洋服解読所
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CELINE by P.PHILO Pink×Blue Airy Tweed Wide Flare Slacks
¥45,000
SOLD OUT
ホワイトベースに、スモーキーな水色と 朱っぽい桃色を織り交ぜたソフトツイード。 甘撚り&甘織りの とっても可憐なテキスタイル。 箇所によって白が多かったり、ピンクが強かったり、白濁りが強かったり……、たっぷりの情緒をもって作られた素敵な生地です。 そして、こんな生地で作られるパンツは、フィービーらしくマスキュラン&エレガンスに満ちています。 ややローライズ、タックを入れずプレーンにスッキリ仕上げたウエスト周りからワイドに優美に設計されるセミフレアのブーツカット。 フィービーっぽいパンツってこれです。 紳士のドレスウェアから来る神経質なまでの緊張感と、紳士服では出せない 優美で軽妙なシルエットメイク&テキスタイル。 ボトムスにおける“バギー”って言葉には 余りにも陳腐なイメージが付き過ぎてしまいましたが、そこを無視すればこんなに美しいバギーもありません。 センタークリースに頼り過ぎない、根本から縦への線の流れを強調した“超スラックス”然とした製図。 裾がどの位置に着ても其々素敵な着方があります。 ルーズに着崩しても品が落ちないし、ピシリとジャストレングスで履いても圧倒的なシルエットの良さに笑みが溢れる。 サイズもとても良いレンジですし、珍しくベルトループもちゃんとある。 前回デッドで入れた2本はメンズの元へ旅立ちましたが、これもメンズが履ける貴重なフィービーですね……。 Made in ITALY サイズ表記36 ウエスト:74 ワタリ:30 股上:28 股下:71 裾幅:27 股部分裏側、縫い代パイピングに微かな汚れあり
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DIRK VAN SAENE Jacquard Woven Jogger PT
¥27,000
SOLD OUT
上品な織り柄が細かく入ったシャンパンベージュのジャカード。 これで仕立てるのがベルトループ無しの裾リブジョガーパンツ。 ヒップに引っ掛けるようにローウエストで履いて、そこで着丈を少し下げた分が裾でタプっと溜まって可愛いよね、という順序でしょうか。 これ確かにそうなんですよ。 僕が奇跡的にそんな感じで着用出来て、確かに狙い通り(?)に足元にファニーなブラウジングが出来てました。 とっても品があって、でも肩の力抜けててお茶目。 それこそダークヴァンセーヌ本人にめっちゃ似合いそうなパンツ。 このノリでサルエル感が出ずクリーンなシルエットのまま……って所がとっても良い趣味。 裾のリブは結構な太巾に大量のジグザグステッチ。 ここは着用か経年か、少しステッチの切れなど見られますが、見た目や機能に殆ど影響の無い範囲。 まだまだ長くお楽しみいただける個体です。 勿論レディースの服ですしレディースの方が構造的に合いやすいですが、これはDVSの中でも数少ない“メンズでもいける可能性がある服”。 Made in - サイズ表記- ウエスト:72 ワタリ:30 股上:26 股下:76 裾幅:13
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c1990's DÉZERT Heavy_Brown Goat Leather Wide PT
¥56,000
コムデギャルソンを影から支えた伝説のパタンナー、田口成彦 氏によるレーベル【DÉZERT】。 コムデギャルソンらしいアヴァンギャルドな印象ってよりは、70-80年代のBIGIとかNICOLE、JUNなんかのDCブランドが標榜していた“ユーロ感とアメカジ(アウトドアを含む)のMIX”、その妙味を基軸に感じます。 そこに、先進的な素材デザインや記号のリミックス、丁寧で気の利いたカッティングを加えることで個人的な【DÉZERT像】は完成します。 さあさあ、そしてこのパンツはその文脈で言うとどうなるのでしょうね。 ゴートレザーのラギッドなワークスラックス。 80's後半から90's前半くらい。 スペシャルです。 あまりに貫禄に満ちた美しいエイジングレザー。 ほんのりピンクも感じる深いブラウン。 シルエットは結構ワイド。 ウエストで2タック、ウエスト内側にはサスペンダー用の吊りボタンが配置されてます。 でもこの重さのレザーパンツをサスペンダーで吊るとなると、ゴムとか入ってる個体はNGですよ。 パンツの重さで伸びてしまうことのない布帛のサスペンダーが必要です。 その点、ベルトループのデザインを見る限りはサスペンダーボタンは「記号遊び」寄りのデザインかなと感じます。 だってベルトループはキッチリ7本仕様ですから。 多いですよね。 つまり、レザーパンツ本体の重さで何処かウエストの一部分が局地的にずり落ちてしまうことのないように、という意図が読み取れます。 そしてこの記号遊びには続きがあります。 近くで見ると分かるんですが、このレザーパンツ、革の色とステッチ糸の色が全然違うんです。 ピンクブラウンのレザーに、オレンジの糸を合わせてる。 他の色ならいざ知らず、「オレンジの糸」ってのは特別な意味を持ちますよね。 これは「ジーンズ」の象徴です。 「ヨーロッパ風」のサスペンダー仕様と 「アメリカ風」のベルトループ仕様の対比。 そしてスラックスの体を取りながらも全体に張り巡らされるジーンズの記号的オレンジステッチ。 それらをレザーパンツという重厚なアイテムでやってしまうセンス。 これぞデザート。 「洋服の表舞台」から距離のあった国だからこその、諸要素のフラットな取り扱い。 痺れます。 服好きの紳士諸賢に自信を持ってご推奨出来る最高のメンズレザーパンツ、久し振りの入荷です。 Made in HONG KONG サイズ表記M ウエスト:77 ワタリ:35 股上:32 股下:81 裾幅:21
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c1980's KATHARINE HAMNETT LONDON Big_Beltloops Design Tactical Trousers
¥27,500
こちらも初期のハムネット。 80年代から、食い込んで90年代初頭の可能性も。 ユーロオリジナルではなく日本ライセンス規格。 このレーベルのこの時代のライセンスは良い個体もあります。 ルーズな腰回りから裾に掛けて強くテーパードされたユニークなシルエット。 裾にわざわざダーツを畳んでいるレベル。 裾にボタンスリットが設けられてるから普通に着用出来ます。 フロントウエストにはタックとかダーツとか畳まれていませんが、サイドウエストには結構絞れるアジャスター付き。 案の定、(waist)フィット→(hip)フレア→(uncle)フィットのバルーンシルエット設計ですね。 フロントに色々配置してるからタックとか畳むと都合悪かったのかな。 ベルトループも尋常じゃ無いオーバーサイズですので、兎に角ウエストを絞りまくりましょう。 普通ワンピースのウエストマークにしか使わないよね? って感じの太いベルトもこのパンツなら巻けます。 太ければ太いほどカッコ良いです、ここぞとばかりにインパクトの強い物を用意しましょう。 生地が至ってオーソドックスなミリタリーテイストであるだけに、この強烈なシルエットメイクは更に引き立ちます。 夏場は軽いトップスをタックインしてベルトとシルエットのインパクトで勝負、秋冬は色んなヘビーアウターに当たり負けしない安定感のあるカーゴトラウザーズ、みたいな立ち位置。 非常に活躍範囲の広い優秀なパンツです。 きっとすぐに使い古し感が出てきて更にカッコ良くなるはず。 Made in - サイズ表記28 ウエスト:76-70 ワタリ:38 股上:29 股下:79 裾幅:14.5 フロント比翼のボタンは代えられています。 また、ボタン裏側にリペア補強の入った箇所複数。
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1980's KATHARINE HAMNETT LONDON Hi_Count Cotton Military Cut Trousers
¥42,500
CFM社製造の80年代ジルボー作品に触れる時、Frank Scozzeseらと共にこのレーベルにも少し触れたことがあります。 初期のKATHARINE HAMNETT。 別にCFM社やその創設者Aldo Ciavattaの文脈に無理矢理織り交ぜて話す物でもないのですが、その慧眼を証明するためにCFM製造のKHLユーロオリジナルは結構探していたんです。 冷たいベージュカラーの、ライトウエイトポプリン仕立て、ワイドボディでありながらも深いタックで縦へのラインメイクを強調した美しいワークトラウザーズ。 同レーベルでは比較的長く展開されている定番フォーマットです。 氏が多用した内向きのウエストタック。 その根本右脚側には御丁寧に鋭角フラップの被さったコインポケット。 そしてフロントのボタンフライ部分、ボタンスペースの1つ1つをステッチで分割するお節介な仕様。 これも今やとてもアイコニックですね。 そして前ウエストはベルト切替があるのに後ろは切替無しの身返し始末。 これも嬉しい。KHLを履いてるなって感じます。 そこから視線移りましてヒップポケット。 ここでの仕様そのもののアシンメトリー(パッチ×両玉縁など)は別に珍しくも何ともないですが、実際に仕様もポケットの向きも、完全にアシンメトリーになってます。 これは大変キュートです。 360°何処から見てもユニークなビジュアルポイントを獲得したこのデザインは、メンズボトムスに求められるオーセンティシティと使い易さ、そして絶妙な濃度でのタクティカルエッセンスを全て両立させています。 この個体においては色味まで完璧ですからね。 チノパンとは違う、もっと軽くて冷たいアイスベージュ。 とってもニュートラルで、色んな服に合います。 そりゃ弾数の無さに反して人気も出る。 Made in ITALY (CFM) サイズ表記30 ウエスト:78-71 ワタリ:39 股上:39 股下:79 裾幅:21 状態とても良いです。もっとボロくても良いのに。
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e2000's NEIL BARRETT Black Leather Cropped Cargo PT
¥49,000
創設初期のニールバレットより クロップドレングスのレザーカーゴです。 レディースのXS表記ですがウエスト実寸で72cmあるので、レディースだけでなくメンズも結構履ける方いらっしゃるはず。 フロントはトップボタンすら表に出さないミニマルな仕上げ。 しかしそのフロントフライの上を跨ぐようにドローコードが配置されています。 ウエストベルトじゃなく数センチ下げたこの位置、禁欲的でストイックなビジュアルの中で局地的に超フェティッシュ。 サイドのカーゴポケットの下からは共布(共革)ベルトが伸びています。 初期のソリッドな空気を保ちつつ、クロップド・カーゴ特有のアクティブムードを的確に加速させるディテールデザイン。 レイヴパンツから沢山ドローコードが垂れ靡いてるあの情緒です。 この時期のレザーウェアはGucciと工場を同じくしていますから、パッと見のビジュアルだけでなくそのクオリティもタッチも極上。 (まあこのクオリティこそがパッと見のビジュアルクオリティにも関係するのだけれど) ここまで含めて、「ニールバレットのデザイン」。 こんなのを紹介していきたいのです。 最高のスペシャルボトム。 こんなのを現代に、Late2020'sに持って来たいのです。 ニールバレットらしいものや ニールバレットらしくないものと 合わせると素敵です。 今回同時に、ほぼ同時期のスカートも出します。 是非合わせてご検討ください。 Made in ITALY サイズ表記XS ウエスト:74 ワタリ:31 股上:24 股下:43 裾幅:28
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e2000's A.P.C. Solid_Bootcut Shape Side_Line Slacks
¥15,500
APCの作るドレスパンツ。 90年代後半から2000年代前半くらいの個体。 即章まで綺麗に入れておきながら、ベルトループもちゃんと作ってくれてるのがAPCらしい。 実用性から見ても、嬉しいポイントですよね。 腰回りはコンパクトに、膝まで細身で作って、裾にかけては柔らかいフレアカット。 こういうシルエットメイクがまた上手ですよね……。 チープシックで飄々とお洒落をするパリらしさも素敵なんですが、ドレステイストを作る時の、待ってましたと目の奥がキラリ光るような熱量も最高です。 折角ベルトループがありますから、細身の美しいベルトを巻いて、スタイリングをピシリ引き締めましょう。 弊店の得意とするハイカジュアルへのミックスに、今必要なピースだと思います。 ちょっとシュッとしたい気分。 Made in FRANCE riri_Zip サイズ表記38 ウエスト:76 ワタリ:29 股上:23 股下:75 裾幅:22.5
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2000's GIORGIO ARMANI Plain Grey Normal Slacks
¥18,500
SOLD OUT
ピシリ綺麗に縫製された、端正でノーブルなグレースラックス。 カルテみたいにトップスを、それもアウターを始めとするレイヤードスタイルを偏愛するお店にとってこういう何でも合うグレーのスラックスは本当に貴重。 フロントタック無しの今っぽいプレーンデザイン。 サイドのスラントポケットもめちゃくちゃ幅が狭い。 これはもう意図的に極狭にしているのでしょう。 シンプルに見えるけど、こういうポイントで偏執の欠片を見つけると嬉しくなっちゃう。 エゴ、隠せてないよって。 シルエットはセミワイドのストレート。 フレアはしてませんが、テーパードも緩め。 もったり中庸なラインです。 ちなみに僕の好きなニッチポイントは裏面のポケット袋布端処理です。 たまに、ポケットの袋布をセンターフロントまで延長製図で繋げて安定させるデザインがあるでしょう。 本人期のヘルムートラングとか、そういうスラックス多いですよ。 このスラックスは、それを製図の延長じゃなくてパーツの追加で成立させているんです。 一応寄りで撮っておきますね。 伝わらなかったらごめんなさい。 この仕様は初めて見ました。 そんなのもアリなんですね。 言われて見ればそりゃアリだよなぁと思うんですが、何とも盲点です。 Made in - (IT?) サイズ表記 ウエスト:82 ワタリ:38 股上:29 股下:75 裾幅:24 ・裾付近に軽微な白っぽい汚れあり(殆ど目立ちません)
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c1960's US VINTAGE Nylon-Ox Ex-Short Work Pants
¥12,500
古いアメリカ古着です。 ゴツいGLIPPERジップ。 分厚いオックスフォードで仕立てられたイージーショーツ。 こんな服ぐらいにしか使えないであろう、ぶっといホワイトロープをウエストコードに使っています。 楽に着脱出来るイージーショーツなのに、GLIPPERジップ? そもそもファスナーが使われてるっておかしくない? その通りです。おかしい。おかしいけれど、おかしいまま突き進め! フロントジップは上端まで明き切る訳ではなく、本当にファスナーの範囲内だけが開きます。 男性が用を足す時、ここだけ開けて使うこともあ?よねって話でしょうけれど、それは本当に人による……。 寧ろそれってかなり少数派なのでは……? この話は掘り下げなくていいか……… サイドポケットは無し。 フロントの3Dカーゴポケットだけ。 後ろは結構汚れてます。ペンキ系。 誰かがガチ作業着にでもしていたか、何処にでも躊躇わず座れるオトコが履いていたんでしょう。 アメリカ古着こうでなくっちゃ。 雑な服です。 雑な服って一言で括れないくらい色々な“雑さ”がファッションにはありますけれど、これは僕の好きな雑さ。 良いシャツとか良いテーラードジャケット合わせたい服です。 これは夏にも使えるけど、夏以外に抜け感要員で使っても楽しいですよね。 生地そこそこ厚いし。 ちなみに組成表記とかはありません。 ナイロンか、コットンナイロン辺りの素材だと思います。 Made in - (USA) サイズ表記- ウエスト:~102 ワタリ:37 股上:36 股下:11 裾幅:33
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2001's NIKE Airy-Blue Technical Cutting Shorts
¥12,500
良い時期の良いNIKE。 空と雲を絵筆で混ぜたような淡いスカイブルー。 デザイナーズとのコラボとかじゃありませんが、どうも普通のレンジより数段デザインが入り組んでます。 ヒップポケットが二重で構築されてるのが可愛い。 こんなテロテロな軽量ポリエステル仕立ての時点で、あまり収納力なんて期待していないのに、ここまでやってくれるならハンカチとかリップクリームとか、軽い物を細々と入れてみたくなります。 リップストップ生地だから多少の耐久性はあるのか? あんまり頼もしい生地感ではありませんが、運動する分にはこの上なく快適でしょう。 重いセーターとか、丈の長いライトアウターとかと合わせてみてください。 小さめなのでレディースにもお薦め。 Made in China サイズ表記M ウエスト:64-70 ワタリ:33 股上:29 股下:25 裾幅:29
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MICHAEL KELLER Lightweight-Poplins Cropped Cargo
¥20,000
ロンドンのマイナーレーベル、M.KELLERのショートカーゴ。 両脚のシェイプや可動域に即した立体的な製図にて仕立てられるアクティブデザイン。 各ポケットのカットラインがかなり奇抜です。 デザインスケッチの勢いをそのまま残したような流線形。 ハイカウントのコットンポプリンに乗る色味はカーキ色を陽に焼き尽くしたような淡いトーンのエアリーグリーン。 重いのか軽いのかよく分かんない、イケてるタクティカル。 マイナーなのお探しの皆様へ。 印字がギリギリ読めませんが、おそらく2004。 Made in E.U. サイズ表記L ウエスト:~82 ワタリ:37 股上:30 股下:68 裾幅:20
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80-90's CORNICHE (Fr?) Hard Broke Out Denim Shorts
¥15,500
SOLD OUT
ただでさえ奇天烈なカッティングが炸裂した80年代ユーロのデニムパンツ。 CORNICHEというヨーロッパのカジュアルレーベルです。 出自自体はフランスですが、イタリアとかで作らず、人件費の安い外国で作ってたタイプ。 こういうのの方が探す手掛かりが無かったり、出会えても出自を知ってないとスルーしちゃったり……。 さて、これを作ったのはジルボーが広げた「デザイナーズ・デニム」の風呂敷に乗っかった、数多の才能の1人でしょう。 フロントにあり得ないポケットの増やし方してる。 一撃で惚れました。 そのアイデアは出ないよ。 ペットボトルも文庫本も余裕で入ります。 ここに何か大きい物入れるなら、ベルトはギュッと強めに締めておきましょう。 さてこのデニムの中途半端にのっぺり褪せた色味もまた乙ですね。 日本人には出来ない。 前腿部分だけ地のインディゴが濃く残ってるでしょう、これは多分ダブルニーの当て布を引き剥がしてる。 そこに別パーツでハンマーループをアレンジ…いや、ハンマーループと繋がってる部分だけ切り落とさずに残したのか。 勿体無いリメイクだなぁと思いつつ、同時に「じゃあフルレングスでも買ってたか?」という声が聞こえる。 これ、フルレングスなら買ってないかも。 これはショーツだからこそ、前述した「デザイナーズ・デニム」の潮流、その勢いが色濃く可視化されてるけど、フルレングスでダブルニーで存在してたら、多分別カテゴリの人に向けた服になっちゃってたと思う。 うちに今置きたい服ではなくなる。 ユーロのアイデアパワーがあって、この色で、この変態的なショート、だからこその服。 ウエストめちゃくちゃ大きいです。 多少大柄な人でも、ちょい緩めの調子良いサイジングでお楽しみいただけると思います。 Made in HONGKONG サイズ表記40 ウエスト:100 ワタリ:41 股上:34 股下:19 裾幅:36
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c90's REEBOK (Euro) Easy-Waist Kanoko Shorts
¥15,500
イギリス発のスポーツウェアレーベル、リーボックのユーロオリジナル個体。 柔らかいホワイトの鹿子生地で仕立てられたイージーショーツ。 ユニークなウエストコードのアジャスターまでオリジナルの制作資材。 左裾のロゴ刺繍も色数絞っててシックですね。 というのも、多分この理由はレディース企画だから。 46サイズなのでレディースのXL/XXL程度の感覚でしょう。サイズ感覚は全くメンズなのに、色味だけがお洒落。 この手のイージーショーツってのは気楽に履けます。 “気楽に履ける”というのは“作りが簡素”ってセンテンスと往々にしてトレードオフ。 そこに懸かる若干のモヤモヤが拭えず、昔からイージーパンツがちょっと苦手だったんです。 今はもうそんな事ないんですよ。 その抜け感がどれだけ貴重か、身に沁みて分かっていますから。 で、このショーツってのは、今の自分も、過去の自分も、両方を納得させてくれる個体です。 なんとポケット端にリベット。 イージーショーツなのに。 柔らかい鹿子生地にリベットってのは、ショーツだとか、イージーウエストだとか、そう言うの抜きにしてもなかなか見かけない掛け合わせでしょう。 ヤワな生地にタフな製法。 そのあまりに珍奇なギャップ。 このカテゴリの中でも頭幾つか抜けたクオリティです。 ショーツへの関心がこれまでになく高まっているこのタイミングで出会えたことも嬉しい。 イージーウエストなのでサイズレンジも幅広い。 そしてケアも楽。 言うまでもありませんが、同じの持ってる人もそうそういないでしょう。 テーラードジャケットを着る気温になっても、いや寧ろそこでこそ大活躍してくれるか、最高のショーツ。 Made in Portugal サイズ表記46 ウエスト:84 (調節可) ワタリ:38 股上:38 股下:10 裾幅:38
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c90's LQ MEN Grey-HBT Easy-Waist Ex_Wide PT
¥32,500
SOLD OUT
オールドヨウジ定番のイージーウエスト・ワイドパンツ。 外付けパッチ&ボタン露出の、カジュアルで大振りなヒップポケットと、内の袋布をボディに叩く-所謂ベイカーパンツみたいな-仕様のサイドポケットの組み合わせ。 ゴムウエストにドローコード。 ベルトループも完備。 そして極太のワタリ巾を裾20cmまで収束させる鬼テーパーの素晴らしいシルエット。 パンツのパワーに頼りたくなるこの季節、無くてはならない満点のワイドパンツです。 ドレスの風味なんて何処へやら、思い切りカジュアルな設計。 なのに微塵もだらし無くない。 それどころか、男の色気溢れるアダルトな魅力。 上等な縫製仕様やフォーマットの選定、そして縫製そのものの品質、そしてそして何より、テキスタイルのクオリティ。 極細ピッチで織り成されたヘリンボーン・パターンのコットンツイルが作るのは、単調になりがちなミドルグレー・ファブリックへの豊かな奥行き。 柄とも無地ともつかぬ程度にさり気無く味付けされたグレーは、単調さが解消され、その汎用性が浮き彫りに。 白Tを合わせるだけでサマースタイルが完成するところでしょう。 しかし我々がこれから楽しみにしているライトアウター群、それらが例えちょっと難しい色だったとしても不安無く合わせられる、超便利なビジュアル。 夏の後も脇役として全体的なスタイリングを底上げしてくれるパンツ。 程良いTeeを買い終わったら、次はこういうポジションのアイテムがベストアンサーではありませんか。 Made in JAPAN サイズ表記L ウエスト:~78~(86) ワタリ:40 股上:38 股下:79 裾幅:20
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c90's LQ MEN Brown Linen Easy-Waist Ex_Wide PT
¥32,500
SOLD OUT
オールドヨウジ定番のイージーウエスト・ワイドパンツ。 外付けパッチ&ボタン露出の、カジュアルで大振りなヒップポケットと、内の袋布をボディに叩く-所謂ベイカーパンツみたいな-仕様のサイドポケットの組み合わせ。 ゴムウエストにドローコード。 ベルトループも完備。 そして極太のワタリ巾を裾20cmまで収束させる鬼テーパーの素晴らしいシルエット。 パンツのパワーに頼りたくなるこの季節、無くてはならない満点のワイドパンツです。 ドレスの風味なんて何処へやら、思い切りカジュアルな設計。 なのに微塵もだらし無くない。 それどころか、男の色気溢れるアダルトな魅力。 上等な縫製仕様やフォーマットの選定、そして縫製そのものの品質、そしてそして何より、テキスタイルのクオリティ。 -と、ここまで、もう一着のグレーのコットンVer.とテキストが同じです。 同じ形での生地違いです。 そしてこちらは、こっくり深いブラウンのピュアリネン個体。 紅葉の深山ってよりも、もっと土っぽい、腐葉土みたいなアーシーな色味。 イッセイで言うと80年代のプランテーションが作りそうなテキスタイル。 こっちのリネンに関してはヨウジの本ラインでもありそうではあるんだけれど、今回オーガニックなテクスチャの個体が同型で2本纏めて見つかると言うことは、本ラインではやらなかったけれど、LQではこうした有機的なムードをやろうとしたのか。 図抜けてワイドなボディ設計とギャザー前提のウエスト仕様、これらが作るヨウジらしいドレープと相性最高のテキスタイルです。 風を捕まえながら、ボフボフと大量のリネンを靡かせながら歩きましょう。 ウエストのギャザーや、深く取られた股部分などでは使用に伴うスレや色褪せ、毛羽立ちが見受けられます。 全体的な所感として大きく目立ちはしません(位置もあるし)が、一応ご留意ください。 このままドンドン使い古して枯れていく過程もまた、このパンツの全盛期であると思います。 今時期ならここに同じく夏っぽい素材のシャツ羽織っても良いですし、テーラードジャケットや軽いブルゾンが楽しめるような10~12月の秋口にも、こんなワイドパンツは不可欠。 Teeやアクセサリーが揃ったら、次の季節を見越して脇役ポジションからスペシャルピースを用意していきましょう。 グラデーションでお楽しみいただけると思います。 Made in JAPAN サイズ表記L ウエスト:~74~(84) ワタリ:42 股上:38 股下:81 裾幅:20 ウエストは平置きで74です。 ここからウエストコードで絞れますし、ゴムシャーリングも効いているのでここから+10くらいなら不安なくお召しいただけそうです。
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80's MOMENTODUE Diagonal-Front Pure Linen Wide PT
¥32,500
SOLD OUT
イタリア随一のコートレーベルにして、数多のデザイナーズファッションの製造を支えたALLEGRI。 このレーベルは我々がデザイナーズレーベルをアーカイブする上で非常にお世話になりますね。 様々な先鋭的デザイナーをゲストに招聘し、あわやキュレーション的とも言える感覚で世界観を刷新し続けたレーベルでもあります。 このタグ(ライン)はM&FGの2人をデザイナーに招聘したダブルネーム。 「Contemporary Suit」 とタグに銘打たれたように、“現代的”なスーツというのがコンセプトです。 (アレグリのコートはスーツの上から) さて、「現代的」ってのは、それが作られた時代によって全く様相が変わってきます。 このラインは80年代ですから、ここで言う「現代的」ってのは60-70年代を相手取ってのポジションワードでしょう。 世界大戦が終わり、アメリカの時代になり、各地でフラワームーブメントが興り……なんて、その頃のメンズ服。 ウィットより男らしさ。 確信より伝統。 保守保守。コンサバティブの迷宮。 市井にまで届いた革命といえばTシャツが下着の枠を出たくらい。 メンズのファッションなんてこんなもんです。 これに対して発生する大小様々な、バリエーションに満ちた80年代のハイファッション革命。 レディースより少し遅れて始まるメンズ・プレタポルテの開花。 品質の多寡よりも、如何に目新しく面白いか、にもウエイトが割かれた時代。 ファッションの面白さがメンズにも開かれた時代。 ここ目線での「現代的」です。 当然のように機知に富んだユニークなカッティングで仕立てられ、生地分量は贅沢にタップリ取るワイドシルエット。 ピュアリネンで仕立てられたこのパンツは、前中心の縫い目を斜めに倒した設計。 そして倒した前端からベルトを延ばしてアジャスターと接続、そこでウエストを引き絞る構造。 M&FGが80年代のシグネチャーでも多用したフロントの構造的クロスオーバーを引用していますね。 しかしこのパンツの面白いポイントと言うのは、厳密には「クロスオーバー」をやっていないという点。 “重なっていない”のです。 ただ中心線を斜めに倒しているだけ。 だからファスナーも斜めに付いてるし、型紙も最初から傾いたまんまの形。 ファスナーで留めた先、ウエストベルトより下の位置でボタンを2つ表出して「ファスナー×ボタン」みたいな雰囲気を出してます。 さて、ファスナー付けるなら途中でボタン要らないと思うでしょう。 でもこれ機能性がどうこうとは別。 「フロントを斜めに倒した」というディテールを強調するための視線誘導デザインなんです。 前中心が斜めに倒れて、その先に共布ベルト/アジャスターがあったとて、その上から別のベルトを巻いてしまえば全然見えませんからね。 そうなると、傾いたステッチだけじゃアピールに足りない。 そのソリューションとして置かれたボタン。 この時代を端的に表すとするなら 「このアイデア見てくれよ!!」の時代、です。 存分に宿しながら、次は2020年代目線での「現代的」にも使い回しやすい、比較的オーソドックスなビジュアルバランス。 ドカンと太いワイドシルエット×上質なリネンのトロトロドレープ。 ヨウジのそれより幾分真面目さの垣間見えるビジュアル。 ボトムスにパワーが欲しくなる夏場は勿論、ライトアウターが楽しめる季節になっても、こんな完璧なワイドパンツあればあるだけ良い。 Made in ITALY サイズ表記50 ウエスト:87~84 ワタリ:42 股上:38 股下:86 裾幅:19
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80's LAUTREAMONT MEN Unique-Stitch Design Work Slacks
¥12,500
ロートレアモンの80's個体。 玉石混交の中稀に出会えるスペシャルワン。 下端ボタン着脱式の太幅ベルトループに、景気の良いボックスプリーツ。 ボタンホール下にはピンループまで完備。 80'sデザイナーズカジュアルの良い所を完璧に捕まえたディテールメイク。 このディテールで程良いルーズフィット。 冷たいコンクリートグレーで、ハリのあるコットンドリル。 既に充分な好条件、しかしその先。 このパンツのサビはバックスタイル。 奇抜な形状で製図されたヒップポケットと、その袋布を部分的にだけ縫い止める三角ステッチ。 非常にユニークな仕事です。 こんな定番ポジションのベーシックパンツにこそ、特別なディテールが欲しい。 Made in JAPAN サイズ表記L ウエスト:76 ワタリ:36 股上:34 股下:73 裾幅:20
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c90's GRES (Euro) Sheer-Brown Knit Shorts (D.Stock)
¥16,000
SOLD OUT
マダム・グレのプレタポルテ。 パリにてオートクチュールに身を捧げた伝説の女傑。 彼女の言葉ではプレタポルテは「堕落」とさえ言われましたが、いやはや我々には充分にーいや十二分にー素晴らしいクオリティに映っていますよ。 裾部分の編み方で変化を付けたニットショーツ。 装飾的なカットホールデザイン。 (実際は「カット」ではないのだけれど) そしてその先、平編みがリブ編みに変わるポイントがあるんですが、ここが凄い。 リブ編みの凹凸の凹部分、裏編みに移行する部分で編まずに全部“ふらし”。 リブ編みを構成するはずだった裏編み部分は全部が編まれることなく凸部分へと渡ります。 ニットだけど軽やか。 ショーツというアイテムに欲しい軽さを備えつつ、ニットでしか出来ないユニークな遊びを光らせるデザイン。 その素材は、その柔らかな質感からレーヨンとばかり思っていましたが、まさかのリネン100%。 リネンでこれを成してしまうのか。 ちなみに裏地はナイロン100%の薄いジャージー生地。 ちゃんと裏地も伸びるよう設計されているし、下着の透け感もかなり軽減してくれています。 このクオリティで「堕落」とする。 そんな人の服です。 (だからウエストゴムとかもやりたくはなかっただろうなぁ……笑) その活躍範囲(基本クチュール)もあってメンズ界隈では知名度があまり無いかもしれませんが、このニットショーツは細身のメンズなら普通に履けそう。 男女問わず御推奨したい一本。 Made in ITALY サイズ表記36 ウエスト:60-70 ワタリ:30 股上:32 股下:18 裾幅:29
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c90's KOMODO Technical Cutting Rave Cargo PT
¥39,000
久し振りの紹介です、KOMODO。 80年代末からUKにてプリミティブエッセンスをストリートファッションに融合させてカッコ良い服作ってたレーベルです。 デザイナー/創設者のJoe Komodoによる放浪、そこで得た様々な刺激とインスピレーションを落とし込んだストリートウェアは全く新しい美意識を湛えています。 それはネパールの分厚いニットだったり、インドネシアのエキゾチックなテキスタイルで作られるシャツだったり。 そしてこうしたビジュアルメイクの裏には、エキゾチック/プリミティブへの根本的なイメージアップという命題があります。 サスティナブルとフェアトレードを大前提に、それらをあくまでカッコ良いファッションとして提案していた唯一の作り手。 ファッションに出来る最大の貢献は「イメージ」の操作であると思います。 実際何を何グラム減らした、とかじゃない。 世界に対してどんなムードを作れるか。 その点、この時代のこのレーベルは古今東西を見渡して最高の、本物のサスティナブル・デザイン・レーベル。 そんなKOMODOが作ったY2Kのクラブウェア。 温かみのある素材使いは遥か彼方、レイヴパーティ真っ只中の素材選び。 G_forceとかEarthconciousの服みたい。 巧みなパターンワークと大胆なディテールアイデア。 面白い形のポケットやジッププル。 見所満載。 これをKOMODOの服と合わせると……なんて妄想も面白いし、これを俗に言うテックウェアと合わせた時にギャップで発生するKOMODOっぽいアーシーな空気感もとてもカッコ良い。 頑張って仕入れたデッドストック。 サイズ合う皆様は是非。 Made in NEPAL サイズ表記26 ウエスト:66 ±3~5 ワタリ:36 股上:30 股下:77 裾幅:~20
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80's FRANK SCOZZESE 501 Twice-Tuck Cutting Wide PT
¥45,500
SOLD OUT
のちにREDBUTTONという名を冠するF.Scozzeseのオールドピース。 M&FGやHAMNETT、V.Westwoodらを見出したAldo Ciavattaが見出したもう一つの才能。 これは、リーバイスがファッションシーンに強烈に植え付けた数列に異様に執着したレーベルでもあります。 この個体にも付けられています。 501という名前が。 大丈夫なの?って思いますよね。 実際大丈夫だったかどうかは知りません。 このレーベルの異様な球数の少なさは、もしかしたら大丈夫じゃなかったからなのかもしれませんが、今の僕にはまだ分からない。 そうしたユニークな背景は実物の素晴らしさに比べれば些細な事なのですが、これだけ素晴らしい服を生み出すレーベルなのだから、そんな些細な事まで知りたくなってしまいます。 グリーンデニムで仕立てられたワイドパンツ。 もとより全然出会えないレーベルですが、こんな生地、こんなカッコ良いワイドシルエット、初めて見ました。 メンズサイズってだけで、砂漠で魚を釣るような確率なのに……。 一箇所で2段畳んで作る2タック。 前明き中心に不可思議に露出されたレッドボタン。 通常のヒップポケットに重なるように設計された極小のコインポケットはなんとフェイクではなく実用出来るリアルポケット。 ベルトループあるのに、その内側にサイドアジャスター付き。 ベルト無くても履ける方多いでしょう。 古いミリタリー以外でなかなかお目にかかれないグリーンデニム、そこに無名の天才の仕事が掛け合った奇跡の一本。 誰も知らないスペシャル。 Made in ITALY サイズ表記48 ウエスト:77→69 ワタリ:40 股上:32 股下:76 裾幅:19.5
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VESTIUM OFFICINA | Y2K Minimally Cutting Tech-Shell PT
¥16,000
マビテックス社から展開されたモードレーベル、Vestium Officina。 滅茶苦茶マイナーです。 覚えたところで再現性は無いでしょう。 一応80年代には存在したそうですが、この個体は90年代後半くらいだと思います。 (99年に名前が変わるので) Luca Rejneroというデザイナーの仕事。 ツルッと引っ掛かりの無いミニマムなソフト・テックビジュアル。 ゴム&ドローコードのコンフォータブルな仕様選定と、片方にだけ設けられたニーサイドポケット。 ビジュアルにはヘルムートラングっぽい味付けをしつつ、骨組みの根底にはクラシカルなメンズドレスの息遣いを感じます。 メンズ個体はアヴァンギャルドに飛び込み切れていない感じ。 そして、だからこその良さがある。 細過ぎない点と、ちゃんとレングスがある点。 そしてキレのある冷たい雰囲気を作っていながらも裏面のスレキはクラシックなスラックスみたいなシャドーストライプ。 ひっくり返すと密かにスラックスの記号が隠れてるんですよ、可愛いでしょう。 ハリはあるけど薄手の軽快なテキスタイルです。 NIKEのY2Kとも世紀末ランウェイの儚さ/危うさとも違う、大人のアクティブエッセンス。 Made in ITALY サイズ表記50 ウエスト:70 (~78) ワタリ:34 股上:27 股下:83 裾幅:23.5
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2013S/S JUNYA WATANABE Ex-Deep-Crotch Cut Border Sarrouel PT
¥16,000
SOLD OUT
ギャルソン定番のサルエルパンツ。 こちらはジュンヤワタナベレーベルからのリリース。 ポップな色調でのポップなボーダー。 ウエストゴム&ストレッチファブリック。 お馴染みやり過ぎシルエットのサルエルパンツですからあんまり大股で走ったり出来ませんけれど、着心地そのものはとっても快適。 どう着たって“ギャルソン感”の出る洋服の筆頭ですね。 こんなのをオリジナルミックスに取り入れられたらまた楽しいと思います。 ワンピースの裾からその長い股下を覗かせたり。 またはスカートレイヤードのスタイルに、他と違う一癖をブチ込みたい時とか大活躍しますよ。 ポイントは股下部分だけじゃなくて、その長い股下部分もしっかり見せて、スタイルにファニーな違和感を持って来るって部分。 Made in JAPAN サイズ表記XS ウエスト:60-70 ワタリ:20 股上:71 股下:10 裾幅:15 ジュンヤレーベル以外がどうか注意して見てませんでしたが、この個体は後ろ見頃の股部分にダーツが入ってるんですね。 タプンと膨らむ股下部分のドレープを仄かに操作するカッティング。
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2020A/W MARTIN ASBJORN Ash_White Slick Denim PT
¥20,000
カタカナで書くと「アスビヨルン」です。 コペンハーゲンのレーベル。 テーラード物が特にカッコ良いです。 綺麗で、上品な遊び心があって、澄んだ優しい空気感のレーベル。 遊び心ってよりは“エッジ”と言う方が合いそう。 例えばこのパンツはデニムファブリックの裏表をひっくり返すアプローチ。 これホワイトデニムなんじゃなくって、デニム生地の経糸緯糸のシステムを遊びに使ったアイデア。 裏面を見るとデニムのインディゴブルーがちゃんと待ち構えてる。 そしてテーラード物がカッコ良いと言いましたが、このパンツにもそのセンスは宿ってます。 膨張色ながら質感のあるテキスタイル使いとビシリと強く入ったセンタークリースが作る縦へのライン感。 そして、右ポケットの構造に仕込まれたジップフライ。 真ん中じゃなくてこんな位置で明きを作ってる。 偶に、両サイドのポケットに隠しアジャスターを含めて明きを作るスラックスがありましょう。 あのオッチャンくさいやつ。 あの機構の応用です。 信じられないくらいモダンに昇華されてますね。 決して悪目立ちしない、それどころか側から見て気付きもしない程度のアイデアで、しかし捻り方は烈しい。 ベルトループ無いから誰にでも……ってパンツでは無いんですが、この美しいシルエットメイクはウエスト合ってないと勿体無いから、じゃあベルトループも用無いか、って感じ。 クリーンなツイストデニム。 またはツイストスラックス。 どちらとも言えますね。 長いコートからこんな面白い生地が行儀良く覗いてるのも素敵だし、もう今から履いちゃっても良いでしょう。 白とかグレーのシャツ、めちゃくちゃ合います。 Made in Turkey Dead Stock サイズ表記46/S ウエスト:73 ワタリ:33 股上:36 股下:71 裾幅:18
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2002S/S C.P.COMPANY Technical Woven Classic Cargo PT
¥19,000
第一印象も第二印象も普通。 仕立ての良い、グッドバランスのカーゴパンツ。 この服がC.P.COMPANYとバレるのは第三印象以降。 織地が変! 平織りとも綾織りとも、ジャーマンクロスとも微妙に違う、梨地っぽい入り組んだ組織。 しかしアムンゼンに類するあれらとは生地の強さがハッキリ違う。 変わった生地だけれど、強度的にもボリューム的にも立派にカーゴパンツとして職務を全うするだけの頼もしい生地感なのです。 普遍的な雛型なので特定が若干難しいですが、元ネタは近年モノのドイツ軍用ファティーグパンツでしょうかね。 生地以外の特徴は大凡元ネタ通り。 ウエストベルト位置に開けられた菊門ステッチ(少し改変アリ)、フロントウエストにちまっと摘まれたフロントダーツ、主張を抑えたサイドポケット。 膝の切り替えは足し算だとしても、ここまで綺麗なトレースも珍しいか。 綺麗なクリースメイクによる縦ラインを強調した美しいシルエットも勿論健在。 この辺りの美意識は世紀を跨いだんだなって感慨がありますよね。 色んな人に、色んな服装でお楽しみいただけるパンツです。 意外と古いCPなんかと相性良いですよ。 コテコテになり過ぎたくない時、野暮100のバランスを幾許か崩してくれます。 Made in ITALY サイズ表記50 ウエスト:84 ワタリ:34 股上:27 股下:81 裾幅:21 非常に綺麗なコンディション。
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