洋服解読所
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c90's LQ MEN Grey-HBT Easy-Waist Ex_Wide PT
¥32,500
オールドヨウジ定番のイージーウエスト・ワイドパンツ。 外付けパッチ&ボタン露出の、カジュアルで大振りなヒップポケットと、内の袋布をボディに叩く-所謂ベイカーパンツみたいな-仕様のサイドポケットの組み合わせ。 ゴムウエストにドローコード。 ベルトループも完備。 そして極太のワタリ巾を裾20cmまで収束させる鬼テーパーの素晴らしいシルエット。 パンツのパワーに頼りたくなるこの季節、無くてはならない満点のワイドパンツです。 ドレスの風味なんて何処へやら、思い切りカジュアルな設計。 なのに微塵もだらし無くない。 それどころか、男の色気溢れるアダルトな魅力。 上等な縫製仕様やフォーマットの選定、そして縫製そのものの品質、そしてそして何より、テキスタイルのクオリティ。 極細ピッチで織り成されたヘリンボーン・パターンのコットンツイルが作るのは、単調になりがちなミドルグレー・ファブリックへの豊かな奥行き。 柄とも無地ともつかぬ程度にさり気無く味付けされたグレーは、単調さが解消され、その汎用性が浮き彫りに。 白Tを合わせるだけでサマースタイルが完成するところでしょう。 しかし我々がこれから楽しみにしているライトアウター群、それらが例えちょっと難しい色だったとしても不安無く合わせられる、超便利なビジュアル。 夏の後も脇役として全体的なスタイリングを底上げしてくれるパンツ。 程良いTeeを買い終わったら、次はこういうポジションのアイテムがベストアンサーではありませんか。 Made in JAPAN サイズ表記L ウエスト:~78~(86) ワタリ:40 股上:38 股下:79 裾幅:20
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c90's LQ MEN Brown Linen Easy-Waist Ex_Wide PT
¥32,500
オールドヨウジ定番のイージーウエスト・ワイドパンツ。 外付けパッチ&ボタン露出の、カジュアルで大振りなヒップポケットと、内の袋布をボディに叩く-所謂ベイカーパンツみたいな-仕様のサイドポケットの組み合わせ。 ゴムウエストにドローコード。 ベルトループも完備。 そして極太のワタリ巾を裾20cmまで収束させる鬼テーパーの素晴らしいシルエット。 パンツのパワーに頼りたくなるこの季節、無くてはならない満点のワイドパンツです。 ドレスの風味なんて何処へやら、思い切りカジュアルな設計。 なのに微塵もだらし無くない。 それどころか、男の色気溢れるアダルトな魅力。 上等な縫製仕様やフォーマットの選定、そして縫製そのものの品質、そしてそして何より、テキスタイルのクオリティ。 -と、ここまで、もう一着のグレーのコットンVer.とテキストが同じです。 同じ形での生地違いです。 そしてこちらは、こっくり深いブラウンのピュアリネン個体。 紅葉の深山ってよりも、もっと土っぽい、腐葉土みたいなアーシーな色味。 イッセイで言うと80年代のプランテーションが作りそうなテキスタイル。 こっちのリネンに関してはヨウジの本ラインでもありそうではあるんだけれど、今回オーガニックなテクスチャの個体が同型で2本纏めて見つかると言うことは、本ラインではやらなかったけれど、LQではこうした有機的なムードをやろうとしたのか。 図抜けてワイドなボディ設計とギャザー前提のウエスト仕様、これらが作るヨウジらしいドレープと相性最高のテキスタイルです。 風を捕まえながら、ボフボフと大量のリネンを靡かせながら歩きましょう。 ウエストのギャザーや、深く取られた股部分などでは使用に伴うスレや色褪せ、毛羽立ちが見受けられます。 全体的な所感として大きく目立ちはしません(位置もあるし)が、一応ご留意ください。 このままドンドン使い古して枯れていく過程もまた、このパンツの全盛期であると思います。 今時期ならここに同じく夏っぽい素材のシャツ羽織っても良いですし、テーラードジャケットや軽いブルゾンが楽しめるような10~12月の秋口にも、こんなワイドパンツは不可欠。 Teeやアクセサリーが揃ったら、次の季節を見越して脇役ポジションからスペシャルピースを用意していきましょう。 グラデーションでお楽しみいただけると思います。 Made in JAPAN サイズ表記L ウエスト:~74~(84) ワタリ:42 股上:38 股下:81 裾幅:20 ウエストは平置きで74です。 ここからウエストコードで絞れますし、ゴムシャーリングも効いているのでここから+10くらいなら不安なくお召しいただけそうです。
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80's MOMENTODUE Diagonal-Front Pure Linen Wide PT
¥36,000
イタリア随一のコートレーベルにして、数多のデザイナーズファッションの製造を支えたALLEGRI。 このレーベルは我々がデザイナーズレーベルをアーカイブする上で非常にお世話になりますね。 様々な先鋭的デザイナーをゲストに招聘し、あわやキュレーション的とも言える感覚で世界観を刷新し続けたレーベルでもあります。 このタグ(ライン)はM&FGの2人をデザイナーに招聘したダブルネーム。 「Contemporary Suit」 とタグに銘打たれたように、“現代的”なスーツというのがコンセプトです。 (アレグリのコートはスーツの上から) さて、「現代的」ってのは、それが作られた時代によって全く様相が変わってきます。 このラインは80年代ですから、ここで言う「現代的」ってのは60-70年代を相手取ってのポジションワードでしょう。 世界大戦が終わり、アメリカの時代になり、各地でフラワームーブメントが興り……なんて、その頃のメンズ服。 ウィットより男らしさ。 確信より伝統。 保守保守。コンサバティブの迷宮。 市井にまで届いた革命といえばTシャツが下着の枠を出たくらい。 メンズのファッションなんてこんなもんです。 これに対して発生する大小様々な、バリエーションに満ちた80年代のハイファッション革命。 レディースより少し遅れて始まるメンズ・プレタポルテの開花。 品質の多寡よりも、如何に目新しく面白いか、にもウエイトが割かれた時代。 ファッションの面白さがメンズにも開かれた時代。 ここ目線での「現代的」です。 当然のように機知に富んだユニークなカッティングで仕立てられ、生地分量は贅沢にタップリ取るワイドシルエット。 ピュアリネンで仕立てられたこのパンツは、前中心の縫い目を斜めに倒した設計。 そして倒した前端からベルトを延ばしてアジャスターと接続、そこでウエストを引き絞る構造。 M&FGが80年代のシグネチャーでも多用したフロントの構造的クロスオーバーを引用していますね。 しかしこのパンツの面白いポイントと言うのは、厳密には「クロスオーバー」をやっていないという点。 “重なっていない”のです。 ただ中心線を斜めに倒しているだけ。 だからファスナーも斜めに付いてるし、型紙も最初から傾いたまんまの形。 ファスナーで留めた先、ウエストベルトより下の位置でボタンを2つ表出して「ファスナー×ボタン」みたいな雰囲気を出してます。 さて、ファスナー付けるなら途中でボタン要らないと思うでしょう。 でもこれ機能性がどうこうとは別。 「フロントを斜めに倒した」というディテールを強調するための視線誘導デザインなんです。 前中心が斜めに倒れて、その先に共布ベルト/アジャスターがあったとて、その上から別のベルトを巻いてしまえば全然見えませんからね。 そうなると、傾いたステッチだけじゃアピールに足りない。 そのソリューションとして置かれたボタン。 この時代を端的に表すとするなら 「このアイデア見てくれよ!!」の時代、です。 存分に宿しながら、次は2020年代目線での「現代的」にも使い回しやすい、比較的オーソドックスなビジュアルバランス。 ドカンと太いワイドシルエット×上質なリネンのトロトロドレープ。 ヨウジのそれより幾分真面目さの垣間見えるビジュアル。 ボトムスにパワーが欲しくなる夏場は勿論、ライトアウターが楽しめる季節になっても、こんな完璧なワイドパンツあればあるだけ良い。 Made in ITALY サイズ表記50 ウエスト:87~84 ワタリ:42 股上:38 股下:86 裾幅:19
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80's LAUTREAMONT MEN Unique-Stitch Design Work Slacks
¥18,000
ロートレアモンの80's個体。 玉石混交の中稀に出会えるスペシャルワン。 下端ボタン着脱式の太幅ベルトループに、景気の良いボックスプリーツ。 ボタンホール下にはピンループまで完備。 80'sデザイナーズカジュアルの良い所を完璧に捕まえたディテールメイク。 このディテールで程良いルーズフィット。 冷たいコンクリートグレーで、ハリのあるコットンドリル。 既に充分な好条件、しかしその先。 このパンツのサビはバックスタイル。 奇抜な形状で製図されたヒップポケットと、その袋布を部分的にだけ縫い止める三角ステッチ。 非常にユニークな仕事です。 こんな定番ポジションのベーシックパンツにこそ、特別なディテールが欲しい。 Made in JAPAN サイズ表記L ウエスト:76 ワタリ:36 股上:34 股下:73 裾幅:20
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MICHAEL KELLER Lightweight-Poplins Cropped Cargo
¥24,000
ロンドンのマイナーレーベル、M.KELLERのショートカーゴ。 両脚のシェイプや可動域に即した立体的な製図にて仕立てられるアクティブデザイン。 各ポケットのカットラインがかなり奇抜です。 デザインスケッチの勢いをそのまま残したような流線形。 ハイカウントのコットンポプリンに乗る色味はカーキ色を陽に焼き尽くしたような淡いトーンのエアリーグリーン。 重いのか軽いのかよく分かんない、イケてるタクティカル。 マイナーなのお探しの皆様へ。 印字がギリギリ読めませんが、おそらく2004。 Made in E.U. サイズ表記L ウエスト:~82 ワタリ:37 股上:30 股下:68 裾幅:20
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80-e90's FIORUCCI (Lic.) Grass_Green Short Denim
¥11,000
若草色のデニムショーツ。 80年代の享楽が詰め込まれたゴキゲンピース。 とても良い色。 若草色って言葉を使うと回転寿司を思い出しちゃいますね。 だってあの店以外でなかなか出会わないんですもの、若草色ってワード。 キレキレの世界を作っていたレーベルですが、この個体はアシッドというよりは何処かヘルシーなイメージ。 デニムというアイテムのイメージとか、記号的に残されたオレンジ色の混ざるステッチなんかとの相性がそうさせているのかな。 ウエストベルトの切り替えを排して、身返し始末のウエスト。 デニムでこの仕様はかなり珍しいですね。 古いKHLとかはやってたか。 FIORUCCIが日本ライセンスを始めたばかりの時期のライセンス個体。 まだ企業コード表記だけど、多分これがエドウィン。 ヒップパッチ・デザインの凄い凝り方から鑑みるに、まだまだエネルギーがあった時代の仕事です。 Made in JAPAN サイズ表記M ウエスト:76 ワタリ:34 股上:32 股下:28 裾幅:26
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c90's GRES (Euro) Sheer-Brown Knit Shorts (D.Stock)
¥16,000
マダム・グレのプレタポルテ。 パリにてオートクチュールに身を捧げた伝説の女傑。 彼女の言葉ではプレタポルテは「堕落」とさえ言われましたが、いやはや我々には充分にーいや十二分にー素晴らしいクオリティに映っていますよ。 裾部分の編み方で変化を付けたニットショーツ。 装飾的なカットホールデザイン。 (実際は「カット」ではないのだけれど) そしてその先、平編みがリブ編みに変わるポイントがあるんですが、ここが凄い。 リブ編みの凹凸の凹部分、裏編みに移行する部分で編まずに全部“ふらし”。 リブ編みを構成するはずだった裏編み部分は全部が編まれることなく凸部分へと渡ります。 ニットだけど軽やか。 ショーツというアイテムに欲しい軽さを備えつつ、ニットでしか出来ないユニークな遊びを光らせるデザイン。 その素材は、その柔らかな質感からレーヨンとばかり思っていましたが、まさかのリネン100%。 リネンでこれを成してしまうのか。 ちなみに裏地はナイロン100%の薄いジャージー生地。 ちゃんと裏地も伸びるよう設計されているし、下着の透け感もかなり軽減してくれています。 このクオリティで「堕落」とする。 そんな人の服です。 (だからウエストゴムとかもやりたくはなかっただろうなぁ……笑) その活躍範囲(基本クチュール)もあってメンズ界隈では知名度があまり無いかもしれませんが、このニットショーツは細身のメンズなら普通に履けそう。 男女問わず御推奨したい一本。 Made in ITALY サイズ表記36 ウエスト:60-70 ワタリ:30 股上:32 股下:18 裾幅:29
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c90's KOMODO Technical Cutting Rave Cargo PT
¥39,000
久し振りの紹介です、KOMODO。 80年代末からUKにてプリミティブエッセンスをストリートファッションに融合させてカッコ良い服作ってたレーベルです。 デザイナー/創設者のJoe Komodoによる放浪、そこで得た様々な刺激とインスピレーションを落とし込んだストリートウェアは全く新しい美意識を湛えています。 それはネパールの分厚いニットだったり、インドネシアのエキゾチックなテキスタイルで作られるシャツだったり。 そしてこうしたビジュアルメイクの裏には、エキゾチック/プリミティブへの根本的なイメージアップという命題があります。 サスティナブルとフェアトレードを大前提に、それらをあくまでカッコ良いファッションとして提案していた唯一の作り手。 ファッションに出来る最大の貢献は「イメージ」の操作であると思います。 実際何を何グラム減らした、とかじゃない。 世界に対してどんなムードを作れるか。 その点、この時代のこのレーベルは古今東西を見渡して最高の、本物のサスティナブル・デザイン・レーベル。 そんなKOMODOが作ったY2Kのクラブウェア。 温かみのある素材使いは遥か彼方、レイヴパーティ真っ只中の素材選び。 G_forceとかEarthconciousの服みたい。 巧みなパターンワークと大胆なディテールアイデア。 面白い形のポケットやジッププル。 見所満載。 これをKOMODOの服と合わせると……なんて妄想も面白いし、これを俗に言うテックウェアと合わせた時にギャップで発生するKOMODOっぽいアーシーな空気感もとてもカッコ良い。 頑張って仕入れたデッドストック。 サイズ合う皆様は是非。 Made in NEPAL サイズ表記26 ウエスト:66 ±3~5 ワタリ:36 股上:30 股下:77 裾幅:~20
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80's FRANK SCOZZESE 501 Twice-Tuck Cutting Wide PT
¥45,500
SOLD OUT
のちにREDBUTTONという名を冠するF.Scozzeseのオールドピース。 M&FGやHAMNETT、V.Westwoodらを見出したAldo Ciavattaが見出したもう一つの才能。 これは、リーバイスがファッションシーンに強烈に植え付けた数列に異様に執着したレーベルでもあります。 この個体にも付けられています。 501という名前が。 大丈夫なの?って思いますよね。 実際大丈夫だったかどうかは知りません。 このレーベルの異様な球数の少なさは、もしかしたら大丈夫じゃなかったからなのかもしれませんが、今の僕にはまだ分からない。 そうしたユニークな背景は実物の素晴らしさに比べれば些細な事なのですが、これだけ素晴らしい服を生み出すレーベルなのだから、そんな些細な事まで知りたくなってしまいます。 グリーンデニムで仕立てられたワイドパンツ。 もとより全然出会えないレーベルですが、こんな生地、こんなカッコ良いワイドシルエット、初めて見ました。 メンズサイズってだけで、砂漠で魚を釣るような確率なのに……。 一箇所で2段畳んで作る2タック。 前明き中心に不可思議に露出されたレッドボタン。 通常のヒップポケットに重なるように設計された極小のコインポケットはなんとフェイクではなく実用出来るリアルポケット。 ベルトループあるのに、その内側にサイドアジャスター付き。 ベルト無くても履ける方多いでしょう。 古いミリタリー以外でなかなかお目にかかれないグリーンデニム、そこに無名の天才の仕事が掛け合った奇跡の一本。 誰も知らないスペシャル。 Made in ITALY サイズ表記48 ウエスト:77→69 ワタリ:40 股上:32 股下:76 裾幅:19.5
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VESTIUM OFFICINA | Y2K Minimally Cutting Tech-Shell PT
¥16,000
マビテックス社から展開されたモードレーベル、Vestium Officina。 滅茶苦茶マイナーです。 覚えたところで再現性は無いでしょう。 一応80年代には存在したそうですが、この個体は90年代後半くらいだと思います。 (99年に名前が変わるので) Luca Rejneroというデザイナーの仕事。 ツルッと引っ掛かりの無いミニマムなソフト・テックビジュアル。 ゴム&ドローコードのコンフォータブルな仕様選定と、片方にだけ設けられたニーサイドポケット。 ビジュアルにはヘルムートラングっぽい味付けをしつつ、骨組みの根底にはクラシカルなメンズドレスの息遣いを感じます。 メンズ個体はアヴァンギャルドに飛び込み切れていない感じ。 そして、だからこその良さがある。 細過ぎない点と、ちゃんとレングスがある点。 そしてキレのある冷たい雰囲気を作っていながらも裏面のスレキはクラシックなスラックスみたいなシャドーストライプ。 ひっくり返すと密かにスラックスの記号が隠れてるんですよ、可愛いでしょう。 ハリはあるけど薄手の軽快なテキスタイルです。 NIKEのY2Kとも世紀末ランウェイの儚さ/危うさとも違う、大人のアクティブエッセンス。 Made in ITALY サイズ表記50 ウエスト:70 (~78) ワタリ:34 股上:27 股下:83 裾幅:23.5
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2013S/S JUNYA WATANABE Ex-Deep-Crotch Cut Border Sarrouel PT
¥16,000
SOLD OUT
ギャルソン定番のサルエルパンツ。 こちらはジュンヤワタナベレーベルからのリリース。 ポップな色調でのポップなボーダー。 ウエストゴム&ストレッチファブリック。 お馴染みやり過ぎシルエットのサルエルパンツですからあんまり大股で走ったり出来ませんけれど、着心地そのものはとっても快適。 どう着たって“ギャルソン感”の出る洋服の筆頭ですね。 こんなのをオリジナルミックスに取り入れられたらまた楽しいと思います。 ワンピースの裾からその長い股下を覗かせたり。 またはスカートレイヤードのスタイルに、他と違う一癖をブチ込みたい時とか大活躍しますよ。 ポイントは股下部分だけじゃなくて、その長い股下部分もしっかり見せて、スタイルにファニーな違和感を持って来るって部分。 Made in JAPAN サイズ表記XS ウエスト:60-70 ワタリ:20 股上:71 股下:10 裾幅:15 ジュンヤレーベル以外がどうか注意して見てませんでしたが、この個体は後ろ見頃の股部分にダーツが入ってるんですね。 タプンと膨らむ股下部分のドレープを仄かに操作するカッティング。
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2020A/W MARTIN ASBJORN Ash_White Slick Denim PT
¥20,000
カタカナで書くと「アスビヨルン」です。 コペンハーゲンのレーベル。 テーラード物が特にカッコ良いです。 綺麗で、上品な遊び心があって、澄んだ優しい空気感のレーベル。 遊び心ってよりは“エッジ”と言う方が合いそう。 例えばこのパンツはデニムファブリックの裏表をひっくり返すアプローチ。 これホワイトデニムなんじゃなくって、デニム生地の経糸緯糸のシステムを遊びに使ったアイデア。 裏面を見るとデニムのインディゴブルーがちゃんと待ち構えてる。 そしてテーラード物がカッコ良いと言いましたが、このパンツにもそのセンスは宿ってます。 膨張色ながら質感のあるテキスタイル使いとビシリと強く入ったセンタークリースが作る縦へのライン感。 そして、右ポケットの構造に仕込まれたジップフライ。 真ん中じゃなくてこんな位置で明きを作ってる。 偶に、両サイドのポケットに隠しアジャスターを含めて明きを作るスラックスがありましょう。 あのオッチャンくさいやつ。 あの機構の応用です。 信じられないくらいモダンに昇華されてますね。 決して悪目立ちしない、それどころか側から見て気付きもしない程度のアイデアで、しかし捻り方は烈しい。 ベルトループ無いから誰にでも……ってパンツでは無いんですが、この美しいシルエットメイクはウエスト合ってないと勿体無いから、じゃあベルトループも用無いか、って感じ。 クリーンなツイストデニム。 またはツイストスラックス。 どちらとも言えますね。 長いコートからこんな面白い生地が行儀良く覗いてるのも素敵だし、もう今から履いちゃっても良いでしょう。 白とかグレーのシャツ、めちゃくちゃ合います。 Made in Turkey Dead Stock サイズ表記46/S ウエスト:73 ワタリ:33 股上:36 股下:71 裾幅:18
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2002S/S C.P.COMPANY Technical Woven Classic Cargo PT
¥19,000
第一印象も第二印象も普通。 仕立ての良い、グッドバランスのカーゴパンツ。 この服がC.P.COMPANYとバレるのは第三印象以降。 織地が変! 平織りとも綾織りとも、ジャーマンクロスとも微妙に違う、梨地っぽい入り組んだ組織。 しかしアムンゼンに類するあれらとは生地の強さがハッキリ違う。 変わった生地だけれど、強度的にもボリューム的にも立派にカーゴパンツとして職務を全うするだけの頼もしい生地感なのです。 普遍的な雛型なので特定が若干難しいですが、元ネタは近年モノのドイツ軍用ファティーグパンツでしょうかね。 生地以外の特徴は大凡元ネタ通り。 ウエストベルト位置に開けられた菊門ステッチ(少し改変アリ)、フロントウエストにちまっと摘まれたフロントダーツ、主張を抑えたサイドポケット。 膝の切り替えは足し算だとしても、ここまで綺麗なトレースも珍しいか。 綺麗なクリースメイクによる縦ラインを強調した美しいシルエットも勿論健在。 この辺りの美意識は世紀を跨いだんだなって感慨がありますよね。 色んな人に、色んな服装でお楽しみいただけるパンツです。 意外と古いCPなんかと相性良いですよ。 コテコテになり過ぎたくない時、野暮100のバランスを幾許か崩してくれます。 Made in ITALY サイズ表記50 ウエスト:84 ワタリ:34 股上:27 股下:81 裾幅:21 非常に綺麗なコンディション。
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L90-e00's CHEVIGNON (EU) Worn-Out Tactically Cargo PT
¥19,000
Nafnafに買収(94年)された後のシェビニオン。 方向性が少し変わったもののGuy Azoulayは留任。 買収から2003年のMirko Schmittデザイナー就任までは恐らく在籍していたものと推測しています。 この個体も恐らくその時期。 Azoulay期だけど、Nafnaf傘下でもある、という中途半端な時期。 その中のユーロ個体。 製造国が明示されていないタグ。 なんか若干ネガティブな書き出しになっちゃいましたが、凄く良いカーゴパンツです。 ゴリゴリにハードなUSED加工、工賃の掛かっていそうなポケットデザイン。 (レザーの部分使いが大変そう) 後ろ中心のベルトループとか、各部ポケットのジップ縫合補強とか、フロントポケットの装飾補強とか。 あとは内側のドローコードの入り口をレザーで補強してるのなんて、感激しちゃいました。 お金掛けてる〜〜………。 全体的に加工もあるんですが、実際の着用もあったのでしょう。 1番下の脛ポケット、これの右側だけファスナープルが破損しています。 スライダーは生きてるので実際開閉は出来ますが、やっぱり中々面倒。 コックピット以外で使わないポケットでしょうし、もう閉めっぱなしにしてて良いと思います。 さてこれでもか!というオーバーサイズ。 デカくてインパクトがあって、“ちゃんと凝ってる”カーゴお探しの皆様へ。 特にトップスが軽くなる夏場は大活躍してくれます。 Made in - サイズ表記36/34 ウエスト:~96 ワタリ:36 股上:28 股下:84 裾幅:25
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HIGH by CLARE CAMPBELL Unique Cutting Wide PT
¥32,500
SOLD OUT
カッティングも生地も面白いんだけど、副資材へのこだわりが凄まじい。 段差を意識して配置されるウエストタックを留めるのは円形の関刺繍だけど、サイドポケットの端を留めるのは円形の金属リベット。 フロントファスナーの持ち手にはオリジナルのテープと、それを挟み留めるリベット。 ウエストのベルトループは異素材テープを使ってブラックに奥行きを作ってるし、バッグウエスト中央でこれまたオリジナルのメタルロゴプレート。 これを繋ぐのはブラックベルベットのテープ。 パッと見はフォーマルっぽい生地だけど、モチっとした触感が前面に出るくらいにはストレッチ素材を沢山入れたケミカルな生地。 しゃなりしゃなり上品に靡くんじゃなく、パタパタ、バタバタと機能服の音がするワイドパンツ。 お金かけてるな……と思うのはこういう服です。 M+FGの元パタンナーが作ったHIGHというレーベルのワイドショーツ。 殆ど世に出てこないんですよね、このレーベル。 サイズ合う方は男女問わず是非。 Made in ITALY サイズ表記42 ウエスト:73 ワタリ:36 股上:42 股下:50 裾幅:32
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KANSAI SPORT Tonic-Blue 3-Tuck Work PT
¥14,500
寛斎デザインのワークウェア。 スポーツラインとは言えど、現代語でのスポーツってよりは、ドレスへの対義語としての《SPORT》でしょう。 真っ青のワイドパンツ。 フロントタックは3本。 ワタリ幅は43もあります。ダッボダボ。 ワークウェアがルーズで太いと言えど、これは流石にやり過ぎ。 でも“やり過ぎ”から先がファッション。 明確にデザイナーズウェアの領域。 股上も深いので、ギュッと上げて履いて裾をジャストにしたり、腰履きして靴にクッション溜めたり、まぁ様々調整効きます。 裾ジャストで履いて、タックの縦落ちラインを強調しての強いストレートシルエット……なんてのも今カッコ良いですよね。 青って大人しい色として扱われがちですが、折角の強い青ですし、シルエットも過激ですし、攻めた合わせも楽しんでみていただきたく。 冷静とか信頼感とか 知ったこっちゃない。 このページにある信頼感って言ったら 「KANSAIの服にはやっぱりエネルギーがあるな」って信頼感だけでしょう。 Made in CHINA サイズ表記88 ウエスト:86 ワタリ:43 股上:33 股下:76 裾幅:21
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2006S/S CHLOE by P.PHILO Cross-Front Cutting Linen Shorts
¥17,500
オールリネンのショートパンツ。 股下寸よりも股上寸の方が長い、ハイウエスト・ショーツです。 そしてハイウエストでのタックイン・スタイルを示唆するかのように特徴的なウエストデザイン。 長いベルト付きのウエストを左右でクロスオーバーして結ぶ仕様。 ここでのクロスオーバーの際、構造に無理が無いように片方にベルトを通す穴が設けられています。 グルカパンツみたいなこの仕様は、この時期のデザイナーであるPheobe Philoが好んで多用したディテール。 この個体は2006S/Sコレクション。 Philo氏の在籍は06AWまで、そして晩年は育児休暇を取られていたのでデザインチームの仕事も割合として増えています。 そんな晩年のコレクションですが、一目見てフィービー期クロエ、又はその引用と分かるデザイン、流石です。 リネンの軽やか且つ上質なテクスチャを土台に、ショートレングス&リボン結び前提のベルトデザインによってフェミニンなムードをミックスした、この時代のChloeというメゾンを象徴するムード。 これは全世界の共感を一手に集め、世にはHigh/Low 問わず、“クロエっぽい”服が溢れるまでに至りました。 その本元。 見慣れすぎて「なんてことない」になったムードにも明確に元ネタがある。 ジャストサイズのヴィンテージTeeと合わせたり、ゆるいニットの裾からチラリ覗かせたり。 脚出したり、ロングブーツを輝かせたり。 様々お楽しみください。 Made in FRANCE サイズ表記34 ウエスト:~68 ワタリ:31 股上:32 股下:21 裾幅:25.5 左後身、股下部分に少し薄汚れあり
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1988's PLANTATION in I.MIYAKE Cotton×Linen Hachimaki-Waist Wide PT
¥36,000
個人的に大好きな名作、ハチマキパンツ。 今回90年代初頭の個体もリリースしますが、こちらは80年代後半の個体。 生地のバリエーション以外はあまり変更箇所はありません。ありがたい。 コットンリネンの50/50。 薄くて軽やか、しかしランダムな絣が作るオリエンタルな空気、ドップリ深いインディゴネイビーの情緒、これらは渾然一体、最早ある種の“勢い”となって 異様な迫力を生み出します。 この時代のイッセイが標榜した日本風デザインには共通してこの“勢い”がらあるように感じます。 さあこの素晴らしいテキスタイル、思い切り大胆に揺り動かしてこそ本懐というもの。 Made in JAPAN サイズ表記M ウエスト:~63-68 ワタリ:48(!) 股上:30 股下:70 裾幅:16
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1991A/W PLANTATION in I.MIYAKE Ex_Wide Tucks Cut Belted PT
¥27,500
SOLD OUT
同レーベル初期レンジのロングセラー、和風ベルテッドパンツ。 こちらは縮緬じみた薄手の強撚ウールで仕立てられた、涼やかなサマーデザイン。 こうした軽やかな服でブラウンを使う感覚。 こんなポジションのボトムス、本当に助かる。 なんてことないTシャツでさえ、このボトムス一本で「狙った脇役」になってくれる。 スタイル全体の纏まりも綺麗に収まるし。 セーラーパンツみたいに左右に明きを作り、その明きを留めるボタンに重ねるようにロングベルトを設計。 このロングベルトを後ろで結んだり、前まで回してきてキュッと結んだり。 後ろで結ぶとダラリと長く垂れ下がり優雅に、前で結ぶとハチマキみたいに鯔背なビジュアルに。 (個人的には前でハチマキっぽく作るのが好き) そしてこのパンツ、ウエスト機構に目を取られがちですが、シルエットがかなり過激。 ウエストはそこそこ細いです。縛るし。 でもそこから大量のタックで容赦無くドカンと広げてる。 そこらに溢れる2タックとか3タックとか、相手にならない。 スラックスなんかのフォーマットを取っているうちはサッパリ別カテゴリ。 これは4タック。 どれもかなり深い。 娑婆の“洋服”と決別した、ある種エキゾチックな、古代のドレーピーな着せつけにも似た分量感覚。 イッセイミヤケだからこの激情をファッションに巧く輸入出来ていますけれど、製図やテキスタイルデザイン、どこかのバランスが狂っていればただのアジアン雑貨屋さん。 このバランスを構成する要素、そしてそのバランスの取り方、そんなのを全部言語化出来る日は来るのかな。 来ない気がします。 色味に反して清涼感のあるテキスタイルはたっぷり取られた分量に任せてガッチリと風を捕まえます。 それは何処かから吹く風だけじゃない、今から歩くその一歩一歩が掴む風をも全部可視化してくれる。 袴みたいに裾まで落としっぱなしではない。 裾ではボリュームを収束させて、あくまでスタイリングの/生活の 邪魔をしないシルエットデザイン。 和風を誇り、その上で洋服へ、ファッションへ攻め込んで行きましょう。 それが一番適切に出来るのは我々だったりするかもしれません。 Made in JAPAN サイズ表記M ウエスト:~71 ワタリ:49(!) 股上:32 股下:73 裾幅:17
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c90's The DUFFER of ST.GEORGE Randomly-Cords-Pique PT
¥30,000
ランダムな畝の入った白のピケパンツ。 タック無し、プレーンフロントのストレートレッグ。 コンパクトで若々しい腰回りからの綺麗なシルエットメイク。 身頃のアウトラインに繋いだスクエアカットではなく独立型の玉縁ポケット。 お上品なテーラードジャケットで縫われるような細巾ではなく、どこか野暮ったさを感じる太巾玉縁。 開閉はジッパーフライとスナップボタン式の持ち出し。 ……実際あるんですよ、こういう古着が。 60年代くらいのアメリカ古着。 戦勝国として黄金期を迎えたアメリカのアレコレを積極的に自分たちのミックススタイルへ取り入れたDufferならではのごくニッチなサンプリング。 裾は未処理です。 長めに折ってクロップドレングスを作っても良い感じ。 ローライズ〜レギュラーライズでのタックインスタイルが最もカッコ良いパンツです。 Made in - (euro) OPTI_Zip サイズ表記30 ウエスト:73 ワタリ:31 股上:31 股下:81 裾幅:18.5 裾は未処理
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BALLANTYNE Plaid-Pattern Full Viscose Shorts
¥25,000
SOLD OUT
リラクシングショーツの極地。 カシミヤの雄 Ballantyneが作るショーツ。 夏のカジュアルトップスを婉麗にソフィスティケートしてくれます。 ボロいTed、ゆるいスウェット、リネンのシャツ、などなど。 カジュアルな服ほどこういうパンツでの引き締めが効くんじゃないかな。 そんなのを本当にリラックスタイムに履くのも贅沢で素敵。 これとTシャツを幾つかバッグに詰め込んでバカンスへ、なんて8月がいつかありましょう。 このパンツが1番輝くのはトラベルバッグの中かもしれませんね。 皆様は最近贅沢されましたか? 新品デッドストックでのご用意です。 コンディションは最良。 Made in ITALY Dead Stock サイズ表記40 ウエスト:68→76 ワタリ:32 股上:33 股下:15 裾幅:31.5
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c80's CLAUDE MONTANA (Lic.) Silk Poplins High-Waist PT
¥19,000
細いウエストから3タックでドカンと膨らませ、裾ではハードにテーパー。 もう、これぞ!というお手本的ペグトップ・シルエット。 膨らんだドレープがふわり、長く滞空して泳ぐ瀟洒なシルクポプリンの仕立て。 ボディがエレガントに靡くだけでなく、長めに設定された股下レングスが裾でクシュっとクッションする時のドレープにも、この生地の美しさは生きています。 パワーショルダーによる構築的なシルエットメイクの印象の強いデザイナー(印象だけでなく、実際そう)ですが、その美学はパンツにどう現れるのか。 そんな部分を明確に映す個体。 要するに「既にある形」の誇張なのです。 不自然なまでに怒らせる肩は、人体上の線の流れの延長。 細いウエストは言わずもがな、腿位置で過剰に太く膨らむレッグラインも、その実ウエストの細さを補強する装置。 錯視とまでは言わないけれど、視覚効果を多角的に組み合わせた設計。 そこへ同時並行して、テキスタイルそのものの美しさを乗算的に掛け合わせていくのが彼のデザイン。 そんな訳で、トップスがボリュームダウンするこの季節、先ずは是非コンパクトなトップスを合わせて/又はタックインスタイルで お楽しみください。 さて生地も特筆点ですね。 繊細なシルクの手触りは極上ですが、実際はベンベルグ(キュプラ)の総裏仕立てなので肌に触れる部分は僅かです。 (この色ですから、透け防止を優先したのですね) そしてこのベンベルグの肌触りもやはり素晴らしい。 履いた時の肌触りの良さ、ここへの追求は内タグの縫い付け位置が語ります。 普通パンツのタグは左腰くらいに付いてるでしょう。 もしくは後ろポケットの中とか。 このパンツは、足首くらいの脇線にしれっと隠してる。 ハンガーから外して内側を覗いたくらいじゃタグの位置が分からない。 そこにある、と知ってないと見つからない位置。 これも勿論、履いた時の触り/障りの兼ね合い。 80年代からモンタナのブッ飛んだデザインを綺麗に縫い切ってきた日本企業“ラピーヌ”による素晴らしい縫製。 右腿にごく薄い汚れがあります。 殆ど目立ちませんが、一応ご留意ください。 裏面は綺麗です。 入るなら細身のメンズにも是非薦めたいビジュアルなのですが、流石にウエスト62は入るメンズいないか。 Made in JAPAN サイズ表記 9 (M) ウエスト:62 ワタリ:40 股上:39 股下:85 裾幅:16
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e90's DISCOPUL (IT) 2Tuck Casual Slacks
¥24,000
デッドストックで出会えた80-e90'sのイタリア古着。 綺麗な山吹色で、テクニカルなポケットデザイン。 太過ぎず細過ぎずのシルエットバランス。 こんなのタグ見なけりゃ絶対ロメオジリかロメオジリ時代のCP。 マイナーな古い服ですが、日本の企業が公式に輸入に関わって後から自社タグを付けてる企画ですね。 DISCOPULという名前です。 良いパンツ。 夏のシャツスタイルとの相性は言わずもがな、秋冬のカジュアルジャケット達と早く合わせたいですね。 デッドストックですが後ろのクリースラインに若干の色褪せがあります。 恐らく保管時のもので、脇線畳みじゃなくクリースライン畳みで、そして恐らく吊りで保管されていたのでしょう。 こういうのは次の人がクリース入れる時の案内線になります。 Made in ITALY Dead Stock サイズ表記46 ウエスト:76 ワタリ:34 股上:29 股下:87 裾幅:20
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80-90's INTERMEZZO Faded Orange-Brown Work PT
¥11,000
日本紳士服の雄ダーバンが展開したカジュアルライン、INTERMEZZOのオールドピース。 サイドウエストにボタンベルトが設けられた、コットン仕立てのカジュアルパンツ。 程良く使い古されたアッシュオレンジのコットンがとっても味わい深い。 こうした高い地力のある作り手が作るカジュアルウェアはやっぱり素晴らしいです。 スーツを始めとしたドレスウェアに求められる技術力のままカジュアルもやってくれるから、カジュアル始点のカジュアルレーベルよりもずっと作りが良い。 勿論、カジュアル始点のカジュアルレーベルにはより強い独創性があったり、魅力的なコンセプトがあったり、それはそれで良いものです。 その上で、 ・高水準のモノづくり ・カジュアル由来の存分な着古し これら相反する要素が織り成す空気は強烈な魅力を放ちます。 同時代に来て熟成されたプレタポルタのカジュアル化。 ArmaniやM&FG、Massimo OstiやK.Hamnettらのデザインが先導/扇動したムーブメント。 ここを見据えてスーツレーベルから生まれたカジュアル。 ラフになり切れない真面目な骨組み。 Made in - (JP?) サイズ表記79 ウエスト:74→68 ワタリ:35 股上:30 股下:76 裾幅:21 全体的な着古し。 裾に少し擦り切れがあります。 ここは雰囲気に馴染んでいて綺麗です。
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