洋服解読所
1990's GHOST MAN Herringbone-Stitches Full Viscose Tailored
¥108,000
残り1点
COMING SOON
2026年7月1日 00:00 から販売
※販売期間・内容は予告なく変更になる場合があります。
GHOSTのメンズ個体。
レーベルについてはあまり説明しない方がシーンのためでしょうか。
GHOST自体が極めて数の少ないレーベルですが、メンズラインの「MAN」ともなれば、そこから更に輪をかけて珍しい物です。
珍しい物を……というのはETRAKの全品に共通する大前提ですから、取立てて、それもご紹介の冒頭に、こうして書き添えることは基本的にしません。
例外となるのはこういう服です。
珍しいということは他と違っていられる保障が強まるということ。
他と違っていたい、唯一でいたい、という欲望を本質に内含する“ファッション”という営みにおいて、これは立派な煌めきです。
他の骨董品収集と違うのは、それを身に纏える点。
それを“自分”という概念の枠組みとして取り入れていくことが出来る点。
昨今、稀少性とネームバリューの両概念は融合し、稀少であるが故に高騰し、高騰が知名度を更に押し上げるという構図。
今考える“稀少性”というのは、服のフィジカル面だけではなく、印象や情報の側面を無しには語れません。
端的に言えば、どれだけ稀少であれど誰もが知っている服なら興は削がれる訳です。
こうしてETRAKで書いている文章もね、それを情報として摂取して終わり……じゃなくて、摂取した情報がスタートラインになって欲しいのです。
それを基に発展する感想や考え、ワクワクするような感覚、そうしたモノを貴方だけのパーソナルな価値として誇って欲しい。
……そんな感じです。
GHOSTのジャケット、見ていきます。
このレーベルなのでやっぱりヴィスコースで作られています。
正直、手に持った瞬間には「ヴィスコース感」はありません。
トロトロしていない。
中々しっかりした生地、ここに一般的に想像されるあの華奢な婉麗はありません。
レーヨン特有の柔らかさを利用して膨らませたファットなテキスタイル、そこに太糸ステッチでヘリンボーン柄を敷き詰めたデザイン。
このステッチでテキスタイルのふっくら感を引き締めてて、これが天然のキルティング・ステッチの様相を呈すというわけ。
豊かな凹凸感が小気味良い。
あくまでメンズウェアとして展開されていますから着地点自体は地味というか、日常的に使える範囲に上手くアジャストしていますが、アイデア&テクニック自体は非常にユニーク。
「ヴィスコースの仕様と、その特性の利用を前提にメンズラインを展開してください。」という仕事であったとして、例えばドレープ使ってゴシックに……みたいな 誰でも想像の付く範囲をキッチリ飛び越えている、流石のアイデアクオリティ。
ゆったり着られる大きめのボックスシルエットで、袖口は途中まで本切羽。
この袖口のセンスもまた非常にユニークですね。
(ちなみに家庭洗濯出来ます)
Made in ENGLAND
サイズ表記4
肩幅:51
身幅:60
着丈:83
袖丈:63
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レビュー
(347)
