洋服解読所

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TATA Gradation-Switched-Fabric Design Coat

¥39,000 税込

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2026年1月24日 22:00 から販売

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Talking About The Abstraction
で、TATA。
長いので、みんな略します。

2000年代にスタートした大阪のデザイナーズレーベル。

兎に角Trompe-l'oeilの語彙力が凄まじく、表面的な騙し絵加工に限らず、そこから展開される自由な発想で様々なセクションにトロンプルイユ的な面白い捻りを転用します。

ここで言う「面白い」はInterestとFunnyの両方。


このコートは普通のトレンチコートかと思いきや、全然違う。

アウターとセーターの越境を試みたコンセプチュアルデザインです。

裾にニットがくっ付いてるんですね。
単にニットというのではなく、ちゃんとセーターとして健気に「裾」を全うしようとしている。

コートの中でぬくぬく過ごしていたであろうセーターは、デザイナーの遊び心で急にアウター部分へ特殊召喚され、「裾」をやれ、と無茶振りをされている訳です。

しかもなんでそこまで丁寧なのか、背面のインバーテッドプリーツの山折り谷折りまで忠実に拾いながら……。


さあ、このコートの場合、ぶっちゃけ「どこから先がニットだ」ってのが分かります。
まぁ分かります。
でもその継ぎ目をよくよく見てみてください。
布帛であるはずのコートの表地が、グラデーションのようにニット風の起毛感を獲得し始めていませんか。

そう、ニットとの継ぎ目を始点としてニードルパンチ加工が入り、コートの表地をニットがグラデーション状に侵食しようとしているのです。
つまり「切り替え」で素材が変わるのではなく、いつのまにか「グラデーション」で素材が変わる様子を作ろうとしたチャレンジ。

しかもそれが「布帛」から「ニット」という完全異世界ですから、そのインパクトは凄まじい。


前述した通り、ぶっちゃけ継ぎ目は分かりますが、そのビジョンと野心の熱量たるや、これぞデザイナーズレーベルでしょう。

おもろい服、作ってなんぼですわ。


Made in JAPAN
サイズ表記M

肩幅:49
身幅:59
着丈:94
袖丈:72

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