洋服解読所
-
c90's LEATHER SOUNDS Separate_Hood Leather Bomber JK
¥36,000
恐らくユーロ、赤茶色の染色がユニークなレザーボマー。 色味が強そうで良い。 お洒落なんだけど、ちゃんと強そう。 トロトロ過ぎない頼もしいレザーの質感も非常に好ましく思っています。 アイテムの総合的な完成度の一助となっていると共に、個人的に今っぽいなと思っているムード・エッセンス。 ヒップレングスのショートボマー。 フード中心にファスナーが入り、セーラーカラーみたいになる訳ですが、ここのホワイトボアが非常に良い仕事してますよね。 これがレザーと同じ色の裏地とかだったらまた違う印象ですからね。 そして、ボマーのくせに意外と袖山高くて良いです。 肩パッド無いのにちょっと肩パッドの残像が見える感じ。 これ古着で探すと中々無いかも。 80'sレトロのツイストにも勿論使えるのですが、もっと今っぽいモードなビジョンにも連れてってくれそう。 内タグ的に多分ユーロ圏なんですが、確証無し。 イタリア/フランス/UKではないエリアだと思います。 普通にメンズ服ですが、これはレディースでも新鮮に楽しめる服であるはず。 メンズは細身のスラックス、レディースはコンパクトなスカートも視野に入ってきましょうか。 ヘビーデューティを使っての大胆なVライン、推しです。 とてもお洒落。 Made in - サイズ表記36 肩幅:52 身幅:59 着丈:59 袖丈:59 サイズ的にはメンズですが、右前になってるので一応レディースにも並行カテゴライズしておきます。
-
c80's COURRÉGES (FR) Puff_Sleeve Design Brown Sheer KN
¥25,000
クレージュの80's頃のオールドピース。 勿論フランス本国製のオリジナル。 チョコレートブラウンのシャギーニットで作るパフスリーブニット。 クレージュお得意のコンパクトなボディバランスと、中心にちょこんと座る可愛いロゴマーク。 透け感のあるブラウンニットにブラウンの同色ロゴってのもまた良いバランス。 そして注目したいのは非常に美しく設計されたパフスリーブ。 袖山のパフセクションに入るまでの肩幅削り具合や、袖口でのブラウジングとリブ・キックバックのバランス、そこに繋ぐ袖ボリュームのナチュラルな接続、非常に良い仕事です。 なんでもかんでもエクストリーム化されてしまいがちな現代アパレルでは中々出会いにくいクオリティ。 袖口と同じく身頃裾もキックバックの効いたリブ編み始末。 肩先での可憐なボリュームに合わせ、ボディの裾にも綺麗なブラウジングが入ります。 これはブラウジングのために実際の着丈より上の位置で留まるので平置きで見るより短丈になります。ハイウエスト効果もバッチリ。 胸の真ん中にロゴ入った服に言うのもアレですが、デザイン先行になっていない「普遍的な洋服」の範囲内で着地してるのが嬉しい。 スタイリングがクレージュに支配され過ぎない感じ。 その1着を使うことでスタイリングが丸ごとそのブランドイメージに占領されてしまうような服があまり好きではなく……。 (その“服の”イメージに占領される分には全然良いのですが) そんな訳で、似たテイストの フレアスカートやミニスカートは勿論のこと、普通のヴィンテージデニムにもちゃんと合わせられるオーセンティシティまでちゃんと備えてくれた素晴らしいニット。 夏の暮れ、日本の残暑の厳しさに目を逸らしつつ、秋服の先鋒としてまたと無いこんなスペシャル如何でしょう。 Made in FRANCE サイズ表記A 肩幅:34 身幅:40 着丈:57 袖丈:67
-
2013S/S CHLOÉ by C.W. KELLER Creamy Wool_Crepe Compact SK
¥13,000
ユニークな生地とユニークなポケット製図。 ハイメゾンのパワーを毅然とした態度で突きつけてくる。 表も裏も、全縫製仕様が美しい。 ジョーゼットほど薄くはないし、アムンゼンかな?この生地もウールだと高いですよ………。 この辺りのChloeはなんというか、現代でのパブリックイメージと凡そ近しいブランディングのChloeです。 お上品で清楚で、両家のご令嬢がサラッと着てるような、ね。分かりますよね。 凝ったポケット以外はベルトループも無しのミニマムなデザイン。 ベルトループに入らないような暴れ馬的ベルトを楽しむならこんな時です。 ちなみにこのポケット、所謂「両玉縁ポケット」を切り替え無しでひん曲げて作ってるスーパー難易度です。 絵で描くのは誰でも出来ますが構造設計と縫製はなかなか大変。 まだポケットのしつけ糸は付いたまま。 でも袋布は繊細だし、タイトスカートでポケットに荷物入れることも無いでしょうし、このままで良いと思います。 こんな感じのコンパクトな台形スカート、コンパクトなトップスやニットを着る時にボトムスもコンパクトに合わせて、アクセサリーやシューズで若干トリッキーなインパクトを……という感じでレッツゴーです。 今日はこのスカートを着るぞ!という前提ではなく、野暮ったいボマージャケットやブルゾンをレディテイストにソフィスティケートする時、解決策として大活躍するポジション。 ウエスト周りに少し生地傷があります。 尚のことアクセサリーやベルトでカモフラージュしてください。 Made in Slovakia サイズ表記34 ウエスト:61 ヒップ:78 レングス:55
-
2000's BARNEYS NEWYORK (IT) Roll_Edge Design Pure Baby Alpaca KN
¥27,000
ロイヤル・ベビーアルパカ100%仕様のラグジュアリーなセーター。 この仰々しい名前はアルパカ毛の中で最も細く柔らかな繊維としての規格の名前。 アルパカ毛全体の上澄み極一部を呼称する最上のカテゴリですが、必ずしもベビーからしか取れない訳ではないんですって。 言わずもがな、この1着は手が蕩けるほどの素晴らしいクオリティです。 アルパカ特有のバルキーな弾力感、極細繊維のヌメヌメした手触り、そしてそれらがチクチクすらしない贅沢な完成度。 さあ、そんな贅沢な素材で作るのがこうもスリックなグレーのVネックセーターというのがポイントです。 塾の先生が着てそうなフォーマット。 名の知れた英国獣毛メーカーなら端正なウールのハイゲージで、スッキリ薄手に作っているのが容易に目に浮かぶ。 そんな無味無臭フォーマットにアルパカの滅茶苦茶フックのあるテクスチャをぶつけるセンス。 フィッティングまでニュートラルなベーシックバランスなもんだから、レールを外れたアルパカの存在感が浮き彫り。 浅いVネックは二重エッジの凝った仕様。 一回綺麗に仕上げた外にもう一回エッジを重ねて、そっちはロールネック。 Vネックでのロールネックって新しいニュアンスがあって可愛いです。 そして極め付け、エルボーパッチのトロンプルイユ。 両肘に紺色スイッチのリブニット編み変え。 様々な作り手がレザー等の異素材を重ねるポイントに、最もミニマルな手数で完成する“異素材切替”。 リブニットなんて、異素材とカウントしていいのかギリギリのラインですよね。 堪らなく洒脱です。 贅沢な素材使いに甘えず、そのパワーに負けない質のツイストセンスを添えたデザイン。 ビジュアルだけじゃなくてアイデアまで上品。 ニュートラルっぽい服は欲しいけど普通になってしまうと寂しいです、こんなの最高ですよ。 Made in ITALY サイズ表記48 肩幅:41 身幅:50 着丈:65 袖丈:72
-
1980's EMPORIO ARMANI Ex Lightweight Worn_Out White SW
¥17,500
古いエンポリオより、めちゃくちゃ薄いスウェット。 これは人によっちゃロンTeeとして取り扱う可能性もあるくらいのライトウエイト。 構造として裏毛でもないし、僅かなパイル感も無し。 各所のリブデザインとラグラン設計、そして前Vのデコルテフォーマット的にギリギリスウェット!という感じ。 着古されてクタクタなのにそこまで派手に汚れていないし、非常に使いやすい服だと思います。 これからも気を使わずにガンガン洗えます。 さて、この「ロンTee感覚」と「前V」の組み合わせってのが思いの外良い。 なにせVネックのセーターと合わせた時に凄く絶妙なバランスでレイヤーバランスを作ってくれるんですよ。 普通のUネックの白も無造作な感じがナチュラルで趣深いですよね。 何かしらVネックの深さに合わせたアクセサリーを嵌め込むのもオシャレです。 ただ、僕はこんな奥の手があるならこれが正解だと思ってしまった。 普遍的な洋服の範疇を越えないのにちゃんとビジュアルほいんとになってくれるガゼット。 襟ぐりが前後ともにU字に刳り下げられてるのも ヴィンテージスウェットの息吹が聞こえてくるようで素晴らしい。 全古着ラバーに推します。 Made in ITALY サイズ表記M (タグ取れかけ) 身幅:58 着丈:60 裄丈:84
-
c80's GIANFRANCO FERRE Ex_Bold Body Ostrich_Emboss Belt
¥20,000
フェレ黄金期のスーパーボールド。 ド迫力の直線と特大の黒円。 飾り無しの潔いブラック・インパクト。 革はオーストリッチの型押し。 裏面もオリジナルパターンの型押し。 この時代のフェレは裏面までちゃんと凝ります。 エッチングみたいな細やかな手仕事で組まれた総柄デザイン。 これまでだとレディースのワンピースやベルトループのないボトムスへのアクセサリー枠と想定していたのでしょうが、今ならメンズにも本気で推すべきアイテムですよね。 (ウエスト問題はありますが……) コンパクトなトップス、コンパクトなボトムス、と来ればコンパクト「じゃない」アクセサリーです。 中途半端ではキレが出ません。 これくらい思い切りやりましょう。 引き立て役に細いベルトなんかレイヤードするのもまた新しいコンビネーションが生まれて楽しいはず。 Made in ITALY サイズ表記80/32 ウエスト:66-71 ベルト巾:5.9
-
c80's NO-NAME Python Pattern Printed Free_W Belt
¥14,000
細巾フリーウエストのレザーベルト。 パイソン柄のエンボス・プリントレザー。 一枚の中にイエロー&ブラウンのランダムなコンポジション。 バックルまで革張りの美しい仕上げ。 ちなみにバックルピンではなく、バックルジョイント部分の噛み合わせで留める機構。 ベルト穴部分の曲がり癖や劣化などの心配が無くなる嬉しい仕様。 裏面も綺麗なのでドレッシーな生地のベルトループにも安心して巻けます。 中々珍しい色味ですよね。 バブルの隆盛を遠くに想う、レトロなビジュ。 懐かしめる方は懐かしみつつ、ご存知ない方はフレッシュに、品のある攻めっ気をお楽しみください。 細身、又は細身に見える空気感の、スラックスとかにお薦めです。 Made in - サイズ表記- レングス:105 ベルト巾:2.4
-
90-e00's KRIZIA UOMO Neutral Grey Cashmere_Wool Slacks
¥11,000
裏面に汚れ残りがあるのでちょっと控えめのプライス。 ETRAK定番のグレーカラー・ボトムス。 Krizia Uomoより、カシミヤミックスのウールフランネルで仕立てられたニュートラルなスラックス。 ベルトループ位置に即した配置の1タックと、サイドポケットのデザインがポイントと言えばポイント。 これは所謂「スラントポケット」、しかしその設計角度がかなり大胆。 向こう布をほんの僅かしか見せない極狭のポケット口角度。 いつもの2タックを減らしての1タック、生地の色数も抑えめのシンプルで端正なフランネル、この辺も踏まえて鑑みるとこれらは来る新世紀のムードをKrizia Uomoなりに反映した着地と言えましょう。 するとこの極狭スラントポケットのディテールデザインにも合点がいきますし、細やかな統一感の上に成り立つ丁寧なニュートラルとして楽しく履き回せますよね。 ちなみにこのスラントポケットを設計する際に最も布が多く重なる位置(ポケット入り口)にちゃんとベルトループ縫製が来てます。 つまり、ベルトループはベルトループとして使いつつ、縫製に厚みが出る箇所を押さえるリベットの代わりのしても作用している訳です。 スラックスとして当たり前のゆとりは備えつつ、80年代のそれらとは一線を画すクリーンでニュートラルなストレートシルエット。 見えない裏面の瑕疵に目を瞑れば最高のニュートラルボトムスとして日々の攻めたスタイリングを尽く受け止めてくれましょう。 Made in ITALY サイズ表記48 ウエスト:78 ワタリ:34 股上:30 股下:73 裾幅:21
-
OVERRIDE Fringe_Ear Tweedish_Surface Hat
¥12,500
オーバーライドのロングイヤー。 トップのツイード風フェルトミリングが滅茶苦茶可愛い。 オートミールカラーのボディに、赤/青/黄のアクセント。 素朴なベースカラーにピュアな遊び心。 カステルバジャックみたいな色彩感覚ですね。 このロングイヤーは顎下で結んでコンパクトに仕上げたり、ターンナップして頭上で結んだりも出来ます。 土台のハットのボディとロングイヤー部分が別離しているので頭上で結んでもハット本体のシルエットが崩れないってのもアドバンテージ。 シリアスに纏めすぎたスタイリングにこれ入れると良い感じに中和してくれますよ。 頭周表記57.5 実際の寸法も大体そのくらいです。 裏地がエステルジャージーなので若干ストレッチあります。
-
2000's ARMANI CLZ. Straight Drape Mock_Neck Cotton KN
¥30,000
糸本体の重さで生地が下にストンと落ちるコットンニット。 コットンニットって、糸自体の軽さと繊維表面の乾いた摩擦が相関して全体的な纏まり感を獲得している感じがするんですが、このニットはあの纏まり感をあえて手放しています。 この現象(落ち感)はレーヨンとかナイロンのニットだとご想像がつき易いでしょうか。 アレをコットンでやっているデザイン。 ゆとりを持たせたルーズなモックネックはそのテキスタイルデザインの恩恵直撃、ミニマルながらニュアンスのある唯一無二のデコルテビジュアルに着地しています。 そしてそのモックネックの端はロールエッジ。 婉麗なドレープと素朴な端処理、意外性抜群のミックス。 袖口やヘムラインも全部ロールエッジでの処理。 所謂「リブ編み」での裾表現を使っていない。 故に、テキスタイルが起点となったストレートな落ち感を邪魔すること無く完璧なIラインが完成する……という構造です。 アルマーニならではの洒脱な色彩設計や各パーツの構造線の編み地の美しさまでどの観点から見ても素晴らしいクオリティ。 細身のスラックスに細身のシャツじゃ物足りないでしょう、細身のスラックスにはこんなニットが今良さそう。 ニット特有のリラクシングなニュアンスは確保しつつ、理想的な縦方向へのラインメイクは強烈。 Made in ITALY サイズ表記46 身幅:47 着丈:66 裄丈:86
-
90-00's BARNEYS NEWYORK Ostrich Embossed Design Leather Belt
¥14,000
古いイタリア製のバーニーズ。 クリームベージュのオーストリッチ・エンボス。 程よいテンションと綺麗なコンディション。 ドレッシーに決めたい時には欠かせないゴールドバックル。 ちょっと良いスラックス履く時に助かるベルトです。 ベルトって上半身と下半身の境目です。 上はヴィンテージスウェット、下はドレスパンツ……なんて時にも上手く接続してくれるし、その逆も然り。 こういうベルトの仕事は、上と下のコネクトです。 なんというか、ハズす時に1アイテムじゃ弱い時があるじゃないですか。 そんな時にコレ巻くと1アイテムが1.5アイテムくらいの力を持つ訳です。 その方がスタイリングし易いシチュエーションが多々あります。 それら踏まえた上で見直すと、この色味完璧ですよね。 白シャツにもブラック/グレーのスラックスにも極めて美しくマッチしますから。 Made in ITALY サイズ表記75 ウエスト:73-83 レングス:93 ベルト巾:2.9
-
DANIEL'S PARIS Super-150's Soft Wool Slim Slacks
¥15,000
パリ関係ありません。 そこまで古くもない、精々2000年以降。 トルコのマイナーなコンサバティブです。 製造国表記がありませんので、恐らくトルコでのオーダーメイド。 Super-150'sの非常に滑らかな生地で仕立てられています。 仕上がりは無味無臭のコンパクトなブラック・スラックス。 このサッパリ感、オーダーメイドはオーダーメイドでもパターンオーダーやセミオーダーとかでしょう、タグの雰囲気も随分システマチック。 でもこの浅くてサッパリした感じにパリっぽさを感じなくもない。 フロントはプレーンでローライズ。 サイドポケットは極狭角度でのスラントカット。 飾りの無い四角持ち出しを伸ばして、ポケットの袋布はセンターフロントまで接続する製図。 ……どうも仄かにH.Langの香りがします。 こんなのをラフに履きたい訳ですが、非常に繊細な生地ですので、あくまで“ラフ風”に、お手柔らかに……。 こうもミニマムであれば、土地の香りや縫う人のクセも中々入る余地が少なかろうというもの。 インターナショナルは加速し、情報だけでなく技術や美学も広く様々に波及しました。 溢れかえる情報と何故か比例するように 画一的な服も増えましたが、そんな服が欲しくなるタイミングもあります。 普段ならショーツやスウェットパンツで外していたスタイリングに、細身のブラック・スラックスという選択肢もそろそろ足したいのです。 あくまでファッションとして、レディースのスタイリングをお手本にピックアップしています。 スリムなスラックスは大体ウエストも細かったりしますが、これはウエスト大きめでのスリム・ビジュアル。 シルエットはピリッとテーパーを効かせたエレガントなセミナロー。 コンパスみたい。先が針と鉛筆のやつ。 カッコ良いんですが、このニュアンスはオンラインショップで伝えるの難しそう………。 サッパリはしていますが、随分良い生地使ってます。 こうした品質での美しいブラック・スリムを探そうと思うと意外と難しい時代になりました。 ここで古着の原始的な魅力が復活してきます。 皆まで言えませんが。 Made in - サイズ表記48 ウエスト:84 ワタリ:31 股上:25 股下:73 裾幅:20
-
c90's CHEROKEE Middleweight Cloudy Fleece SH
¥15,500
フリースのシャツなんて滅茶苦茶今欲しい。 でも意外と無い。 僕の中での古着って 基本的に出会ってから可愛いかどうかのジャッジが始まるシステムなので、狙いを定めて服を探すこと自体不慣れなんです。 見つけれりゃ“可愛い”が凡そ確約されてるんですけれどね。 そんな訳で、チェロキーだとあるんですね。 流石です。言われてみれば確かに、なんか分かる。 先ず色味が良いです。 今回もう1着同時に出すコロンビアのフリーストップと似た色味なんですが、こっちは仄かにグレイッシュ。 ふと浮かびましたが、正に雲の色です。 長閑な春の日に浮かぶ羊雲ほど可愛くないけど、冬の日本海側の空ほど重苦しくもない。 夕立ちを警戒するでもなく、ただそこにある程度の雲。 ああ、曇りだな今日。くらい。 こんな色のニュートラルなフリースがビジュアルの98%を占めています。 残りの2%は袖口スラッシュのイッテコイ始末にて。 この縁取りに薄手のポリエステル・ドリル。 これが裏地みたいな想定なのでしょう。 襟裏とか前立て裏面とか、フリース共生地じゃどうにもならないポイントにはこの生地が宛てがわれています。 地味に仕事が丁寧で好きです。 なんてことないシャツですが、ことフリース仕立てとなると、その“なんてことなさ”がとても重要。 いらんことしてない感、とてもありがたいです。 是非様々なフリースと重ねてトリッキーな二重レイヤードをお楽しみください。 Made in Indonesia サイズ表記L 肩幅:56 身幅:65 着丈:77 袖丈:64
-
c90's COLUMBIA (CA) Elbow_Patched Fleece L/S Jumper
¥15,500
カナダ製、ちょっと珍しい規格のオールド・コロンビア。 タグの各所に英語とフランス語の並列表記があります。 カナダは英語とフランス語が使われるので規格が独特。 あと この文化圏の服は洗濯絵表示が有彩色なんですよね。これ可愛くって結構好きです。 ニュアンスのあるクリームカラーに白緑を僅かに混ぜたような色味。 こんなお洒落な色でアクティブウェアを作るセンスが好きです。 各パーツ縫合はベージュ糸でのオーバーロック。 毛足の厚いフリースにロックミシンが食い込んでいく情緒。えもいわれぬ。 ここ可愛いですよね。 地味に珍しくって嬉しいディテール。 多分エルボーパッチをやると決めて、折角やるならアウトライン拾いましょう、どうやって拾いますか?別色糸のオーバーロックでどうでしょう、ってな回路かなぁ。 これちゃんとエルボー“パッチ”なんですよ。 フェイクじゃなくここだけちゃんと生地が2枚。 昨シーズンから気になっていたけど数出せなかったので持ち越したフリース・レイヤード。 暑いけど可愛いので早めに出しておきます。 似たような色味のシャツも一緒にお出ししておきますね。 こんなのにボロボロのワークパンツやレザーパンツ合わせてふわふわ×ギラギラのバランス楽しんでください。 襟ぐりの変色に経年と着用感を感じます。 古いホワイトアイテムなので許容してますが、一応ご留意ください。 Made in CANADA サイズ表記XL 肩幅:59 身幅:63 着丈:76 袖丈:62
-
2011s CARHARTT Worn_Out Boro Work Shorts
¥12,500
全然古くない普通のカーハート。 古くないけど今みたいにチヤホヤされてもない、2010年代前半の個体。 ウエストの割に短いレングスのワークショーツ。 このレングスのショーツにおいて、裾ダメージなんて入る可能性あるのでしょうか。 後から飾りで入れられたダメージの可能性が8割ですが、ビジュアルはカッコ良い。 品の良いセーターやテーラードジャケットと合わせるためにこんなショーツが必要な感覚があります。 パワーのあるトップスのハズし、ショート丈のスラックスじゃ少し味気ない時にこんなの新鮮です。 デカいウエストをギュッと縛って硬いギャザーを作ると、そのウエストにニットを引っ掛けてクッションさせられます。 その辺も好きです。 ブランド品としてのカーハートでお探しの方にはごめんなさいですが、そういうのとは全然違う感覚で使ってください。 Made in Mexico サイズ表記38 ウエスト:97 ワタリ:40 股上:34 股下:20 裾幅:34
-
HARLEY DAVIDSON Tie_Back Design Leather Cap
¥18,000
リアルレザーで仕立てられた変形ヘッドギア。 ハーレーダビッドソンのレアピース。 ドゥーラグとキャスケットのカオスドッキングみたいな感じです。 それをレザーでやるってんだからビジュアルインパクトはカンスト。 モード由来のアヴァンギャルドではない、バイクカルチャー由来のハードボイルド。 はみ出し者の中で更に尖り続けた飛び道具。 内側まで綺麗な縫製仕様が選ばれた美個体。 表記はSですが、おおよそフリーサイズとして差し支えないかと。
-
c90's OXBOW Back Graphic Printed Boxy JKT
¥40,000
90's前半頃のナイロンジャケット。 Oxbow定番の形。 一般的にイメージされるコーチジャケット類とは全然違う、コシがあって柔らかいソフトオックス。 ナイロン100%との表記がギリギリ読めます。 この柔らかさに呼応するように、色味も柔らか。 何色って表現すれば良いのか分かりませんが、ミルキーでふわふわしたブルー。 服の色ってやっぱり難しいなと思う瞬間です。 この世の色の数も多いですが、それらが無限に存在する生地それぞれの表情と掛け算されると、本当に無限も無限……。 簡潔に定義すれば「青いジャケット」で済みますが、全く同じ色のジャケットは見たことがありません。 さて、裏地にはスポーティなメッシュ生地が使われています。 これはサーフウェアレーベルであるOxbowのDNAが出ている箇所かな。 海から上がってシャワーを浴びて、その先に羽織るシチュエーションもあるのかもしれませんから、乾きやすく、肌触りの軽快なメッシュも妥当なチョイスですよね。 内胸には、ベルクロで厳重に開閉するパッチポケット。 これ上の辺が一辺丸ごとベルクロです。 とても厳重。 何か、お金や鍵なんかの貴重品を入れていたのかな。 両腰の外ポケットもベルクロ開閉ですし、ある程度以上にはアクティブシーンでの使用を想定されていたんじゃないでしょうか。 ちゃんとルーツのある服は、ポケットの仕様一つとっても、理由や推測が付きもの。 背面にドカンと鎮座する奇天烈なグラフィックも、それがカスカスに掠れているのにも、ちゃんと物語があるのです。 Made in - (FRANCE?) サイズ表記L 肩幅:70 身幅:70 着丈:83 袖丈:59 裄丈:94 程よく草臥れたちょいボロ。 ロゴ周りの細々した汚れにご注意。 でもドローコードまで完璧に残ってます。
-
80-e90's KRIZIA JEANS Garment_Dyed Kanoko Easy Shorts
¥16,000
KRIZIAのカジュアルライン、KRIZIA JEANS。 日本では三陽商会を筆頭に様々なカジュアルラインがライセンス商売の下に展開されましたが、このJEANSラインは基本的にイタリア本国製造のオリジナル企画。 (僕の知る限りですが例外は無かったはず……) ボリューミーな鹿子生地で仕立てられたイージーショーツ。 異様に深い股上と、快適に着用できるゴム&コードのウエスト。 楽チン系パンツは数あれど、ここまでガッツリ股上深い製図の個体は見つかりません。 普通にサルエルパンツみたい。 そして見逃せないのが、作られた時点で施されていたであろうガーメントダイによる奥ゆかしいフェードブラウン。 ガーメントダイの後で幾重にも重ねられた愛用の痕跡、イージーウエストで発生するギャザーに強烈な陰影が刻まれています。 限られた生産数で丁寧に作られた服じゃ畏れ多くてこうはならない。 JEANSラインならではの気楽さと、だからこそ発生し得た本当の意味での個性。 こんなのいつでもお洒落です。 ダル着にするのも良いけど流石に勿体無い。 是非テーラードジャケットやちょっと良いアウターと合わせてください。 サイズも大体フリーです。 そう言って過言ではない。はず。 (一応Mです) Made in - サイズ表記M ウエスト:~40~ ワタリ:39 股上:48 股下:31 裾幅:36
-
2015S/S DRIES VAN NOTEN Detachable Lapel System Cotton Tailored
¥62,500
ネイビーのコットンテーラード。 しかもピークドの大襟、そしてバランスを取るように大きく設計された外付けのパッチポケット。 生地の色味や質感自体は至ってワークジャケット。 然し乍ら製図はドレッシー目掛けて一直線。 これぞDriesという感じ。 ストリートファッションの勢力が及ばないハイ・ソサエティにおけるパリジャン・ムードの踏襲と、真逆の要素の折衷。 (その要素は今回みたいにワークウェアのムードだったり、東洋の美意識だったり、アフリカやインドのエキゾチシズムだったり……) 結果として「Driesらしさ」と「ありそうで無い」がミニマルに両立されているのがこのジャケット。 貴族階級の坊ちゃまが労働体験をしているのとは違う、双方の美しさを客観的に観測出来る「ファッションデザイナー」なる立場の人間にしか作れないデザインだと思います。 (ワークウェアメーカーがドレッシーな雛型を作っても、なんというか自身のルーツへの裏切りみたいなものを感じて寂しいですし、ブルジョワジーに向けたハイエンドを仕立てているメーカーがワークウェアぶった服を作っても筋が通ってなくて顰蹙を買いますでしょう。) ちなみに、左身には取り外し可能なラペルが付属します。 フランス軍のSatin300みたいですね。 ピークドラペルのボディを相手に、普通のフラットゴージのラペルが重なるのもまた非常に面白い。 まぁこの特徴的なディテールが無くとも最高なのですけれど、蛇足にならない素晴らしい一手。 味付けをしたり、引き算をしたり、本当に色んな方のスタイリングが浮かぶジャケットです。 Made in Slovenia サイズ表記44 肩幅:40 身幅:47 着丈:72 袖丈:68 カジュアル/フォーマルのバランスが面白い良いテーラードお探しの女性にもとてもおすすめ。
-
1990's ERMENEGILDO ZEGNA Brown Melange-Pile Full Knitting Gilet
¥16,500
流石Zegnaと言わざるを得ない。 パイル調子の柔らかな凹凸感。 ブラウンを中心に、オレンジ方面からグリーン方面をレンジに含んでの豊かなメランジマテリアル。 まるで里山の地肌を撫でているよう。 この感覚は田舎育ちにしか分からないかも……。 さて、前端の身返しからポケットの袋布まで全てメインボディと同じニット生地で作り切った“フルニット・ベスト”。 背面をサテンで切り替えたりしないし、前身の裾はちゃんとVエッジ。 とても良い。こうでなきゃ。 各パーツエッジを美しく縁取る ぽってりしたリンキング始末もお見事ですね。 サイズ50で身幅もアームホールもゆったり。 概ねベストの中に仕込むようなインナー類はアームホールの無理なく綺麗にレイヤード出来るでしょう。 しかし薄手のニット故に、必要以上に膨らむことはありません。 縦にストンと落ちて、狙い通りのラインを作ってくれますよ。 ニットに出来る温かいファンタジーも魅せるし、ニットに出来る婉麗なドレープもやってくれる。 ミドルレイヤーとして極めて万能。 コート一枚じゃちょっと味気ない時に差し込んでください。 例えば自分にしか見えなかったとしても、それで良いのです。 Made in ITALY サイズ表記50 肩幅:(43) 身幅:54 着丈:57
-
c90's BB&C (IT) Soft Orange Pile Tee
¥11,000
無名のイタリアレーベル。 オレンジパイルのカットソー。大きめ。 最近フリースとかパイルとか、可愛いなと思っています。 以前 デニムにデニムを重ねて、更にデニムを重ねた時に発生した新しい魅力、それはこうしたパイル生地なんかでも応用が効いてしまうからです。 夏に一枚で着て太めの黒パン合わせ……なんてのも勿論雰囲気があってカッコ良いんですが、よろしければ、これは一枚羽織るような気温になってからパイルやフリースのシャツとかと合わせてみてください。 一応、その空気感を視覚的にご紹介するサンプルとしてパイル編みのニットベストも同時にリリースしておきますね。 Made in ITALY サイズ表記L 肩幅:49 身幅:58 着丈:71 袖丈:26
-
2005A/W CHLOÉ by PHOEBE PHILO Slick Straight Silhouette Plaid Slacks
¥36,000
Phoebe Philoのシルエットメイク感覚における非常に重要なセクションはこの手のボトムスに顕著に現れています。 “美しいストレートバギー” 言葉にするのは簡単なのですが、実際のプロダクトとして完成させるのは中々……。 なんせ、(基本的に)終わりの無い問いですから。 国語の問題みたい。 何処で切り上げるか、何処を完成とするのか、生地や副資材の選定、女性の身体との噛み合い方、数字だけじゃ管理し切れない多次元的な立体設計と生地の力学的特性との相関…… 完成を定義出来るのは、その完成を予測出来ていた人だけです。 いたくマニッシュなグレンチェックのウーステッド。 インバーテッドプリーツでの控えめな2タック。 Phoebeらしいコンパクトな腰回りから、ほとんどテーパーを掛けずにストンと落としたストレート製図。 サイドビューで確認出来るように、グレンチェックのピッチが殆ど削られていない。 しかし、そのグレンチェックの地の目を追いかけて分かるのは、ストレートに見えても製図がストレートとは限らないという事実。 この圧倒的に美しいシルエットは、非常に繊細なライン管理によって作られています。 グレンチェックの伝統的かつ古臭いイメージを、イメージ編集とそれを成し遂げる製図で見事従え、新しい女性らしさの糧としたデザイン。 新しい魅力を見出す眼力とその定義の強かさ。 ブラウンのクラシックなレザーベルトより、ちょっとキッチュで毒っ気のあるチェーンベルトなんかが似合いそうでしょう。 この人のデザインの巧さってそういう新しい「空気」とか「態度」の作り込みで、その仕事だけは「ファッションデザイナー」にしか出来ない。 Made in FRANCE riri_Zip サイズ表記34 ウエスト:68 ワタリ:30 股上:26 股下:75 裾幅:26
-
L90-e00's JOE CASELY HAYFORD Random_Pitch Hound_Tooth 5P PT
¥20,000
本人期 晩期のJCHより、ユニークなプリントパターンの5Pパンツ。 ローピッチのハウンドトゥース。 ブラウンの柄と地の乳白色との 優しいコントラスト。 型紙は普通のジーパンです。 カーブポケットがあって、ポケット端にはリベットが打たれてて、右ポケットにはコインポケットが隠れてて、ヒップにはヨーク切替があって、フロントはボタンフライ。 至ってクラシックな5Pパンツなんですが、それをアレンジする際のブリティッシュエッセンスのmix感覚が良い。 随分軽妙なんです。 裾をターンナップして縫い止めて、生地を薄くして、柄のピッチをゆるゆるに改変。 なんかこう、気の抜けたカジュアル感、ありますよね。 これが所謂JCHなりのストリート感覚ってやつなんだと思います。 このデザインを見て思うのは 「天邪鬼だなぁ」とか「ありそうで無いよなぁ」とかメタ的な感想じゃなくって、普通に可愛いということ。 定番の、ダークブラウンのレザージャケットを着るとしましょう。シングルでもダブルでもいい。 チェックパンツじゃ距離があり過ぎるし、デニムパンツだと面白くない。 このパンツだと完璧な温度感でマッチする。 「ありそうで無いよなぁ」の先には、その領域に辿り着いたからこそ生まれる新しくてカッコ良いコーディネートが沢山あるのです。 ETRAKのお客様でコレ似合う人、大勢思い浮かびます。 Made in ENGLAND サイズ表記30 ウエスト:74 ワタリ:32.5 股上:28 股下:76 裾幅:16
-
JONATHAN RICHARD Tweed-Patchwork Design Hunting Hat
¥12,500
アイルランドはダブリンの老舗ハットメーカーJonathan Richardのハンチング。 小振りなサイズ感です。 基本的にレディへの商品。 そうなんです、女性にこそ被って欲しい。こんなの。 アイルランドで100年以上ハットを作ってきたレーベルのハットですから、こんな戯けた意匠も抜群のオーセンティシティの下で成立してしまう。 アイリッシュ・ツイードのクレイジーパッチワーク。 色も柄も様々。 定番のグレンチェックのバリエーション使いに始まり、温かい太糸HBT、経糸緯糸の太さをズラしてオックスフォード風に織り上げた単色ツイード……なんて洒脱な生地まで。 最後のやつなんて、複数色使えば普通のツイードなんですが、単色であるが故に一気に面白いテキスタイルに化けてますね。 さあ、そしてそれらを縫合する時のアイデアも大胆。 コレら全部をインサイドアウトで縫い合わせています。 縫い代全部出てます。 見た感じ特別な端処理はしていませんから、自然に解れてフリンジっぽくなってきます。 「摩擦と無縁」という帽子のアイテムポジションにおける特性をもってして、漸く成り立つアイデア。 強いアウターにぶつけたい帽子です。 Made in IRELAND サイズ表記S 頭周:55.5
日本国内送料無料
