洋服解読所
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60-70's AMERICAN OPTICAL Side_Guards Design Safety Glasses
¥52,500
アイウェアは撮影があんまり得意じゃないし、フィッティングもオンラインじゃ伝えづらいので、正直億劫でした。 でもこれは流石に出さねばなるまい。 Vintage A.O.のオーバーサイズ・サイドガード。 箱付き紙付きのミントコンディション。(デッドストックと呼ぶには確証が無い) 当時は本当にエンジニア向けに作られた安全眼鏡でした。 勿論、実際にまたワークギアとして売るつもりは毛頭無い……というのは、値段感で伝わるかしら。 こうしたファッションの外側として作られた物からしか得られない栄養がある。 よくあるこのセンテンスを十全に証明してくれるビジュアル。 出会った瞬間脳裏を過ったのはA.Vaccarelloが作るSL 27S/Sのサマーストーリー。 スーパーモデル扮する上流階級のバカンス、お嬢様が戯れに引っ掴んだシュノーケルのようなオーバーサイズのトランスペアレント・グラス。 アレをヴィンテージで再現出来るものがあるとしたら、先ずはこれでしょう。他に思いつきませんが。 例えば細身のスーツスタイルにこのオーバーサイズ・グラスなんてギャップが効いていて素敵ですよね。 オーバーサイズが鳴りを顰めてきたからこそ使えるボリューム遊び。 夏スタイルに応用するなら、スリムなTeeとショートスラックス、ロングソックスを履いてコンパクトな縦長感を演出したところにコレ……でしょうか。 まあ、どんなテイストに混ぜ込んだところでステキな異世界感が出て最高に楽しいです。 いつ使おう、とかじゃないです。 普通に毎日使う前提で、そこから生まれる新しいムードをお手持ちの洋服達と一緒になってご体感ください。 貴方が新鮮に感じていると同時に、今ある洋服達も同じように感じているはずですよ。 ・アジア圏への商売展開を想定していないプロダクトなので鼻当てがありません。 小顔の方には緩いかもしれませんので、可能なら是非実店舗でお試しください。
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c90's BARNEYS NEWYORK Uniquely Yarned Oversized Cotton Jumper
¥36,000
枯れたコットンの意匠糸で編み立てられたチャンキーニット。 確か去年からでしたっけ、90年代のBARNEYS NYが良い、それもニットとコートが素晴らしく好みである……といった旨のフックアップを始めました。 僕自身も私物として沢山買って着ていました。 これは僕には大き過ぎて私物行きを泣く泣く我慢したスペシャルピース。 いつ売ってもいいんですが、まあ秋を意識し始める立ち上がりの時期は最高のタイミングのひとつでしょう。 フワフワした白いコットンヤーンを、黒い極細糸で締め付けるように設計された糸。 このニットはCotton92/Nylon8の組成でして、恐らくはボテボテに太った白い糸がコットン、それを締め上げる極細糸がナイロン、という配分ではないでしょうか。 白糸部分については、コットンで作るトリッキーな中空糸(中が空洞の糸)の可能性もありますね。 糸の中心に水で溶けるような芯材を据えて糸を作ると、完成した糸を水に付けることでコットン製の中空糸が出来たりします。 ※化学がお好きな方はこういうテクノロジカルデザイン、きっとお好きでしょう。 というのもこのニット、オーバーサイズの見た目の割にかなり軽いんですよね。 オーバーニットに欲しい滑らかなドロップ感はあるのに、レーヨンやナイロンみたいな重さは無く、あくまでコットンらしい素朴なドライタッチのままドレープするのです。 肩が凝らない。 恐らく前述した白糸パートと、それを締める極細糸との掛け合わせで生まれた質感なのでしょう。 そしてこの質感をこそ完璧に輝かせるのが、度を超えたドロップショルダーのボディバランスです。 肩幅74で袖丈が57ですからね。 着ると分かっていただけると思います。 ニットウェアについては、これまで自分の中で手本とする理想形がありました。 これが最高だ!みたいな像が。 そしてこの時代のBARNEYSのそれは、その像に非常に近しいという意味で好ましく捉えていたのですが、この個体は、最早これこそを新たな理想形のひとつに加えていいと思えています。 それくらい良いニット。 Made in - サイズ表記40 (明記がありませんが恐らくユーロメイド) 肩幅:74 身幅:67 着丈:70 袖丈:57 裄丈:97
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90-e2000's FALLERI Silk/Linen Switched Leather Vest
¥36,000
趣味の良いユニークデザインとプロダクトとしてのモノの良さが両立していたイタリアのレザーレーベルFALLERI。 レザーベストというか、ノースリーブジャケットというか、微妙なところ。 プロダクトパワー的には後者で呼んでも差し支えないでしょう。 バイカージャケットくらい堅牢なレザーと、シルクリネンの撚糸で甘々に織られたエアリーツイルの切り替え。 なんて大胆なコンビネーションでしょう。 レザー部分のミニマルで機械的な設計は 同時代のNeil Barrettを思わせる情緒がありますが、ファブリック部分のチョイスというか、テクスチャ・コントラストの作り方は他に類を見ません。 レザー裏面の最低限の切っ放し仕様は無愛想に映りますが、ブランドタグを縫い付ける位置だけはレザー縫い代を部分的に拡張して祭壇しているのです。文字通り隅々まで神経が通ったデザイン。 各セクションのマテリアル・クオリティ然り、それらを取り纏めて組み立てるビジュアル・パワー然り、相当腕の立つデザイナーを抱えていたのだろうと踏んでいます。 システマチックに切り詰められたレザーの中心にはオールド規格のラッカーニが鎮座。 細巾のバンドカラーの先端を留めるスナップボタンはFIOCCHI社製。 デザイナーズじゃない所から こうもデザイナーズ然としたスペシャルピースが出てくると、やっぱり舞い上がってしまいます。 - イタリアのレザーレーベルの多くは2000年代半ばくらいからベクトルが変わってきます。お察しの方も少なくないとは思いますが。 御多分に洩れず、FALLERIもこの時代の物だけに絞ってます。 Made in ITALY Raccagni Zip サイズ表記48 肩幅:(44) 身幅:53 着丈:52 冷暗所で風通しし続けて随分マシになりましたが、まだ少し煙草の匂い残りがあります。 煙草の匂い嫌いな自分でも大丈夫なくらいのレベルにはなりましたが、嫌煙家の方はご注意ください。
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2006F/W JOHN GALLIANO Hand Stitch Design Long Knit Tie / Stole
¥24,000
ニットタイでユニークデザインが効いた個体って珍しいですよね。 気合い入れて探すカテゴリじゃないにせよ、それでもこれは相当嬉しいスペシャルピース。 ベースはクラシックなニットタイです。 ノットに関与する部分はちょっと細く編まれてる、アレですね。 アレの中に、どういう技術か、意図的に畝を立たせてる。 それも全くのランダムピッチで、突然プッと立ち上がる。 コーデュロイの畝が急に一本だけ現れるような感覚。 パッと見は引き攣れのように見えるものです。 そのランダム畝に紛れて、唯一の縫製シームが畝のように走ります。 これはリンキングの縫い代(編み代?)をインサイドアウトにして立体的に表出させたデザイン。 これをハンドステッチで螺旋状にぐるぐる縫っていく。 すると、縫い代のインサイドアウトで出来た立体感であるにもかかわらず、ニットをハンドステッチで掬い縫って締め付けることで出来た畝のように映る…と、そういうカラクリな訳ですね。 退廃的なムード作りを得意としたデザイナーです。 ニットへの安易なダメージ加工ではなく、あくまでニッティング段階から考えられた巧みなテクニック、そしてそこに辿り着くための豊富なアイデアボギャブラリ。 タグが付いてるだけのライセンス小物とは違う、血の通ったスペシャルワン。 ネクタイにも、ストールにも。 Made in ITALY サイズ表記U レングス:198
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2006S/S LANVIN by A.ELBAZ Soft Draping Airy Tuxedo JKT
¥60,000
エルバス流のブラック・ジャケット。 ラペルのみ正絹に変えたタキシード調子のデザイン。 メンズのテーラリングとは美意識/思考回路の根本から違う。 皺(というかドレープですね)を意図的に作りにいく。 「女性の身体」ではなく「女性の美しさ」に照準を合わせてる。 メンズとレディースで美しさは違う。 当たり前だけれど、それを再確認させられるジャケット。 襟の吸い付きとか、袖丈の収まりとか、紳士服の世界では したり顔で権威を振るった記号群が、視点と意識一つで別の顔を見せてくれる。 具体的に言うと、フロントのボタン合わせが鍵です。 このダブルブレスト、内ボタンの受け位置をポケットフラップから生やしたボタンループに設定してる。 こんなことしてる服は見たことがありません。 そして、これはフラップなので完全固定されていない。 海に浮いているブイにロープを結んでいるようなものです。 大きくはズレないけど、フラフラと不安定ではある。 その揺らぎをこそ愛するデザイン。 巧みです。 襟型のバランス、袖と身頃のボリューム関係、袖口ボタンのサイズ選定、襟腰の低さ、全てが軽妙。 エルバス・デザインの真骨頂は 軽さ にあると思います。 そしてその効果が最も大きく炸裂するのは、タキシードという紳士服制約の中で厳重に縛られている重たいジャケットではないでしょうか。 レディースが着るテーラードジャケットといえばオーバーサイズが全盛の今 このコンパクトなフィットは尚更フレッシュに映ります。 これはただの単調な逆張りではありません。 クオリティとパワーを伴った明確な美意識の表明です。 Made in FRANCE サイズ表記40 肩幅:39 身幅:47 着丈:61 袖丈:59 身幅については背中のインバーテッドプリーツを開かず計測
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1997S/S LAGERFELD Deep Slit Cutting Full_Leather Dress
¥81,000
(DEAD STOCK) 90年代後半、カールラガーフェルドが大帝としての地位を確立した時代。 CHANELを完全復活させ勢いに乗っていた80年代中盤、彼のシグネチャーレーベルである【KARL LAGERFELD】は誕生しました。 ここからこのシグネチャーレーベルはLAGERFELDやらLagerfeld Galleryやら、コロコロ名前が変わっていくのですが、どれも本人の完全オリジナルクリエイションです。 ちなみに当時は日本のイトキンがライセンスビジネスを契約して、ちょっと安価なライセンス品も流通しました。 こちらは勿論オリジナル。 それも、1997年のランウェイで披露されたマキシ・ワンピースの生地違い個体です。 (ランウェイは薄い布帛でしたがこちらはオールラムレザー) さあ、美しく鞣されたラムレザーがドロリドロリ大迫力で靡いていくマキシレングスのワンピース。 両胸のポケットはCHANEL感ありますね。 スリットの始点が早い(高い)から靡く量も多いし、そもそも着丈がスーパーロングなのでシンプルなビジュアルパワーが段違い。 そしてこの複雑なパターン構成の中でナチュラルに始まるディープスリットが素晴らしいのです。 製図を見ていきましょう。 構成は、カールラガーフェルドらしいジオメトリックな身頃分割。 安易に 「○面体」 とか定義出来ない、入り組んだ構成です。 そんな中でフロント中央から両サイドへ、八の字に広がるシームが二本。 実はこれが既にスリット。ヒップライン辺りから既に別れています。 八の字なので、スリットそのものが既に斜めに傾いてる。 そしてこの構成は ・真ん中に残った細いフロントパート ・両サイドにドロリと捌けていくサイドパート の2セクションに分けられます。 そう、肌見せの面積がかなり大きいのです。 これだけのロングレングスでありながら、歩くと左右のスリットが開き、腿半ばくらいまで脚が見えるデザイン。 ランウェイは結構スタスタ歩くのでドレープも強くなってて見える幅も大きいのでしょうが、しかしこれは人間が着て、歩いて、そこで初めて本性を現す服。 展示会ではなく Cat“walk”で魅せる意味があるデザイン。 「ロング丈のワンピース」を攻めの服と捉えているか、守りの服と捉えているか、ここの違いでこの服の価値は大きく揺れるのでしょうね。 名言します。これは 「オールレザーの」「ロング丈のワンピース」です。 思いっ切り攻める服です。 Made in ITALY サイズ表記42 肩幅:(31) 身幅47 着丈:142
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80-90's DIESEL (EURO) Khimaira-Style Leather Color Nylon Trucker
¥45,000
ミルキーな浅葱色をした 柔らかなナイロンオックスで作られたGジャン。 なんて美しい色味であることか。 この個体はGジャンをナイロンで作り替えてるって所も可愛いのですが、Gジャンの「記号」をごちゃ混ぜにしてる所が面白いですよ。 2ndっぽいフロントプリーツと、4thらしいVステッチ。 サイドにポケットも増えてます。 そしてホワイトベージュのレザー襟。 もう、硬さと柔らかさのバランスとか、色配置のバランスとか、着た時の高揚感とか、全部が最高。 この時代の旧DIESELはレトロイタカジの潮流の中にありますから、同時代のパニナロっぽさが濃密に残っています。 DIESELという名の通り、馬力のあるエネルギッシュなデザインが目を見張る濃度で展開されていました。 こうしたGジャンも、(旧DIESELの中では)割と数が出ますから、当時からちゃんと人気を博していたのでしょう。 ただこの個体のようにボディを完全にナイロンクロスで作り替えた個体ってのは殆ど出会える事がありません。 本当に珍しい。 デニムオンリーの方はちょっと硬いんだけど、こちらは綺麗に柔らかく肩が落ちる。そこも良い。 こうした“柔らかさ”までを意識したアプローチってパニナロのアウターには中々無い要素ですから、そこから一歩抜きん出た“DIESELのその後”にも合点がいきますね。 エネルギッシュなのに、ただ派手なのではなく美しさまである。 ビジュアルのインパクトだけではなくデザインの確度でも完全勝利している白眉個体。 色んなデザイナーさんのインスピレーションソースになりそうなクオリティです。 柔らかな落ち感を活かし切るXLの最高個体。 大柄な方も是非ゆるくお楽しみください。 Made in ITALY サイズ表記XL 肩幅:60 身幅:74 着丈:65 袖丈:63
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1980-90's GIANFRANCO FERRE Shirt-ish Tailored Airy Soft Leather JKT
¥126,000
ラマッタ社製、最高水準のレザージャケット。 この服の素晴らしい所はクオリティだけじゃない。 その発想感覚そのものが他のどの服とも違う。 「レザージャケット」ってやつには 余程カジュアルな物でない限り、大体「裏地」がありますよね。 革の裏面-つまりスエード面-はザラザラしていて、インナーのシャツやセーターを擦って傷付けてしまう恐れがある。 で、その裏地って大体「総裏仕立て」です。 表地と裏地の裾同士をキッチリ丈合わせして縫合されます。故にどこにも隙間は無い。 このレザージャケットではその「当たり前」を覆しています。 「総裏仕立て」なのに裏地裾を縫い合わせず「ふらし」で始末。 しかも前端までもを「ふらし」で始末。 裾は百歩譲って分かるとして、前端までもふらし始末ってのは? これは裏地前端の一部分だけを関ステッチで表に留めてる格好になります。 故にその隙間からは服の内部を簡単に覗けます。 分かりますか、もう感覚としてはテロテロのナイロンで仕立てられた独立型ライニングがもう1着重なってるような感じ。 で、裏地が変な付き方してるレザー本体の裏面も面白い。 前端の裏面、アロハシャツの見返し始末みたいにゆるっと折り返してボタンホールステッチによって折り返しを留める仕様。 で、その身返し部分の裏面にも綺麗に裏地が縫合されている。 ここが一番ヤバい。 圧倒的な縫製力というか、如何なる手間をも厭わない尋常ならざるアトリエパワーを感じます。 その結果生まれるのは、前端を二重に作るという暴挙。 革同士で前端の身返し始末をしているのに、その完成形を一枚のパーツと捉え直し、もう一回内に折ってる。 こんなのもう暴挙でしょう。 これを可能にする技術、 これを断らないアトリエ、 これを成立させる革質、 これを面白がっていた世界、 全てが素晴らしくキラキラしています。 眩暈するくらい凄い服。 重たいレザーであると同時にシャツみたく軽やかな不可思議ワンダージャケット。 ちなみにオリジナルのフルチェンジボタン仕様。 右前にも左前にも、拝み合わせにも変えられます。 Made in ITALY SBC_Zip サイズ表記- 肩幅:60 身幅:61 着丈:80 袖丈:60 裄丈:91
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c90's GRANELLO Cordovan Leather Minimal Belt
¥81,000
PRADAグループの元最高経営責任者にして同グループの現会長、そして共同創業者であるMiuccia Pradaの夫というのが、Patrizio Bertelli氏です。 彼はボローニャ大学の工学部に在学中、友人に向けてレザーアイテムを製作していました。 その日々の中、学業よりも物作り/ビジネスを優先するべく、同校を中退し独立。 ここまでは まあまあ、よく居る……とまでは言わずとも、よく聞くエピソードではあります。 でもこの人、ここからが凄い。 中退した21歳の青年が先ずやった事は 「皮革製品製造会社の買収」 です。 入社じゃなくて買収。 彼は若いうちに父親を亡くしていて、教師である母親の細腕で育てられたと伝わっていますから、ここのお金の流れが意味不明過ぎてワクワクしてしまいます。 そしてビジネスとクラフトへの理解を深めた彼が次に取った一手が 「皮革製品製造会社の買収」 です。またです。またやってる。 これが1973年のことだから、同氏が27歳の時か。若過ぎるでしょ……。 で、この時に買収されて彼のレーベルとなったのが今回ご紹介するこれです。 【GRANELLO】 パルマのレザーメーカーですね。 この買収の数年後、彼はMiucciaと出会います。 そこから続く事業提携の果て、1987年に彼らは結婚し、ベルテッリ氏は磨き続けてきた経営手腕でPRADA社を現代へと続くハイファッションの線路へ乗せるのです。 このGRANELLOのベルトは、推定ですが90年代くらい。 GRANELLOがいつ無くなったのか、又はPRADAに吸収されたのか、この部分は不明なのです。 でもデザインは明確にPRADAの影響下ですよね。 端正で飾り気の無いミニマムビジュアル。 シンプルよりも更に一段、過剰に削ぎ落としたデザイン。 縦長にまで押し縮められた形状のバックルや、異様に早い位置から始まるベルト端のテーパー。 一見シンプルながら、切れ味が違う。 そしてこれをコードバンで作るってのが素晴らしいと思います。 完全一枚ではなく接ぎ合わせの仕様ではあるのですけれどね。 ビジュアルとしての切れ味と、レザークラフトとしての迫力の両立。 ここの部分はGRANELLOとしての矜持みたいな感覚もあるのかな。 ミニマムがミニマルに化ける瞬間みたいなものを感じます。 現状 お店にあるベルトの中で、1番質が良くて、1番カッコ良くて、1番珍しいと思います。 奇跡のデッドストック。 サイズ表記30/28 Made in ITALY ウエスト:63.5-73.5 レングス:84 ベルト幅:3.0
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c9O's KRIZIA UOMO Wool×Camel W_Face Tailored CO
¥80,000
先日ニットウェアにて幾つか例をとって紹介したKRIZIA UOMOのクリエイション。 その白眉というか、洋服屋としての本気を感じるピースがこれ。 これはニットウェアみたいに幾つも出せません。 ウール×キャメルの柔らかなフラノを用いたリバー仕立てのコート。 2枚のファブリックを極めてミニマルに中縫いで張り合わせ、その縫製のみで全てを構築する狂気的な仕立て方法。 見れば見るほど、誰が出来んねんという気持ちが湧き上がりますが、ハイファッションの世界ではしばしば見かけることのある仕様です。 ただここで言うハイファッションというのは、なんと言うか、ガチのそれ。 僕も服がとても好きですが、古着屋をやっているうちはプロパーで買えるような日は来ないのでは無いでしょうか。いや頑張りたいところです。 さてUOMOラインならではのオーバーサイズ設計、KRIZIAならではの尖りすぎない余裕と貫禄のある優しいムード、この掛け合わせが本当に素晴らしい。 リバー仕立てをこの上なく活かし切るデザインが成された個体だと思います。 ヒラリ裾が翻った時の見え方、中にKRIZIAのニットを挟んでも破綻しないフィッティングバランス、一切奇を衒わずとも一目で伝わる情熱と偏執。 どこをどう切り取っても美しい、柔らかくも彫刻的な迫力のある一着です。 恐れ入りますがご試着の際は必ずお手周りのアクセサリーをお外しくださいませ。 Made in ITALY サイズ表記50 肩幅:49 身幅:57 着丈:122 袖丈:66
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DE FACTO (GREECE VINTAGE) Metal_Toggle Design Active JKT
¥36,000
冬空との境界が眩むほどに柔らかく澄んだ ヘイジーグレー。 いや“ヘイジー”グレーというよりも 霧そのもの みたいな色味です。 何処から来たのか。 なんとギリシャです。 この年代で殆ど見ることの無い -恐らく殆ど存在もしていない- ギリシャ製の古着。 フロントのカラーコントラストと重厚なメタルトグルが印象をピリッと引き締めていますから、リアルクローズとしての登用も比較的簡単。 足元に黒のドレスシューズを合わせるまでもない。 バランスを取ろうとしても 取ろうとしなくても 良いところに連れてってくれると思います。 それも好き好きでしょうけれど。 それにしても…… こんなのがあるんですね。しみじみ。 見た目はイタリア服です。 一応西向きにはイオニア海を挟んでイタリア半島がありますが、それでもこの国からこの手のマリンテイストジャケットが出るということは、舞台はエーゲ海でしょう。(妄想ですよ) 何よりも青い青。 それを囲む岩肌と真っ白の家々。 こうした根本的な環境カラーパレットが起因しているのか、イタリアとは何処か根っこから違う感じのカラーリングです。 さあサントリーニ島ぐらいパキッとした白は観光地用でノーカンにしたとしても、それでもギリシャの建物に使われる色は白が圧倒的多数。 これは強い日差しによって家が高温になるのを防ぐ意味合いもあるのですが 大きいのはその地層成分。 あの辺りは石灰メインの土壌なんですって。 最も簡単に量を用意できた塗装材であり その土地ならではの特需にもピタリとハマる、ということであのエリアは白いのです。 そんな街並みに 綺麗に馴染みそうな “推定リアル”なヘイジーブライト。 【現代はミックスの時代です。】 30年前から言われてるセンテンス。 そんな中でもまだ陳腐にならない 貴重な未踏エッセンス。 是非ミックスボキャブラリに仲間入りさせてください。 Made in GREECE サイズ表記XL 肩幅:57 身幅:63 着丈:71 袖丈:59 チラホラ軽微な汚れが散見されます。 一応御留意のうえご検討ください。 コンディションは非常に良いです。
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c90's PAUL SMITH JEANS Half Zip Front P/O Safari SH
¥25,000
ポールスミスがカジュアルラインに思考回路を切り替えてデザインしたワークウェア。 手の込んだマチ付き裾線。 プルオーバー故に広く取った身巾。 ワークウェアとは思えないほど高くて品の良い襟設計。 そして形状から丸ごとオリジナルで作った刻印入りのririジップ。 一般的に言われる「ハーフジップ」って、ハーフと言いつつ実際は1/3とか1/4であることが多いんだけれど、これは実際にハーフジップですね。 全部開けて着るのもお洒落なニュアンスが出て素敵ですよ。 襟が綺麗だからちょっと勿体無いかな……? 兎も角、普通のワークシャツと同じ感覚で気軽に使ってみてください。 デザイナーが凝らした品の良い趣向が勝手にスタイルに個性を滲ませてくれます。 「なんか違うな」であり「実際違う」。 ユーロ企画のPSはこういう渋いピースも抜群に上手い。 こういう「無い古着」枠ってのは結局グッドレギュラーという言葉で括られている古着達が担ってくれている訳ですが、この時期のPSはそこを綺麗に撃ち抜いてくる。 「普通の古着」の普遍性とデザイナーズ特有のユニークネス、どちらも丁度良い濃度。 Made in - (タグの解読不能) サイズ表記S 肩幅:51 身幅:59 着丈:84 袖丈:63
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2004S/S CHLOE by PHOEBE PHILO Leather Codes Strapped Viscose Top
¥60,000
ラスタカラーのショルダーストラップからぶら下がるレーヨンのロンTeeという構図。 このロンTee部分は肩先を超えるほどのオフショルダーになっていて、それを落とさず着るために、ストラップが増設されている仕組みです。 そしてこの3色のストラップはなんとラムレザー仕立てのチューブコード。 Chloeが世界トップレンジのハイブランドであった事を思い出させてくれる。 配色もレゲエっぽくて好ましい。 夏から逃げるのではなく真っ向からちゃんと楽しむサマーバイブスをインストール出来ます。 さあ、ここから先がトップクリエイター達の仕事。 ロンTeeにレザーチューブ縫い付けて終わりではありません。 ロンTeeのボディ内部にまでこのチューブは貫通しています。 肩からデコルテ、バストトップを通った後はサイドに向かい、背面では肩甲骨を回って肩に帰ってくる周遊式ループチューブなのです。 そして、このレザーコードの強度(張り感)によって、柔らかなレーヨンボディは彫刻的なドレープを描きます。 実はこのトップスは平置きにすると極端なワイドボディ。 実際に人体に着用してレザーコードが重力通りに落ちた時、ワイドに設計されたレーヨンボディの全てが均等に華やかなギャザーフレアに化ける。 なんてテクニカルな発想とスキルなのでしょう。 極端な事を言えば、この服はレザーコードが本体で、レーヨンのボディはドレープを可視化するための媒体に過ぎないとすら思うのです。 流石Phoebeと畏敬の念を禁じ得ない。 ・普通、服のドレープって肩が起点です。動かない物じゃなきゃ、ドレープの起点にはならないのです。しかし、服の内部に構造物を通し、服と構造物の質量差によって新しい起点を増設するこの手法は、本来のドレーピングのセオリーを根本から覆す発想です。ドレーピング(製図)の地平を更に切り開く核心的な/革新的なアイデア。 仮にこれのレザーコードがブラックならオールブラックのシックなスタイリングにもマッチしたでしょう。 それこそロング丈のフレアスカートなんて合わせるとカッコ良い。 しかしPhoebeのチョイスはラスタカラーです。 シックに染め切るのではなく、あくまで彼女視点のボヘミアンを描いたデザイン。 そのバランスこそが当時の全盛期Chloeだったのです。 先ずは使い込まれたオーバーサイズ・デニムなんて如何でしょうか。 Made in ITALY サイズ表記XS 身幅:45 裄丈:79 着丈:57 単品写真は構造可視化を優先しているので色味にブレがあります。 色味はスタイリング写真が正確です。 ブラックです。
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1990's GHOST MAN Herringbone-Stitches Full Viscose Tailored
¥108,000
GHOSTのメンズ個体。 レーベルについてはあまり説明しない方がシーンのためでしょうか。 GHOST自体が極めて数の少ないレーベルですが、メンズラインの「MAN」ともなれば、そこから更に輪をかけて珍しい物です。 珍しい物を……というのはETRAKの全品に共通する大前提ですから、取立てて、それもご紹介の冒頭に、こうして書き添えることは基本的にしません。 例外となるのはこういう服です。 珍しいということは他と違っていられる保障が強まるということ。 他と違っていたい、唯一でいたい、という欲望を本質に内含する“ファッション”という営みにおいて、これは立派な煌めきです。 他の骨董品収集と違うのは、それを身に纏える点。 それを“自分”という概念の枠組みとして取り入れていくことが出来る点。 昨今、稀少性とネームバリューの両概念は融合し、稀少であるが故に高騰し、高騰が知名度を更に押し上げるという構図。 今考える“稀少性”というのは、服のフィジカル面だけではなく、印象や情報の側面を無しには語れません。 端的に言えば、どれだけ稀少であれど誰もが知っている服なら興は削がれる訳です。 こうしてETRAKで書いている文章もね、それを情報として摂取して終わり……じゃなくて、摂取した情報がスタートラインになって欲しいのです。 それを基に発展する感想や考え、ワクワクするような感覚、そうしたモノを貴方だけのパーソナルな価値として誇って欲しい。 ……そんな感じです。 GHOSTのジャケット、見ていきます。 このレーベルなのでやっぱりヴィスコースで作られています。 正直、手に持った瞬間には「ヴィスコース感」はありません。 トロトロしていない。 中々しっかりした生地、ここに一般的に想像されるあの華奢な婉麗はありません。 レーヨン特有の柔らかさを利用して膨らませたファットなテキスタイル、そこに太糸ステッチでヘリンボーン柄を敷き詰めたデザイン。 このステッチでテキスタイルのふっくら感を引き締めてて、これが天然のキルティング・ステッチの様相を呈すというわけ。 豊かな凹凸感が小気味良い。 あくまでメンズウェアとして展開されていますから着地点自体は地味というか、日常的に使える範囲に上手くアジャストしていますが、アイデア&テクニック自体は非常にユニーク。 「ヴィスコースの仕様と、その特性の利用を前提にメンズラインを展開してください。」という仕事であったとして、例えばドレープ使ってゴシックに……みたいな 誰でも想像の付く範囲をキッチリ飛び越えている、流石のアイデアクオリティ。 ゆったり着られる大きめのボックスシルエットで、袖口は途中まで本切羽。 この袖口のセンスもまた非常にユニークですね。 (ちなみに家庭洗濯出来ます) Made in ENGLAND サイズ表記4 肩幅:51 身幅:60 着丈:83 袖丈:63
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c90's HLS FREE WEAR Check_Pattern Easy_Waist Cargo PT
¥24,000
パジャマっぽさとストリートっぽさを融合させたカーゴパンツ。 ゆるっとしてるのにちゃんとカーゴ。 よく見ると珍しいな。じわじわ良さが沁みてくる。 イージーウエスト&トランクスみたいな前ボタン構成から生まれる独特のリラックスムード。 それこそ本当にトランクスがそのまま伸びてカーゴパンツになったような雰囲気。 生地も丁度良い具合に力が抜けてる。 ギンガムチェック風の親しみやすいモノクロチェックは、目の細かいハウンドトゥース構成。 でも下着みたいな薄いポプリンではなく、パシッと頼もしい軽量のフランネルでの仕立て。 これはコットンとアクリルの混紡。 不必要にモケモケしてないけれど、アクリルの肌離れの良さを上手く抽出して作られたフランネルって感じの印象。 本物のカーゴパンツに必要なタフネスは無いけれど、日常生活に欲しいコンフォートという面では完璧。 イージーパンツ枠でこういうの、中々無いと思います。 大衆がカジュアルを求める風潮と、フランスという国のお洒落の矜持、その妥協点という感じの趣ですね。 こんなバランスも、この時代ならではでしょうか。 80年代には存在していたようです、H.LANDERSというフランスのカジュアルレーベルより。 白黒の交差が作る中途半端なグレービジュアル、ルーズなフィッティングバランス。 パンツとして優秀過ぎる。 兎に角守備範囲の広い優秀なボトムス。 テーラードジャケットやコートなど、フォーマルなエッセンスを懐柔しながら作る現代ファッションに必要不可欠な存在。 スウェットより軽いので、スウェットパンツより使える季節が広いのも嬉しい。 Made in FRANCE サイズ表記S ウエスト:60-74 ワタリ:34 股上:34 股下:78 裾幅:21 裾に一部汚れ残りあり (プロクリーニング済み)
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BALLY (VINTAGE) Emu & Kangaroo Combi_Leather Belt
¥30,000
SOLD OUT
BALLYの中でも特級。 極めて珍しいエキゾチック個体です。 カンガルー・レザーとエミュー・レザーのコンビ。 オーストラリアを代表する動物の皮革を用いた珍しい一本です。 こればっかりは、BALLYでも勿論オーストラリア製。 エミューの革はオーストリッチの代用品として使われた歴史があります。 しかしこのベルト(エミューレザーはベルト先端部)で使われているエミューレザーは恐竜のような迫力満点の鱗模様。 オーストリッチとは似ても似つかぬ、極めてワイルドな情緒。 これは脚部分の革です。 人体の様々な収縮運動に耐久するメインボディには丈夫なカンガルーレザー、ビジュアルポイントとなるフロントには絶対的なユニークネスを持つエミュー。 オーストラリアからこそ生まれ得る、合理的なポジション配置。 扱ったのが皮革のスペシャリストBALLYというのも良かったのでしょう。 ニッチなレザーの不安定さを微塵も感じさせない、端正で完璧な仕上がり。 カンガルーレザー部分に少しの浅い擦れが見受けられますが、まだまだ気持ち良く使っていただけるグッドコンディション。 バックル磨き、ボディオイルアップ済み。 (バックルに避けられない経年のくすみはあります) ちなみに、エミューってどれくらい食用されているんだろう?とふと疑問に思いました。 皮革がある以上、現地での食用は前提ですからね。 どうも、現地でもかなり珍しい食材だそうです。 普通のスーパーには先ず無い。 立派なジビエとして、特別な外食や観光客向けのハイクラスの専門レストランでようやく食べられるものみたい。 オーストラリア軍を退けるほどケンカの強い鳥、あまり美味しそうとは思いませんが。 Made in Australia サイズ表記- ウエスト:79-89 レングス:95 ベルト幅:3
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1980's CHEVIGNON (ORIGINAL) Back Logo Design Varsity JKT
¥45,000
世界大戦唯一の戦勝国アメリカ。 数多の戦果が齎したアメリカ黄金期。 その圧倒的な勢いは日本以外、洋服の本場ヨーロッパにも大きく影響を及ぼしました。 弊店で度々ご紹介する「ヨーロッパのアメカジ」の震源となる文脈。 -今回この書き出しでシェビニオンの洋服をご紹介しますが、このステートメントの全文はブラックムートンのコスモジャケットに残しておりますので、是非そちら御一読くださいませ。 さてアメカジと言えばのバーシティジャケット。 どうも色々バリエーションがあるみたい。 カラーバリエーションもあるし、カッティングのバリエーションも存在するのをこの度確認しております。 コイツは趣味の良いミルキーグリーン。 ボディはコットンキャンバス、袖はレザー仕立てです。 ウールメインのものよりも幾分軽やかな着用感。 暑苦しい日本では活躍する機会が多そうですね。 この服の面白いポイントは先ず背中でしょう。 海兵風のグラフィックと“CHEVIGNON”のレタリング。 キリル文字使ってるんですよね。 数字も混ぜてるんですよね。 この感覚を80年代に? 20年後の日本でギャル文字として誕生するクリエイティブなテキスト感覚。 今でもほら、3をEとしたり、4をAとしたり、5をSとしたり、文字の見た目だけで全く違う言語から引っ張ってくる文字組みがあるでしょう。(Leet) 最初はハッカー言語として、検索避けや検閲回避の目的で使われ出した歴史があります。 こんなカジュアルなボロい服なんですが、面白いことしてる。 これを現代で作ったとて、ただのよくあるネラーの服。 こんな文脈が80年代フランスのデザイナーズ・ストリートウェアに乗っかってるという奇跡がこの服最大の魅力です。 速い者勝ちです。ファッションなので。 あとはね、シェビニオンのデザインで頻出するコードなんですが、ポケットの玉縁布が二重にレイヤードされています。 ボディと共生地の玉縁の上から、レザー製の細い玉縁が重なってる。 これ可愛いです。 スポーティな服にお約束のように付き纏う「ライン」のデザイン。 プリントとか切替で作りゃ簡単に済むのに、よりによってこんな細かい所で差し込んでくるか。 言わずもがな、この縫製も結構大変です。 裏地はツルツルのアセテートサテンなので、寒い日は上質なセーターも臆すること無くレイヤード出来ますね。 様々な季節、様々なシチュエーションでお愉しみくださいませ。 Made in FRANCE サイズ表記M 肩幅:48 身幅:59 着丈:61 袖丈:62
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1990's EURO DUFFER Black_Piles_Stripe Comfrot Tee
¥19,000
SOLD OUT
日本に入ってくる前のDUFFER、ナイトタグ。 黒Teeの格好良さがギチギチに濃縮された個体。 この感覚こそ正に言葉の領域外、言葉にすると既に存在している言葉にしかならないから難しいのですが、“カッコ良いヤツが着てる感”が凄まじい。 浅いVネック、ニュアンスのあるパイル・ストライプ、フェードではなく生地の質感で生まれる浅いブラックの色味……。 多分左袖のロゴパッチが決定打かなと思います。 このロゴはヘッドホンメーカーのbeatsのロゴに似てますよね。 (言わずもがな DUFFERの方が先です) beatsのロゴはメーカー名のイニシャルってだけではなくて、人がヘッドホンをしているビジュアルそのものの、最早ピクトグラムってくらいミニマルなグラフィックデザイン。 ここにあるのは、音楽と共にあるDUFFERも同じ発想で同じロゴデザインをしたのではないか?という勘繰り。 Made in - サイズ表記L 肩幅:47 身幅:55 着丈:65 袖丈:22 ちなみにLはかなり珍しいです。 ユーロのDUFFER自体球数少ない中、このサイジングは殊更稀少。 普段この店で出るS/Mはちょっと小さいかも……という方はどうかお見逃し無く。
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2020 Res. NINA RICCI by BOTTER Oversized Parasol Cut Faux Strawhat
¥70,000
BOTTERの2人が手掛けたNINA RICCI。 彼らがメゾンのアーカイブから抽出したエッセンスは、この現代においても尚 未だ新しく、そしてクリティカルでありました。 1932年に始まったこの歴史あるフレンチ・メゾンは、Maria Adélaïde Nielli(ニナ・リッチ)とその息子によって、1932年に設立されます。 洋服のデザインの全てを受け持ったニナリッチは、1900から1920年代(所謂ベル・エポックです)の全てを修行に費やし、黄金期のパリにて様々なファッションハウスでの研鑽を積みました。 そして辿り着いた彼女のドレーピングにおける傑出点と言えば、やはり「浮き」です。 服が浮いているのです。 身体の線を拾いながらドラマチックに抑揚を付けていくドレーピングも勿論在るのですが、この人のシグネチャーと言えばフロート・カット。 身体に沿わないサナギのようなシェイプのコートや、ウエストではなく肩から既にフレアが始まっているドレスなど……、型紙上での発想展開だけでなく、そこに素材の持つ張り感や落ち感を複雑に掛け合わせて構築していくクチュールは、Cristóbal BalenciagaやMadeleine Vionnetらと共にパリの黄金期を形成していきました。 - Parasol Hats と銘打たれた超オーバーサイズのハット。 カリブ海にルーツを持つBOTTERの2人からすると、パラソルは彼らの日常に根差した当たり前のボキャブラリ。 形を保つ力が強くて、カラフルで、なんだか楽しい。 そして帽子とパラソルは同じく、「影を作るもの」。 まるでパラソルのように様々なカラーパレットで豊かにデザインされたこのハットは、それこそカリブ海に咲くパラソルのよう、着用者のスタイリングを彩ります。 さあ、ここでBOTTERはNINA RICCIを引用します。 このパラソルハット 浮いているんです。 どの角度から見ても、人体頭部のシェイプから離れたままフィットしている。 摩訶不思議なビジュアル。 この画期的なフィッティングシステムの紹介は、どうか写真に留めさせてください。 Vivienneのマウンテンハットとも違う、極めて軽妙でクレバーな発想を重ねて辿り着いたデザインです。 このコレクションは僕リアルタイムで見ていたんです。 その感動は今も全く色褪せていませんでした。 Made in FRANCE サイズ表記Uni 内周:57~ 外周:68
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2019A/W NINA RICCI by BOTTER Oversized Parasol Shaped Felt Hat (Gr)
¥70,000
BOTTERの2人が手掛けたNINA RICCI。 彼らがメゾンのアーカイブから抽出したエッセンスは、この現代においても尚 未だ新しく、そしてクリティカルでありました。 1932年に始まったこの歴史あるフレンチ・メゾンは、Maria Adélaïde Nielli(ニナ・リッチ)とその息子によって、1932年に設立されます。 洋服のデザインの全てを受け持ったニナリッチは、1900から1920年代(所謂ベル・エポックです)の全てを修行に費やし、黄金期のパリにて様々なファッションハウスでの研鑽を積みました。 そして辿り着いた彼女のドレーピングにおける傑出点と言えば、やはり「浮き」です。 服が浮いているのです。 身体の線を拾いながらドラマチックに抑揚を付けていくドレーピングも勿論在るのですが、この人のシグネチャーと言えばフロート・カット。 身体に沿わないサナギのようなシェイプのコートや、ウエストではなく肩から既にフレアが始まっているドレスなど……、型紙上での発想展開だけでなく、そこに素材の持つ張り感や落ち感を複雑に掛け合わせて構築していくクチュールは、Cristóbal BalenciagaやMadeleine Vionnetらと共にパリの黄金期を形成していきました。 - Parasol Hats と銘打たれた超オーバーサイズのハット。 カリブ海にルーツを持つBOTTERの2人からすると、パラソルは彼らの日常に根差した当たり前のボキャブラリ。 形を保つ力が強くて、カラフルで、なんだか楽しい。 そして帽子とパラソルは同じく、「影を作るもの」。 まるでパラソルのように様々なカラーパレットで豊かにデザインされたこのハットは、それこそカリブ海に咲くパラソルのよう、着用者のスタイリングを彩ります。 さあ、ここでBOTTERはNINA RICCIを引用します。 このパラソルハット 浮いているんです。 どの角度から見ても、人体頭部のシェイプから離れたままフィットしている。 摩訶不思議なビジュアル。 この画期的なフィッティングシステムの紹介は、どうか写真に留めさせてください。 Vivienneのマウンテンハットとも違う、極めて軽妙でクレバーな発想を重ねて辿り着いたデザインです。 このコレクションは僕リアルタイムで見ていたんです。 その感動は今も全く色褪せていませんでした。 Made in FRANCE サイズ表記Uni 内周:56~ 外周:69 専用箱&専用布袋付き (こちらは少し汚れや小傷あります)
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2019A/W NINA RICCI by BOTTER Oversized Parasol Shaped Felt Hat (BL)
¥70,000
BOTTERの2人が手掛けたNINA RICCI。 彼らがメゾンのアーカイブから抽出したエッセンスは、この現代においても尚 未だ新しく、そしてクリティカルでありました。 1932年に始まったこの歴史あるフレンチ・メゾンは、Maria Adélaïde Nielli(ニナ・リッチ)とその息子によって、1932年に設立されます。 洋服のデザインの全てを受け持ったニナリッチは、1900から1920年代(所謂ベル・エポックです)の全てを修行に費やし、黄金期のパリにて様々なファッションハウスでの研鑽を積みました。 そして辿り着いた彼女のドレーピングにおける傑出点と言えば、やはり「浮き」です。 服が浮いているのです。 身体の線を拾いながらドラマチックに抑揚を付けていくドレーピングも勿論在るのですが、この人のシグネチャーと言えばフロート・カット。 身体に沿わないサナギのようなシェイプのコートや、ウエストではなく肩から既にフレアが始まっているドレスなど……、型紙上での発想展開だけでなく、そこに素材の持つ張り感や落ち感を複雑に掛け合わせて構築していくクチュールは、Cristóbal BalenciagaやMadeleine Vionnetらと共にパリの黄金期を形成していきました。 - Parasol Hats と銘打たれた超オーバーサイズのハット。 カリブ海にルーツを持つBOTTERの2人からすると、パラソルは彼らの日常に根差した当たり前のボキャブラリ。 形を保つ力が強くて、カラフルで、なんだか楽しい。 そして帽子とパラソルは同じく、「影を作るもの」。 まるでパラソルのように様々なカラーパレットで豊かにデザインされたこのハットは、それこそカリブ海に咲くパラソルのよう、着用者のスタイリングを彩ります。 さあ、ここでBOTTERはNINA RICCIを引用します。 このパラソルハット 浮いているんです。 どの角度から見ても、人体頭部のシェイプから離れたままフィットしている。 摩訶不思議なビジュアル。 この画期的なフィッティングシステムの紹介は、どうか写真に留めさせてください。 Vivienneのマウンテンハットとも違う、極めて軽妙でクレバーな発想を重ねて辿り着いたデザインです。 このコレクションは僕リアルタイムで見ていたんです。 その感動は今も全く色褪せていませんでした。 Made in FRANCE サイズ表記Uni 内周:56~ 外周:69
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1980's FIORUCCI (DEAD STOCK) Lightweight Cotton Prplins Overalls (YL)
¥42,000
昨年2025年のミラノ・トリエンナーレにて過去最大級の回顧展が開催された伝説のレーベル 【FIORUCCI】。 近年嬉しい復刻騒ぎがありましたが、その本家本元ユーロオリジナルの個体がデッドストックで入ります。 リブランディング後はあたかもハイブランドであるかのようなプライスが付いていますが、元々はそんなレーベルではありません。 デザイナーズではあるものの、あくまでカジュアルレンジ。 カットやマテリアルの可能性を拡張したハイエンドファッションとはまた違う、限られた人々ではなく世界に広くファッションデザイナーの息吹を知らしめる立ち位置でした。 しかしその世界観はイタリアだけに留まらずN.Y.クラブシーンまでをも飲み込み、同界隈においても数多の数寄者に愛されました。 何を隠そう、70-80年代におけるN.Y.の光と影を全て産み落とした伝説のナイトクラブ【Studio54】の共同創設者であり、そのオープニングパーティのオーガナイズを担当したのが、このFIORUCCIの創設者 Elio Fiorucci なのですから。 ここでは当時の王様ホルストンをはじめ、ナオミ・キャンベルやジェニファー・ロペス、アンディ・ウォーホルやキース・ヘリングなど、当時を煌めくVIP達が集い、厳しいセキュリティチェックに守られながら自由なプライベートタイムを楽しみました。 この絢爛を尽くしたナイトクラブの様子は、是非とも映画【HALSTON】をご覧ください。 そして、“昼のStudio54”とまで言われたショップが、FIORUCCIのN.Y.店。 今回ご紹介する三着のオーバーオールなんて可愛いものです、それくらいサイケデリックで、過美で、プラスチックと色彩に満ちていました。 現代から見て2周前というか、2世代前というか。 現代でのレジェンドデザイナー達が過去に多大な影響を受けたリビング・レジェンド。 彼らのインスピレーションソースとして、様々なクリエイションの中で生き続けています。 さあ、一般的なオーバーオールとは何もかも違う、FIORUCCI流アレンジの塊みたいなオーバーオール。 生地は労働に耐えられないくらい薄くなり、色彩はファッションの事しか考えていない。 誰でもユニバーサルに履けるよう直線化されたメンズパターンは、女性の身体の抑揚を加速されるべく製図されたフィット&フレアに変換。 オーバーオールであるにも関わらず、共布のウエストベルトが増設されていますね。 これによって、オーバーオールで必ず寸胴になっていたウエストはくびれを取り戻します。 (これのおかげでフラップを下ろした時もずり落ちずに履ける) そして、ポケットは入り口端が腰のラインより大きく浮くように製図されています。 これはMuglerやAlaia、同時代のIsseyなどでも見られたボディコンシャスの語彙。 ポケットを膨らませることで表面上でのヒップ・アウトラインを更に横方向に拡張し、ウエストのくびれを相対的に細く見せる視覚工作。 極め付け、ウエストにはベルトバンドを起点に、上下両方向に2タックが入っています。 オーバーオールにウエストタック……。 ありとあらゆる洋服をFIORUCCIのフィルターで作り直す、宛ら“FIORUCCI工場”と化していた黄金時代の洋服。 当時のオリジナル自体が非常に希少である中、オーバーオールなんて本当に初めて出会いましたが、当時の作品群の中では比較的トライしやすい/現代の装いにも組み込みやすいピースだと思います。 是非ヴィンテージTeeやクールなバッグと合わせて、ファッションの愉しさを謳歌してください。 Made in ITALY サイズ表記S ウエスト:79→70 ワタリ:35 股上:30 股下:83 裾幅:18
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1980's FIORUCCI (DEAD STOCK) Lightweight Cotton Prplins Overalls (BL)
¥42,000
昨年2025年のミラノ・トリエンナーレにて過去最大級の回顧展が開催された伝説のレーベル 【FIORUCCI】。 近年嬉しい復刻騒ぎがありましたが、その本家本元ユーロオリジナルの個体がデッドストックで入ります。 リブランディング後はあたかもハイブランドであるかのようなプライスが付いていますが、元々はそんなレーベルではありません。 デザイナーズではあるものの、あくまでカジュアルレンジ。 カットやマテリアルの可能性を拡張したハイエンドファッションとはまた違う、限られた人々ではなく世界に広くファッションデザイナーの息吹を知らしめる立ち位置でした。 しかしその世界観はイタリアだけに留まらずN.Y.クラブシーンまでをも飲み込み、同界隈においても数多の数寄者に愛されました。 何を隠そう、70-80年代におけるN.Y.の光と影を全て産み落とした伝説のナイトクラブ【Studio54】の共同創設者であり、そのオープニングパーティのオーガナイズを担当したのが、このFIORUCCIの創設者 Elio Fiorucci なのですから。 ここでは当時の王様ホルストンをはじめ、ナオミ・キャンベルやジェニファー・ロペス、アンディ・ウォーホルやキース・ヘリングなど、当時を煌めくVIP達が集い、厳しいセキュリティチェックに守られながら自由なプライベートタイムを楽しみました。 この絢爛を尽くしたナイトクラブの様子は、是非とも映画【HALSTON】をご覧ください。 そして、“昼のStudio54”とまで言われたショップが、FIORUCCIのN.Y.店。 今回ご紹介する三着のオーバーオールなんて可愛いものです、それくらいサイケデリックで、過美で、プラスチックと色彩に満ちていました。 現代から見て2周前というか、2世代前というか。 現代でのレジェンドデザイナー達が過去に多大な影響を受けたリビング・レジェンド。 彼らのインスピレーションソースとして、様々なクリエイションの中で生き続けています。 さあ、一般的なオーバーオールとは何もかも違う、FIORUCCI流アレンジの塊みたいなオーバーオール。 生地は労働に耐えられないくらい薄くなり、色彩はファッションの事しか考えていない。 誰でもユニバーサルに履けるよう直線化されたメンズパターンは、女性の身体の抑揚を加速されるべく製図されたフィット&フレアに変換。 オーバーオールであるにも関わらず、共布のウエストベルトが増設されていますね。 これによって、オーバーオールで必ず寸胴になっていたウエストはくびれを取り戻します。 (これのおかげでフラップを下ろした時もずり落ちずに履ける) そして、ポケットは入り口端が腰のラインより大きく浮くように製図されています。 これはMuglerやAlaia、同時代のIsseyなどでも見られたボディコンシャスの語彙。 ポケットを膨らませることで表面上でのヒップ・アウトラインを更に横方向に拡張し、ウエストのくびれを相対的に細く見せる視覚工作。 極め付け、ウエストにはベルトバンドを起点に、上下両方向に2タックが入っています。 オーバーオールにウエストタック……。 ありとあらゆる洋服をFIORUCCIのフィルターで作り直す、宛ら“FIORUCCI工場”と化していた黄金時代の洋服。 当時のオリジナル自体が非常に希少である中、オーバーオールなんて本当に初めて出会いましたが、当時の作品群の中では比較的トライしやすい/現代の装いにも組み込みやすいピースだと思います。 是非ヴィンテージTeeやクールなバッグと合わせて、ファッションの愉しさを謳歌してください。 Made in ITALY サイズ表記S ウエスト:79→70 ワタリ:36 股上:31 股下:84 裾幅:17.5
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1980's FIORUCCI (DEAD STOCK) Lightweight Cotton Prplins Overalls (PN)
¥42,000
昨年2025年のミラノ・トリエンナーレにて過去最大級の回顧展が開催された伝説のレーベル 【FIORUCCI】。 近年嬉しい復刻騒ぎがありましたが、その本家本元ユーロオリジナルの個体がデッドストックで入ります。 リブランディング後はあたかもハイブランドであるかのようなプライスが付いていますが、元々はそんなレーベルではありません。 デザイナーズではあるものの、あくまでカジュアルレンジ。 カットやマテリアルの可能性を拡張したハイエンドファッションとはまた違う、限られた人々ではなく世界に広くファッションデザイナーの息吹を知らしめる立ち位置でした。 しかしその世界観はイタリアだけに留まらずN.Y.クラブシーンまでをも飲み込み、同界隈においても数多の数寄者に愛されました。 何を隠そう、70-80年代におけるN.Y.の光と影を全て産み落とした伝説のナイトクラブ【Studio54】の共同創設者であり、そのオープニングパーティのオーガナイズを担当したのが、このFIORUCCIの創設者 Elio Fiorucci なのですから。 ここでは当時の王様ホルストンをはじめ、ナオミ・キャンベルやジェニファー・ロペス、アンディ・ウォーホルやキース・ヘリングなど、当時を煌めくVIP達が集い、厳しいセキュリティチェックに守られながら自由なプライベートタイムを楽しみました。 この絢爛を尽くしたナイトクラブの様子は、是非とも映画【HALSTON】をご覧ください。 そして、“昼のStudio54”とまで言われたショップが、FIORUCCIのN.Y.店。 今回ご紹介する三着のオーバーオールなんて可愛いものです、それくらいサイケデリックで、過美で、プラスチックと色彩に満ちていました。 現代から見て2周前というか、2世代前というか。 現代でのレジェンドデザイナー達が過去に多大な影響を受けたリビング・レジェンド。 彼らのインスピレーションソースとして、様々なクリエイションの中で生き続けています。 さあ、一般的なオーバーオールとは何もかも違う、FIORUCCI流アレンジの塊みたいなオーバーオール。 生地は労働に耐えられないくらい薄くなり、色彩はファッションの事しか考えていない。 誰でもユニバーサルに履けるよう直線化されたメンズパターンは、女性の身体の抑揚を加速されるべく製図されたフィット&フレアに変換。 オーバーオールであるにも関わらず、共布のウエストベルトが増設されていますね。 これによって、オーバーオールで必ず寸胴になっていたウエストはくびれを取り戻します。 (これのおかげでフラップを下ろした時もずり落ちずに履ける) そして、ポケットは入り口端が腰のラインより大きく浮くように製図されています。 これはMuglerやAlaia、同時代のIsseyなどでも見られたボディコンシャスの語彙。 ポケットを膨らませることで表面上でのヒップ・アウトラインを更に横方向に拡張し、ウエストのくびれを相対的に細く見せる視覚工作。 極め付け、ウエストにはベルトバンドを起点に、上下両方向に2タックが入っています。 オーバーオールにウエストタック……。 ありとあらゆる洋服をFIORUCCIのフィルターで作り直す、宛ら“FIORUCCI工場”と化していた黄金時代の洋服。 当時のオリジナル自体が非常に希少である中、オーバーオールなんて本当に初めて出会いましたが、当時の作品群の中では比較的トライしやすい/現代の装いにも組み込みやすいピースだと思います。 是非ヴィンテージTeeやクールなバッグと合わせて、ファッションの愉しさを謳歌してください。 Made in ITALY サイズ表記M ウエスト:86→76 ワタリ:37 股上:32 股下87 裾幅:18
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