洋服解読所
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02A/W NUMBER (N)INE Glitter-Mix Knitting Long Ear Headband
¥36,000
2002-03A/Wコレクションにてリリースされたコレクションより、トナカイ柄のニットヘアバンド。 ロングイヤー型のビーニーの上半分を切り取ってヘアバンドにモディファイしたようなデザイン。 昨今のストリートファッションのムードで鑑みると、ヘアバンドじゃなくて普通のビーニーの方が使い勝手が良くって需要も高いかもしれませんね。 (実際そっちも存在する) しかしそれでは、このデザインの根底にあるフラワーカルチャーの残り香はここまで強く伝わらない。 輝かしき60年代のエネルギーと、このコレクションのメインリファレンスとなったGeorge Harrisonの装い/感覚を現代(02年当時)のストリートファッションへ的確にインポートしたのがこのコレクション。 ヘアバンドの形式、民族モチーフの編み地、モヘヤ調子のシャギーニットテクスチャ、そこに混じるラメ糸の意匠、これらのボヘミアンエッセンスとカントリーテイストを違和感無く、あくまでカッコ良いビジュアルを大前提としてファッションシーンに確立し直した仕事。 メンズにもレディースにもお薦めしたいアイテムです。 このアイテムに宿るデザインの素晴らしさはもとより、ヘアバンドでここまでのクオリティの個体ってそうそう出会えないよな、というメタも本品の魅力です。 20年余りが経った今なら、また新しい感覚で次のカッコ良さを見出せるのではないでしょうか。 Made in JAPAN ONE SIZE
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c00's BORSALINO (IT) Emerald-Green×Orange Classic Paglia Hat
¥36,000
ボルサリーノのサマーハット。 南国の海の色に染め上げられたパラシゾール仕立て。 ブリム巾6cm、存在感のあるボリューム。 美しいエメラルドブルーには晴れやかなオレンジのグログラン・リボン。 見事に楽園みたいなビジュアル。 A/Wのファッションには生み出せない、絶対的な爽やかさ。 品格に満ちているのに底抜けに瀟洒。 これ被ってタバコのポイ捨てをする日が来れば、その日が男を辞める日でしょう。 並大抵の野暮天には乗りこなせない、大人のためのサマーハットです。 Made in ITALY サイズ表記58 US:7+1/4 UK:7+8/1 ブリム巾:6.0
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UNKNOWN Native-Pattern Mohawk Beanie
¥14,000
個人的に大好きで、ある限り入荷してるモヒカンビーニー。 こちらはチマヨ柄のボディと、柄で使った色糸を集めてのモヒカンフリンジ。 被り方はターンナップ前提デザインのリブ編み。 ここのターンナップ好きな方多いはず。僕は好き。 そしてモヒカンが1番前まで来てないのもバランス良い。 前まで来てると、可愛いけど視界に煩いです。 そして裏面にフリース使ってるんで夏には使えません。 モヒカンビーニーってこの仕様が多い気がします。 でも思えばそれも当然なのかも。 モヒカンに使ってる大量の糸あるじゃないですか。 あれの縫い代を全部隠さなきゃいけないから裏地が必須なんじゃないかな。 そんな訳で夏以外に使ってください。 気合いで夏に被ると後悔すると思います。 裏面のシームに白いタグを切った痕跡あり。 メジャー/マイナー問わず何かしら、ちゃんとしたレーベルのものかもしれません。
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A.P.C. Classic Design Red Cap
¥12,500
本当にAPC??? 本当にAPCです。 これで黒とかグレーじゃないのが良い。 製品染めで真っ赤。 猩猩緋。 ベージュのレザージャケットとか-サックスブルーのシャツとか-フレラコのグレーポロとか-フランスっぽい服と“こそ”合う、そしてそうしたベーシックと括られてしまいそうな洋服達を、忽ち洒脱にブラッシュアップしてくれる、あくまで使い手を選ぶキャップ。 どこがどう作り込まれてて、みたいな話は不要だし、そういうデザインではありません。 ワンマイルウェアと飛び道具の中間、ちゃんとファッションとして真っ向から使うべきクラシックなキャップ。 美品です。 Made in FRANCE イーストバイウエスト社取扱
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A.P.C. Coating-Cloth Black Bucket Hat
¥12,500
オールドAPCのバケハ。 コットンにコーティングを入れたマットブラック。 コーティングですから、多少は雨に強かったりするのでしょうけれど、もうずいぶん昔の個体ですから実用性にはあまりご期待なさらないでくださいね。 劣化臭はしません。 それにしても、こんなマッドチェスター驀地って感じのビジュアルをAPCが作るのはちょっと意外かも。 驀地と書いてまっしぐら、と読むのもちょっと意外かも。 廉価品が氾濫したカテゴリだからこそ、なんて事ない黒バケハ、被りづらくなりました。 そんな中、これなら……!という救世ピース。 ロゴ無しが嬉しい。 そして、雑多な有象無象らとは明確に何か違う……という雰囲気がもっと嬉しい。 凝った生地デザインもそうだし、無駄にステッチ入れないデザインもそうだし、程良く使い古された風合いもそう。 諸要素が綺麗に落ち合ったスペシャル。 こんなコーティング生地ですから、製造は……? と思えば、まさか本当にUK製造。 スコットランドの雨に生まれた実用由来のバケットハット。 Made in SCOTLAND イーストバイウエスト社取扱 一周:約56cm
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c90's O'NEILL Sparkle_Colors Design Active Beanie
¥7,500
90年代くらいのオニール。 白ベースに軽快に弾けるようなスパークルカラー。 同レーベルのシグネチャー的な波模様や、アスレジャーと真逆のアーガイルパターンのミックス。 波とアーガイル? この2つの柄を並べちゃうセンスが凄いな。 柄に意味やイメージがあるからこそ成り立つ、記号の遊び。 当時はまだ新しいスポーツだったアスレジャー、そこに踏み込んで行くアティテュードはその実そのままパンク的でさえあったと思います。 当時のアクティブウェア領域内にて流行していたアクティブエッセンス。 主人公的と言うか、アドベンチャーの中に宿るワクワクドキドキを色にするとこんな色、みたいなカラーパレットが最高にカッコ良い。 波も砂浜も無い雪山、そこを駆け巡るスノーボーダー達のパッションをそのまま絵に描いたよう。 アンニュイさとか 退廃的な儚さなんて 眼中にも無いような。 白アイテムなのに内側の汚れも無し、縫い代も全部中縫いで隠してあるので折り返して被っちゃうのも可愛い。 Made in JAPAN Free Size
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BERNSTOCK SPEIRS (U.K.) Leather Belted Design Beanie
¥15,000
変なシェイプのビーニーの先端と側頭部をレザーベルトで繋いだデザイン。 初期のBERNSTOCK SPEIRSより、UKメイドの個体。 トラッカーキャップにウサ耳を付けたバニーキャップを見かけた事がある人も少なくないのでは。 あのレーベルです。 1982年から始まってて、今も続いているのです。 昔のデザインも現行に負けずかなり奇抜。 こんなの大好き。 アクリル特有の綺麗な発色のボディに、ヌメ革ベージュのベルトパッチ。 そして根本的な型紙段階での機転に富んだプレイフル。 VWのパイレーツコレクションみたい。 バラクラバとかゲレンデ系ヘッドギアの領域の外、完全にデザイナーズレーベルからのユニーク・ピース。 飛ばしたキレキレのエネルギッシュ・アイデアと、当時ならではの素材感。 ある種の野暮ったさとか、経年感を含んだテクスチャ。 このギャップもオールドレンジ・デザイナーズの魅力。 Made in ENGLAND フリーサイズ
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e00's NEIL BARRETT Adventure Design Mouton Bucket Hat
¥39,000
ニールバレットのミニマリスムが美しく炸裂していたレーベル初期のオリジナルピース。 この個体も大体99~03の間だと推測しています。 この時期の洋服自体そもそも球数少なくって稀少なのですが、ヘッドウェアとなれば尚更。 超〜尚更。 しかもビーニーとかじゃなくて リアルムートンボアで仕立てたアクティブハット。 アドベンチャー系のメトロハットみたいなブリムの長さと角度。 全体的なバランスとしてはバケットハット感も。 面白いのはアメリカのテンガロンハットみたいにサイドブリムを畳めるディテールアイデア。 ここ、この畳むディテールの部分、ハットボディの構造線に沿って配置されたベルクロテープで留めるってのが非常にニールバレット的。 そしてこのテイストなら革紐とかで作りがちな顎紐にも、テック調の化学素材(丈夫なゴム系のコード)を使ってる。 裏面の縫い代始末にはリアルレザー使ってるくせに……。 いやはや非常にニールバレット。 この手の仕事をニールバレッティックとすら呼びたい。 研ぎ澄まされたバランス感覚ですよね……。 ニールバレットのデザインですから、本当に10ガロンも水を運べるほど被りが深いわけではありません。 このレーベルらしいスリムフィット。 しかしLサイズだからか、メンズでも普通に無理なく被れる良いサイズ感。 言っちゃえば小物枠ですからそんなに無茶苦茶な値付けも出来ないのですけれど、どう頑張っても二度と出会えないのが分かっているだけに値付けが難しい…………… Made in ITALY サイズ表記L 頭囲:58.5
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e00's A.P.C. Deep Cup Bucket Knit Cap
¥15,000
何か格好良い正式名称がありそうなものです。 分厚いニットのバケットキャップ。 板前さんの和帽子を滅茶苦茶深くして、ニットで作り替えたような構造。 Ok? Itamae-Caps. Sushi Smith use it. さて100歩譲っていただいて、仮にリファレンスがそれにして、あまりに作り替え過ぎである。 わざわざスコットランドで。 てやんでい。 そのまんま目深に被ってもよし、少し折り返しても大丈夫なように、端はある程度の範囲が縫い代を出さない中縫いで仕立てられています。 折り返して被ると、それこそストリート・ビーニーとイタリア軍帽の合いの子って感じでカッコ良いですね。 イーストバイウエスト時代のオールド個体。 かなり伸縮性があるのでフリーサイズとして差し支えないはず。 Made in Scotland
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e00's A.P.C. Deep Cup 2-Tone Bucket Knit Cap
¥14,000
何か格好良い正式名称がありそうなものです。 分厚いニットのバケットキャップ。 板前さんの和帽子を滅茶苦茶深くして、ニットで作り替えたような構造。 Ok? Itamae-Caps. Sushi Smith use it. さて100歩譲っていただいて、仮にリファレンスがそれにして、あまりに作り替え過ぎである。 わざわざスコットランドで。 てやんでい。 そのまんま目深に被ってもよし、少し折り返しても大丈夫なように、端はある程度の範囲が縫い代を出さない中縫いで仕立てられています。 折り返して被ると、それこそストリート・ビーニーとイタリア軍帽の合いの子って感じでカッコ良いですね。 イーストバイウエスト時代のオールド個体。 かなり伸縮性があるのでフリーサイズとして差し支えないはず。 Made in Scotland
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e00's A.P.C. Full-Black Knitted Deep Cup Bucket Cap
¥16,000
何か格好良い正式名称がありそうなものです。 分厚いニットのバケットキャップ。 今回色々とバリエーションをご用意していますが、こちらはオールブラックのシックなモデル。 板前さんの和帽子を滅茶苦茶深くして、ニットで作り替えたような構造。 Ok? Itamae-Caps. Sushi Smith use it. さて100歩譲っていただいて、仮にリファレンスがそれにして、あまりに作り替え過ぎである。 わざわざスコットランドで。 てやんでい。 そのまんま目深に被ってもよし、少し折り返しても大丈夫なように、端はある程度の範囲が縫い代を出さない中縫いで仕立てられています。 折り返して被ると、それこそストリート・ビーニーとイタリア軍帽の合いの子って感じでカッコ良いですね。 イーストバイウエスト時代のオールド個体。 かなり伸縮性があるのでフリーサイズとして差し支えないはず。 Made in Scotland
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e00's NEIL BARRETT Aran Knitting Compact Fit Beanie
¥15,000
トラディショナルなアランセーターを剥ぎ取ってビーニーにしちゃいました、みたいな出立。 ボリューミーな編み地に対してフィッティングはコンパクト。 あくまでモードウェア。 ニットのストレッチに頼ってピシッと被る感じ。 このバランス感覚、ありそうで無い。 ストリート文脈だとバルキーニット全盛ですし、しかしモードに目を遣ればタイトフィットのビーニーに食指は動く。 そんなアンテナにぶつける20年前のビジョン。 トレンドの螺旋? いいやこの人の初期の仕事は未だ一度たりとも古くなっていない。 Miss Deannaの関与は無さそうですが、このキレのあるデザインは黎明でこそ。 フロント裏側に少し薄汚れあり。 ご留意ください。 Made in ITALY サイズ表記S
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00's CA4LA Yellow Line Mix Design Casual Hat
¥11,000
グレーのウールニットを表地に選定して仕立てられたハット。 中折れハットとバケットハットの中間くらいかな? 私いわゆる中折れハットってかなり苦手な形なのでETRAKにも基本的には置かないんですが、これくらいカジュアルなシェイプバランスなら普通に可愛く使えそうですね。 決まっちゃったら決まりませんから。 (どういう日本語?) この個体はニットの柔らかさと型紙のゆるさ、そしてチョークで描いたようなガビガビのイエローラインが見事に噛み合ってる。 ニットの表地に上から編み足すように黄色が入ってるように見えますが、ニットは門外漢なのであんまり確実な事は分かりません……。 また、ブリム部分では表地の奥にチョークラインの黄色が透けて見えてるのも見逃せないポイント。 芯材に色物使ってるのか…? ともあれ、年齢問わずあくまでカジュアルに、ドレススーツ以外でも取り回せる貴重なハットです。 結構古いカシラのグッドピース。 サイズ概寸 頭周:57 ブリム:4 高さ:10 高さは後ろ中心シーム位置で計測
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c90's THE DUFFER of ST.GEORGE White×Beige Melange Chunky Beanie
¥15,000
ベージュ&ホワイトでメランジを作った ふわふわバルキー。 今のストリートテイストに通ずるようなシルエット。 あとはフロントにロゴパッチを配置しただけのシンプルなデザイン。 オールドレンジで稀に出会える甲冑タグ。 こうしたカジュアルなアイテムにこそ ちょっと良い子ちゃんっぽい感じというか 趣味の良いテキスタイルを持ってくるバランス感覚、ズルいな〜と思います。 秋冬の被りもの、可愛いのが沢山あって迷いますよね……。 Made in - Free Size
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TOMMY HILFIGER Radical_Color Argyle Hunting Cap
¥7,500
トミーヒルフィガーならではの 攻めたカラーリング。 トラディショナルなアーガイルに Green×Purpleを持ち込めるレーベルは中々無い。 言っちゃえば悪趣味。 この悪趣味を ストレートにゴルフウェアレーベルとかがやっちゃうと、背景が無いので悪趣味おじさんで終わっちゃう。 既にありがちだけど。 しかし、色んな角度からプレッピーを再解釈する(勿論守備範囲はそこだけじゃないけど)このレーベルからそれが出てくると、意味合いが少し違ってくる。 試み続けている[トラッドのソフィスティケート]のアプローチボキャブラリとして成立してくれる。 型が決まり切った強固なファッションカテゴリだからこそ受け止めてくれるアグリーキッチュ。 じゃじゃ馬です。 誰にでも、って感じではありません。 でもハマると面白いし、こういう攻めっ気からしか生まれない新しいムードは確実にある。 サイズ表記M サイドアジャスターで調整可。
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VINTAGE KANGOL (EURO) Flat_Top Dress Hat
¥14,000
カテゴリ分けするなら「キャペリン」になるのでしょうか、一先ず一旦“Wide Brim Hat”とさせていただきます。 低いトップに広いブリム。 カッチリ強めの成形。 紋切り型ではない、独自性のあるリボンデザイン。 キレのあるゴシックエッセンス。 そろそろこんなのもカッコよく使えそう。 ワイドブリムは数あれど ここまでオーセンティシティの香る個体も中々見つかりませんし、それがヴィンテージのKANGOLから、となれば それはもう。 偶にはストロング・ドレッシーも楽しんで参りましょう。 私はまだドレス100には振れないので 何処かに外しを入れてデイリーカジュアルの一部にしてしまいますけれどね。 タグには Made in UNITED KINGDOM と ドイツ製 の2通りの表記。 どこで誰が間違えたのでしょう。 基本的にKANGOLのユーロヴィンテージならUKですが、この形であればどっちもあり得そうですよね。 頭囲:55.5cm やや小さめですが そもそも作りが浅いので頭囲途中位置に乗せるようなフィッティングになります。
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MILITARY Extreme Cold Weather Face Mask
¥11,000
極寒地帯での任務を想定したフェイスマスク。 裏面はフェルト状のあたたかい素材が使われています。 あんまり戦争で使われた品物を積極的には扱わないんですけれどね。 そこの線引きってのは 色んな考え方が自分の中にあって ダブルスタンダードじゃきかない。 だから、これを取り扱うに当たって正確な動機を説明出来ないんですが、今も昔も、誰も真面目にファッションに取り入れないであろうインパクトピースを、今こそ真面目にファッションに取り入れたいと思ってご紹介致します。 我々の生活を大きく揺るがしたパンデミック以降、こうしたフェイスマスクの類はある程度真っ向から受け入れられるようになってきたと思います。 それは、私個人としてもです。 バラクラバなんて、以前は絶対に流行らなかったでしょう。 流行らなかったどころか、圧倒的にハードルが高かった。 “犯罪者の正装”みたいなイメージがあまりに強過ぎた。 それがコラボワークとは言えユニクロからさえもリリースされる時代。 「顔を隠すことの心地良さ」 これを感じたタイプと 別に感じなかったタイプ 大きく分かれたと思います。 私は勿論大いに後者なんです。 目立ちたくない訳ではない。 目立ってもいいけど“自分”を特定されたくない。 そんな、側から見りゃ意味不明なマインドにご共鳴いただけるナイーブなハジケリスト諸賢へ。 正統に顔に装着するも良し、 ストラップのアジャストレンジを活かして腕章みたいに使うのも面白いです。
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ARMANI JEANS Secret Pocket Design Nylon Bucket Hat
¥12,500
真っ赤なソフトナイロンシェルで仕立てられたアルマーニのバケハ。 シャカシャカしたウインドブレーカー系のシェルじゃなくって、見た目よりもソフトな“へにゃっと”系。 テンションの高いアイテムですが、この生地感の部分で一歩引いてるので非常に被りやすくなってると思います。 で、このハット 滅茶苦茶面白いです。 ……地獄みたいなハードルの上げ方しましたけどこれ本当に面白くって。 写真2枚目みたいに、ある程度上の位置から見ると天井に何か透けてるのが見えませんか? 寄って見ると(写真4枚目)これ、サイズ的にアルマーニジーンズのブランドタグなんですよね。 表地と裏地の間にタグを縫い付けてる。 何しとんねん。 (このナイロンは帽子の中にタグがあったらギリギリ透けるくらいの生地感) って感じで 面白いな〜〜って思って仕入れたんですけど撮影する時ふと違和感に気付いちゃった。 帽子の天井裏面に、何か縫い目みたいな、そこだけ厚くなってるみたいな引っ掛かりを発見。 「あれ?天井なんて縫い目要らなくない??」 と思いながら中を検めてみると なんとなんと 私が 縫い目かな?って思ってたのは極細のベルクロテープ。 ああ、なるほど。 これ天井裏の隠しポケットへの入り口だったんですね………………… これでようやく、ナイロン越しにしか見れなかったブランドタグともご対面出来たというわけ。 このポケット構造を仄めかすための透かしタグだったのか……? 帽子の天井、案外盲点です。 何か隠したいものとか、ここに隠しちゃうのもアリかもしれません。 いや透けるか。 Made in ITALY ブランドタグ(ピスネーム)に少し解れあり
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NEIGHBORHOOD Navy Classic Bucket Hat
¥8,500
SOLD OUT
目深に被るクールなバケハ。 調子良いやん、それどこの? 聞かずとも分かる ……とまでは流石に言えないまでも 大方の予想は付くであろう、ネイバーフッドによるストレートなデザイン。 nとhの極細字ロゴ。 そしてこの界隈のキーディテール、 角を落としたピスネーム。 日本中を席巻するスレた格好良さ。 バケハなんてカジュアルなアイテムにも ちゃんと「L」ってサイズ表記があって このルーズフィットがデザインされたフィットじゃなくってたまたまこのサイズやから生まれたフィットである事が分かる。 過程がどうであれ、欲しいポジションのグッドピースをゲットできる事実に変わりはないのに、数ある中でLが出てきたって思うと なんかラッキー感が増す。 古着の醍醐味またしても。 頭囲:約60cm
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MOSCHINO C&C Hat Embroidery Design Tie-dye Yellow Hat
¥11,000
SOLD OUT
モスキーノ・チープアンドシック。 タイダイと呼んで良いものか。 なんせペールイエローをベースにした斑ら染め。 能天気とアシッドを7:3で混ぜ合わせた軽やかな雰囲気はまさにモスキーノ。 天井にはカウボーイハットの刺繍。 バケットハットにカウボーイハットの刺繍入れるちゃうか……。 なんかこう、 サンドイッチに白米を挟むような、 ヤバめのセンスを感じます。 そしてサングラスとの相性がまぁ凄まじいこと。 トータルスタイリングをビビッと創造させてくれる、「スタイルのある帽子」です。 頭囲約57cm
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GRACE AOKI Shirring Top Design Bucket Hat
¥9,000
SOLD OUT
トップにドローコードを通して可愛いインパクトを持たせたバケハ。 結んだ後、その紐はいじらしく垂れ靡いて、帽子被ってるのにおさげが出来ます。 で、そのドローコードだけじゃなく それとレイヤードするような形でよりリアルな“おさげ”、いやポジション的に辮髪か?- -三つ編みの太いブレイズがドローコードシステムと関係なく生えてます。 いや変なデザイン過ぎる。 私は大好きですし、弊店をご覧いただいている皆様にも、広く御共感いただけるのでは。 画一的な商品が大量生産されるこの時代ではなかなか難しいと思います。 ハイレンジじゃないのにこうしたユニークピース作るのって。 グレース・アオキ。 グレース・ハットとの関係はおろか、そもそもの詳細も殆ど分かってません。 どうやら80年代に始まった大阪のタイニーレーベル、なんて断片的な情報もあるにはありますが……。 なんであれ、 “ハイファッションとは確実に距離のある場所で生まれたハイデザイン”と言えそう。 時代が見落としたクレイジーセンス。 色味拾ってそのまんまミリタリージャケットと合わせても、完璧な中和役になってくれますね。 頭囲約59
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NEWERA Linen×Leather Combi Design Classic B.B.Cap
¥12,500
SOLD OUT
超良いニューエラ。 リネンボディに薄っぺらいロゴプリント。 このプリントの薄っぺらさがこのアイテムの鍵。 ガサガサのリネンにそんな深く乗らないんですよ、この手のプリント。 それでも本来の刺繍フォーマットではなくわざわざプリントを選ぶってことは、この鈍臭さはデザインされたもの。 ブリムとアジャストベルトはリアルレザー。 圧巻。 スタンディングオベーション。 何処かのデザイナーズレーベルとのダブルネーム? いいえ、インラインのニューエラ。 古着との相性をこれ以上無く突き詰めた、我々好みの最高のピース。 リネンボディ端の方に少し変色があります。 今後も味としてプラスに重なってくれるものですが、一応ご留意の上御検討ください。
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LORO PIANA × CASTANO Wool Tailored Classic Casquette
¥14,000
SOLD OUT
Overrideやカオリノモリを展開する日本の帽子メーカー、栗原社のCASTANO。 そのオールド個体。 現行とはまたベクトルが真逆ですね。 真っ直ぐハイエンド。 上品なミッドナイトネイビーのウールファブリックはLoro Piana社製。 その静かな輝きを邪魔しない、 極めてオーソドックスなデザイン。 要らんことしてない ってのが本当に有り難い……。 “誰でも被れて合わせやすい” を ここまでの高水準でシンプルに。 被り口、ベルト内部には極細のテープコードが隠れていて、ジャストフィットに調整可能です。 基本的にこのテープコードは中に仕舞い込むのが上品かなと思いますが、垂らしてもこれまた可愛いんですよね……。 Made in CHINA by KURIHARA サイズ表記58cm (ドローコードで調整可)
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1999F/W GIANFRANCO FERRE Fur_Lining Over_Hood
¥52,000
SOLD OUT
やっぱりこのデザイナーの仕事は 底が見えません………。 GIANFRANCO FERRE / ジャンフランコフェレ 彼には何が見えているのか。 全体的なベクトルがテクノロジカルに向いてきた時期の物です。 1999-2000年秋冬のランウェイアイテム。 「付けフード」と呼ぶのかな。 センターでジップオープン出来る セパレートタイプのフードなので 全部開いて巻けば「付け襟」です。 ランウェイではそのように着用されています。 表にポリかナイロンかのケミカルシェル。 裏に豪華なロングヘアファー。 表面的には時代に合わせたテクノをやってるんだけど、裏じゃゴリゴリのフェレ節。 この時期のランウェイもそう。 時流を汲んだスポーティテクノの顔して 隙あらばハイパーラグジュアリーをぶち込んでくる。 圧倒的な生産インフラ。 圧倒的な技術力。 そして圧倒的な“ビジョン” このフードに関してもそうです。 表にケミカルシェル 裏にリアルファー の 付けフード ここまでは 経営的に余裕のあるブランドなら 辿り着くことがあるのかもしれません。 テック全盛の今なら尚更ね。 でもこの 意味不明なコードシステム。 ここまでは無理だ。 両サイドのネックアジャスターと セパレートジップに付いてる スーパーロングコード。 ランウェイではモデルさん、このコードを左手に持って存在を強調しています。 【「付けフード」であり「付け襟」でもある】 その2アイテム間のトランスフォームを、少しでも簡単にするように設計されたロングコードなのかな、というのが現時点での私の見立て。 それにしても 滅茶苦茶良いです、これ。 何に合わせても最高の跳ね方をしてくれそう。 基本的にはマフラーの代わりなんですが 大きなアウターを重ねて、部分的にインナーに化けたり、 フードとして使えば更にマフラーとのレイヤードも楽しめたり。 何より「セパレートフード」 という超可愛いディテールの 可愛い部分だけを蒸留して取り出したようなチート級のポジショニングが ズル過ぎる。 絶対、ジップ開いてファー見せて巻きたいじゃないですかこんなの。 そして後ろにコードぶらんと垂らして。
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