洋服解読所
e2000's PUMA × NUALA Wood-Plate-Sole Sandals
¥55,000
残り1点
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木製ソール。
マテリアル選定で一発勝負するタイプのデザイン。
この時代のPUMAが展開したキレキレのアヴァンギャルドが周知されて久しいですが、これはその中でも特段珍しいモデルです。
サボや下駄からインスパイアされたのでしょうか、ソールを一枚木材で全部作り切るシューズなんてそうそうお目にかかれません。
Nualaとのコラボレーション・コンセプトに“インドア・アクティビティとPumaの風情の融合”という旨がありました(Nualaはヨガウェア中心でした)から、【木製ソール=インドア】の図式を暗示していたのかもしれませんね。
非常に示唆的で柔軟で、そして鮮烈な感覚。
さて実用面に目を移すと、聡明なお客様方はソールへのカーブ負荷を心配されるのではありませんか。
殆どのシューズは指の付け根の外側くらいがグニャリと曲がって、そこに皺が入りますよね。
アッパーもソールも、そのカーブ部分を中心に、実際曲がるのです。
これは歩行を生命活動の前提とした生物全てに共通する条件ですね。
ソールを木製にすると、そこが曲がらない。
しかし、この不伸縮によって閉じ込められてしまいそうなエネルギーは、ストラップ部分のサイドゴアで解決されます。
ここの伸縮性が全体の荷重を解決し、木製ソールに「無理に曲がらなくていいよ」と伝えてくれる。
アウトソール面には接地面を考慮した丈夫なゴム底が部分的に貼られています。
このカッティングも、木製ソールの情緒を殺さないよう最低限にしてくれているのでしょうね。
さて、この手のシューズはコンディションが問題です。
今のところサイドゴアの伸びやゴム底の劣化も無し、普通に心配無く歩行出来ます。
奇跡のデッドストックですので、傷や汚れも無し。
しかしいつどのタイミングで劣化が来るかは読めません。
個人的にはコレクションとしてアーカイブされるべきプロダクトだとは思います。
「靴は履いてなんぼ」みたいな意味の無い御反論も脳裏に過りますが、人間が考えて設計した物である以上、それらは全て資料です。
履いてなんぼ-の前提を含めて巧くデザインされた、そのデザインの記念碑として人はモノを遺すのですよ。
私はここにこうして写真と感想文をアーカイブ出来たので一旦満足。
あとは次のオーナー様のご意向にお任せします。
サイズ表記は24.0cmです。
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