洋服解読所

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1980's FIORUCCI (DEAD STOCK) Lightweight Cotton Prplins Overalls (YL)

¥42,000

残り1点

COMING SOON

2026年7月1日 00:00 から販売

※販売期間・内容は予告なく変更になる場合があります。

昨年2025年のミラノ・トリエンナーレにて過去最大級の回顧展が開催された伝説のレーベル
【FIORUCCI】。

近年嬉しい復刻騒ぎがありましたが、その本家本元ユーロオリジナルの個体がデッドストックで入ります。


リブランディング後はあたかもハイブランドであるかのようなプライスが付いていますが、元々はそんなレーベルではありません。
デザイナーズではあるものの、あくまでカジュアルレンジ。
カットやマテリアルの可能性を拡張したハイエンドファッションとはまた違う、限られた人々ではなく世界に広くファッションデザイナーの息吹を知らしめる立ち位置でした。


しかしその世界観はイタリアだけに留まらずN.Y.クラブシーンまでをも飲み込み、同界隈においても数多の数寄者に愛されました。

何を隠そう、70-80年代におけるN.Y.の光と影を全て産み落とした伝説のナイトクラブ【Studio54】の共同創設者であり、そのオープニングパーティのオーガナイズを担当したのが、このFIORUCCIの創設者 Elio Fiorucci なのですから。


ここでは当時の王様ホルストンをはじめ、ナオミ・キャンベルやジェニファー・ロペス、アンディ・ウォーホルやキース・ヘリングなど、当時を煌めくVIP達が集い、厳しいセキュリティチェックに守られながら自由なプライベートタイムを楽しみました。

この絢爛を尽くしたナイトクラブの様子は、是非とも映画【HALSTON】をご覧ください。


そして、“昼のStudio54”とまで言われたショップが、FIORUCCIのN.Y.店。
今回ご紹介する三着のオーバーオールなんて可愛いものです、それくらいサイケデリックで、過美で、プラスチックと色彩に満ちていました。


現代から見て2周前というか、2世代前というか。
現代でのレジェンドデザイナー達が過去に多大な影響を受けたリビング・レジェンド。
彼らのインスピレーションソースとして、様々なクリエイションの中で生き続けています。



さあ、一般的なオーバーオールとは何もかも違う、FIORUCCI流アレンジの塊みたいなオーバーオール。

生地は労働に耐えられないくらい薄くなり、色彩はファッションの事しか考えていない。

誰でもユニバーサルに履けるよう直線化されたメンズパターンは、女性の身体の抑揚を加速されるべく製図されたフィット&フレアに変換。

オーバーオールであるにも関わらず、共布のウエストベルトが増設されていますね。
これによって、オーバーオールで必ず寸胴になっていたウエストはくびれを取り戻します。
(これのおかげでフラップを下ろした時もずり落ちずに履ける)

そして、ポケットは入り口端が腰のラインより大きく浮くように製図されています。
これはMuglerやAlaia、同時代のIsseyなどでも見られたボディコンシャスの語彙。
ポケットを膨らませることで表面上でのヒップ・アウトラインを更に横方向に拡張し、ウエストのくびれを相対的に細く見せる視覚工作。

極め付け、ウエストにはベルトバンドを起点に、上下両方向に2タックが入っています。

オーバーオールにウエストタック……。



ありとあらゆる洋服をFIORUCCIのフィルターで作り直す、宛ら“FIORUCCI工場”と化していた黄金時代の洋服。

当時のオリジナル自体が非常に希少である中、オーバーオールなんて本当に初めて出会いましたが、当時の作品群の中では比較的トライしやすい/現代の装いにも組み込みやすいピースだと思います。


是非ヴィンテージTeeやクールなバッグと合わせて、ファッションの愉しさを謳歌してください。



Made in ITALY
サイズ表記S

ウエスト:79→70
ワタリ:35
股上:30
股下:83
裾幅:18

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