洋服解読所
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1980's O'KIEF MARINA Active Design Crimson Marina JKT
¥27,000($172.07)
80年代イタリアのマリーナジャケット。 結構掘り返してきましたが、まだまだ初見のレーベルが沢山出てきます。 どれだけ元気だったんだよ、この時代のイタリア……。 こちらはオキーフ・マリーナ。 オキーフはアメリカに多い人名。 人の名が付いたベイエリアってのも珍しくはないものですが、オキーフ・マリーナなんて港湾は存在しないみたい。 架空でしょう。 この時代のイタリアが得意としたフィクション・アメリカ。 先ずは色味が最高です。 ちょっとピンクみ強めのブライト・クリムゾン。 赤いアウター、最近気分です。なんかパリっぽくて。 パリ行ったことねんですけんどね。 80sイタリアだとパニナロに倣ってブルージーンズ合わせなんでしょう。 今は黒い細身のスラックスで合わせたい。 “遊びで着てます感”、出したい。“遊びで着てます感”の方も出されたそうにこちらを見ています。 そうそう、マリーナジャケットなのでカッコ良い上に機能的。 胸ポケットは同じスペースに二階建ての二重ポケット設計。 腰ポケットはジップ付きの特大サイズ。 文庫本も余裕で持ち歩けます。 長財布派閥の方も安心でしょう。 このカテゴリのジャケットの特色として、ファスナーの持ち手がちょっとデカかったりします。 このジャケットもそうですね。持ち手ちょっと大きめ。 あと袖口のクロージャーシステムもお約束。 船/港で萌え袖なんてやってられませんからね。 この個体は比較的ミニマルに設計してます。 補強テープ上にジャンパーホックを3つ並びで設置。 2段階の狭さで袖口を締められます。 なんというか、どう伝わっても良いんですけど、今までのパニナロスタイルとはちょっと違ったノリでフックアップしてます。 可愛さよりカッコ良さを作るファッション材料になれば嬉しいです。 Made in ITALY サイズ表記S 肩幅:58 身幅:66 着丈:74 袖丈:58
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c1980's GIANFRANCO FERRE Uniquely Woven Box_Body SH
¥20,000($127.46)
SOLD OUT
FERREのちょっと良いシャツ。 ビジネス用に使える-又はそれに準ずる-ノリのシャツ、FERREは結構作りますが、本品はビジネスユース度外視、ファッション全開のデザインシャツ。 ビジネスユースのシャツってクリエイションの出来に左右されず一定の需要があるので非常に……非常に、こう、“ビジネス的”なんですよね。 そうじゃない シャツです。 テンション上がります。 子供っぽくならないよう、豊かな奥行きをもって織り立てられた美しいイエロー。 経糸と緯糸で糸が全然違います。 色も太さも、本数の規則性まで違うように見えます。 変則オックスフォード? 明るいイエローと柔らかいブラウンが交差して、本物の向日葵みたいなオーガニックな黄色が完成しています。 でも織り目のせいでスマホの画面だとモアレが邪魔しそうですね………。 (レタッチで正確な色味を取り戻すのが大変でした) この時代らしいオーバーなサイジングと両胸ポケット。 同時代のボクシーなブルゾンやジャケットのインナーとして非常に使い易いポジションです。 ビジュアルの強いレザーとか着る時、シャツが普通だとちょっと負けちゃいますからね。 (実はここがこのシャツ一番の強み) あとこのサイズ感はスラックスにタックインした時のブラウジングもタップリ生まれてくれます。 ベルト見せたい時にも意外と融通の効く良いコです。 浮ついた印象に反して襟周りはとっても端正で綺麗な仕上がり。 シャツとしての品性と 時代への空気読み、両方上手く両立してます。 Made in ITALY サイズ表記 15/38 肩幅:54 身幅:64 着丈:81 袖丈:61
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UNKNOWN (EURO) Black Wool 2Tuck Slacks
¥12,500($79.66)
SOLD OUT
ヨーロッパの綺麗なスラックス。 無機質なサラッとした生地で2タック&独立玉縁ポケット。 2000年代のARMANIっぽい感じのデザイン。 もっと言えばCOLLEZIONIみたいな感じ。 でも一切タグが付いてないので詳細不明です。 流石に、さっぱり分かりません。 でもフロントに使われてるOPTIのジップは何となく心当たりがある。 ある人から見ればな〜んにも特徴の無い服。 ある人から見れば その時代×その作り手 の個性がキッチリ梱包された服。 その二つの視点はどちらも正しいと思います。 “本当はこう”とかじゃなくて良い。 知ってるから見える空気、知ってないから感じ取れる空気、それぞれ尊いです。 キリッと端正で軽やかなウーステッド・ウール。 「なんてことない普通のグレーのスラックス」って探すと意外とありません。 ウチで集める際も、何かしら個性というか、アピールポイントがあったりしますからね。 ここまで「なんてことない」個体は存外珍しいのです。 気軽に履ける分、遊び心の土台にもし易いと思います。 変則レイヤードもブーツインもきっと許されるでしょう。 Made in - (Euro?) OPTI Zip ウエスト:85 ワタリ:34 股上:29 股下:72.5 裾幅:20 ベルトループが8つもあるのでウエストを寄せる時に楽です。 シルエット綺麗なままキュッと絞れます。
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US ARMY Short Length Fitness Trunks (BLK)
¥11,000($70.10)
SOLD OUT
米国陸軍のスポーツショーツ。 PFU(Physical Fitness Uniform)というヤツです。 IPFU (“Improve”Physical Fitness Uniform)じゃない、改良前の通常規格。 アバウトな推定ですが90-2000年代くらい。 ちょっとコットンみたいな風合いを目指したサプレックス・ナイロンでの仕立て。 このモデルはスイムショーツみたいにメッシュ素材のインナーブリーフが付いてます。 大体コレは切り取られて流通しがちですが、綺麗なまま残ってます。 このままでもタウンユース/アウトドアユース両方に活躍しますので、気にならない方はこのまま是非。 (ジムユースにも優秀) 軍隊の体操服なのでサイドポケットとかはありません。 運動に集中してください。 でも右裾とウエスト裏側に極小の隠しポケットがデザインされていますので、極秘機密が入ったUSBメモリやリップクリームくらいなら入ります。 スマホ入らないってのは意外と大切な気がします。 このパンツって楽しいアウトドアシーンとか、又は南国旅行のカバンに雑につっこむ服でしょう。 そんな時にスマホから強制的に距離を取らせてくれる、目の前の景色/体験に集中させてくれるってのは、人によっちゃ嬉しいはず。 セラピーウェアでもある訳です。 XXLでの膝上レングス。 バランスとしては短く見えますが、サイズ自体はデカいです。 何かしらとレイヤードする時に便利なサイジングでもあります。 ウエストは通りの良いドローコード仕様。 実際キッチリ絞れるコンディション。 スラックスの上から履いて、このドローコードをベルトの代わりにするなんてのも、現代トレンドへの皮肉が利いてて好きですよ。 Made in サイズ表記XXL ウエスト:80 ワタリ:42 股上:38 股下:12 裾幅:38 ウエストは幾らでも絞れます
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ST.ALBANS Gradation Colors Pure Mohair Stole
¥15,000($95.59)
オーストラリアの老舗獣毛メーカーが作るモヘヤ100%のミリングマフラー。 言っちゃえば縮絨です。 軽くボイルしたモヘヤは、元々の繊細な生地感そのままに柔らかく固まっています。 ウールで同じことしても全然違うテクスチャでしょうね。 さてブランド名のセント・アルバーン。 これはお察しの通り英国の地名です。 ロンドンから程近い、歴史的な大聖堂のある街。 コレを冠するのがオーストラリアのブランドってことは、やっぱり英国の植民地支配が関係しており、沿革としても英国由来のルーツがあります。 50年代に設立された当初は、イギリスから輸入される毛織物をオーストラリア現地で販売する会社でした。 それを現在まで続くオーストラリアのガフ家当主が買収60年代末のこと)し、以降現代まで3世代に渡り「オーストラリアのブランド」として定着させました。 モヘヤだけで作られた独特のヌメりに満ちた質感は、現代のモードブランドが擦り続けた「シャギーマフラー」の枠に最後まで残る、不動のラグジュアリー。 それでいて、細巾×セミロングのバランス、長めに残されたヘアリーなフリンジなど、ディテールは非常にファッション的。 お坊ちゃん調子のプレッピーに差し込んでも違いを作れるクオリティがありますし、カジュアルなアウターの中にアクセサリー感覚で差し込むのも素敵ですよね。 アウターの前端からチラッと、ベストみたいな見え方をする感覚。 --- ここまでの全部無視しても全然良いです。 百聞は一見にしかず。 百読は一触にしかず。 モヘア100%の圧倒的な肌触り、最高です。 Made in Australia サイズ概寸:16×192
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AGNES B. Ex_Nallow Leather Cord Choker
¥8,000($50.98)
マグネットの開閉機構にブランドロゴを刻印してトップに据えたレザーチョーカー。 極細のレザーコードの微かな存在感。 目は惹くけどチャラチャラし過ぎない 絶妙なポジショニング。 夏場のTシャツスタイルに差し込むとちょっと物足りない時があるけど、シャツの首元にあると途端にしっくり来ます。 足し算したいけどコップはもう満杯、そんな時にステルス的に差し込める引き算ピース。 そう、足すのに引き算になるんです。 最初からマイナスが頭に付いてる。 負のアクセサリー。 言葉選びがダメ過ぎる。 全然感覚で喋ってます。科学的根拠はありません。 このノリのチョーカーでブラックじゃなくてブラウンってのが最大のポイントだと思います。 (写真で伝わりづらいかもしれませんがブラウンです) レザーのオーガニックな雰囲気のおかげでゴスの香りがグッと中和されてますよね。 清楚に巻けるミニマル・チョーカー。 Made in -
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1980's BARBICHE Ash Brown Irish_Tweed B.D.Taste Jacket
¥42,500($270.84)
SOLD OUT
80年代初頭に菊池武夫デザイナーがBIGI社から設立したヨーロッパ志向の本格レーベル“バルビッシュ”のツイードジャケット。 本場アイルランドのドネガルツイードで仕立てられたバトルドレス型のフォーマット。 さあ、なんと言っても生地が素晴らしい。 最高です。 何色使ってんねんと溜息が出ちゃうドネガルツイード。 色数多いのに最終着地はあくまでシック。 有彩色を完璧にコントロールする色彩感覚。 そしてこの生地でこのカタチを作る折衷センスも天晴。 同時代にヨーロッパのみんながデニムで作っていたこのカタチをドネガルツイードだなんて……。 こんなの、この時代を振り返る僕達世代の「あったらイイな」ド真ん中です。 胸を覆い隠すような特大チェストポケット、これもツイードだとまた違った印象ですね。 デニムだともっとガヤガヤ喧しいのでしょうけれど、いやに落ち着いています。 見せてもよし隠してもよし、程よいアクセントに映えるオレンジの大判ボタン。 このチョイスも凄いですよね。 なかなか出来ないと思います。 ツイードの雰囲気壊してしまいそうで、僕なら地味な色に逃げちゃう。 いや、比翼仕立てにして隠せるからこそ 攻めた配色が出来たという考え方も出来るか……? そして羽襟、人工レザーかな?なんかユニークな質感のブラウンテキスタイル。 毛足の長いフェルトをコーティングしたような特殊な質感。 コーティングと言ったけどベタ付きは無し。 ここも不思議なもんです。 リアルレザーだとちょっと重いよな、とも思います。 質量じゃなくて雰囲気が、です。 なんか2020年代の 肩に力入ったリプロブランドみたいになりそう。 あくまでファッションとして軽やか。 そうですよね、トラディショナルなツイードをわざわざヤングのための雛型にツイストしているんですもの。 ちゃんとファッション感覚で使えるように軽やかにしてくれています。 普段ツイードジャケットに慣れ親しまれている方には意外性に満ちた変拍子アイテムとして、逆にクラシックなツイードを毛嫌いするヤンガンにも、蓄積された美意識の分厚さを体感していただくに丁度良いポジションのジャケットではないでしょうか。 だっていきなりツイードのテーラードジャケットってちょっと敷居が高いですもの。正直。 こんな所からグラデーションで、ワードローブ大人化計画進めてみては。 Made in JAPAN サイズ表記46 肩幅:50 身幅:61 着丈:55 袖丈:59
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2000's JOHN VARVATOS Fake_Hand_Stitche Design Slim SH
¥20,000($127.46)
僕と同世代のアラサーはギリギリ知ってるというか、オンタイムで見ていた人がいるでしょう。 ジョンバルベイトス。 2026年になって今一度調べてみると、ジョンバルバトスと表記される事が多くなっていますね。 どっちでも合ってます。ただのシノニムです。 BYREDOをバレードと呼ぶかバイレードと呼ぶか、みたいなもん。 僕は古参振りたいのでバレード呼びです。 テイストは好き嫌い分かれますが、しっかり丁寧に作り込む素敵なレーベルです。 ロックンロールの香りがし過ぎる物は個人的に不得意なんですが、今回のこのシャツみたいに薄味なら僕でも取り扱えそう。 取り扱えそうと言うか、むしろ普通に滅茶苦茶良いと思ってます。 ちょっと細身の、コットンブロードの黒シャツ。 まぁ音楽の香りがする服ですよね。 この服のパーツ端、ステッチがとても素敵です。 太い同色糸での、手縫いっぽいステッチが走っているのが見えますでしょうか。 カフス端、身頃の前端、そして襟縁、の3箇所。 これ、特大のカマトトなんです。 不器用振ってカントリーテイストの太糸ステッチなんてやってるけど、本当は裏で滅茶苦茶丁寧な細かいステッチを隠し入れてる。 それが 襟裏とカフス裏での丁寧な【裏コバ ステッチ】。 パーツの角の先端、原理上ミシンの先が入るギリギリまで入れられたステッチ。 如何に縫い代を効率的に抑えてスッキリ平坦に見せるか、そしてそれを表に出さずにさり気無く済ませるか、の徹底的な拘り。 意外と見ることの無い箇所だと思いますが、目が飛び出る値段帯のシャツには 結構入ってることがあります。 これをしっかり入れてるのに、オモテからの見え方は太糸ステッチでのお茶目なカントリーテイスト振ろうとしているってのがもう!本当にニクい。 ストイックに只管 やる事やってる、でもやってる感は出さずにずっと三枚目を演ってる感じ。 僕そんなの大好きです。 台襟と羽襟を接続する部分のステッチの移遷も必見ポイントだったりしますが、そこまではまぁいいか。 Made in CHINA サイズ表記S 肩幅:46.5 身幅:54 着丈:75 袖丈:62 今ならカフス全開けで女性が大きめに着るのもカッコ良いはず。
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80-90's KENZO (JP) Soft_Woven 3Tuck Wool PT
¥19,000($121.08)
80-90'sのKENZO。 日本ライセンスの企画です。 やっぱフランスオリジナルよりも日本人向けというか、ちゃんと(当時の)日本人の体格/体型で着こなし易くなるような感じにデザインされています。 生地はとても柔らかいピケ、みたいな雰囲気の織り目。 コーデュロイほどの規模では無いけど仄かな起毛感のある畝が並んだテキスタイル。 これをピケと定義して良いのか分からないので ふんわりしたまま。すみません。 素材はレーヨンを60%入れたウール。 レーヨンがこの柔らかさを作っているのは想像が付くのですが、手触りに感じるふっくらした感じもレーヨンの仕事だと思います。 (「柔らかさ」と「ふっくら感」って別箇所の修辞ですよね) そんなふわっとした生地なのでブラックも随分柔らかいです。 インプリーツを3本も畳んでドカンと広げたワイドシルエットで生地はブラック!ともなれば相応の威圧感(ドヤ感とも言う)が出そうなもんですが、これが意外なほどお淑やか。 VERSACEみたいにはなりません。 裏ベルトにあしらわれた小花グラフィックのよう、あくまで嫋やかなんですよね。 こうした 生地のタッチへの繊細な感覚は“KENZOらしさ”の非常に重要な部分だと思います。 黒スラックスの中でも、個体によって感じる「良さ」って違うんですが、この個体に関してはここが良いなと思っています。 なのでサイズ合えばレディースへも強くお薦めしたい個体。 裾でのクッションがトロッと円やかなんですよね。 Made in JAPAN サイズ表記2 ウエスト:74 ワタリ:33 股上:29 股下:76 裾幅:18
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1990's FRED BARE (U.K.) Square_Top Cutting Tied_Up Beanie
¥32,500($207.12)
双角を生やしたような -はたまた王冠のような- アイコニックなカッティングのフェルトビーニー。 このカッティング、見た目のインパクトに反して割とシンプルな構造。 ほぼスクエアみたいな四角形パーツ2枚の縫い合わせです。 その双角からリボンテープを生やして、トップ中央にリボンテープを通すためのベルトループを設置。 すると、ツノを立たせたり、ツノを垂れ耳みたいに折り畳んだり、それを片方だけにしてアシンメトリーを楽しんだり、色々出来る訳です。 勿論このテープをキュッと引っ張ると普通の丸いビーニーの形になります。 可愛いでしょう。 被り口の処理や刺繍モチーフ的に、味付けはチロルテイストですね。 この味付けもとっても趣味が良い。 完全な伝統衣装じゃ自分自身のパーソナルピースにはなり切らないでしょう、借り物感が出るというか。 それを巧みに編集してファッションの自由なフィールドに解き放ってくれているのがデザイナーズの良さです。 90年代、クールブリタニア・ムーブメントの元、沢山のクリエイターがU.K.から世に羽ばたきました。 McQueenやGalliano、H.ChalayanにJoe CASELY………、そのムーブメントの中に居ながら、現代になかなか伝説されていない無冠の奇天烈ハットレーベル。 男女問わず、お楽しみください。 ちなみにこちらは同国の英傑ポールスミスとのダブルネーム、又は別注のデザイン。 デッドストックの極めて稀少な個体。
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1999A/W A.P.C. “ROCKSTEADY” Printed Black PVC JK
¥27,000($172.07)
SOLD OUT
20世紀最後の名作。 ご存知の方も多いでしょう。 背中にデザイナーの好きな言葉を乗っける、シンプルにして最高のデザイン。 音楽狂のジャン・トゥイトゥがやるからカッコ良い。 このモデルは【ROCKSTEADY】です。 そもそもジャンルとしてニッチ。 ロックステディがちゃんとお好きな方ってお客様にいらっしゃるのかしら。 ETRAKのお客様は音楽詳しい方多いし、まぁ、それなりにいらっしゃるか……。 このモデルは1-2-3みたいな数字サイズの規格と、今回のこのジャケットみたいにS-M-Lのアルファべ規格、二通り存在します。 多分数字Ver.がメンズ企画で、SML表記Ver.がレディースです。 前あわせは全個体が左前なので分かりにくいんですけどね。 ネットに出てる(出てた)個体の採寸データ統計的に、多分そうです。 てな訳で、レディースのM。 アウターにしてはややコンパクトです。 メンズも着れちゃうのでしょう。 メンズに今推したいコンパクトフィットですが、このコンパクトフィットが今可愛いのってメンズだけじゃないんですよね。 レディースがコンパクトに着るのもめちゃくちゃ可愛い。 当時のアーティスト達って意外と綺麗なサイジングでスーツスタイルをやったりしてるんですよね。 ほんのりそんなの意識して タイドアップスタイルに混ぜ込んで窮屈そうに着込むのもまたカッコ良い。 Made in FRANCE サイズ表記M 肩幅:41 身幅:52 着丈:69 袖丈:59
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2003S/S A.P.C. Flame-less Design Rib Knit Cardigan
¥16,000($101.97)
APCの服は普通です。 普通なのに、ギリギリ面白い。 このカーディガンは、普通のカーディガンのパーツ端に大体あるであろう「フレーム」がありません。 あ、言われてみれば!って感じ。 ボタンもボタンホールも、リブニットの生地にそのまま直乗せです。 フレームあった方がボタンホールの位置取りとかミスりにくいので好まれます。 フレーム無しは作る時にちょっと……ちょっとですけど、正直ダルい。 この辺りをサラッと綺麗に仕上げてくれるのは流石APCでしょうか。 フレームの無いパーツ端は、共素材の平編みニットの細巾テープで見返しを作って始末しています。 ここが素晴らしい。 ここで布帛使わずにニットを貫く姿勢、最高です。 ラフに作ってますよ感出してるけど、全然ラフじゃない。 普通に凝ってる。 このフレームレス・デザインのカーディガン、ピンポイントで探されてる方も少なくないんじゃないかな。 miucciaのクリエイション好きな方には絶対刺さるでしょう。 リブのストレッチに甘えて、ちょっとタイトに、前端にテンション掛けて着たいですよね。 Made in ITALY サイズ表記1 肩幅:39 身幅:41 着丈:62 袖丈:62 右身頃下部に数ミリの小汚れあり 襟ぐりに薄く変色あり
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2000's ARMANI CLZ. Hole-Neck Airy Blue Knit Tee
¥9,000($57.36)
アルマーニのクオリティに甘えるピチTee。 ETRAKとしてスキニートップを用意するならこんなポジションです。 コンパクトなフィットのライトアウターやカーディガンを楽しみたい時、インナーって意外と困りませんか。 キャミトップの上からいきなりテーラードジャケットってのも、ちょっとコントラスト強過ぎてちょっとなぁ……みたいな。 そんな時のミドルレイヤーとして、あると助かるポジションの服です。 というのもね、今季のETRAKてはレディース提案でコンパクトなトップスも増えてくるかな〜と思っているので、じゃあこうした立ち位置の服も無いと無責任じゃないかな、なんて思ったのです。 本当はもう少し肌着に近いポジションの服まで用意したいんですが、門外漢だし、あくまで古着オンリーでやりたいし、そこの所は難しいんですよね……。 ともあれ、このTeeは一旦妥協無くインナーとしてお店におけるクオリティ。 ホワイトやグレーと合わせて初めて浮き出る、淡い水色という控えめなカラーセンス。 胸元のホールカットなんかも上手く使いたくて 近しい丈感のネックレスを合わせてみましたが、わざわざそれをやるのが逆に野暮ったい……? ここは好みか。 インナー枠ですが、逆に夏にはそこまで需要無い気がします。 羽織りたいジャケットが増えてくる季節、それを完成させたい時のためのプラスワン。 Made in ITALY サイズ表記42 肩幅:- 身幅:38 着丈:55 袖丈:-
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c90's TAKE TWO Compact_Flt Bootcut Work PT
¥15,500($98.78)
SOLD OUT
イタリア製の 知る人ぞ知るカジュアルレーベル。 実際のリアルな出自は不明です。 あんまり深掘りはしていません。 レディースサイズでブーツカットのパンツまで作ってるようなお洒落なワークウェアメーカーかもしれませんし、ワークウェアの雰囲気を再現するのが極端に上手なカジュアルメーカーかもしれません。 この服の良さって、今述べました「そこ」なんですよ。 ワークウェアとして雰囲気が仕上がり過ぎているのに、ワークウェアにある訳無いファッショナブルなシルエットメイク。 このシルエットが好きなヤングレーベルが型無しで作るとチープになり過ぎるところ、いやに本格的。 ありそうで無いです、こんな服。 腰回りの都合で、メンズでサラッと履ける方は殆どいないんじゃないかな。 レディースならではの流麗なシルエットラインと、メンズ服っぽいタフなムード、ワガママに両取りしたいレディに履いて欲しい一本。 中庸なグレーなので色物のカラーコーディネーションとか全部しっかり受け止めてくれます。 僕はそんな感じでスタイル組みますが、いっそモノトーンで無愛想に纏めるのも大変クール。 書いてて思いましたが、デカい(長い)ニットとかも可愛く合いそうですね。 Made in ITALY サイズ表記28×34 ウエスト:70 ワタリ:28.5 股上:24 股下:76 裾幅:23
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80-90's MICHIKO KOSHINO Motor King Roll-Flap-Back Racer JKT
¥45,000($286.78)
変則デザイン盛り沢山のレーサージャケット。 左右非対称のポケットデザインに始まり、2連符みたいなボタン配置、それに伴う本革でのプルタブ仕様。 AKIRA好きな人は絶対好きだし、なんなら少なからず影響受けているのではなかろうか、そんな浪漫が詰まったデザイン。 作り手はミチコ・ロンドンでお馴染みミチココシノ。 袖口にリブがあるのは運転時の遮風性のため、本革のプルタブはグローブを付けた時のユーザビリティのため、左袖のリングファスナーも同じ理由かな。 バイクカルチャーを起点に様々アイデアを膨らませて掛け合わせた最高のファンクショナル・ビジュアル。 背面のフラップも必見です。 フロントポケットじゃ足りない時は背中に翻くこの特大フラップを使いましょう。 フラップの左右にジップポケットがあるのでそこから荷物を入れ、最後はフラップを巻物のようにくるくるロールアップします。 ロールアップすると、その下からロールフラップを止めるための3本のボタンベルトが出現します。 これでパチっと留めて完成。 シャツのカフスを出してラフに着こなせるカジュアルジャケットを探していたところ、随分前からこのジャケットを眠らせていたのを思い出しました。 今なら、5年前よりもお洒落に楽しめそうです。 肩周りの薄汚れを中心に、結構リアルに着古されていますが、致命的な劣化や傷は無く カッコよく着こなせるバランス。 AKIRAが88年、このMOTOR KINGプロジェクトも(一説によると)88年スタート。 良いシャツを着るようになった大人にこそ楽しんでほしいアドベンチャー・バイブスです。 言わずもがな、このジャケットに感じたカッコよさのリファレンスもM.Rider期のCeline。 Made in JAPAN サイズ表記L 肩幅:60 身幅:69 着丈:77 袖丈:62
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L1990's BARNEYS NEWYORK Micro_Corduroy Regular_Collar SH
¥22,000($140.20)
SOLD OUT
古いイタリア製のバーニーズ。 好んで集めているレンジ。 セレオリらしいニュートラリティと 景気良い時代の作りの良さが共存してて、とても好きです。 彩度を落としたアッシュブラウンの色味、極細畝のコーデュロイ仕立て。 短い毛足がユニークなフックを生む面白いテキスタイルです。 一見ベルベットみたいでドラマチックであるところ、コーデュロイの情緒的なテクスチャや草臥れた色味が程よい野暮ったさを添えてくれています。 ボディは結構ルーズなボクシーフィット。 襟が普通なのもめちゃくちゃ嬉しいポイントです。 クラシコワナビーにならず、ファッションとして使えるバランス。 同時代に流行した退廃的なモードシーンの空気もほんのり仕込みつつ、真逆の素朴な“いなたさ”も加えつつ、土台としての汎用性が印象の9割を占める。 無いんですよ、こんな服。 コーデュロイで作るならアメリカっぽくなって縫製も簡素になるし、ヨーロッパ感を出そうとするとボディバランスが細くなっちゃうし。 同時代のPrada、又は数年後のmiumiu menやjil sanderがこんなポジションのシャツを出しますが、それらはここまでボクシーなフィットではないんですよね。 (ちゃんとチェックしてないけど、エルメスなら或いは……?) ナイロンジャケットにシャツ合わせたい時とかに必要になってくる服だと思います。 必要になってくるというか、普通は“無い”服なので最初の選択肢には無いんですが、存在しているとなると絶対こっちの方が良いじゃん、となる服。 コーデュロイに合わせる「あえて」の選択肢全てをそのままスパークさせてくれる最高のミドルレイヤー。 Made in ITALY サイズ表記L 肩幅:49 身幅:62 着丈:77 袖丈:60
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e2000's BARNEYS NEWYORK Dark_Charcoal Wool Flat_Front Slacks
¥22,000($140.20)
2000年代初頭頃、バーニーズのヨーロッパ製造規格。 アメリカのレーベル(ショップ)が、イタリアの縫製で、アメリカらしいフラット・フロントを………という所に妙味がある気がしますが、2000年代程情報や美意識がインターナショナルに混じり合った時代では、特段声高に語ることでも無いでしょう。 とってもシンプルなダークチャコールのパンツです。 ボトムスとしてスタイリングの印象を取り纏めてくれる、懐の広い一本。 これまでは80年代から90年代前半のルーズなタックパンツに“そのポジション”を求めていましたが、最近はもうちょっとピリッと緊張感のあるレギュラーストレートも気分です。 気分どころか、無くてはならない。無いと気持ち悪い。 でも探すと意外と無いんですよね。 景気が良かった時代のハイエンドに目が慣れると、ミニマリスムを言い訳にクオリティを蔑ろにした廉価品がちょっとキツくなってくる。 そうなると、自動的にハイメゾンのミニマルなボトムスに焦点が合うようになります。 でもそういうのって、ちょっと予算オーバーするか、意外と主張強くてニュートラルに使えない……という問題にしばしば突き当たります。(メゾンもデザイナーズですからね……) そんな感じです、このパンツが輝く順序というのは。 高級過ぎないけどちゃんと真面目に作られていて、印象がニュートラルで、時代を映すシルエットバランスを性格に取り入れてもいる。 このレンジはやっぱりとても良いです。 「好き」と「良い」は混ぜるべきではありませんが、あえて強い方の言葉を選ぶ理由がちゃんとある、それに余裕で耐え得るだけの誇り高き基礎クオリティ。 Made in ITALY Opti_Zip サイズ表記46 ウエスト:76 ワタリ:32 股上:26 股下:77 裾幅:19
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BRIGHTON Beads-Works Design Nallow Leather Belt
¥24,000($152.95)
ブライトン自体、非常に質の良いベルトを沢山リリースしていて個人的に大好きなのですが、この個体は今まで出会った中で最高のピースの一つかも。 細くて分厚いブラックレザーに、手仕事感満載のビーズワーク。 手仕事って概念、難しいですよね。 このベルトを作る全工程、大体手仕事ですからね。 だから手仕事“感”という言葉を選んでいます。 「非西洋的」というか、西洋主観の言葉だなぁという仄かなモヤモヤもありますが、しかしこうした工業的/機械的 過ぎない、作り手の息遣いや情緒を感じる作風は、今僕たち社会が欲しくなっている空気だと思います。 それは一旦間違いない。 こういうのがウエスタンテイストのベルトに乗っかってるの新鮮ですよね。 メソ・アメリカの美意識なのか、アフリカの美意識なのか、はたまた別の地域なのか、勉強不足で名言出来ないのが口惜しい。 レザーにこんなの取り入れるの大変だったと思うのですが、僕が感心しているのはそこじゃない。 このビーズワークの前後を挟むメタルスタッズがポイントです。 この正方形のスタッズ、ビーズ装飾の領域より盛り上がっているんです。 つまり、ちょっと厚みがあるんですよ。 ベルトループに通す時、及びベルトループから抜き外す時、第一ベルトループにビーズ装飾が衝突する時の衝撃を肩代わりしてくれてる。 この心遣いというか、気付き、ヤバいと思います。 そうなんですよ、ビーズワークをベルトに入れる時にデザインしなきゃいけないのは “ビーズ装飾のアンタフネスについて” なんです。 可愛い刺繍して終わり、ではそれはただのデコレーション。まだデザインではない。 それを使う人の生活がどのように良くなるか、まで操作してこそデザインです。 このアイデアはミニマルで自然なのに、問題点を最大効率で解決しようとしています。 素晴らしいデザイン。 そもそも、多くのベルトが何故レザーで出来ているかって、タフネスが要求されるからなんですよ。 人体はしゃがむし、歩くし、縦横自由に動くし、食ったら膨らむし、飢えれば細る。 それらに耐え得る素材が必要だからベルトはレザーになりがちなんです。 靴もね。 そこに繊細なビーズワークを取り入れるってのがどういう事なのか、本当に良くわかってる人のデザイン。 素晴らしいです。 ※ご注意 本来のベルト穴よりも穴が増やされてます。 それも先端方面に。 この点がちょっと残念ですが、それでも尚、圧倒的に良いベルトです。 Made in - (China?) サイズ表記M/30 ウエスト:70-80 ベルト巾:2.0 増やされた穴はウエストレンジの勘定に入れてません
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VALENTINO GARAVANI & Ms.DEANNA Distorted Knittnig Monster Cardigan
¥70,000($446.10)
初めに書きますが あまりお薦めしません。 ニットのくせに ポリウレタンが10%程入ってまして、それが恐らく生地表面なんですね。 ストレッチとかじゃなくてコーティング系の、テクスチャへのアプローチ。 で、これが加水分解でベタ付き始めてる。 臭いはありませんが、この服を捏ねくり回した手でスマホの画面触るの、ちょっと嫌だな〜くらいの塩梅です。 プロのクリーニング屋さんで処理してもらいましたが、あんまり好転してないような。 気持ち ベタ付き軽くなったか……?って感じです、それでもこの値段付けるのはベタ付きさえ無かったら倍近く付けるべき服であったということです。 コンディション的に買うかどうかは一旦置いといて、取り敢えず見てみるか〜って方と 俺は重曹で何とかしてみようかな〜って方と 普通に気にせず着ちゃえるよ〜って方と それでも資料として欲しい〜って方は 是非 お進みください。 以前からご紹介してましたし、ご存知の方もいらっしゃると思います。 『VALENTINO LES TRICOTS』 このニットラインはVALENTINO GARAVANIが伝説のニッター Miss DEANNAに制作を一任していた特殊ライン。 ※時期云々ではなくラインとして彼女が関わっているのが本質ですから、このレーベルにDEANNA期なんて概念は存在し得ません。 このモデルは90年代前半から中盤くらいの個体。 それにしても、凄まじいビジュアルですね。 糸加工のデパート。 一回の編み地の中でこれだけ過激に、糸の太さ/編み目のピッチ/編み地の構造/を組み替えていけるものですか。 蜘蛛の巣みたいに薄いセクションとフェルトみたいに膨張させたセクションが繋がりながら交互に入り組み、立体的な総柄を成しています。 未知の妖怪の肌をイメージしています。きっと。 それを特大の膝丈ロングカーディガンという型紙に嵌め込み、袖も膝丈まで延長し、型紙のフレームにキックバックを効かせ、ニットウェアにド迫力のパッカリングを形成。 僕はこうして文字を書く時、頭の中で喋りながら書くタイプ(みんなそうか?)なんですが、流石に息が切れています。 メゾンイメージを痛快に蹴り飛ばす、圧巻のディストーション。 VALENTINO GARAVANIってのは歴史あるメゾンですから、GARAVANI御本人の任期が終わった後も、方向性はある程度一貫しているものです。 そしてデザイナーズレーベルとして見た時も、比較的保守的なポジショニングに終始しています。 だからこそ、こんな禍々しいカーディガンが出てくる訳が無い。 誰 期 にも無い。 『ニット』というシステムの可能性拡張に最も寄与したクリエイターの一人であろうMiss DEANNAによる、世俗から隔絶された全く新しい世界。 VALENTINOがよくGo出したな……という気持ちと、よくぞGo出してくれたな……!という気持ち、二つあります。 Made in ITALY サイズ表記40 肩幅:44 身幅:57 着丈:120 袖丈:97 (?!)
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TSE by HUSSEIN CHALAYAN Geometric_Rib Sleeveless Cashmere KN
¥70,000($446.10)
『カシミヤハウス社』の供給するマテリアル・クオリティと 新時代のコンテンポラリー。 「フセインチャラヤン」というファッションデザイナーの名前と「カシミヤ」という高級素材とには、こうして文字にして並べるだけでも印象の乖離があります。 正しくは-文字にして並べるだけ「では」印象の乖離があります-です。 幾何学的な放射状リブニッティングと、豊穣な奥行きを含ませた東雲のようなニュアンス・グレー。 前者はこのハウスに招聘された新時代のスターデザイナーの個性。 後者はこのハウスに根付く個性。 「個性と個性の同居ではなく ぶつかって生まれる個性がある」とは私の敬愛するアーティストの言葉ですが、このプロダクトにピタリ馴染む価値観です。 やらないんですよ、カシミヤハウスがジオメトリックなアプローチなんて。 逆の方が分かりやすいですか。 やらないんですよ、フセインチャラヤンがカシミヤなんて。(いや普通にあるかもですが 印象論です) でも やった。 すると生まれるのは強烈な新感覚。 表面的なビジュアルが大人しいだけにバランスが取れてしまっています。 恐らく意図してのデザインなのでしょう。 印象の乖離はネガティブな要素としてではなく、文字通り新しい何かに正面から出会った時の畏怖にも警戒にも似たゾクゾクを引き連れ、我々の肌を逆撫でます。 この感覚、何処かで僕は(我々は)味わっているんですよ。 そのデジャヴの犯人の名は HERMES by Martin Margiela 名実の両側面から画期的な脱構築を展開してファッション/モードの根本的なシステムを問い直した英傑と、その“根本的なシステム”側であるハイエスト・メゾンのタッグ。 この前衛的な人事は、当時の彼の作品群を同社の作品群から浮かび上がらせ、『HERMES』ではなく『HERMES by M.M.』として新しい存在に昇華してしまいました。 これこそが、新しい個性の数少ない先例です。 そして、今回の『TSE by H.C.』もそうなる可能性はあるのですが…… 何せ数が少な過ぎるので、あまり現実的ではありませんね。 僕の特定も完全なものではありません。 8-9割方 彼のシーズンですが、ランウェイを見つけられた訳ではなく、この時期だけのタグの書式から推定しているものです。 悪しからず ご了承ください。 そんな訳ですから、特段ハイメゾンのようなステータスになる訳でも無ければ、SNSに載せて大勢に自慢出来るような服でもありません。 誰も知らないし、画面からじゃ触れないから。 圧倒的な「質」と あり得ない「出会い」の浪漫を、身に付けたり眺めたりしながら静かに愛でるための服です。 今のところは。 Made in - サイズ表記XS 肩幅:(44) 身幅:37 着丈:53 ※肩は実質キャップスリーブみたいになっていますので数値ではやや長めに出ます
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c80's EURO VINTAGE Neutral Grey Wool Flannel Slacks
¥15,000($95.59)
SOLD OUT
質の良いニュートラルなグレースラックスです。 内側にはMerinoを示すタグと古いウールマーク・タグがドヤ顔で鎮座しています。 メリノ・ウール。 今でこそ大衆化してきた名前ですが、その大衆化に反して非常に優秀なマテリアルです。 原初は12世紀頃のスペイン帝国で確立された品種だそう。 この良質な(当時比)ウールが大成功して、後につづく“スペイン大航海時代”なる潤いをもたらしました。 そんな深い歴史と、歴史に裏打ちされたクオリティがあるので 素材/生地の業界ではやっぱり皆が敬意を払っていると、そういう感じ。 それをピシッとインベル芯入れて端正に仕立てたスラックス。 グレーはどんな印象にも振れる色ですが、このパンツでは丁寧に切り揃えられた石材みたいな硬いグレー。 そういった意味では所謂“仕立て映え”する生地ですね。 フィット自体はルーズ。 余裕のあるソフトなルーズというよりは貫禄を生む真面目な量感という印象。 ベルト周りの直線の美しさ、整然と並ぶウエストタックの折り目の強さ、シンプルながらもちゃんと個性というか意志を感じる一本です。 イタリア製ですがちょっとUK/USAっぽい空気感、仄かにあります。 硬派というか、男性的というか。 仕事頑張ってるオジサン感ですかね。 わざとらしくオジサン感出してる養殖モノよりも、こういうベクトルの方が上手くハマるシチュエーションも少なくないでしょう。 それは例えばレディースがあえてオーバーサイズのメンズスラックスを選ぶようなファッションとか。 結構な数の中で使用感のマシな個体を厳選していますが、この個体は裏面スレキ部分に薄汚れが残っております。 念のためご留意ください。 Made in ITALY サイズ表記48 ウエスト:81 ワタリ:34 股上:29 股下:70 裾幅:24
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GOODENOUGH Un_Numbering Fuzzy Dice
¥25,000($159.32)
50年代頃のカーカルチャーの中でファニーに輝いているファジー・ダイス。 バックミラーの首に引っ掛ける、サイコロのぬいぐるみ(?)です。 アメ車関連のアイテムだと思ってたんですが、ルーツはもうちょっとだけ古いみたい。 世界大戦時の米空軍パイロットが、運を引き寄せるためにコックピットに飾ったのが始まりだそう。 GEでこんなのあったですね。 サッパリ存じ上げませんでしたが、流石のアプローチだと思います。 一番大事な出目を全部削ぎ落として、ファブリックの織り目を主役にするセンス。 ブラウンベースなのも、らしさが出てますね。 そのファブリックで包まれた6面の中に1面だけロゴプリントが乗っかってるという具合です。 この面が出た時はラッキーって事? 元ネタ……と言うか、コレもそもそも元ネタ通りの使い方をする物でしょう。 御愛車のバックミラーに引っ掛けてお楽しみください。 プラプラが邪魔な方は、アクセサリー感覚で自分の首に引っ掛けててください。 位置感覚としてはヘッドホンみたいなボリュームです。 で、何かあったらそのサイコロで決めてください。 断りたい時は、 「このgの目が出たら受けようか………」です。 「ほう、面白い物持ってるね」 「………ああ、残念。今日はその日じゃない。」 「………1/6はちょっとアンフェアじゃない?」
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RALPH LAUREN Button_Up Gunclub_Check Silk Flat Cap
¥22,000($140.20)
ハンチングやキャスケットも最近ちょっと気分でして。 ちまちま集めてます。 基本的にウール系統のツイードなんかでゆるく探してます。 可愛い色があれば良いな〜くらい。 なのでこれは例外。 ラルフローレン社製、オールシルクのハンチング。 細かなガンクラブチェック、なのにシルク。 わざわざウールで作りそうな柄をチョイスする意地の悪さが大好き。 落ち着いたらカラーリングの中に極細のカラーラインを走らせてるテキスタイル・デザインも素晴らしいですよ。 なんと水色。 アクセントとして抜群に効いてる。 イタリア製のちょっと良いラルフローレンなので、そりゃ作りも素材もセンスも非常に高水準。 スナップボタンで付け外し出来るトップ部分は特殊な形の芯材(多分ちゃんとオリジナル)を入れていますし、被り口は華やかなグログランテープを使っていますし、スナップボタンだって当たり前のようにFiocchiです。 裏地はレーヨンのサテン。 美しい、この一言に尽きます。 ハットじゃなくハンチングでここまでシックな舵取りが出来るもんですか。 そうですよね、ラルフローレンにはこういう顔もありますよね。 ちょっと良い帽子探してるけどハットは今の服装に馴染ませ難いしなぁ……という紳士の皆様、これです。 蛇足ですが、英語圏ではハンチングじゃなくフラット・キャップと呼ぶそうですね。 そりゃそうか。ハンチングなんて「狩り」でしかないですものね。 Made in ITALY サイズ表記M 頭囲概寸:56.5
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c1990's DEZERT Overlook-Stitched Airy Felt Hooded CO
¥45,000($286.78)
個人的には極端にソフィスティケートされたダッフルコートみたいな感覚です。 一重仕立てのフェルトウールにオーバーロックのステッチを効かせたコート。 作り手はDezert。 Comme des Garçons社の初期パターンメイクを手掛けていた田口成彦デザイナーによる最高のレーベル。 このコートは90年代前半から半ばくらいの個体だと思います。 この時代はシルエット面でも空気感的な意味でもゆとりがありました。 そこにデザイナーの機転の効いたエスプリが噛み合って生まれるイメージ・バランスがとても好きです。 - オレンジブラウンの色味にベージュのステッチ、このコントラストが先ず洒脱ですよね。 素材感に伴う季節感を裏切らない範囲での色遊び。 そしてその色遊びに手を引かれて気付かされるのは背面裾部分の変な構造。 ……ロンジャンみたいなヘムヨーク入ってません? 背面の裾、ホームベースの逆みたいな五角形がありますよね。 これはUKタイプのライダースJKTでしか見ない型紙です。 こんなゆるい雰囲気のフェルト・ウールのコートに、ほぼ真逆の洋服からのニッチなディテール引用。 このコートにそのディテール持ってくるセンスにはスタンディングオベーション。 貴方も是非。 俺じゃなきゃ見逃しちゃう……ことも無いですね、服好きは皆んな目敏い。 目敏いあの人が そのコート可愛いね、と振り返ったらバックスタイルはもっと可愛い……というコートですね。 分かります。 分かりますが、思い付けない。普通の人間には。 流石です。 Made in JAPAN サイズ表記- 肩幅:56 身幅:68 着丈:99 袖丈:58 裄丈:88
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