洋服解読所
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1986's PLANTATION in ISSEY MIYAKE Back_Open Cutting White Linen JKT
¥75,000
プリプリのホワイトリネンで仕立てたジャケット。 80年代のプランテーションによる「それ」。 素晴らしいに決まっている。 そしてこの期待を軽く超えるだけのクオリティです、ご紹介。 同時期のプランテーションで見られる型紙。 前端をダブルブレストくらい深く打ち合わせて、テーラードジャケットのラペルみたいなアウトラインを設計。 普通ここに上襟が付いて「テーラードジャケット」が完成するところ、上襟無しの平面的なデザイン。 ここでのノーカラー化は、イッセイミヤケらしい非西洋要素としての真打。 このディテールは、洋の東西を誰よりも強く見つめたデザイナーだからこそ意味を持ってくる。 そこに拍車を掛けるのが、背面に大きく深いベントデザイン。 ここが物凄いインパクト。 肩甲骨くらいからズバっと開いてる。 このベント根本での布の重ね順、その縫合部のアシンメトリーな三角ステッチ、これら全てがこのジャケットを「イッセイミヤケの服」だと知らせる。 西洋のジャケットを引用しつつ、上襟を捨て去り、更に背面ベントの極端な深化によって「身体に沿ったフィッティング」をも霧散させる。 こうして身体に沿わず、重力と動作のままに自由に跳ね回るようになったジャケット。 さあ、そんな自由な意匠を最も輝かせる生地ってなんでしょう。 これがリネンなのです。 ここからは“麻”と呼びましょうか。 テキスタイルのデザイン、ビジュアルのデザイン、型紙のデザイン、それら全部が極めて大きなシナジーを巻き起こしている。 この部分、この《シナジー》まで全て計算されています。 同時代のハイファッションへ疑問符を投げ掛けるプリミティブで素朴な美しさ、アンチテーゼだけに留まらない、未来への誠実なファッションデザイン。 イッセイミヤケ社から生まれるに、あまりに相応しい1着ではありませんか。 夏が嫌いであっても、これがあれば覆りましょう。 お楽しみに。 Made in JAPAN サイズ表記M 肩幅:50 身幅:54 着丈:70 袖丈:54 裄丈:79 所々薄汚れと、袖にひとつリペアあり
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1984's PLANTATION in ISSEY MIYAKE Super High-Waist Cut Overall
¥68,000
1984年、この年は好きな作品が多いです。 メインラインでも、「これほぼプランテーションじゃない?」なんて感想が沢山。 先日の催しでお迎えいただいたジャンプスーツも同年&同生地でした。 土みたいに烈しくて、炭のように侘しい、誰にも追い付けない瑞々しさ。 東洋の血を宿していながら、それを西洋視点で見つめられた物にだけ辿り着ける視座だと思います。 その遥か遠い地点を第一前提として繰り広げられる平面宇宙での製図ゲーム。 冗談みたいなバランスの変テコなオーバーオールも、そこからこそ生まれます。 前立てが異様に長くって、いや、もうこの段階まで行ってしまうと「前立て」なんて既存の概念も心許ないな。 まあいい、それに加えて(伴って)、肩に掛けるストラップ部分が超短い。 脱ぎ着には多少コツが要るけれど、この奇天烈が作るのはコミカルで情緒的な、唯一無二のビジュアル。 着用モデルは普通体型の160cm。 150〜160後半までが適正レンジだと思います。 わざわざ角を持って「平面を着てるぞ!」感を出せる服ですが、普通にしてれば良い感じの黒シャン仕立てオーバーオールの風体。 製図の発想自体はGaultierとかでもやりそうですね。 しかし彼の美意識とは根元から違う。 コットンとリネンのミックスが作る滋味に満ちたテクスチャ、真っ黒に染まり切らない水墨画のような灰色、そうしたテキスタイルデザインが作る儚げなドレープライン。 この姿勢は荒涼とした枯山に独り立つ細木そのもの。 地味で派手。 静かでドラマチック。 灰色の服でこんなに胸が高鳴ることもそう無かろう。 Made in JAPAN サイズ表記M 肩から裾:131 ウエスト:144 ワタリ:43
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1983 ISSEY MIYAKE MEN Hidden Pocket Design Loose Body SH
¥27,500
SOLD OUT
イッセイミヤケでは割と定番というか よく見る形。 袖も身頃もワイドに組んで、襟はスタンドカラーという組み合わせ。 流行させた張本人なのだから、このフォーマットひとつ取っても各年代に様々なバリエーションがある。 共通項として、「左胸に大きめポケット」ってのも追加したい。 皆さんの持ってる/又は記憶にある「イッセイのノーカラーシャツ」も、そんな感じじゃないかな。 今回紹介するこのシャツは その定型通りのデザインなんだけれど、 その定型の中で面白い遊びが効いてる。 先ず程よく浅い感じに抜けたブルーが絶妙。 スタンドカラーとイッセイらしいボディバランスのおかげでアメカジ臭さが軽減されてるのも良い感じ。 あとこの服、前立てが比翼仕立てになってるんですけれど、その比翼仕立てがそのまま胸ポケットに繋がってるんです。 最初はね あれ、ポケットのアウトラインはあるけど入り口が無いな、内ポケットなのかな? って思って、内側見たんですよ。 でもポケットに辿り着けないんです。 もうそこに見えてるのに。 そのどちらでも無く、真横。 前立ての比翼部分から繋がってるというド変態仕様でした……。 何食ったらこの発想出て来るのか。 しかもこんな初期プロダクトで……。 私の周り、いよいよ少数ながらデニムシャツをピックする人が増えてきました。 弊店でもご用意したいんですが、良いのが本当に無い……。 厳密に区分分けするなら違うカテゴリなんですが、今回のはかなり良いポジショニングだと思います。 御琴線触れますように。 Made in JAPAN サイズ表記M 肩幅:71 身幅:64 着丈:75 袖丈:49 裄丈:88
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ERMENEGILDO ZEGNA 10-Pockets Design Silk×Wool Summer JKT
¥24,000
背抜き仕立ての軽いテーラードジャケット。 エレガントな装い、エレガントな振る舞い、エレガントな生き方に憧れがあります。 それは日に増し、近頃は単なる趣向を超えて、矢鱈と気になっています。 こうした不慮の感覚は自分の気分というよりも時代の気分に当てられている事が多いです。 エレガントを自分の中にそっと配置していく作業の一つとして、テーラードジャケットを着る行為があります。 他にも沢山あるのですけれど。 この熱帯の国で着るにはあまりに暑苦しいその洋服は、恐らく だからこそ、現地の方々とはまた別軸での、そして時にそれ以上の、憧憬の雨に身を濡らします。 サマーウールに600番手の極上シルクを混ぜたHazy Purpleのハウンド・トゥース。 なんて洒脱な発想なのでしょうね。 表側(右)に2P、表側(左)に2P、裏側(右)に2P、裏側(左)に4P、合計10ポケット。 モデル名はそのまま【10 POCKETS JACKET】。 なんて勇敢な感覚なのでしょうね。 この生地のシルクで使われている600番手というあまりに細いその糸は、そのままZEGNAのテキスタイルコードにもなっています。 定価を読もうとすると0の多さに目が滑り最後まで読めませんが、中々のお品であることは明白。 そんな水準の生地で仕立てたジャケットに、あろうことか10個のポケットです。 仕立ても完璧、飴玉一つ入れただけで崩れてしまいそうな程に均整の取れたジャケットに、一体何を入れろと言うのです。10個も。 私のように萎縮して何も入れられないのも、気にせずガンガン手回品入れちゃうのも、どちらも立派にこの服を楽しんでいると言えましょう。 エレガンスの表現や定義は様々。 私はそんなエレガンスすらも、そんなものは記号の一つだ、と勇んで遊び道具にして取り込んでしまう度量にこそ、その人の強さを感じます。 強いことはエレガントです。 Made in - サイズ表記46 肩幅:45 身幅:59 着丈:72 袖丈:62 2000's以降の個体ですが、裏面に軽微な使用感あり。
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c80's FICCE RAZZA Emerald_Green Melange Linen CO
¥88,000
エメラルド・メランジのリネンコート。 凄い生地ですね。 光やら水やら風やら、何か美しい光景があったとして、それをインスピレーションソースとしたような、そんなレベルの情緒ではない。 もう、この生地自体が“光景”です。 光のような/風のような生地がある、ではなくその逆、この生地のように美しい光景が、何処かにある(かもしれない)、みたいな水準。 この布一枚を身体に巻き付けて着ていたとしても無二の美しさがありますところ、コートになった姿は更に美しい。 生地が良過ぎると生地から先のデザインが生地に負けてしまうリスク(なんて贅沢な……)がありますが、このコートのデザインはこのクオリティの生地でこそ釣り合う。 大きく分量を取ったダスターコートをベースに、類い稀なるディテールデザインが炸裂しています。 先ず目に付くのは腰ポケットをボディから吊り下げるような独創的なポケットシステム。 カーブの向きは普通のハの字の逆。 胴体の外側から内にカーブして落ちて来る曲線。 何を見て何を感じてたらこのカットラインを思い付くのか。 しかも、このポケット吊り下げで発生するギャザーは作り手側で予め用意されています。 ボタンホール付近のフラップを外すと露見するのは、入るはずのドレープを予見して入れられたステッチギャザー。 後身サイドウエストのベルトタブでも同じディテールが隠されています。ニクいね。 そしてこのコート、ベースになっている服がダスターコート以外にもう1着ある気がします。 それは「ジャンプスーツ」。 フロントの前端ライン、変な形じゃないですか? ウエスト辺りで一回終わろうとして、もう一回前端ラインに戻ってきたような……。 これはパンツのボタンフライの部分的サンプリングだと思います。 ここだけスラックスの打合せみたいに内ボタンも追加されていたり、パンツのフロントを思わせるディテールを巧みに混ぜ込んでいます。 直接的なカット&ペーストではなく、間接的な暗喩。 選ぶ要素がどれもクール極まりないし、それを取り合わせて編集するセンスも尋常ならざる水準にある。 正直、このコートにこのタグ?と思うくらいには、レーベルのイメージを覆されました。 とことん技法に凝り尽くしたようなド派手なアシッドニット、アレが最早コマーシャルピースだったんじゃないか。 その影で、こんな弩級の婉麗を。 どなたでも、お好きなように、お召しください。 ドカンと風のまま靡かせても 全て閉めて造形を堪能しても どの道感動が尽きません。 Made in JAPAN サイズ表記M 肩幅:61 身幅:72 着丈:126 袖丈:57 裄丈:89 ・前裾端に軽微な汚れあり
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LE COP SPORTIF × SOUSOU Cerulean-Blue Tabi Design Sneaker
¥16,500
フランスの名門ルコックと日本のソウソウのコラボ。 ソウ・ソウってなんかフランス語感ありますよね。 ソウソウの定番である足袋ベースのデザインシューズです。 ソウソウオリジナルには無い、ローテクフォーマットの素朴なスニーカー。 足袋の指割り、このエキゾチックな香りを思い切りベーシックに引き摺り込もうとするバランス仕事。 それはシューレースを通すエッジトリムのレザーや、サイドパートに入れられたホワイトラインの軽快な印象によって成されているように見受けられます。 しかし一度フラットな目で見てみると、サイドのホワイトラインはただ【スニーカー感】を出すために入れられたのではないな、と気付きます。 これ多分、鼻緒モチーフですよね。 パッと見、ユーロっぽい美しい色目だなぁ〜なんて思っていましたが、このセルリアンブルーも新撰組の法被の浅葱色でしょう。 ルコックが譲歩してくれてるのか、そもそも自分のルーツを盛り込むよりもプロダクトとして素晴らしい物を作る事にのみ注力されているのか。 全部が解釈の域を出ませんが、これはカラーリング込みで滅茶苦茶良いです。 ちょっとハイコンテクストだけれど、超日本的。 Made in JAPAN サイズ表記 - (25.5くらい) アウトソール:26.5
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HAIDER ACKERMANN Airy_Yellow Hard_Cotton Slacks
¥25,000
和紙でも混じってんのかってくらい ザラっと面白い質感のコットン。 ワタクシ生地には明るくないのですが、多分異様に凝ってる、新進気鋭のテキスタイルなのでしょうよ。最新の見本市にしか無いような。 こんな明るい色を使うイメージが無かったんですが、ディテールを見ていくとやっぱりハイダーだなと思います。 左右の大きなヒップポケット。 その上に広がる十字の縫い目がポイントです。 ウエストとヒップの寸法差(くびれ)に沿わせるための癖取りが二重で入ってる。 これ本来、縦か横のどっちかで事足ります。 でもカッティングの妙を視覚的に強調するため(?)に両方使ってますね。滅茶苦茶珍しいディテールだと思います。 僕が好きなのは、横方向のダーツがセンターバックから始まって、サイドシームの直前で終わるってトコロ。 最後まで切り切らないのね。あくまでダーツのまま終わらせる。 これ、縫製解いて一枚布に戻した時 凄く面白い形になってますよ。 色味が目立ちますが、このパンツは根本的なバランスもちょっと変。 異様に股上が深くて股下が短いです。 かなりハイライズで締めて履いて、足元には抜け感作るようなスタイルを示唆してる。 僕も同意です。 ノークッションで、スラックスとしての切れ味をそのまま据え置く履き方がカッコ良いと思います。 Made in Slovenia サイズ表記44 ウエスト:71 ワタリ:29 股上:38 股下:63 裾幅:17
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80-90's HIROMICHI NAKANO Overlock-Seem Tech-Fleece Hoodie
¥11,000
ヒロミチナカノのオールドピース。 ビジネス全振りで展開された量産洋服の出回りが多く、中々クリエイションの本筋に辿り着けないレーベルのひとつですね。 このフーディも、言っちゃえば多分前者です。 いや、どうだろう? なにせ特殊過ぎるんです、立ち位置が。 この服には何故か、「東洋水産」のタグが付いてるんです。 ご存知ですかね、即席麺で有名な食品メーカー。 赤いきつねと緑のたぬき、マルちゃん正麺。 内タグの書式的にmid90's以前の個体だとは思うのですが、何かしらのイレギュラーがあったんでしょうね。 ヒロミチナカノ以外のタグや印字が無いから、何か販促キャンペーンという訳ではなさそう。 食品以外にもアパレルの代理店か何かをやっていた時期があったのかな? 詳細は不明ですが、非常に珍しく出自だと思います。 念のため言及しておくと、服のクオリティやデザインに「東洋水産」感は全くありません。 アクリルメインのテキスタイルは、基本的には一般的なスウェットと同じような組織構造。 しかし裏毛のふわふわ感が段違い。 非常に柔らかく快適な着心地。 そしてデメリットと言えば、吸水性や吸湿性の無さ。 実際のところ本当にそれらが無いかどうかは不明ですが、たまに全然水吸わないタオルあるでしょう?あれと似た感じがします。 僕あれタオルとして向き合って言うなら大嫌いなんですよ。 でも服の生地-特にインナー以外-としては、非常に面白い生地だと思います。 そんなファニーなテキスタイルで組んだフーディ、袖下のシームと身頃のサイドシームを一本に繋いでオーバーロックしてます。 それもわざわざ縫製糸の色を変えてインパクト抜群の赤糸です。 これはシャツの縫製とかでよく使われる縫製仕様です。 「完成した身頃」と「完成した袖」をアームホールの縫合でくっ付けるのではなく、未完成の袖と身頃を縫合して、最後に袖下からサイドシームを一本縫いするやり方。 フーディでは中々珍しいと思います。 そして左脇に異様に大きなサイズのピスネームタグ。 可愛いでしょう。 これ昔のヒロミチナカノのアイコンディテールです。 このレーベルの面白い個体は結構このタグデザインで遊んでるものが多いですね。 フード裏面からチラリ覗く身返しの赤も良い具合に効いています。 柔らかいけれどウィットに富んだユニークな一着です。 フーディでこういう変化球探すの、本当に大変。 肩肘張らず、適当っぽい合わせでラフにお楽しみください。 Made in - (JP?) サイズ表記M 肩幅:53 身幅:53 着丈:67 袖丈:58 裄丈:84
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c80's COURRÉGES One_Piece Knitting Body Long Cardigan
¥39,000
本国製造の超貴重なオリジナル・クレージュ。 これだけ物流や古着文化が発展した今も、日本にオリジナルの個体は殆ど入って来ていません。 とても良い古着屋さんで稀に見かける程度ですね。 この時期のクレージュが得意としていたニットウェア。 コンパクトなトップスなんかは見慣れた方もいらっしゃるかも。 でも、こんなロング丈のカーディガンは中々珍しいのではありませんか? このニット、脇線(サイドシーム)が無いんです。全くの丸胴。 アームホールや肩線は縫われているのでホールガーメントとはまた違いますが、このボリュームの身頃が一枚ボディで編まれている事実はかなりのイレギュラー。 裾端で一周、端から端まで150cmオーバーですからね。 こんなのドカンと靡かせたいです。 あぁ、そうそうフロントはボタン無しの完全なるオープンフロントですから、歩くと必然的に靡くんでした。 右前とか左前とかも無いです。 オールド・クレージュなんて女性の特権でしたが、この個体は男女問わずお楽しみいただけるんじゃないかな。 ちなみにボタン無いついでに、ポケットも片方しか無いのです。 後から手を加えたとかじゃなく、最初からですよ。 ガウンとかのラウンジウェアをイメージしてるのかな? あの手の服にはポケットがあまり要りませんからね。 そうであるとすれば、そうした景気の良い服をお得意のニット/お得意のインパクトカラーで 作り替えたサンプリング・デザインなんて解釈も出来そう。 意外と古着の白Teeとかも合いそうですよ。 Made in FRANCE サイズ表記B 肩幅:65 身幅:59 着丈:106 袖丈:49 裄丈:85
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1990's FRED BARE Ex_Long Hand Kntting Lariat
¥23,500
ラリエットというカテゴリがあります。 長い紐状のアクセサリ全般を指す言葉です。 ラリアットという打撃技があります。 相手の胸元や首に腕を巻き付けるようにして、体重を乗せて倒すプロレス技です。 どちらも同じ語源として、カウボーイの投げ縄に由来します。 出発点を同じくして、こうも真逆の印象を持つ言葉に分化していくのか、と感慨深いものがあります。 90年代、今ではレジェンドと位置付けられる数多のデザイナーがU.K.より世に放たれました。 Stephen JonesやJohn Galliano、Alexander McQueenにJoe Casely Hayford……。 こうしたレジェンドらと共に活躍し、そして何故か現代にまで伝説されなかった不世出の奇才、フレッドベア。 当店にも現在多くのストックがあります、このレーベルは主に帽子をデザインしました。 作り手は画家と陶芸家……。 沿革やその魅力は、またいつか帽子のページでご紹介しましょう。 こちらはラリエットですから。 全長345cmにもなるスーパーロング・ラリエット。 一本の長いメインコードから、定期的な編み変えで花咲いてゆくハンド・クロシェ。 最初はストールと表記しようか悩みましたが、この胸を躍らせてくれるアクセサリー性は、やっぱりラリエットとして表記すべきでした。 こんなレングスですから、弊店でも様々なスタイリングで、様々なポジションで活躍してくれました。 同じようなウールニットに重ねてハーモニーを増幅させたり、ジャケットの中に差し込んで、ストールじゃ出せないニュアンスを引き出したり。 その中でもやはり、今回のスタイリングのようなフーディ類との合わせは特筆すべきものです。 一枚で主役を張れるトップスならいざ知らず、ビジュアル面での余白の多いフーディには、ピッタリ合う「何か」があるはずでした。 ブリンブリンなジュエリーはトゥーマッチ。 ストールは悪くないけど、テイストが遠過ぎて無理矢理感が否めない。 マフラーは?悪くない、共鳴する何かはあるけれど、フーディを一枚で着れる季節にマフラーは巻かない。 こうした、決め手に欠けるボギャブラリ事情の中に差し込んだ光明がこれでした。 マフラーほどの切実さが無く、本当のアクセサリー感覚で気軽に巻ける。 手編みの温かなニュアンスが宿っていて、ストールよ。も面白い。 その上で、アクセサリーとして申し分ないワクワクがある。 当時は世界中の雑誌から引っ張りだこになったヘッドウェアレーベルです。 「スタイルへのプラスワン」の圧倒的な上手さ、それはこうしたアクセサリーカテゴリからも浮き彫りになりますね。 通年使えるファニーピース。 男女問わず、年齢も勿論問わず。 Made in ENGLAND レングス:345
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1980's TOKIO KUMAGAI Ash_Purple Woven Design Old Suits
¥36,000
SOLD OUT
色味が全て。 全ては盛った。8割。 彩度を落として柔らかくぼやかしたアッシュパープル。 こんな色のセットアップなかなか無いですよ! なんて陳腐で間違った価値訴求、僕にはとても出来ない。 しかし、同時代の日本にも溢れた様々な色調のダブルブレスト・スーツと違うのは、これをパリという最も瀟洒な街で着ている“風景”が見えること。 その景色を見せられるという事実こそが、Tokio Kumagaiの服の強さです。 輪郭の無い魅力、分からない人にはペテンと誹られるかもしれませんね。 しかしその想像力、もとい“想像させ力”みたいなものは本当なのです。 それをペテンと定義するなら、ペテンはファッションにおいて素晴らしくポジティブな修辞へと昇格出来る。おめでとう。 この時代のスーツをインスピレーション・ソースにした創作はどの時代にも断続的に発生しています。 そんな中で、こうしたパリ仕込みのB.C.B.G.を巧みに使い熟した作り手は彼以外にいない。 強いて言えばCeline時代のHedi、その後任のRiderが頭を過ぎるけれど、あくまでmix材料の一つとして共通しているだけだから、態々名を出すまでの事でも無いか。 TOKIOがB.C.B.G.と混ぜたのは独特のキャッチーさ。 こうしたクラシックなスーツだと中々見えづらいですが、端的に言うと丸っこいんです。印象というか、オーラというか。 他人を威圧しようとか、マウントを取ってやろうとか、そういうギラギラが微塵も感じられない。 あの時代の人なのに。 ファッションを生業にして尚このスタンスを貫ける人は少ないですよね。 そんな美意識に賛同する人々のためのスーツ…という所感。 この人の場合靴なんかは分かり易いので文字での説明もし易いと思いますが、こうしたベーシックアイテムは結局決定的な部分が言葉の外側に浮いています。 感じていただければ幸いです。 最初に8割の話をしましたから、残りの2割の話もする必要がありましょうか。 1割が生地の織り方、もう1割がシルエットバランスです。 ギャバジンの急斜文織にレイヤードするように、細かいピッチで入れられた極小の織りドット。 宛ら星留めみたいな情緒。 色味と相まって、唯一無二のテキスタイルです。やってる事は地味なのに。 シルエットも良いですよね。 ゆとりのあるボケシーなバランスと、同時代に乱立したイタリア服っぽくタックを強調したりしない、一歩引いたウエストデザイン。 サイドポケットがタックの縦線ラインと結託せず、素知らぬ顔でサイドシームに収まっているのがニクい。 バブル感を程々に抑えてクリーンに楽しめるのは、こういう部分のちょっとしたバランス仕事でしょう。 右袖に微細な傷があるのと、ジャケット裏側アームホール周りに軽微な汚れ残り、パンツ裏側ポケットスレキに紫色の色移りがあります。 これも愛嬌と御容赦いただける方は、是非ご検討くださいませ。 Made in JAPAN サイズ表記M/M 肩幅:47 身幅:54 着丈:76 袖丈:62 ウエスト:73 ワタリ:34 股上:32 股下:78 裾幅:21 身長で言うと170cm代の方がとても綺麗に合います。 少し、又はほんの少し、ゆとりがあるくらいがベストフィッティングです。
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EURO VINTAGE Caramel Brown Soft Leather Belt
¥11,000
SOLD OUT
しっとり美しいキャラメルブラウンのベルト。 ウエストレンジがかなり広くって、色んな方に巻いてもらえそう。 ボディの巾も丁度良いから、色んなパンツに巻いてもらえもそう。 もらえもそう? この日本語は伝わるのか? 皮革段階でのシボ感も豊かに刻まれていながら、使い心地は至ってソフト。 「レザーベルトの高級感」よりも、「レザーの天然感」が前に出てます。 かと言って、アメリカ調子のワイルドな斬りっぱなしザラザラ未処理レザーベルトって訳でもない。 全体的な仕上げは非常に綺麗。 バックルパーツのバランスも良いですよ。 小振りなのにゴロッと重厚な感じ。 デニムにも、クールなスラックスにも巻きたい個体です。 裏面にドイツ語で色々書いてあるのでドイツ製かな?と思っていますが、明言されていないので不明。 Made in - サイズ表記75 ウエスト:70-85 レングス:96 ベルト巾:2.6
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2000's ARMANI JEANS Hazy Red Athletic Design Tee
¥8,500
アルマーニのアメカジ・テイスト。 2000年代の半ばくらい。 アルマーニ・ジーンズは元来時代を切り拓くような前衛的なデザインを打ち出すラインって訳ではないので、時代の空気を読んでディレクションされます。 これは時代が求めるメンズ像が細身になってきた時代に、アルマーニらしさを混ぜ込む余地のあるテーマとして目を付けたミリタリー・インナーウェアの文脈。 サーマルシャツ調子のスリムなボディに、ミニマムでほんのり地厚なコットンスムース。 胸には立体感のあるフロッキープリントでロゴ(隕石かな?)を置いて、ボディ全体の色味設計の段階でようやく、アルマーニらしい洒脱なカラーパレットを投下。 アメリカの太陽で自然に褪せたような、柔らかいフェードレッドを最初から。 偶然の一致か狙い澄ました一発なのか知る由もありませんが、各要素のコードが重なる一瞬を見事に射抜いています。 ネックラインや袖口のバインダートリムも雰囲気に合ってて完璧。 このディテールが生む袖形状の保持力のおかげで、トルソーの腕を抜いても袖のシェイプは明確。 Tシャツなのに。 ボロくても様になる服ですが、まだ結構綺麗なコンディションです。 (胸の位置に横線状の薄い焼けあり) ここからの各セクション、じっくりお楽しみください。 Made in Mauritius サイズ表記M 肩幅:41 身幅:44 着丈:62 袖丈:19
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1984's BARBICHE Hazy Red Worn_Out Box_Cut Tee
¥16,000
SOLD OUT
菊池武夫 御大が創設し、一時代を作り上げたメンズビギ。 このメンズビギ社から展開された小さなブランチの一つがBARBICHE。 64年にクチュールを手掛けて以降、1960年代の後半をヨーロッパでの研鑽に費やした同氏がメンズビギ社に宿したヨーロピアン・テイストの影響力は非常に大きく、現代まで続くデイリーカジュアルの基準となっています。 (こう書いても過言じゃないでしょう) フロントに鎮座するラフスケッチは、英国教会のカンタベリー大主教に向けて、日曜日に映画館を開けてくれと言っているのかな? -日曜日に映画館は営業すべきでしょうか?1933年、私は熱心な客でした。- と書いてあります。 その後、 Barbiche 1984と。 ヨーロッパの何処かで見かけた風景かポスターをでもサンプリングしているのか、はたまた妄想でこの解像度をやっているのか。 考えたいけど解き明かしたい訳ではない。 柔らかく霞ませたヘイジーアッシュの朱色。 ネック広め、ネックライン裏のバインダーは無し、ボディサイドシームも無し、裾は各所天地ミシン。 プリントの内容含め、古着でしかありえないような存在。 これを狙って作れるデザイナーズレーベルもなかなか無いとは思うけど、何より今は生産背景の問題も大きいと思う。 素晴らしい遺物です。 Made in - サイズ表記- 肩幅:54 身幅:56 着丈:60 袖丈:18
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UMBRO × KIM JONES Character Graphics Easy C/S
¥20,000
2000年代、コンピューターグラフィックが最高速度で発展した時代の、不気味なまでにクリーンなアンダーグラウンドの空気感。 謎の円形キャラグラフィックの4×4ピッチ。 サッカーボールインスパイアでしょうか。 手書き風の筆致に配色だけがアシッド。 誰のグラフィックなのかしら。 AIに聞いてみたけれど、聞くたびに違う答えが返ってくる。 それにしたって中々簡素な作りです。 バッグネックのバインダーテープは無し、ネックラインの縫い代を押さえるステッチすら無し。 細巾のネックリブはふらふらと頼りない。 ……アメリカのTシャツとは全然違いますね。 曲がりなりにもアンブロとのコラボレーションなんだからちょっとは丈夫に作れば良いのに。 でもこの国のTシャツってこうですよね。 あんまりTシャツに誇りを持ってないというか。 あくまでグラフィックアーティストのキャンバスみたいな扱いのように感じます。 結果的に後にも先にも無い独特のバランスに着地して、結局Tシャツに-いや、洋服に-必要なのは “丈夫さ”とか“縫製の綺麗さ”ではなく、それらが結実した結果、ワクワクするのか?って所だよなぁと再認識させられる。 「感覚だ」と諦めることも重要です。 ファッションは文字にならない。 文字にならない感覚を伝えるためにファッションはあるのだから。 その中あえて言うなら… ネイビーとパープルで作られた不安定なキャラクターが綺麗に整列して、カッ開いた瞳孔でこっちを見ている……という不気味さ80%、可愛さ20% って感じ。 Made in ENGLAND サイズ表記S 肩幅:45 身幅:42 着丈:60 袖丈:14.5
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c1990's DKNY Turn_Up_Hem System Mesh Belt
¥16,000
DKNYの変化球。 極太巾のメッシュレザーボディに、変則的な金具設計。 片方のベルト端にベルトシステムのオス/メスが両方ある感じ。 そしてもう片方のベルト端にターンナップ用のリングを設置、そのリングに通してベルトシステムを成立させるデザイン。 言葉で書いても解像度が上がりませんよね。 写真でどうにか伝わってほしいと願っております。 ベルトループの無いボトムス、それも腰に沿うタイプのスカートや、腰回りがコンパクトなスラックスにアクセサリー感覚で巻くような太いベルトが欲しかったところでした。 こんなの最高じゃありませんか。 DKNYはたまにこういう、「それDKNYなの?」的スペシャルが出てきてくれる。 これ見よがしな派手派手ビジュアルではないんだけれど、よく見ると非常にウィットに富んだ面白い構造デザインです。 Made in Turkey サイズ表記S/P ウエスト:69-88 レングス:97 ベルト巾:5
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1980's BUSO UOMO Crazy_Cutting Design White JKT
¥45,000
80年代DCの中でも飛び切りマイナーなレーベル「ブソー」のジャケット。 情報は殆どありません、歴史が伝説し切れなかった宝石です。 アシンメトリーフロントと完璧なバランスのハイネック、そして奇天烈なポケットデザイン。 80's Bomber JKTとしてのボディバランス/素材選定、その完成度もさることながら、やっぱりポケットの面白さに目が奪われてしまう。 右身はいい。問題は左身です。 ポケットが縦に長い。 長さ以外は普通(?)の下向きペンタゴン(インバーテッドプリーツ入り)で、上と横腹とで二つ入り口がある。 これは実際のところ、上からの入り口は真ん中くらいで底が縫われていたり、袋布で底が作られていたりするんだろうなと思っていました。 でも違いました。 長いポケットの遠き底まで、ちゃんと全部ポケットでした。 井戸みたい。井戸ポケットと名付けましょうか?この服以外で使うこと殆ど無いと思うけど。 何入れれば良いんでしょうね。 水筒入れても重過ぎてシルエット崩れちゃう。 空になったペットボトルとかでしょうか。ゴミ箱に出会うまでの間の手空けになりますね。 まぁ、その辺の心配は野暮ですか。お好きに何かしら、入れたりしてください。 生地はホワイトのコットンドリル。 経年と共に乾いて/草臥れて、滅茶苦茶格好よくなってます。 襟周り、多少の汚れは残りましたが、古さの割に比較的良好なコンディション。 Made in JAPAN サイズ表記Free 肩幅:58 身幅:70 着丈:63 袖丈:53 裄丈:84
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1980's LINEA FRESCA by M.ABO Cowl_Neck Cut Box_Body White Cotton JKT
¥39,000
英保優之氏がデザイナーを務めたLinea Fresca。 80年代DCの中でも一際、クオリティと知名度が反比例しているレーベル。 ディテールの盛り込み方、カッティングの凝り方、この時代らしい重さがあるんですが、そのどれもが正確にユニーク。 中々発想出来ないカッティングですよ。 この個体においては、分厚いコットンドリルなのに軽快なオールホワイトというのが、素晴らしい塩梅。 裾にオリジナルバックルのベルトを仕込んでのボックスシルエット。 ボマージャケットみたいにブラウジングさせたくなったらギュッと絞りましょう。 この箱みたいなボディに打ち合わせ浅めのダブルブレスト。 なんか、コックコートみたいですね。 そして左右対称の山ポケットも可愛い。 DCブランドの服にこうした地に足の付いたディテールサンプリングが混ざっていると一気に親近感が湧きます。 是非フロントのカウルネックを全部立てて、ボタン全締めでお楽しみください。 カウルネックという言葉から連想されるようなドレープは落ちません。 しっかり硬さのあるコットンドリルでありますから、前に広がるよう設計されたハイネックがそのまま綺麗に立っています。 寧ろ、この生地がドレープとして落ちずに形を保てるギリギリを攻めているようにも感じられたり。 日本の服だから、とか忘れてフラットにみて欲しいです。 この先入観を捨てるには、自分が何人だったかを忘れちゃうのがお薦め。 ブランド(見る対象)をフラットにするんじゃなく、自分をフラットにしちゃう感覚。 Made in - (jp?) サイズ表記M 肩幅:52 身幅:60 着丈:60 袖丈:58
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80-90's HAI SPORTING GEAR Asymmetry Cut White Hunting JKT
¥25,500
日本のファッションにおいて、そして現代ファッションのアーカイブという営みにおいて、非常に重要な位置に立つKCI (Kyoto Costume Institute)。 そのKCIに大きく関与したのがIssey Miyake社とWacoal社。 KCI財団の所在地は今も、京都のワコール本社です。 そして、西洋に比べてまだ強度の弱かった日本の服飾史を確固たるものにしようと立ち上がった両社がタッグレーベルとして立ち上げたのがこのHAI。 イッセイミヤケらしいアイコニックなデザインコードがある訳ではなく、当時の日本のファッションシーンの潮流を丁寧に見極め、そこに独特のツイストを織り交ぜてデザインされたデザインされた洋服が多くあります。 例えばこのジャケットはハンティングジャケットやカバーオールを叩き台にしていますが、これは同時代、黄金期を迎えていたBIGIやNICOLEが多用したデザインフロー。 しかしそれらのどれとも違う、面白いウィットが効いているのがHAIの服。 皆が西洋的な情緒を生地やカラーリングでしっかり拾う中、この服は土臭さなんてどこ吹く風、病院みたいに無機質なドライホワイトをチョイス。 完全な真っ白とも少し違う、仄かに濁った色味。 ここがまずクールです。 ポケット裏はシャツみたいなストライプ柄。スカしてますね。 フロントに機能的に配置された4つポケットのほか、左ヒップ位置にもポケットが増設されています。 そのポケットの隠し方、フラップシステム、どれも非常にユニーク。 しかしその大きさは明確にハンティングの引用だと伝わる。 現代日本でここに入れる獲物はもういませんけれど、京都の街を歩く若者であれば文庫本くらいは入れておいて欲しいところです。 Made in - (jp?) サイズ表記- 肩幅:57 身幅:64 着丈:77 袖丈:51 裄丈:81
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c2010's BIKKEMBERGS Back Graphic Transparent Windbreaker
¥30,000
トランスペアレント・ウェア。 透明な服。 装飾感覚としてそれを手掛けてしまうと味が濃くなり過ぎて扱いにやや困るのですが、こうしてウインドブレーカーとしてそれ(透明服)をやってくれると、ある程度の用途的必然性が根差してくれるので触れやすい。 その上で、我々は勝手に装飾感覚で使うのです。 そこが何というか、ファッションにおける大切な感覚だと思います。 最初から「ファッションですよ!どうぞ!」って感じで出されちゃうとちょっと……って感覚。 なのでこのビッケンバーグは、アントワープで輝いていた『Dirk Bikkembergs』としてではなく、カルチョに傾倒して自分の作ったユニフォームを着せるためサッカーチームまで買収しちゃうイカれたフリークの運動着として紹介したいのです。 背面には椰子の木と端正な若者のポートレート。 畢竟、眩しき若さへのオマージュなのだと思います。 肉体よ若々しくあれ、青年よ潑剌たれ。 そのマインドに乗せるには、色も生地も、既存の全てが重苦しいのだ、と。 Made in CHINA サイズ表記48 肩幅:47 身幅:59 着丈:69 袖丈:67
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late80-90's JOSEPH HOMME TRICOT Dry_Touch Linen×Viscose Knit Vest
¥48,000
有機的で高潔なホワイトテクスチャ。 無垢であるホワイトの美しさと、それが経年によって変わりゆくことの情緒、その美しさ。 それら両方を肯定するデザインです。 カリッと乾きゆくリネンと、柔らかさによって快適なクオリティを下支えするヴィスコース。 気を衒うことのない朴訥な編み地やだらしなく垂れるポケットエッジが可愛いですね。 同時期のDriesやKenzoにも通ずる優しさ。 端正である事を是とするなら全然完璧な服ではないんだけれど、それをデザイナーズとして態々目指して作ってるって部分はあまりに異様。 早過ぎると思います。 「気持ち良く着れる服って良いよね」のノリで選んで良い服です。 でも、そのノリで選ぶなら他にも色々良い服はあります。 これじゃなきゃ満足出来ないと思ってからで良いと思います。 あんまり詳しく言語化出来ないんで、これは良かったら実物見にいらしてください。 極論、触らなくてもいいです。画面じゃなくて生の眼で見るだけで違うはず。 Made in ENGLAND サイズ表記1 肩幅:42 身幅:52 着丈:63
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80-90's ITALY UNKNOWN Linen×Viscose Hand Knitting Cardigan
¥39,000
リネンとヴィスコースで編まれた肉厚ヘビーニット。 古い病院みたいな無機質なホワイトとリネン由来のオーガニックな手触りのギャップ。 重たい生地だけどボディには透かし編みのストライプが入ってます。ここも重量感のギャップ。 シンプルなホワイトニットの顔して、中々出会えないニュアンス。 意図して理屈でやってるのか、天然のセンスなのか分かりませんが、本当に良い服。 普通クリエイションって、複数人のチームで、特定のビジョンを共有して進めていきます。 その共有の際、普通は言葉が必要です。 しかしファッションという分野はその限りではなかったりしますよね。 言葉に頼らずとも意思疎通が出来る種類の才能ばかりを集めれば、言語領域の外にある、こうした筆舌に尽くし難いニュアンスだって共有出来るのでしょう。 デザイン・テキスタイル・縫製・ビジュアルディレクション・セールス・・・まで一貫出来ればの話。 こうした洋服の、言語化できない魔力と向き合う度にそんな事を考えます。 ちなみに僕は、ケーブルニットの縄編みパートを前端に配置して「縄の縦線」をボタンホールに仕立てるというテクニカルな発想が大好き。 どのパートも良いんだけど、やっぱりディテールアイデアに人間の既知を感じて嬉しくなっちゃう。 感覚を領域外へと拡張する“イマジネーション”と、領域内で未踏の最高効率を弾き出す“デザイン”、どっちも尊くて、どっちも入ってる服だと思います。 内タグのコード見るに、多分良いとこに収められてた服でしょうね。 Made in ITALY サイズ表記44 肩幅:44 身幅:52 着丈:54 袖丈:56 裄丈:79
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c80's JIMMY TAVERNITI Waist-Gathered White Fleece Top
¥36,000
軽いフリースで作られた簡単なプルオーバー。 スウェットよりも更にイージーに、パパッと被れる服です。 裄丈で丁度袖口を合わせる設計の意図的ドロップショルダーと中途半端なモックネックの組み合わせ。 徹底的にゆるい。 ハイネックが苦手な方でもこれは無理なく楽しめるでしょう。 最近はフリースを上手く取り扱っていきたい気分です。 フロントには弱々しいコントラストでT☆SNOWと印字されています。 なんか、こうして文語で書くとどうも馬鹿みたいですね。 TV☆SHOWみたいな馬鹿っぽさがある。良い意味で。 ウエストのギャザーシステムが良い感じ。 白フリースの単調な雰囲気を巧みに面白くブラッシュアップしてくれています。 TAVERNITIはこういう簡単な服にも丁度良いアイデア捩じ込んできますね……。 ギャザーシステムの裏面は同色コットンの丈夫な綾テープ貼り。 ヤワヤワなツラ構えなんですが、見えないところはピシッとしてるのカッコ良いです。 裾リブが無いデザインなのでギャザー寄せずにストンと落としても良いですし、スウェットっぽく着たい時はドローコードを締めてブラウジングさせましょう。 非常に実用性の高い2Wayデザインです。 Made in ITALY サイズ表記XL 肩幅:66 身幅:66 着丈:71 袖丈:53 裄丈:87
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c1990's STARPOINT Submarine Graphic White Cotton KN
¥12,500
イタリア製、カステルバジャックじゃないポップ・ワーク。 潜水艦のグラフィックから左右の袖口まで、遊び心に満ちたカラーリング。 リブパート丸々色変えるんじゃなくて、リブパートの端っこ少しだけの色変えってのが超良い。 渋可愛い。 潜水艦グラフィックの内容も素敵ですよね。 いつかのCdG HOMMEだったか、シリアスなタッチの乗り物の設計図をそのままプリントグラフィックに引用してカッコ良いTeeを作っていましたよね。 その情緒に近いものがありますが、そこより幾分ポップなのが良い。 「春眠暁を覚えず」なんて言葉の通り、春ののんびりした空気は素晴らしいものです。 こんな感じの、優しいホワイトのコットンニットをだるっと着ていたい。 着て何処に行く、とかじゃない。着ていたいのよ。 その時、胸に描かれた設計図はポップで気の抜けたものが似合うという訳で。 Made in ITALY サイズ表記M 肩幅:60 身幅:62 袖口:67 袖丈:62 ユニセックスでおすすめ 袖口付近内側に微細な汚れあり
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