洋服解読所

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c80's RED STAGE (EURO) Ex_Thin Leather Trompe-l'oeil Cut JKT

¥25,500

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極薄のレザージャケット。

エイジングの効いた、いかにもイタリア服らしいキャラメル・ブラウンの色味。

オーバー調子のボディと、キュッと締まったリブ裾のテーパー。

定番。80's ITALYの定番。
Best Company着るほど若くはないが、Giorgio Armaniを着るには皺が足りない…そんな中間地点って感じ。
背伸びをしたがるお年頃、今も昔も、多分それはアラサーとか呼ばれる年齢層なんじゃないのかな。

普段は大人振ったスーツスタイル、砕けた日には小洒落たブルゾン、デートの日にはこっちのレザーアウター……と、そんな感じのクローゼットですよね。ご想像いただけますでしょうか。

さて、そんな想像に難くない一般成人男性のライフスタイル、それに寄り添うような定番のブラウンレザー。



と!見せかけて!という話です。

レーベル名はRED STAGE。
知ってるようで知らない。見たことあるようで無い。
群雄割拠の中で伝説されなかった無冠のマイナーレーベル。

このジャケットには、トロンプルイユ・デザインが入っています。

胸ヨークの下、普通のフラップポケットがいつもの様に鎮座してると思いきや!そのフラップは道半ばで一刀両断、裾のリブ位置を決めるための縦シームに切り落とされてしまいます。

そして、そこで損失したポケットを取り返す様に、サイド位置でハンドポケットを補填するというデザイン順路。


これは中々にあり得ないことです。
こうもこの時代のイタリアの「定番感」を強固に宿しつつ、当時のイタリアにはまだ普及し切っていないフランスの遊び心を取り入れるなんて。

このパターン遊び、及びトロンプルイユの感覚というのはM&FGがフランスを起点に打ち出したセンスです。
アルマーニはこれをやらない。

アルマーニからの影響を隠す気が無い雛型をチョイスしておきながら、それを華麗に裏切る前衛的なパターンワーク。

こと印象が重くなりがちなレザージャケットにおいて、ここまで飄々とした態度の個体は極めてユニークに映ります。

各ボタンホールは両玉縁での仕立て。
遊び心に対してのノブレス・オブリージュですね、真面目で創意的なディテールワークがギチギチに凝らされているのも見逃せない。


レザージャケットというカテゴリの中では最軽量でしょう。
極薄のレザーで仕立てられています。
これなら季節問わずご紹介できますね。(します)


Made in ITALY
サイズ表記48

肩幅:56
身幅:60
着丈:59
袖丈:58

・右袖1箇所、レザーに捲れ傷あり

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