洋服解読所
c1990's GIORGIO ARMANI CLZ. Viscose×Cotton Knit U_Neck Skipper
¥22,000
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今にも晴れ出しそうな曇天、はたまた晴天の中で一時的に被さったひつじ雲、はたたまたた、私と同じく盆地の生まれの方には馴染みが深いでしょうか朝が更けても散らない厚い白霧。
イタリアっぽい、いや正確にはARMANIっぽい、非常に細かく設計されたニュアンスカラー。
ほぼホワイトに届こうかというくらいに明るい、ペールグレーの色味です。
素晴らしい色だと思います。
爽やかなんだけど儚くて、今回サマートップスに宛てがわれているものの夏っぽさの押し付けを一切感じない。
生地単体/色単体で存在しているうちはあまりにも頼りない、吹いたら飛んでしまいそうな白灰色。
やっぱりこの人の扱うテキスタイルは、赤だの青だの、白だの灰だの、一言で片付く色の「あいだの色」、これが無数に存在します。
どれだけのグラデーションピッチで色彩を捉えているというのか。
さあ、そんな-色単体では頼りないほどに繊細な-この色、組み合わさる型紙が特段ユニークなもんで、「線」と「面」のコーディネーションの巧みさ、これを感じずにいられません。
本来のネックラインに割り込み、更に大きく刳り出されるよう増設されたUネックのカッティング。
このUの同一線上に続けて設計された羽襟。
これらが組み合わさって生まれるビジュアルは、扱った要素が「Uネックの拡大」だけとは思えないほど鮮烈。
普段のラウンドネックでは隠れてしまうジュエリーもここなら遠慮無く輝ける。
①サマートップスであり、②ARMANIである。
この時点で、使える手数なんてかなり限定されているのです。
そんな中で(恐らく軽快に)捻り出される、ミニマルなのに独創的なカット。
そしてカット単体では主張し過ぎてしまいかねないところに合わされる儚い白灰色。
この合わせがセンスです。
この型紙に強い色を持ってくるとくど過ぎる。
この色味に無難な型紙ではあまりにつまらない。
互いが互いを無くてはならないものとする絶対のコンポジション。
夏服でもプリントやロゴに頼らずこのクオリティを当たり前のように出せるARMANI、もはや職人だと思います。
Made in ITALY
サイズ表記52
肩幅:49
身幅:52
着丈:68
袖丈:24
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レビュー
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