洋服解読所
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e00's MONTANA BLU Planting_Woven Logo Sheer Top
¥52,500
Claude Montana Bluのシアートップ。 本来のMontanaの作風とはかけ離れた、90年代後半のニューヨークが言う「都会的」なスタイルを打ち出した廉価版ブランチ。 同氏のキャリアの最後となったラインでして、基本的にETRAKでは扱うことがありません。 でもこのピースは扱わない訳にいかない。 滅茶苦茶に良い。 身体から離れたフィットのメッシュネットに、レーベルロゴのあしらい。 僕これ最初フロッキープリントだと思ってまして、このテキスト書く時も最初そう銘打って書いていたんです。 でもよく見ると違うんですね。 プリントしてるんじゃなく、「植えて」る。 筆記体が走る紅のロゴは、そこにのみシャギーヤーンを二重に織り重ねることで表現されていました。 メッシュの基布だから構造が見え易い。 やってる事の面白さ/大胆さが曇りなく観察出来ます。 さて、このトップスを着ると丁度胸の真ん中から僅か左、丁度心臓のある位置にMontanaの「t」がきます。 勢い良く書き殴られたこのロゴは、tがまるで十字架のよう。 ロゴを描いたシャギーヤーンで滲むロゴのアウトラインは心臓に刻まれた十字架から滴る心血に思えてならない。 私には、Montanaというブランドの最後を弔う服に見えています。 身体を締めすぎないゆるいメッシュネットのボディ&ゆるくドレープするハイネックというバランスを鑑みると、これはユニセックスでお楽しみいただけそう。 こんなフィッティングですから、あえて服の内側に滑らかなジュエリーを滑り込ませるってのも乙なものですよ。 Made in - タグ無し 肩幅:(40) 身幅:47 着丈:61
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2002A/W VIKTOR & ROLF Crazy Belt_Loops Design Baggy Slacks
¥32,500
SOLD OUT
オランダと言えばこのデザインデュオ。 プレタポルテを展開し始めて2年目にあたる、初期と呼んで差し支えないオールドピース。 この時期に頻出した、洋服のディテールや構造、その常識の一つ一つに対してその“範囲”を問うようなアプローチ。 ・ベルトループはどこまでベルトループであれるのか。 機能と装飾、どちらを目的にしたのか。 どちらか一方であるのか、両方であるのか。 ベルトループとは結果なのか、過程/道具なのか。 このスラックスは合計17個のベルトループを鮫の歯のように交差させて並べたデザイン。 パーツのくびれを大胆に取り、共布包み釦で留め合わせる、非常にゴシックな仕様。 ウエストシェイプをあまり設けず、レッグラインのテーパーも控えめ。 ローライズ×ストレートバギーって感じのシルエットバランス。 シックなのに迫力があってカッコ良い。 ランウェイでは交差したベルトループの上下其々に細いベルトを通し、ウエストに強烈なインパクトを持たせていました。 (でもランウェイはこの黒のパンツに黒のベルトを通していました。このデザインでカラーコントラストを使わないなんて、あまりに余裕があり過ぎる!) 青と黒の2色に強く限定したカラーパレット、ラグジュアリーな素材選定に組み込まれる前衛的過ぎるアイデア。 様式美への敬意と、それを自分達で作り変えていく勇気が見て取れる最高のランウェイでした。 V&Rの作品は初期作に限らず、圧倒的な「美」の元に示唆的なユーモアが花開いています。 誰のワードローブにも必要な黒のワイドストレート。 奇を衒っているようでその根本に確固たるオーセンティシティを宿した本品は、きっとこれからも廃れることなく、装いに華やぎをくれるのでしょう。 タックインをするかしないか、この選択だけで全く別の意味を纏うパンツ。 2つのファッションが1つの服の顔をしている。 Made in ITALY サイズ表記38 ウエスト:72 ワタリ:29 股上:25 股下:74 裾幅:25
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1990's J.P. GAULTIER HOMME Shaggy-Trimmed Tribal Pattern Sheer L/T
¥40,000
様々なモチーフで組まれたオリエンタルなトライバル・ボーダー。 サンスクリット語も入ってます。 藤井風のPremaとかがサンスクリット語由来だそうですね。 服にこうしたテイストの柄がボーダーとして入ると、壺や柱、はたまた土偶など……どうもプリミティブな儀式性を感じるというか、人体もまた円柱であることを思い出させてくれるというか。 型紙としての「面」ではなく、人体として「筒」で見た時に完成するデザイン。 描かれているモチーフのプリミティビティも相俟って、セカンドスキン/タトゥーの感覚で使うのに相応しい着地。 いわゆる「未知の文化」に対する態度としてGAULTIERのそれは決定的です。 全く怖がらない。 知らないから怖い、ではなく、知らないから面白い(Interesting)の態度。 そこに宿る美を、その感覚が文字になる前にキャッチ出来るのはこの態度が根本にあるからでしょう。 裾と袖口にはシャギーヤーンでのクロシェっぽいニットワークがあしらわれています。 これが糸のシャギー感のせいで良くも悪くも見えづらい。 中に人間の肌が入るとコントラストが生まれて編み地が見えるようになります。 この個体は肩線やアームホールなど、構造線をフラットシーマで縫製しているのですが、そこで使われている縫合糸もこのシャギーヤーンが使われています。 ボディのケミカルなシアー素材と思い切り真逆、ギャップのある素材選定。 あらゆる選択肢の全てに攻めっ気が宿ってる。 1994SSはインドの文化を織り交ぜたコレクションでしたから、恐らくそのシーズンかとは思うのですが、全く同じ柄をランウェイで見つけられていないので断定を避けます。 Made in JAPAN サイズ表記48 肩幅:40 身幅:42 着丈:64 袖丈:68
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80-90's JUNKO KOSHINO “Artist-Life” Belted Waist Easy PT
¥17,500
小篠三姉妹の次女、Junko Koshinoデザイナーによるマイナーライン。 ガシガシに渇いた粗野なコットンキャンバスで仕立てられたベルテッドパンツ。 「アーティスト・ライフ」と銘打たれたラインだけあって、なるほど確かに陶芸家の先生が履いていそうな雰囲気です。 この生地でハリウッド・ウエストをやるってのがまた粋ですよね。 出発点は「ウエストに紐を」という地点でしょうか。 アーティスト然とした、集中の邪魔にならないイージー仕様のパンツを土台に据え、使う生地にも侘び寂びを重視。 そこから先、イージーウエストを選択したならば撤廃出来る仕様である「フロントオープン」をわざわざ取り入れ、ファスナー&トップボタンの仕様を採用。 そして紐でウエストを引き絞る際にウエスト端が落ちないよう、ベルトループは上端よりグッと繰り下げて配置。 と来ればウエストバンドの切り替えは排して、トップボタンにはリアルシェル。 ここが竜の目。 滋味に満ちた生地にキラリと映える天然貝のプリズム、これがハリウッド・ウエストを引き立てるための決定的な舞台装置。 様々なディテール選定が相互に噛み合いながら唯一無二のビジュアルへと団結しています。 「アジアンテイストのイージーパンツ」なんて簡単な言葉で括るにはあまりに勿体無い、重厚にデザインされたオリジナルピース。 トップスが軽くなる季節にこそ、是非タックインで。 柔らかい生地を従えるのとは また別の、武骨なランダムギャザーをお楽しみいただけます。 Made in - サイズ表記- ウエスト:90 ワタリ:33 股上:30 股下:64 裾幅:14 レディースのM-L程度。 ウエストは紐を絞る前提ですので、実際70cm前後が適切レンジです。
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c2000's ANGLO Slit_Panels System Free Waist Belt
¥11,000
イングランドのベルト専業メーカー。 主にメッシュベルトをメイン商材としているメーカーですから、そちらでご存じの方もいらっしゃるかも。 こちらはメッシュレザーとは若干違う、ユニークな機構で作られています。 ハート型の先端パーツを起点に、ハート型土台の部分切開みたいなパーツリピートでチェーン構造を組み立てています。 このパーツデザインが素晴らしいです。 無限にスタッキング出来るチェアデザインに通ずる美しさ。 ETRAKでも様々なボトムススタイリングを、時に陰ながら、沢山支えてくれた縁の下の力持ち。 結構使いましたが全然ヘタれない圧倒的なタフネスも特筆しなければなりませんね。 革も柔らかく、そもそも機構自体が全方向へ曲がりやすく設計されています。 使い勝手もプロダクトクオリティも最高水準。 バーガンディの色味も、様々なボトムスにリッチな華を添えてくれますよ。 Made in ENGLAND サイズ表記32/80 レングス:102 ベルト巾:3.3
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1989's PLANTATION in I.M.I.I. Uniquely Woven Wide PT
¥27,000
SOLD OUT
80年代の終盤、サンプルとして作られた個体です。 イッセイミヤケらしい面白い生地で作られたワイドパンツ。 変な織り方の生地ですね。 白い十字架が上下反転を繰り返しながら無数に連続してゆくビジュアル。 形代(カタシロ)ってご存知でしょうか。 真っ先に感じるのはあの紙人形みたいなムード。 平織りの一種ではあるのかな、世界でもトップクラスにテキスタイルに凝る組織(テキスタイルだけにね)が作っただけあって、確かに他の服でこんな織り方を見たことはありません。 そして何より、これはメンズ諸賢にとって朗報でしょう、「ウエストがデカい」です。 オリジナルレンジのプランテーションはユニセックスで展開されていながら、実質レディース向けのウエストで設計された物が少なくない。 この個体はウエストが80cmあります。 これはこの時期のプランテーションでは極めて珍しい例です。 前述したユニークなテキスタイルにおける 揺れ、流れ、質感、その全てをしっかり堪能出来るワイドレッグ・シルエット。 これまでプランテーションを着用したいけれどサイズ問題で叶わなかった皆様、是非ともお見逃し無く。 Made in JAPAN サイズ表記S ウエスト:80 ワタリ:36 股上:35 股下:67 裾幅:24
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T.T Worn_Out Ex_Long Leather Belt
¥24,000
SOLD OUT
使い古されたT.Tのレザーベルト。 レーベル定番となるクラシックなローラーバックルでのフリーウエスト仕様。 裏張り無しの一枚革、泥染めブラウンのカウハイド。 お好きな方には言わずと知れた、文句を差し込む隙もない銘品。 染め方から仕様選定に至るまで、使い古すことで魅力を増すように一貫してデザインされています。 ……「デザインされています」と簡単に一言で申すのは容易いですが、そこにはデザイナー/作り手様達 による無数の思考と試行が積み重ねられています。 こうして使い込まれた個体なら観測も容易でしょう、焦茶からダークブラウンへの不均一でオーガニックな色落ち、一枚革ならではのダメージからの解放、テンションの掛かった位置に現れるエッジロール……。 使い込むことで加速する美、これは偶然出来るものではありません。 ベルト端にコバを塗ろうものなら、最初は綺麗だけれど瓦解によってポロポロ零れ落ちるし、裏張りしたレザーは愛用に追い付けず剥がれ落ちる。 創設者である 故TAIGA TAKAHASHI氏が収集してきた様々な古物、それらが共通して持つ「古い」という性質と「ここまで残った」という性質、そこから逆算して導き出されるのは「遺る/残る」ことの美しさ。 古着を売る店としてこんなに美しく見えるベルトもなかなかありません。 Made in JAPAN レングス:130
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L90-2000's PAUL SMITH Emerald_Green Faux Suede Fringe Bag
¥18,000
素晴らしい発色の人工レザー。 エメラルドグリーンのフリンジ・スエード。 こんなのもう文字情報の時点で美しい矛盾を孕んでいるじゃないですか。 沖縄の海みたいな色情報と、リゾートシーンで使うはずのないマテリアル。 リアルレザーだと潮風で劣化早まったりするのでしょうか。 潮風関係無くとも、実際非常に取り扱いが楽ちんです。 一泊くらいの軽い旅行ならしっかり請け負ってくれるだけの頼もしいキャパシティ。 大型のレザーバッグだと荷物入れる前から既に重たくって、何かのギャグかと思ってしまいます(それでもカッコ良いから憎めないんだけどね!)けれど、このバッグは結構軽いです。助かります。 裏地も含め全体的に良好なコンディションってのも嬉しい。 あと個人的に非常に良いなと思っているポイントとして、ショルダーストラップにアジャスターが無いんです、このバッグ。 この手のメッセンジャー型バッグって、あのアジャスターが肩とか背中に刺さって滅茶苦茶痛くなりませんか? 僕は なります。 こんなのデザインじゃない!!!って怒り狂います。 このバッグはその心配がありません。 派手ですが、使用機会が減る懸念材料が本当に一つも無いんですよね。 きっと、最初は派手に思えていたこのエメラルドグリーンが、貴方のスタイル/キャラクターとして根を張っていくんじゃないかな。 Made in - (多分日本か中国) 鞄には品質表示タグ縫合義務が無いので、こちらは内タグ無しです。 梱包は説明用ディスプレイです。
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c2000's SUN REMY Pythons Leather Shoulderbag
¥20,000
パイソンレザーで作られた丁度良いサイズ感のショルダーバッグ。 荷物口は自然に折り畳まれて落ちるFolding Cutで、その奥にジップ機構。 現代の大型化したスマートフォンと、お財布(折り財布/長財布問わず)と、バッテリー、コスメポーチ、という感じで日常的な手周り品が丁度よく入るキャパシティでございます。 このメインキャパシティの他、外側にもジップポケットがついてます。 本体レザーと関係無いレザーでコントラストの効いた細巾フラップを差し込んで、そこにファスナーを隠し込む構造。 このレーベルのアイコン的ディテールデザイン。 このモデル以外にも、様々なモデルで見られる意匠ですね。 紹介が遅くなりましたが、蛇側をはじめエキゾチックレザーの品質に定評のある日本のバッグメーカー。 この個体も非常に良好なコンディション。 鱗の乾燥や剥がれに関しても、全く心配の無い良い状態です。 あんまりモードやトレンドに関係するレーベルではありませんから、淡々と作られるこのエキゾチックな情緒を、完全にこちらの完成でスタイルに混ぜ込んでいくタイプ。 パイソンレザーのムードにピンと来る方は是非。 荷物口に少しクセが付いています。 重たい書籍を乗せて伸ばす処置はしましたが、まだ少し残っております。 Made in - サイズ概寸:24×24 ※収納スペースの有効実寸値
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90-00's PAUL SMITH BLUE Full-Pattern Viscose Skin-Top
¥16,000
ポールスミスのヨーロッパ企画。 その名もBLUE。 おおよそL90-m2000's辺りかと当たりを付けていますが、正確なソースはありません。 数多展開されたディフュージョンラインの中でも一際珍しいラインです。 イタリアで製造され、オンワードがそのオリジナルタグを切り取り、その上からオンワードタグを縫い付けるという形式で流通した物が殆どです。 このBLUEラインだからデザインが良い……と明確なガイドになるようなものではありませんが、このトップスのようなクオリティの物は確かに存在します。 オールヴィスコースで作られたプルプルのフルプリント・ジャージー。 タイトなボディ設計と伸縮性に富んだストレッチ・ファブリック。 Gaultierのセカンドスキンに通ずるものがありますが、あの透け感が苦手でトライ出来ない……という層をターゲットにしたんじゃないかな。 こちらは透け感ゼロ、インナーの心配やレイヤードの工夫は必要ありません。 普通に下着の上から一枚で着られますし、コンパクトな製図ですから細身のジャケットを重ねるときに邪魔になる心配も無し。 真っ黒のベースに無秩序に伸びる木枝の様相。 そして部分的に咲きかける花々。 スイートピーとかポピーとか、その辺でしょうか。 咲かせるバランス、蕾の配置分量、全てが絶妙ですね。 総柄ではあるけれど“総花柄”ではない。 リズミカルに構築されたカラーコンポジションも、何処か内向的で神秘的。 フローラルやオリエンタル、みたいな修辞とは凡そ逆位置にデザインされています。 カラーバランスのおかげで全体的に統一感がありながらも、使われている色数自体は少なくないので他のカラーアイテムを合わせるときにも色を拾いやすそう。 家庭洗濯 非推奨のヴィスコース仕立てですから真夏に使うのは気が引けますが、チャンスがあれば積極的に差し込んでいきたいピース。 良い服ってそうなります。「使えるかどうか」じゃなく「どうすれば使えるか」に思考軸が切り替わる。 レイヤードの奥、首元のハイネックから覗くだけでも十二分にアクセントになってくれますよ。 Made in ITALY サイズ表記S 肩幅:36 身幅:42 着丈:61 袖丈:65
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2000's WIM NEELS Hazy Mint Green Trompe-l'oeil SK
¥19,000
クラシックな雛型のトラペーズ・スカート。 今でこそ当たり前になったこの形は、50年代の終わり、Diorを手掛けた若き日のサンローランから始まり、クレージュやクワントにパスされていった、プレタポルテ黎明のバトン。 そこにウィムニールスは意地悪なアイロニーを差し込む。 ポケットを作り、それを閉じる。 一度ジーンズ調の型紙でポケットを見せておいて、ポケット入り口でパーツを終わらせたり、ヒップポケットにおいてはヒップヨークでポケットを縫い殺したり。 - ファッションがハイソサエティの物だった時代、荷物は全て荷物持ちに持たせていた時代、確かにポケットはシルエットメイクの邪魔者でした。 ポケットなんて物はなるべく付けたくなかった。 しかしプレタポルテが発生し、ファッションが/モードが、市民に開かれるにつれ、人々は自分の荷物を自分で持つようになり(正確にはそうでない人にもハイファッションが広がり)、「ポケット」は今日のよう、日常服に当たり前に縫い付けられるようになりました。 - 西洋服飾史の外側に生きてきた我々には少しピンと来ない感覚かもしれません。 (もしかしたらヨーロッパに生まれ育った若者でも もう無い感覚かもね) ※ここに鞄を売りたがる金の亡者達のマッチポンプも絡んでくるから問題はややこしいのです ウィムニールスは、そんな西洋史を踏襲したアイロニーをトロンプルイユに宿しました。 結局のところポケットの用途を切り捨てるのですから、主題としてはルネサンスでしょうか。 こんな時代もあったんだ、もはや人道的ではないかもしれないけれど、アレはアレで美しかったんだよ、みたいなね。 さて、ウィムニールスの真骨頂は、こうした意地悪で 何処かもの寂しい態度にもあるのですが、「舞台装置としてのディテールデザイン」無しには語れない。 前述したように、このスカートは一度ポケットを付けようとするのです。 その際に選ぶポケットデザインが「ジーンズ」のものであった事が特筆点なのです。 バッグウエストの癖取りも、ウエストダーツではなくヒップヨーク(ジーンズの記号)を使っているでしょう。 わざとらしく中心を両断するセンターシーム、そしてそこに入るワークウェア由来のダブルステッチとパッカリング。 これら全てがジーンズの記号。 ヨーロッパでミニ丈のトラペーズ・スカートが世を開いた同時期、アメリカでは『乱暴者』、『理由なき反抗』が上映され、ジーンズは若者のファッションとして瞬く間に市民に開かれたのです。 ファッションの解放、それを同じ時代の異なる視点を用いて再現したのがこのスカートのデザイン。 ハイファッション/デザイナーズブランド の服には背景があります。 その背景とやらには、「作った人間の視点や解釈」が多分に含まれます。 この面白さにこそ私は、AI(及びAI化した人間)に作れない面白さを感じるのです。 Made in JAPAN サイズ表記36 ウエスト:72 ヒップ:92 レングス:58 バックポケットに小さな白変色あり。 裏面からも見えるので恐らくブリーチ液が飛んだのでしょう。 しかも着用していた本人の飛ばしたものではないでしょうね、誰かが飛ばして、不幸にもこの人に付いてしまったのでしょう。 服が本来の仕事をした瞬間です。
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e2000's PUMA × NUALA Wood-Plate-Sole Sandals
¥55,000
SOLD OUT
木製ソール。 マテリアル選定で一発勝負するタイプのデザイン。 この時代のPUMAが展開したキレキレのアヴァンギャルドが周知されて久しいですが、これはその中でも特段珍しいモデルです。 サボや下駄からインスパイアされたのでしょうか、ソールを一枚木材で全部作り切るシューズなんてそうそうお目にかかれません。 Nualaとのコラボレーション・コンセプトに“インドア・アクティビティとPumaの風情の融合”という旨がありました(Nualaはヨガウェア中心でした)から、【木製ソール=インドア】の図式を暗示していたのかもしれませんね。 非常に示唆的で柔軟で、そして鮮烈な感覚。 さて実用面に目を移すと、聡明なお客様方はソールへのカーブ負荷を心配されるのではありませんか。 殆どのシューズは指の付け根の外側くらいがグニャリと曲がって、そこに皺が入りますよね。 アッパーもソールも、そのカーブ部分を中心に、実際曲がるのです。 これは歩行を生命活動の前提とした生物全てに共通する条件ですね。 ソールを木製にすると、そこが曲がらない。 しかし、この不伸縮によって閉じ込められてしまいそうなエネルギーは、ストラップ部分のサイドゴアで解決されます。 ここの伸縮性が全体の荷重を解決し、木製ソールに「無理に曲がらなくていいよ」と伝えてくれる。 アウトソール面には接地面を考慮した丈夫なゴム底が部分的に貼られています。 このカッティングも、木製ソールの情緒を殺さないよう最低限にしてくれているのでしょうね。 さて、この手のシューズはコンディションが問題です。 今のところサイドゴアの伸びやゴム底の劣化も無し、普通に心配無く歩行出来ます。 奇跡のデッドストックですので、傷や汚れも無し。 しかしいつどのタイミングで劣化が来るかは読めません。 個人的にはコレクションとしてアーカイブされるべきプロダクトだとは思います。 「靴は履いてなんぼ」みたいな意味の無い御反論も脳裏に過りますが、人間が考えて設計した物である以上、それらは全て資料です。 履いてなんぼ-の前提を含めて巧くデザインされた、そのデザインの記念碑として人はモノを遺すのですよ。 私はここにこうして写真と感想文をアーカイブ出来たので一旦満足。 あとは次のオーナー様のご意向にお任せします。 サイズ表記は24.0cmです。
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VALENTINO Frill-Trim Design Sheer Tank-top
¥18,000
これぞヴァレンティノです。 恐らく08年以降、キウリとピッチョーリ、またはピッチョーリのソロ時代。 メゾンの最重要DNAであるフェミニン・エッセンスにスタッズとかを混ぜて取り入れ易くしてくれた時代ですね。 (好き嫌いあるけど) さて、これぞ、この照れ隠し無しのフェミニン・エッセンスこそ、ヴァレンティノです。 フェミニンエッセンス一辺倒だと現代的に取り入れづらいからどう調理していくのか…というのがこのメゾンを任されるデザイナーの至上命題となる訳ですが、このタンクトップなんかは素晴らしい仕事ですね。 今タンクトップと申しましたが、正にそここそがこの仕事の本旨です。 この生地/このデコルテバランスのまま、レングスを足首まで延ばしてスリムフィットのマキシOPにしても良かったところ、ヒップ位置で終わらせています。 そしてショルダーパート、あわやキャミソールかと言わんばかりの細身のパターン。 そう、このアイテムはフリルとシアー素材でフェミニン・エッセンスを そして【タンクトップ性】を強調することでマスキュラン・エッセンス&既製服性を 配合したデザインなのです。 この【タンクトップ性】ってやつがアイデアとして素晴らしい。 あくまでヴァレンティノ・フリルの対義語として、そしてそれを侵食しない範囲内で、巧みにバランスを取ってくれている。 しかもこのシアーファブリック、リブ編みとワッフル編みのミックスのような見た目をしていますでしょう。 これは基本的なタンクトップで使われる編み地への記号的な目配せであると同時に、しなやかに身体にフィットしてラインを美しく彩る役割も果たしています。 これしか無い!という生地選定。圧巻の才覚。 スタッズもロゴも使わず飼い慣らすフリル。 ヴァレンティノと分かるビジュアルでありながら、あくまで着る側に主導権を持たせてくれる素晴らしいバランス。 透け感がありますから基本的にはインナー、又はアウターでのレイヤードが必要になりそうです。 かなり伸縮性に富んでいますから、男性も是非果敢にトライしてみてくださいね。 Made in ITALY サイズ表記M 肩幅:(30) 身幅:39 着丈:57 写しきれないけれど、アームホールには若干の変色が見受けられます。 洗濯は、元タグ曰く手洗いOK、日本法人タグ曰くドライクリーン限定。
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NEW ERA GOLF Magnetic_Brim Design Classic Cap
¥8,500
帽子のブリムに磁石を埋め込んだデザイン。 これはゴルフの時にマーカーをくっ付けとくためのディテールです。 別段古くもないし、界隈内では珍しいディテールでもありません。 でもアイデアの引き出し、延いては発想展開のサンプルとして貴重に感じたのでアーカイブします。 帽子のブリムに磁石を入れる……という、これ自体もアイデアとして素敵なのですが、それを含めて帽子として完成させていくデザイン工程の全てが秀逸です。 先ず土台が非常にオーセンティック。 6パネル構成にクラシックな書体での分厚いロゴ刺繍。 ぼーっとしてたら「NEW YORK」と見間違えてしまう。 そしてホワイトボディにブラックステッチ。 この縁取りによって白帽子が一気に被りやすく馴染みます。 糸一本の仕事ですが効果は絶大。 そしてそのステッチはブリムにて本懐を遂げます。 マグネットの位置を避けて走る独特のアシンメトリーラインは、用途を知らなければ殊更新鮮に映ることでしょう。 用途を突き詰めることで新しさは生まれ得るし、新しいと感じた物は何かの用途に向かって究極された物であり得る、ということ。 様々なアイデアに応用が効くはずです。 ちなみにブリムの右側に磁石が入っているので右利き用ですね。 面白いでしょう? 「右利き用の帽子」って日本語。 サイズ:Free
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LES COPAINS Fancy Floral Colors Mesh Leather Belt
¥21,000
こんなファンシーな色使いでゴツいバックル、そしてちゃんとリアルレザー。 しかし行き過ぎて毳毳しくなることもない。 あくまで普通のメッシュレザー・ベルト。 プロダクトとしての水準は一切損なわないまま、カラーリングだけが夢幻的。 こんなの誰がデザインするんだ? と思ったらレ・コパン。誰が分かるねん。 太さは5Pジーンズのベルトループにピッタリ収まる完璧なボリューム感。 その合わせを想定しているのか、マッシヴなパンツにも負けない迫力のあるボールド・バックル。 ちょっぴりゴシック調子の装飾も良い塩梅。 これめちゃくちゃ良い個体だと思うんですが、ウエストサイズだけがアンユニバーサル。 基本的にレディのサイズ感なのです。 このサイズ感でも挑戦できる細身のメンズ、又はご趣味の良いレディの皆様方。 サンプルで合わせたような5Pパンツ、またはタックインでのスタイルアップを前提としたスカートにポイントとして差すのも可愛いですよね。 フリーウエストですから、ワンピースでのウエストマークだって完璧にこなしてくれますよ。 「ローライズでは合うけど、ウエストの細い位置では浮いちゃうな………」なんて悩みとは無縁です。 Made in ITALY サイズ表記70/85 レングス:90 ベルト巾:3.9
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c1990's MOSCHINO 3D-Smocking Surface Design Matelasse
¥36,000
モスキーノ流マトラッセ。 どこをどう見てもCHANELへのパロディ。 マチューによる新星CHANELが世界を刷新したこのタイミングで紹介するのも少し畏れ多いな……。 先ずはサーフェスに施されたスモッキング技法ですね。 マトラッセを情緒するダイヤキルトのステッチを立体的に拡大しています。 布を浮かせてステッチを沈めるこの技法により、まるで正確にカットされたマシュマロを几帳面に敷き並べたようなビジュアルが完成します。 本家よりも過剰にマトラッセですね。 そして次にチェーンハンドル。 シャネルが女性の両手を空けるため、ハンドバッグからの解放としてデザインした肩掛けレングスのチェーンが始まりです。 さて、肩にチェーンを掛けるの、正直痛い。 本家では解決策としてチェーンの機構内にレザーコードを通す「」が発明されましたが、モスキーノは潔くチェーンを終わらせました。 筒状の太いレザーコードで切り替え、そこに極細のチェーンを巻き付ける造作。 ……これはこれで痛いんじゃないか?とも思いましたが、レザーコード側にもチェーンが沈むので荷重は半減くらいするのかな? なんせバッグ内にインゴットでも入れない限り重さが気になることはありません。 チェーンのレングスはオーバーサイズのブルゾンやコートの上から肩掛けしても、ギリギリアームホールを潰さない程度のレングス。 非常に良い丈感だと思います。 モスキーノと言えばパロディが上手なデザイナーという印象がありますよね。 パロディに限らず、騙し絵やアイロニーなど、メタ的な遊びのセンスに富んだ作り手です。 そして、それが許されるのって、こうした元ネタへのリスペクトがあるからじゃないかな。 このバッグなんかも、丸っ切りパロディ(オマージュとは違うと僕は思う)の体をとっていますが、そこにはほんの少し「僕ならこうするよ」という挑戦的な眼差しが隠れているように思うのです。 「スタイル」になり得る本物の強さと、それを茶化すパロディのシニカルな遊び心、両方をご堪能いただけるバッグです。 当時より今の方が存在意義は増しているはず、MOSCHINO。 Made in CHINA なかなか良い作りです。 古い物なので、裏面のフラップ付け根など、構造上仕方無い接着剤の変色シミが見受けられます。(オモテには響いていません)
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L90-e00's BYBLOS BLU Surf_Edge Design Sheer Jersey OP
¥24,000
BYBLOSのディフュージョンラインである「BLU」より、美しいジャージーワンピースのご紹介。 元々はイタリアの古豪「Genny」の一部門として始まったBYBLOS、そのディフュージョンです。ややこしいですね。 83年にはBYBLOSはGenny本社から分裂して、時代による浮き沈みはあれど独立独歩、今では古今東西に幅広くモードを学ぶ人が歴史の一頁として知っている、くらいの立ち位置になっています。 (BYBLOSだけを熱烈に追いかけている人は殆ど居ないでしょう……) このワンピースも、BYBLOSだからピックアップしたって感じではありません。 シンプルに、圧倒的に、徹底的に、美しい/可愛い から。 それだけ。 ブランドタグが付いていなくても値段はあまり変わらなかったかもしれません。 透け感のあるベージュのデコルテ部分と、透け感がマシになった淡い水色部分のツートン。 このツートンを切り替えるランダムな波線。 天国みたいな美しい砂浜、そこに穏やかに寄せては返す小波、その波飛沫が繋ぐベージュとペールブルー。 こんな美しいデザインがあるのか……という感嘆と、それを思い付いたとて、こんなにも美しいレベルで実際に商品化出来てしまうのか……という感慨。 この波飛沫みたいな白い境界線のみ、有機的な立体感があります。多分ここだけ(?)プリントになってる。 もしかしたら水色部分もプリントになってて、それによって透け感を軽減しているのかもしれませんが、組織を観察してもイマイチ明確に分かりません。 プロの方々が見た時に、更に凄さが分かる類のものだったりするのでしょうか。 さて、実際のところBPを隠せるように設計されていません。 リアルな話、コンパクトなキャミソールなどインナーは必須になってきます。 (J.KEGELSのブーブテープでもありゃ最高なんですがね……) その辺りはお任せします、可愛くお召しください。 Made in ITALY サイズ表記S 肩幅:36 身幅:43 着丈:84 --- BYBLOSを手掛けたデザイナーに触れる時、どうしても駆け出し時代のG.VERSACE(1977-79s)ばかりが取り沙汰されますが、全盛期はKeith Varty と Alan Cleaverのデュオによるデザインでした。 以降も、Richard TylerやJohn Bartlett、そして2001年辺りからはMartine SitbonとSandy Dalalがデザインを手掛けていたりするのです。 中々に凄い顔触れでしょ。 知名度はそこまで無いけれど、そういうレーベルです。
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1990's VALENTINO × Ms.DEANNA Python Scales Printed Boat_Neck L/T
¥21,000
VALENTINO GARAVANIのニットラインとして90年代にひっそりと(恐らく少しの期間だけ)展開されていたライン、【LES TRICOTS】。 このラインは、多くの場合MISS DEANNAが生産しています。 MISS DEANNAの仕事が語られるとき、MMMに加えて、KENZOやN.BARRETT、YSLなどとの協業がDEANNAの品質水準を分かりやすく伝える謳い文句として挙げられる。その協業リストには、VALENTINO GARAVANIも名を連ねており、このTRICOTSラインが「それ」です。 美しい色彩のパイソン柄プリント。 化繊も天然素材も自由自在に操る天才ニッターに掛かれば、必然、ただのプリントカットソーにはならない。 ボディ部分とリブ部分で微妙に配分を変えたViscose×Nylonのテキスタイル。 ボディはストレッチ強めの天竺、リブ部分は意外にもシャリ感を強めた面白いテクスチャ。 肩幅いっぱいにボートネックを広げた型紙、であるが故にその端を飾るリブ部分そのものに技巧を凝らして、アクセント・パーツとして昇華しています。 カットソーでありながら背中心にもシームを入れてウエストシェイプを設計したカット。 ストレッチが仕事をするようなフィッティングで着て 初めて活きてくるパタンナーの感性。 長めの着丈には深いスリットが入っていて、裾の離れも軽やか。 カットソー以上、ドレス未満。 プレタポルテという概念そのものですね。 現代的で、しかしその現代性に矛盾しない分量のエレガンスとエキセントリック。 これを「ロンTee」なんて大衆的な言葉で括ってしまうのは気が引けるけれど、「このクオリティのロンTee」と捉えればネガポジは反転してくれましょう。 いい加減、ストリートという言葉に甘えた安いパジャマみたいなレディースのロンTeeは終わりにしても良いと思いますよ。 Made in ITALY サイズ表記 肩幅:38 身幅:42 着丈:67 袖丈:61 ネックラインリブに軽微な汚れが1箇所ございます。
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c80's STATUS SYMBOL Minimal Sewing Nubuck Leather SK
¥9,000
ベージュのヌバックレザーで仕立てられた簡素な膝丈スカートです。 それはもう簡素です。 裏地も無ければ、ファスナーテープの裏処理も何も無い。裾も切りっぱなし。 しかしウエスト裏、ここだけグログランテープ。 昔の高級帽子みたい。 1箇所だけエレガント・エッセンス混ぜ込んでくることで、他の簡素な作りがフリに見えてくる。 と、書いた瞬間ピンと来たんですけど、このグログランテープ使いに感じてたLanvinっぽさって、昔の帽子の仕様と共通してるのか。 Lanvinが最初帽子作りの見習いからキャリアを始めたから、そこが繋がっているんだ……。 すみません、個人的な脱線覚書です。ご放念くださいね。 さあ、こんなヌバックのミニマルなレザースカートだからこそ作れるバランスが沢山あります。 美しいセーターはもちろん、普通の白Teeでさえ小慣れて見えるし、特に、軽くなりがちな夏場のトップスを良い感じで落ち着けてくれるような仕事感。 これが黒だとハード過ぎるし、銀面ツルツルのスムースレザーだと無機質になり過ぎてバランスが落ち着かない。 誇張無しに、ボトムスはコーディネートの舵です。 このスカートは様々なシチュエーションで「あってよかった!」ってなりそうな気がします。 Made in ITALY サイズ表記- ウエスト:66 レングス:36
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2016S/S NINA RICCI by G.HENRY “IRRISOR” Orange Leather Flat-Totebag
¥39,000
フランスの老舗Carvenを長い眠りから呼び覚ました英傑 Guillaume Henry / ギョーム・アンリ。 Carvenに始まり、このNina Ricci、その後はつい最近までPatou……と、数多のフレンチメゾンを沈黙から救い出した天才デザイナーです。 メンズの皆様にはやや馴染みが薄いでしょうか。 フランスが、パリが、何故、どのように、“お洒落”なのか。 これを最も深く理解している現代ファッションデザイナーの1人だと思います。 彼がNina Ricciに就任して直ぐリリースされたモデルがこちら。 【イリゾール】。 マチ無しの完全フラットトートです。 簡素に見えるフラットボディは簡素とは真逆。 ハンドルを縫い付ける際はボディ表地皮革にスラッシュを入れ、ハンドル部分の縫い代をそこに差し込んで縫合するという仕様。 ビジュアルをミニマムに削ぎ落とすために突き詰められた、極めてユニークで、尚且つ勿論非常に難しい縫製。 これを寸分の狂いなく仕上げる地力にこそ、オールドメゾンのアトリエパワーを感じます。 (ビジュアルがシンプルな分、細かいミスも目立ちますからね……。) そしてバッグボディの中を覗くと、どうもスエードレザーが裏地として使われているようですね。 これ、「表地レザーの裏面」ではありません。 あくまで「裏地」として、別の極薄レザーを宛てがって、そのスエード面を使っているのですよ。 表地と裏地が別々だと気付いた時は変な声が出てしまいました。 コレですよね、メゾンにやって欲しいメゾン水準のファンタジーってのは。 こうしたコンテンポラリーなデザインが出来るデザイナーというのは、最前線に返り咲きたいオールドメゾン達が喉から手が出る程に欲しい存在でしょう。 老舗に備わったアトリエパワーが活かせて、尚且つフレンチらしく軽妙で、しかし“it バッグ”として十全なビジュアルインパクトも備えたデザインバッグ。 当時はあんまりヒットしなかったみたいですが、私視点ではミクロからマクロまで極上の仕事の連続です。 あと私視点ついでにもう一つ……。 このトート、気を付け!!!の体制で腕を下ろした時、バッグの底が絶対に地面に付かないような長さにデザインされているんです。 つまりこれは、バッグを振りながらルンルンと歩いてもバッグ本体にダメージが入らないようなレングスデザイン。 これ、トートバッグにおいて滅茶苦茶大切なことだと思いませんか。 容量的にも、ちっちゃいバッグに慣れている方なら不便なく取り回せるでしょう。 スマホとお財布と最低限のコスメ類はまるっと入るくらいのキャパシティです。 各箇所の塗りコバも崩れていない綺麗なコンディション。 是非サマースタイルのアクセントに。 Made in SPAIN サイズ33×25
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GIVENCHY Python-Scales Printed Bold Leather Belt
¥24,000
常識破りに太い、存在感ドカ盛りのレザーベルト。 ボディ/バックル共にパイソンレザーの型押しデザイン。 今回赤と黒、色違いでご用意があります。 この大型筒状バックルと太幅ボディがレザーコードで接続されてて、ピンをピンホールに入れた後、バックルをスライドさせてピンを隠す設計。 ピンを隠すのも良いですが、ベルト端を覆う様にスライドさせて、ベルトの終点を隠すのも粋ですよね。 (これは実際サイズ次第) 良い意味でベルトの実在感を打ち消すようなアプローチに見えます。 歴代誰のデザインなのか、そもそもいつくらいのモデルなのか、さっぱり見当が付いておりません。 誰のデザインと言われても納得出来ちゃう。 それくらい、ちゃんと「Givenchy」っぽい。 基本的にはワンピースのウエストマーク用です。 でもルール無視してジャケットの上から……とか、ベルトループ無視してアクセ感覚で……とか、そんな強気の使い方もとても好きです。 普通のベルトと位置ずらして二重使い、なんてのもパワーがあって素敵。 その時はコンパクトトップスにボリュームスカート? いや、ここでボトムスもコンパクトにしてベルトだけオーバーボリュームにしたりすると可愛いんじゃないかな。 Made in ITALY サイズ表記S ウエスト:63-73 ベルト巾:5.8 バックル巾:6.5 レングス:83 黒い方はベルトループが残っています。 (赤い方は残念ながら欠損)
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AGNES B. Chained Red Leather Rings-Belt
¥12,500
色が良い。 スッと伸びやかな赤。 ルージュかヴァーミリオン、フランスだからヴェルミヨンか。 あの国旗のトリコロールからスポイトした様な、美しい赤。 コレを綺麗に発色させるレザーの品質。 (正確にはタンナーの仕事の質か) そしてその美しいレザーとコントラストを刻む、金属製のスクエアリング。 ベルト開閉に関わるリングバックル以外の位置にも、等間隔で配置されています。 ※こんな構造なので、このベルトのベルト巾は金属パーツの巾で計測しています。 フランスっぽいジャストサイズのジーンズ、そしてナチュラルなタックインのスタイルがありますよね。 そこに差し込むブラウンレザーの次の一手。 サイズ感的にはレディースの方々に向けた提案になります。 ウエスト細いのならメンズでも、なんとか。 下げ札付き、ほぼ新品です。 革が薄く柔らかいので、リングバックルに通すとすぐクセが付きます。 どうか瑕疵と捉えず、それが「自分のベルト」になっていく豊かで個人的なパーソナライズの過程として、お楽しみくださいね。 Made in FRANCE サイズ表記75 レングス:84.5 ベルト巾:3.6
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THE HILL SIDE (NY) Cotton_Drill × Leather Technical Boston
¥32,500
SOLD OUT
日本のモノづくりに厚いリスペクトを表明するCorsillo兄弟によってNYでスタートされたレーベル。 極めてロジカル且つユニークなストレージ・デザイン積み重ねて仕立てられた大きなボストンバッグ。 裏張りしてるのか、生地単体以上に張りのあるネイビーコットンのボディ。 バッグとしての骨組みはかなりハイエンド(ハイソサエティ的)と言えるものでありながら、メインマテリアルには丈夫さを身上としたカジュアルなギャバジン。 これはワークウェアを偏愛する兄弟ならではのアプローチ。 そしてパーツエッジやハンドルには美しいレザーワーク。 ストラップ接続やフラップを留める擬宝珠のディテールに使われる金具の重厚感も素晴らしい。 ネイビー×ゴールドの完璧なコーディネーションも完成しています。 メインポケットのファスナーを開けると擬宝珠開閉の二重蓋。 これはボディの「マチ」にあたるサイドパートのパーツ延長です。 スニーカーの「シュータン」みたいな感覚ですね。 そして外側、パッチポケットはフラップの根本をレイヤードさせる遊び心。 ネイビーの真面目ちゃんな印象をどうにか崩したいのでしょう、上品なままどこまで遊べるか……みたいな気骨を感じます。 その気骨含め、全部が上品だなと感じます。 凝った構造のデザインを、鮮烈なセンスで実現した銘品。 色味やサイズ感も相まって、アイビーテイストと括っちゃうことも出来そうなビジュアルに着地していますね。 ポケットの重なり部分にはアタリも出てきてたり、ポケット内部には意外と輪染みがあったりと、よく見ると使用感もありますが、ワークウェアへのリスペクトをもって選定されたギャバジンはこうした使い古しを嬉々として蓄積します。 ラグジュアリーブランドでこの水準を作ったなら、ゼロが幾つか(幾つか?!)増えるでしょう。 長く長く、そして嬉しいのが「ラフに」使える、デイリー照準のデカバッグ。 Made in - (JP or US?) サイズ概寸 横幅:47 高さ:30 マチ:29
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CORPO NOVE Fringed Surface Design Bomber JKT
¥27,000
SOLD OUT
コルポノーヴェのボマーJKT。 やっぱりこのレーベルは面白いことをしてくれる。 ナイロンギャバジンのボディを同色のコットンテープで埋め尽くしたデザイン。 このコットンテープ、ただ縫い付けるんじゃなくて、一回テープ単品の段階で糸調子を変えたステッチを掛けてギャザーを寄せて、それをギャザーテープとして縫い付けていく……という順番。 ある程度規則的なギャザー間隔と、同色の中に細かな陰影が並んでいく様子、これには何処か「鱗」っぽい雰囲気を空見してしまうのです。 色味も手伝ってるのかな。どこか恐竜っぽさというか、トカゲっぽさがありますよね。 そして着用して邪魔になる箇所にはテープ無し。 具体的には、内袖とサイドボディですね。 擦れることを前提としている箇所は無駄に擦れさせることなくスムーズに仕上げられています。 コットンテープは全て端処理無しのフリーフリンジ(解れ放題仕様)ですから、この判断は大正解。 ついでにポケットフラップもテープ無しです。 可愛い付け方のスナップボタンを隠さないためにね。 袖は長いけれどコンパクトなサイジングで裾リブのキックバックも強め。 そこにダブルジップ。完璧な選択。 ブラウジングで溜めるも良し、下ジップを開けてハの字に裾を逃がすも良し。 素晴らしい条件が揃い切った中綿無しの軽量ボマー。 真夏以外はいつでもトライしてみてください。 Made in ITALY サイズ表記40 肩幅:41 身幅:48 着丈:50 袖丈:60 左前なので一応メンズとして紹介していますが、レディにも普通におすすめです。 サイズ表記40ってのも基本レディースの数字ですし。 良いサイズ感でお召しいただけそう。
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