生地って意地悪ですよ。 中に入れる芯材とか全部見えちゃう。 勿論、それらをあえて見せたい!ってデザインの時はいいんですが、それをやらないってことはつまり、このジャケットにおいての本旨は「シースルーであること」です。 それをやる上で “メッシュ生地は意地悪”なのです。 テーラードジャケットにおいて生地ってのはショートケーキの苺のようなもの。 最後の飾り付けです。 過言かも知れませんが、そう言ってもしまえるほどに【芯地】が重要。 そう、 ・シースルーで ・テーラードジャケットを ってのは、こういう意味で茨の道なのです。 長くなりましたが、この前提があるからこそ、このジャケットの素晴らしさは浮き彫りになります。 なんだこの綺麗なラペルの返り。 炸裂しているのは、本来毛芯と八刺しで補正するラペルロールを芯無しで成し遂げるための、綱渡りみたいなソリューション。 襟返り線でのステッチワークが鍵です。 ラペルが自然に返るための表裏パターン同士の前後差を(表裏差?)を本来の位置のみで作用するように入れられるステッチ。 このステッチが製図段階での前後差を綺麗に保持してくれる。 本来なら表に出ないよう、執拗に隠し切る手仕事ステッチに始まる智慧の結晶。 それを、あろうことか表地と別色のステッチで堂々と表出。 テーラー技術が紡いできた歴史の肯定であり、破壊でもあります。 文章でガヤガヤと書き連ねてみましたが、この難しさはサッパリ伝わりそうにありませんね。 メッシュという厄介者を媒体にした「仕立て」への過激なアプローチ、成立させる縫製力、そしてモノクロ世界にカバーオールのエッセンスを巧みに織り交ぜてくる「メンズカジュアル」のセンス。 もう全部が最高です。 夏のテーラードジャケット、今年は特に探しているんですがなかなか思うようには見つからない。 そんな中出会えた、ここまでヤバくなくてもいいのに……という一着。 Made in JAPAN サイズ表記S 肩幅:43 身幅:50 着丈:74 袖丈:66.5
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c80's GERMANY VTG Faded-Lavender Layered Design JKT
¥18,000
淡いラベンダーカラーのコットンジャケット。 多分80年代前後。 ドイツの服、またはドイツ語圏の服。 しっかり横幅のあるボックスボディ。 生地のハリはあるけど、肩パッド類は無しの半裏仕立て。 着心地の良い裏地が無い代わりに、共布のベストがドッキングされてる。 何が代わりだと言うのか。 ちなみにコットン製の背裏はベストのヘムラインと同丈で設けられてる。 ここまで完全に「ベスト」の記号を拾ってる。ナイスデザイン。 結構野暮ったいボディバランスなんですけれど、思い切ったカラーリングや大胆な構造遊びなど、意外性と面白さは120点。 これら120点の外側、ジャケットのポケットにまで遊びの目は向いてる。 まさかのギザギザフラップ。 ギザギザの山ひとつひとつにボタンホール開けてるからひとつのフラップにボタン2個。 なかなか忙しいジャケットですね。 アジアの真夏にはちと厳しいかもしれないけれど、コットンだから臆せず洗えるし、少しでも隙があればガンガン着ていきたいジャケット。 野暮ったさとファンシーの名も無きミックスワーク。 Made in - サイズ表記S 肩幅:51 身幅:61 着丈:72 袖丈:58 裄丈:84 サイズ大きいけど一応レディースです。
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c90's MAUL RUCK Plaid-Pattern Viscose Coveralls JK
¥14,000
BIGIからWORLDに電撃移籍をかました菊池武雄デザイナーが新天地にて86年にスタートしたカジュアルライン。 強撚ヴィスコースをバサっと毛羽立たせた面白いテキスタイル。 ネルシャツの柄をカバーオールの雛型に移植……って感じの記号遊びデザインなんですが、そこに全く新しい感覚のテキスタイル・デザインまでミックスしてるから一気にユニークな仕上がりに。 そして裏側も。 カバーオール型のジャケットなのに艶感の美しい背裏を設けて仕立てるってのも新鮮。 これらに共通するのは「柔らかさ」です。 アメカジの核であるTough&Ruggedに染まり切らない、ヨーロッパ風味の洒脱な柔らかさのミックス。 証拠って程でもないのですが、この人の作る服はフランス服みたいに1-2-3みたいなサイズ表記が多い。 レーヨン45% ウール20% ナイロン20% 麻15% ってな複雑な生地です。 軽やかだけどザラザラしてる、縮緬みたいな感覚の涼やかなテクスチャ。 裏面の仕立てそのものも、超丁寧な仕様選定。 ロックミシン掛けっぱなし、なんて無い。 カジュアルラインにここまでお金を掛けられる、というのがこの時代の大手アパレルのエネルギーです。 現代展開されているカジュアルラインとは大きく異なるプロダクトクオリティ。 Made in JAPAN サイズ表記2 肩幅:51 身幅:61 着丈:75 袖丈:57 裄丈:84 柄合わせが綺麗過ぎて見えませんが、フロントにポケット4つ。 胸ポケットはアシンメトリーフラップ、全て梨っぽい丸底カット。
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80's ANNE MARIE BERETTA (Lic.) Kimono-Sleeves Green Linen JKT
¥21,000
先日、日本ライセンスのrenomaを扱った際に少し触れました“ALPHA CUBIC”というカンパニー。 古い服を探される方はよく見かける名前でありましょう。 かのカンパニーが日本に広めた名前のひとつがこちら、“ANNE MARIE BERETTA” 。 1977年に資生堂の主催にて行われたファッションショー《パリの6人》(これがLes six)。 C.MontanaやT.Mugler、J.C.D.Castelbajacらと共にA.M.BERETTAも招聘されていました。 ここで招聘されたクリエイター達はその後80年代、世界のモードを牽引するニュージェネレーションとなります。 資生堂の慧眼がこれでもかと炸裂した興行でした。 大枚叩いて当時の資料を手に入れた日が懐かしい。 彼女の作る服は当時から一貫しています。 平面的なパターンメイクを大判で使って大迫力のドレープを設計するデザイン。 (雇われで手掛けたコートレーベルの作品は今も大人気) そしてこのシグネチャーラインではコートだけでなく、様々なアイテムカテゴリを満遍なく展開してくれます。 それは例えばこんなライトジャケットだったり。 ヴィリジアン・グリーンに美しく染め上げられたリネンでの平面仕立て。 品格のあるスタンドカラー。 大振りなトップを被せたスナップボタンの快適な開閉システム。 これらで縦へのラインを意識させたかと思えば型紙は横方向へのワイドボディ。 ボディと袖を地続きで製図したドルマンスリーブ。 アームホール切り替えが無くってドレープがたっぷり出る形。 これは同氏がコートでよく使うカッティング。 (用尺がタップリ要るからかなり贅沢な取り方なんですよね) トロトロに仕上げられたハイクオリティなリネンファブリックも良く映える。 ダメ押しで、着丈は短めの設計。 こうして作られるドレープに満ちた優美なショート×ワイドの黄金バランスは、ボリューミーなスカート類と最高の相性。 志向されているのはシルエットで強いメリハリを作るサマースタイル。 茹る様なアジアの暑さにも負けない、凛とした佇まいです。 Made in JAPAN サイズ表記 肩幅:- 身幅:52 着丈:51 袖丈:- 裄丈:79
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80-e90's DUFFER (EU) Tricolor Switched Yardie Cardigan
¥35,000
オールドダファーを代表する傑作の一つ “Yardie Cardigan”シリーズ。 “Yardie”、ジャマイカ人 のカジュアルな呼び方です。(庭師じゃないよ) このシリーズはジャマイカからの移民を多く受け入れたこの国における重要な歴史の1ページであり、Dufferが身を置いていたアンダーグラウンドシーンを映す重要な洋服。 オリジナル以降、様々なタイミングで復刻されるその名作の、オリジナルピース。 (他にもバリエーションは様々) アクリルメインのニットボディとフェイクスエードのスイッチ。 決してハイエンドを旨とした素材ではありませんが、まぁ当時の不景気なUKにおけるアンダーグラウンドシーンからラグジュアリーな服が出てくる方がフェイク。 所々ほつれたり、オリジナルボタンが欠損していたり、決して良いとは言えないコンディションですが、こんなのもオールドの宿命として慈しんでいただけますと幸い。 ちなみに洗濯機で洗えるみたいです。 Made in - (UK?) サイズ表記M 肩幅:52 身幅:52 着丈:66 袖丈:68 1970年代のロンドンにおけるジャマイカ人、みんなDuffer着てない?ってくらい、Dufferの服って“そう”です。 そんな背景はやはり客観的に見ても重要なのでしょう、V&Aにもこのシリーズは収蔵されています。
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c80's BALL (Lic.) Technical Pockets Design Sport JKT
¥36,000
奇々怪界な入り組んだポケットデザイン。 ただ効率だけを求めたのとは違う、遊び心を前提に据えたユニークな構成。 1つのスペースにポケットを二階建てにしたり、その建て増し方法にも面白いアイデアが効いていたり、見応え抜群。 そしてそのユニークな構成を強調するようにコントラストを付けるツートンカラーの色彩設計。 ショート×ワイドのスーパーカジュアル・ボディでの突き抜けたビジュアルメイク。 もうこういう面白いポケットアイデアはお手の物ですね。 システマチックと言うか、ロジカルと言うか、それら含めた上で逆手に取るようなデザイン、40年経った今も他の追随を許しません。 Aldo Ciavattaが創設しM&FGがデザインした、80'sスーパーカジュアルの発信源レーベル。 沢山ご紹介してきたレーベルですから、もう今更ですかね? こちらはユーロオリジナルじゃなく、ライセンスの日本個体。 オリジナル特有の愛しき野暮ったさは幾分鳴りを潜めています。 日本の綺麗な縫製とエネルギッシュなデザインセンス、両要素の良い所が見事に両取りされた素晴らしいビジュアル。 経年の割に良い感じのコンディションですが、左袖にちょっと大きめのシミ残りあり。 ここだけちょっとご注意ください。 Made in - サイズ表記M 肩幅:60 身幅:69 着丈:54 袖丈:56 裄丈:87
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c80's BALL (Lic.) Brown Leather Classic Coverall
¥45,000
レザー仕立てのカバーオール。 三角内袖の製図、絞り機能に乏しい袖口仕様、コーデュロイで切り替えられた上襟、そして機能的な4ポケ配置。 オーセンティックなアメリカン・カバーオールの雛型を踏襲しつつ、各ディテールメイクで絶対的なユニークをデザイン。 先ずカバーオールをレザーで、という点が絶対的にユニークなんですが、贅沢にもそれは置いといて。 先ず袖口のボタンは全てベルクロテープに替えられています。 これも、律儀に従来のボタンの位置に準じた配置。 もう、ベルクロテープ使うんならこの範囲全部カバーする一本仕様にしちゃえばいいのに……。 そして腰部分のフロントポケットは3Dマチ構成。 このポケット端の縫製に、サイドのシンチベルトも一気に巻き込んでるのが凄い。 可愛いんだけど、その前に「よくこの厚さ縫えたな」って感想。 補強も兼ねてるのか? そして前端から裾に掛けての端始末は共布レザーによるフレーミング。 これまた大変そうだけど、厚い革を中縫いして前端仕上げるよりは合理的でしょう。 アイテムのムードにも合ってる。 そしてサイドヘムでは補強の三角パッチ。 極め付け、裏面のキルティングライニングは瀟洒なミントグリーン。 ここが素晴らし過ぎる。 様々改変はあれど一貫してラギッドな機能性由来の、言っちゃえば「ブラウンレザーっぽい」デザインが成されてきた中、それら全てと軽妙にギャップを作るカラーパレット。 この裏地デザインをもってして、つくづく万感の思いで言える「ユーロっぽいなぁ」の感想。 なんて言いながらこちらのBALLはユーロオリジナル製造じゃなくて日本現地法人の製造個体なんですが、そのDNAは濁っていない。 革の質、縫製の質、デザインの質、全てが文句無しのスペシャルワン。 Made in KOREA サイズ表記46 肩幅:53 身幅:59 着丈:71 袖丈:58.5
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c80's EURO VTG Pink×Blue Combi Coverall JKT (JUNK)
¥9,500
ジャンク品です。 ダメージも服の雰囲気に合っていれば美点として捉えますから、こう前置くことは中々無いのですが、これはボタンに欠陥があるのでご注意。 下から3番目のジャンパーホックのオス側が欠損しちゃってます。 (ついでに全体的に結構汚れも残っています) 前開きでラフに、又は全止めで少しの留まってない部分を気にせずお召しいただくか、の2択です。 (多分)ユーロメイドの変則カラージャケット。 煤けたコーラルピンクと明るいミルキーブルーのツートン。 これ、一枚の生地です。 一枚の生地のA面がペールピンク、B面がミルキーブルー、という構造。 別々の生地を組み合わせたり、裏地が別色だったり、ということではないんですね。 その生地の裏表をミックス使いしてボディと袖の色を変えているデザイン。 名目としては油の抜けてカラカラになったコットンキャンバス。 定番ワークウェアで使われるダックの半分くらいの、軽やかなボリューム。 そしてこんな変則的な生地使いをしているんだから、勿論リバーシブル。 ひっくり返すと、青とピンクの位置関係が反転します。 胸位置には片方にしか無いペンポケットがあったり、ロゴパッチが鎮座していたり、其々で仕様を大きく変えてます。 そして腰ポケットはA面B面どちらからでもアクセス出来る貫通式フラップポケット。 これはハイエンドなバルスタージャケットなんかで偶に見かける仕様選定ですね。 素晴らしい凝り方。 カジュアルレンジの、それこそこんなにカジュアルに着潰せるような立ち位置のジャケットにここまでコストを掛けたものがあるなんて。 出自を知る由もありませんが、ある程度以上には力/情熱のある作り手のレーベルなのでしょう……。 どうでしょう。 これはジャンクでも捨てられませんよね。 ボロボロに着古したユーロワークジャケット、又はカバーオールの感覚で是非。 Made in- サイズ表記- 肩幅:58 身幅:61 着丈:66 袖丈:64
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c90's WORKSHOP by YOHJI YAMAMOTO Black Wool Gabardine Coverall
¥18,000
僕の大好きなレーベルのひとつ、ワークショップ。 結構紹介してきましたレーベルですから沿革とかもう五月蝿いと思いますが、元は「作業着みたいな服を」って感じで作られたレーベルです。 で、どれも別に全然作業着っぽいデザインじゃないんですよね。 このギャップはプランテーションみたい。 まぁヨウジが多用するギャバジンがそもそもワーク用途に根差した生地ではありますから、ギャバ使ってる時点でワークと言えなくもないのかもしれませんが……。 さあそんな中! やっと、ようやく、ちょっとワークっぽいジャケットです。 カバーオールにちょっと色っぽい味付けをしたデザイン。 艶かしい強撚ウールギャバを用いて、第一ボタンは開襟想定。 普通のカバーオールよりも気持ち、襟先尖ってる気がします。 「ヨウジヤマモトの作る作業服」 とするなら、これ以上に相応しい着地点もそう無い。 過度に“作品然”としておらず、しかし一般の作業服メーカーからは絶対に出てこない、その界隈から見ると浮世離れしたビジュアルデザイン。 そしてある程度は実際の意図通りに使われたのか、程良く使い込まれたちょいボロのコンディション。 ここも含めて非常にカッコ良い雰囲気。 (一応お値段に反映はしてますが、本来はここ込みで「良い」と言いたい) Made in JAPAN サイズ表記- 肩幅:48 身幅:58 着丈:72 袖丈:58 袖口裏地に擦り切れ 前見頃ポケット付近に小穴
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L80-e90's KOMODO Worn-Out Chunky Knit Vest
¥62,500
この店が始まった頃から敬愛のもとフックアップしてきた重要なUKレーベル、KOMODO。 その最初期ピースです。 初めて触りました。 ディーラー曰く89年(創設年)の個体らしいですが、リファレンスとしての信用度にやや欠けるので柔らかめの表記にしておきます。 (…しかしあえて断言してくる辺りに信憑性も感じてる) まあこれまで触ってきたオールドピースから逆算すると、最初ってこんな感じだよなぁって感じのビジュアル。 ちっとも洗練されていなくって、禍々しいまでのエネルギーだけは手仕事で詰め込まれてて、火傷するほど熱い服。 あとボロい。 まぁこれは経年につれて、か。 両肩に少し穴があいてたり、背中にリペアがあったり。 無駄に広いアームホールと、異様に広いデコルテ。 ボディの勢いに反して超小さく収まってる腰ポケットが可愛い。 スケッチの勢いそのまんまが服に落とし込まれでもしたのか。 全体的に大きく歪んだシルエット。 これが手仕事による有機的なものか、繰り返される着用/洗濯のループによるものなのか、今では知る由もありません。 言えるのは、こんなの如何にも再現不可能だってこと。 Made in NEPAL サイズ表記L 肩幅:54 身幅:57 着丈:60
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