洋服解読所
PRADA Harp_Seal Fur Bucket Hat
¥999,999 税込
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2025年11月23日 21:00 から販売
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Harp Seal =タテゴトアザラシ。
ハープってあのハープです。竪琴。
ありとあらゆる動物の毛皮を取り扱ってきたPRADAの歴史の一端を垣間見るに適当な個体。
洋服、もといファッションに用いられる動物毛皮というのは基本的に人類が家畜化に成功したものばかり。
牛、豚、馬、羊、兎、鹿、山羊、等々。
(鹿は微妙?)
その領域の外側での素材はエキゾチック・レザーなんて呼び方をされますが、それらを扱ってきたレーベルの中で最も知名度が高いのはこのPRADAでしょう。
爬虫類をはじめ、以前は弊店でもビーバーのファーとかありましたね。
これらの使用は人類の社会が平和に豊かになるにつれ発生する動物愛護の観点によって嫌悪されつつあります。
ここ数十、及び数百年で穀物の品種改良が発展し、今はもうヨーロッパでも動物を狩らなくても生きていけるようになりましたものね。
それ以前数百万年は動物は愛護の対象ではありませんでしたから、急速な近代化によって価値観のアップデート(もといモダナイズ)に個人差が発生しています。
ここでは現代視座で語るとして、アザラシは殺されるべきではありません。
同社は2020年以降、食肉用以外の動物の毛皮を使用しないことを宣言しました。
こうしたアイテムも、もう増える事はないでしょう。
(生かすだの殺すだの、もう完全に選択をする側ですね、人間は。)
さて、そんな社会におけるこの帽子の存在意義とはなんでしょう。
「もう作られないからレア物じゃん!」ですか?万が一そうならブラウザバックしてくださいね。
今の僕が思うに、それは「人類は“そう”であったこと」の記録です。
見たことのないものに惹かれる気持ち、
触ったことのないものに触りたい気持ち、
一目惚れしたものを我が物にしたい気持ち、
そういった原始的な好奇心と欲望の記録です。
狩猟文化の名残?
それもあるかもしれませんね、でもそれって擁護側の意見になりがちだからここでは無し。
これを「価値」の高いものとして声高に叫ぶことはありませんが、非常に大きな「意義」のあるものとして、テキストだけでもここにアーカイブします。
冷たい海で生きていく動物ならではの圧倒的な毛の密度と異様なテクスチャ、そして意外と張りのあるベースレザー、その他の素材では成立しない唯一無二の触感です。
サイズはXL。男性でも普通に被れる極めて珍しいサイズ。
Made in ITALY
サイズ表記XL
頭周:60-60.5
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