洋服解読所
1990's BARNEYS NEWYORK × ALLEGRI Crazy-Construct Design Airy Chesterfield CO
¥65,000 税込
残り1点
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アレグリ社が独自開発したTechnosilkで仕立てられたチェスターコート。
テクノシルク、と言うだけあって、非常にシルクっぽい有機的な光沢。
実際使われているのは72%のレーヨンと28%のポリエステルです。
実際触った感じシルクっぽいんですが、シルクより幾分重たさ?みたいなものを感じます。
実際とっても軽いんですけれどね。
さぁ、IGのリール動画でお話しした事と重複してしまいますが、このコートの独創性について少し紹介します。
先ずこのコートは、ラペルと上襟が地続きで製図されています。
テーラードジャケットやチェスターコートに見られる折り返し式の襟は、ラペルと上襟の接続縫製(及び製図)によって、折り返しのための張力を得てロールしています。
それを無視して尚 綺麗にラペルが返るよう計算された、非常に腕の良いパターンメイキング。
(学生の頃 僕もトライしましたが上手くいきませんでした)
こういう、常識破りの「地続き癒着系」パターンメイクはカッコ良いけど裁断効率が落ちます。
*パターンが変な形になるから効率良く布に嵌め込むのが難しくなって、パーツ裁断の時に布屑になってしまう無駄部分が生まれやすいのです……。
で、その裁断効率を取り戻すかのように、フロントには切り替え線が入ります。
それが身頃裏面に配置される「身返し」のラインをトレースするようなフロントライン。
ここは普通裏面の身返しにおける端線を縫い叩く際にステッチが走る箇所なんですが、その「先入観そのもの」にシームを隠し込むデザイン。
セオリーを分かっている人ほど、ここのシームに気付けない。(実際気付くけど)
そのシームに挟み込むように、各部ポケットの横線を巻き込んで縫製していますね。
一つの縫い目で2つ以上の効果。効率的というか省エネというか。
さて裏面に話が移りまして、やはり裏面にも両方の胸にポケットが付きます。
この頃のユーロアレグリ、4つポケットへの執着じみた拘りを感じます。
結構4つポケット固定の個体、多いんですよ。
この胸ポケットの作り方が凄い。
ポケットフラップが裏面のフロントヨークと地続きになってる。
オモテでも地続きのカッティングエッジがありましたが、裏面でも遊び心に満ちた地続きカット。
その手があったか!と膝を打つアイデア。
そしてこのヨーク縫製に際して、アームホールに縫い代が集まるわけですが……、ここでの縫い代の重ね順も素晴らしい。
綺麗にパイピングした縫い代端を更に覆い隠すように被さるヨークセクション。
思い付いたら実現は出来るんでしょうけれど、こんな細かいところにまでウィットが張り巡らされた服は現代じゃなかなか無い。
本当に服が好きな人間が作ってる服です。
サイズは44です。
メンズのSくらいですから、サイズ合う方はお見逃しなく。
Made in ITALY
サイズ表記44
肩幅:54
身幅:66
着丈:113
袖丈:56.5
裄丈:85
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