洋服解読所
90's BARNEYS NEWYORK Dry_White Cotton Jumper
¥27,500 税込
SOLD OUT
長閑なピッチの大判アーガイル編み。
表はオーガニックなホワイト、裏面は ほんのり有機的なエクリュカラーの編み地。
編み地の中で柄を作るべく裏編みになる瞬間、裏面のエクリュが僅かに顔を出してホワイトに奥行きを作ってくれています。
首元のリブパートは一周を繋げず、センターフロントで終点交差のディテールを差し込んでいますね。
宙に放った香水半プッシュのよう、ドレステイストの気配がほんの少しだけ香る一手。
物凄く地味だけど、機知に富んだ可愛いディテール。
……さあ、こんな風に細々と魅力を書き連ねてみましたが、このニットの本懐にはサッパリ届いていません。
思うに、このニットの魔性と言うのは「ハイエンド」と「ニュートラル」の共存にあります。
先ずは、ハイエンドであること。
このスペシャリティ・ストアの歴史を思い出させてくれるクオリティ。
糸の細さとか、パターンがミリ単位だとか、そんな形骸化したチャチな装飾じゃない。
コットン90/ナイロン10の組成表記だけじゃサッパリ説明の付かない唯一無二の質感、紳士服としての重み。
言語感覚の追いつかない、ファッションたる所以を宿したテキスタイルデザイン。
こうした強い意志の宿った服は更に過激なフィロソフィーのもとに連れ出されるのが常ですが、この服はその点、出自から違う。
デザイナーズではなく、あくまでショップのシグネチャー。
創業者Barney Pressmanと、その息子Fredが「セレクト」してきた数多の才能に当たり負けせず/しかし不用意に目立つこと無く、それらを引き立てながら調和するのが仕事。
-こんなの、現代では耳にタコが出来るほど聞くセンテンスでありましょう。
しかしこうした美学の成果として生まれる「シンプル」という属性に、こうもクオリティが伴っている洋服は中々出会えない。
○これはmid90's前後、まだファッションが贅沢をギリギリ許可されていた時代の残り香と、先鋭的なノーマルファッション感覚のオーパーツ的邂逅です。
ロロピアーナにこれは出来ないし、ジルサンダーにもこれは出来ない。
Made in ITALY
サイズ表記S
肩幅:56
身幅:63
着丈:65
袖丈:68
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