洋服解読所
c90's BARNEYS NEWYORK (EU) Uniquely Yarned Oversized Cotton Jumper
¥36,000
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枯れたコットンの意匠糸で編み立てられたチャンキーニット。
確か去年からでしたっけ、90年代のBARNEYS NYが良い、それもニットとコートが素晴らしく好みである……といった旨のフックアップを始めました。
僕自身も私物として沢山買って着ていました。
これは僕には大き過ぎて私物行きを泣く泣く我慢したスペシャルピース。
いつ売ってもいいんですが、まあ秋を意識し始める立ち上がりの時期は最高のタイミングのひとつでしょう。
フワフワした白いコットンヤーンを、黒い極細糸で締め付けるように設計された糸。
このニットはCotton92/Nylon8の組成でして、恐らくはボテボテに太った白い糸がコットン、それを締め上げる極細糸がナイロン、という配分ではないでしょうか。
白糸部分については、コットンで作るトリッキーな中空糸(中が空洞の糸)の可能性もありますね。
糸の中心に水で溶けるような芯材を据えて糸を作ると、完成した糸を水に付けることでコットン製の中空糸が出来たりします。
※化学がお好きな方はこういうテクノロジカルデザイン、きっとお好きでしょう。
というのもこのニット、オーバーサイズの見た目の割にかなり軽いんですよね。
オーバーニットに欲しい滑らかなドロップ感はあるのに、レーヨンやナイロンみたいな重さは無く、あくまでコットンらしい素朴なドライタッチのままドレープするのです。
肩が凝らない。
恐らく前述した白糸パートと、それを締める極細糸との掛け合わせで生まれた質感なのでしょう。
そしてこの質感をこそ完璧に輝かせるのが、度を超えたドロップショルダーのボディバランスです。
肩幅74で袖丈が57ですからね。
着ると分かっていただけると思います。
ニットウェアについては、これまで自分の中で手本とする理想形がありました。
これが最高だ!みたいな像が。
そしてこの時代のBARNEYSのそれは、その像に非常に近しいという意味で好ましく捉えていたのですが、この個体は、最早これこそを新たな理想形のひとつに加えていいと思えています。
それくらい良いニット。
Made in ITALY
サイズ表記40
肩幅:74
身幅:67
着丈:70
袖丈:57
裄丈:97
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レビュー
(348)
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