洋服解読所

1/9

c90's GRANELLO Cordovan Leather Minimal Belt

残り1点

International shipping available

PRADAグループの元最高経営責任者にして同グループの現会長、そして共同創業者であるMiuccia Pradaの夫というのが、Patrizio Bertelli氏です。

彼はボローニャ大学の工学部に在学中、友人に向けてレザーアイテムを製作していました。
その日々の中、学業よりも物作り/ビジネスを優先するべく、同校を中退し独立。

ここまでは まあまあ、よく居る……とまでは言わずとも、よく聞くエピソードではあります。
でもこの人、ここからが凄い。

中退した21歳の青年が先ずやった事は

「皮革製品製造会社の買収」

です。
入社じゃなくて買収。
彼は若いうちに父親を亡くしていて、教師である母親の細腕で育てられたと伝わっていますから、ここのお金の流れが意味不明過ぎてワクワクしてしまいます。

そしてビジネスとクラフトへの理解を深めた彼が次に取った一手が

「皮革製品製造会社の買収」

です。またです。またやってる。
これが1973年のことだから、同氏が27歳の時か。若過ぎるでしょ……。

で、この時に買収されて彼のレーベルとなったのが今回ご紹介するこれです。

【GRANELLO】

パルマのレザーメーカーですね。
この買収の数年後、彼はMiucciaと出会います。
そこから続く事業提携の果て、1987年に彼らは結婚し、ベルテッリ氏は磨き続けてきた経営手腕でPRADA社を現代へと続くハイファッションの線路へ乗せるのです。

このGRANELLOのベルトは、推定ですが90年代くらい。
GRANELLOがいつ無くなったのか、又はPRADAに吸収されたのか、この部分は不明なのです。


でもデザインは明確にPRADAの影響下ですよね。
端正で飾り気の無いミニマムビジュアル。
シンプルよりも更に一段、過剰に削ぎ落としたデザイン。

縦長にまで押し縮められた形状のバックルや、異様に早い位置から始まるベルト端のテーパー。
一見シンプルながら、切れ味が違う。

そしてこれをコードバンで作るってのが素晴らしいと思います。
完全一枚ではなく接ぎ合わせの仕様ではあるのですけれどね。


ビジュアルとしての切れ味と、レザークラフトとしての迫力の両立。
ここの部分はGRANELLOとしての矜持みたいな感覚もあるのかな。
ミニマムがミニマルに化ける瞬間みたいなものを感じます。



現状 お店にあるベルトの中で、1番質が良くて、1番カッコ良くて、1番珍しいと思います。

奇跡のデッドストック。


サイズ表記30/28
Made in ITALY

ウエスト:63.5-73.5
レングス:84
ベルト幅:3.0

International shipping available
  • レビュー

    (347)

  • レビュー
    (347)

¥81,000

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      セール中の商品
        その他の商品