洋服解読所
1990's JIL SANDER by J.S. Shoulder_Darts Design Sophisticated Suit
¥999,999($6,335.14)
COMING SOON
2026年10月19日 00:00 から販売
※販売期間・内容は予告なく変更になる場合があります。
女性のためのセットアップ/スーツの最上を決めろと言われれば、先ずはこれを思い出してしまう。
都会的でありながら画一的ではない。
マニッシュなのに柔らかい。
強いのに優しい。
強いと優しいは同義か。
1990年代になり、やっと時代が追い付いたと言わしめた女傑JIL SANDERのセットアップ。
Sophisticate とは これです。
色んな服と出会っては別れ、少しずつ積み重ねていますが、こんな服出会ったことがない。
ジルサンダーらしい浅めのVゾーン、シングルともダブルとも違う、1.5巾くらいの深さで設計された前あわせ。
長めの着丈と高めの胸ポケットで作る胴長シルエット。
徹底的に禁欲的。
この禁欲的な美学はともすれば垢抜けない印象に繋がりかねませんが、この人の仕事にその心配は無用。一番無用。
この世で一番洗練されてるんだもん。
若者を都会に染めようと量産されるレディーススーツの方が余程芋っぽいという皮肉。
構築的な芯材使いは最低限に抑えた華奢な仕立てですが、そこと対比させるかのようなマニッシュの記号がまた小気味良い。
ジャケットの方には肩山ダーツ。
これが最高なんです。黄金期のマルジェラみたい。
アームホールから、三角筋のド真ん中に向けて細く走るダーツは、身体のダイナミズムを無視しない態度の表明。
ただ無愛想で無機質な服を作ろうって訳じゃないのですよ。
柔らかさ、硬さ、物理的な凹凸、隠す、見せる、などなど……。人間と洋服の相互補完が高い次元で執り行われています。
「人間」は「人間」と「服」で出来ているのだ、とつくづく痛感させられる。
数多のレディースアパレルが杓子定規に標榜する「着る人の個性を引き出す服」ってのは、恐らくこの人の作品が最も良いお手本となるでしょう。
Made in GERMANY
サイズ表記36/36
・JKT
肩幅:40
身幅:48
着丈:77
袖丈:62
・PT
ウエスト:68
ワタリ:31
股上:30
股下:77
裾幅:14.5 (スリットあり)
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レビュー
(352)
