洋服解読所

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2004S/S CHLOE by PHOEBE PHILO Leather Codes Strapped Viscose Top

残り1点

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ラスタカラーのショルダーストラップからぶら下がるレーヨンのロンTeeという構図。


このロンTee部分は肩先を超えるほどのオフショルダーになっていて、それを落とさず着るために、ストラップが増設されている仕組みです。


そしてこの3色のストラップはなんとラムレザー仕立てのチューブコード。
Chloeが世界トップレンジのハイブランドであった事を思い出させてくれる。

配色もレゲエっぽくて好ましい。
夏から逃げるのではなく真っ向からちゃんと楽しむサマーバイブスをインストール出来ます。


さあ、ここから先がトップクリエイター達の仕事。
ロンTeeにレザーチューブ縫い付けて終わりではありません。

ロンTeeのボディ内部にまでこのチューブは貫通しています。
肩からデコルテ、バストトップを通った後はサイドに向かい、背面では肩甲骨を回って肩に帰ってくる周遊式ループチューブなのです。


そして、このレザーコードの強度(張り感)によって、柔らかなレーヨンボディは彫刻的なドレープを描きます。

実はこのトップスは平置きにすると極端なワイドボディ。

実際に人体に着用してレザーコードが重力通りに落ちた時、ワイドに設計されたレーヨンボディの全てが均等に華やかなギャザーフレアに化ける。

なんてテクニカルな発想とスキルなのでしょう。

極端な事を言えば、この服はレザーコードが本体で、レーヨンのボディはドレープを可視化するための媒体に過ぎないとすら思うのです。

流石Phoebeと畏敬の念を禁じ得ない。


・普通、服のドレープって肩が起点です。動かない物じゃなきゃ、ドレープの起点にはならないのです。しかし、服の内部に構造物を通し、服と構造物の質量差によって新しい起点を増設するこの手法は、本来のドレーピングのセオリーを根本から覆す発想です。ドレーピング(製図)の地平を更に切り開く核心的な/革新的なアイデア。




仮にこれのレザーコードがブラックならオールブラックのシックなスタイリングにもマッチしたでしょう。
それこそロング丈のフレアスカートなんて合わせるとカッコ良い。

しかしPhoebeのチョイスはラスタカラーです。

シックに染め切るのではなく、あくまで彼女視点のボヘミアンを描いたデザイン。
そのバランスこそが当時の全盛期Chloeだったのです。

先ずは使い込まれたオーバーサイズ・デニムなんて如何でしょうか。


Made in ITALY
サイズ表記XS

身幅:45
裄丈:79
着丈:57


単品写真は構造可視化を優先しているので色味にブレがあります。
色味はスタイリング写真が正確です。
ブラックです。

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