洋服解読所
2007S/S CHRISTIAN DIOR Technically Manipulated Slim PT
¥25,000
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Gallianoが手掛けた2007年春夏のDior。
あくまでプレタに限りますが、それまでの絢爛で過華美なビジュアルメイクとは異なり、少しミニマルな雰囲気にシフトしてきた頃です。
どういう世界観を突き詰めようとしたのか、明確に観察できるデザインのスリムパンツがありますのでご紹介。
07年の春夏はDior もとい “Christian Dior” としてのエレガンスを前提に、ミニマルなカットとコンパクトなシルエットを混ぜ合わせたシーズンでした。
不躾を承知で喩えるならJil SandeがDiorっぽさを大切にしてDiorをやったらこんな感じだろうな、とも。
さあ、コンパクトなローライズウエストから、スキニーにならないよう真っ直ぐストンと落とされた美しいストレートシルエット。
このパンツの素敵なポイントは腰回りのマニュピレーションです。
マニュピレーション、つまり型紙操作。
ボトムスの型紙ってのは通常、ウエストダーツやタック、及びヒップヨークを駆使することで [ヒップ→ウエスト]に掛けてのフィッティングを実現します。
このパンツは型紙操作によって、ウエストダーツをヒップの真横に移植。
ヨークみたいな位置感覚でダーツを入れる……という尖ったことをしてますね。
ポケットに関しても、サイドシームやウエストと繋がっていない完全独立式ですから、本当に件のダーツのみでドラマチックなウエストフィットを作っている訳です。
この製図技術自体は学生さんでも出来ることですが、このラインメイクから生じる鮮烈なイメージの効果、その取り扱いに関しては天才の仕事と感じずにいられません。
ラインシェイプの美しいシャツ、逆にオーバーなニット、あとは同じくオーバーなテーラードジャケットなどなど……、こうしたコンパクトなナロースラックスと合わせたい服が沢山あります。
Y2K・ハイファッションが標榜したミニマル・スリムとはまた違う、Gallianoが2010'sを見据えて打ち立てた第二次ミニマリスム。
基本的にはレディースです。
レザーサンダルやハイヒールで是非。
Made in ITALY
サイズ表記38
ウエスト:67
ヒップ:84
ワタリ:26
股上:21
股下:71
裾幅:20
シルエットは、厳密には僅かにフレア掛かった セミブーツカット
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レビュー
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