洋服解読所
1980's BARBICHE Ash Brown Irish_Tweed B.D.Taste Jacket
¥42,500($268.78)
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80年代初頭に菊池武夫デザイナーがBIGI社から設立したヨーロッパ志向の本格レーベル“バルビッシュ”のツイードジャケット。
本場アイルランドのドネガルツイードで仕立てられたバトルドレス型のフォーマット。
さあ、なんと言っても生地が素晴らしい。
最高です。
何色使ってんねんと溜息が出ちゃうドネガルツイード。
色数多いのに最終着地はあくまでシック。
有彩色を完璧にコントロールする色彩感覚。
そしてこの生地でこのカタチを作る折衷センスも天晴。
同時代にヨーロッパのみんながデニムで作っていたこのカタチをドネガルツイードだなんて……。
こんなの、この時代を振り返る僕達世代の「あったらイイな」ド真ん中です。
胸を覆い隠すような特大チェストポケット、これもツイードだとまた違った印象ですね。
デニムだともっとガヤガヤ喧しいのでしょうけれど、いやに落ち着いています。
見せてもよし隠してもよし、程よいアクセントに映えるオレンジの大判ボタン。
このチョイスも凄いですよね。
なかなか出来ないと思います。
ツイードの雰囲気壊してしまいそうで、僕なら地味な色に逃げちゃう。
いや、比翼仕立てにして隠せるからこそ 攻めた配色が出来たという考え方も出来るか……?
そして羽襟、人工レザーかな?なんかユニークな質感のブラウンテキスタイル。
毛足の長いフェルトをコーティングしたような特殊な質感。
コーティングと言ったけどベタ付きは無し。
ここも不思議なもんです。
リアルレザーだとちょっと重いよな、とも思います。
質量じゃなくて雰囲気が、です。
なんか2020年代の 肩に力入ったリプロブランドみたいになりそう。
あくまでファッションとして軽やか。
そうですよね、トラディショナルなツイードをわざわざヤングのための雛型にツイストしているんですもの。
ちゃんとファッション感覚で使えるように軽やかにしてくれています。
普段ツイードジャケットに慣れ親しまれている方には意外性に満ちた変拍子アイテムとして、逆にクラシックなツイードを毛嫌いするヤンガンにも、蓄積された美意識の分厚さを体感していただくに丁度良いポジションのジャケットではないでしょうか。
だっていきなりツイードのテーラードジャケットってちょっと敷居が高いですもの。正直。
こんな所からグラデーションで、ワードローブ大人化計画進めてみては。
Made in JAPAN
サイズ表記46
肩幅:50
身幅:61
着丈:55
袖丈:59
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レビュー
(350)
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