洋服解読所
c90's KENZO HOMME (FR) 5_Tucks_Cuff Design B.D. SH
¥18,000
残り1点
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KENZO HOMMEのフランスオリジナル。
この時代のこのレーベルにおいては、日本のライセンス企画も個人的にかなり好きでして、総意的な素材設計と日常使いし易いイメージバランスがちょうど良いんですよね。
で、フランスオリジナルは、その“日常使いし易いイメージバランス”って所が無くなってます。
気楽なデイリーウェアじゃなくピリッと緊張感のあるドレステイスト。
もっと丁寧に書くと、デイリーはデイリーでもパリのデイリーだから根本的にドレステイストの残り香がタップリ散りばめられてるって感じ。
日本の方はその土壌があまり無い日本でもちゃんと着易くなるようアジャストさせてる感じ。
最近やっとこのムード使えるようになってきましたよ。
苦手だったけど、良さを痛感し過ぎて 手を出さない訳にはいかなくなってきた。
ビシッとした芯材設計を前提とした存在感のある襟とカフス。
右カフスにはシグネチャー刺繍が同色糸でさり気無く入ってます。
大きめのシャツなので、袖長めに着てカフスだけ見せる……なんて着方も視野に入って来ましょうが、この刺繍があるだけで説得力が1.5倍くらいになります。
そして文字ではなく製図にもシグネチャー・ディテールがあります。
ご存知でしょうか、袖口カフスにて大量に畳まれた多重タックデザイン。
この丁寧に調節されたエレガンス、KENZOのお家芸です。
こうしたフレンチ・ドレスの骨組みを根底に、KENZOらしい軽妙な色彩設計も現在。
サイズ表記もしっかりドレスシャツのサイズ規格です。
この上からブレザーやブルゾンを羽織るだけで完成するバランス。
フレンチ・プレッピーの構成材料として非常に優秀。
カジュアルなスタイリングを引き締める何かが欲しい時、ブラックに頼らずともこうした服の“空気感”で引き締めることが出来ます。
逆に言えば、こういう服があるとペールトーンのファッションにも更に奥行きと立体感が出てくるということ。
確証は無いけど恐らく本人期の晩期くらいのデザイン。
なんで日本人デザイナーがコレをやれるのか、知れば知るほど畏敬の念は増すばかり。
ディテールや付属品みたいな枝葉じゃなくファッションの根幹的な部分から理解して組み立てることが出来る作り手の服。
こういう服って感覚言語派の人同士で共有されがちだから、こうして文字になることが少ないですよね。
Made in FRANCE
サイズ表記41/16
L~XLくらい
肩幅:55
身幅:63
着丈:85
袖丈:62
現地タグ曰くフランス製/ライカタグ曰くモロッコ製。
Fabriqueの誤読とみて現地タグの方を優先してます。
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レビュー
(349)
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