洋服解読所
1980's RUFFO Ex-Lightweight Mouton Loose JKT
¥999,999($6,335.14)
COMING SOON
2026年10月19日 00:00 から販売
※販売期間・内容は予告なく変更になる場合があります。
こういうレーベルにしか作れないタイプのムートン。
その特徴は【異様に軽い】こと。
ムートンをムートンのまま、ギリギリまで薄く鞣す技術力もそうですが、皮革素材の選定がそもそも根本的に薄くて柔らかい。
正確に言えば「軽いムートンで作ろう」というディレクションがあったとして、「軽いムートン」の指し示す範囲がめちゃくちゃに広いということ。
通常のメーカーに20の選択肢があるとして、RUFFO水準はその選択肢が桁違い。
元々皮革製造業のメッカであるトスカーナ州、ピサの斜塔で有名なピサより川を数キロ遡った位置にあるカルチナイアでスタートしたRUFFO社。
60年代の設立時点で、周囲には世界指折りの鞣し職人や皮革縫製に携わる工房達のネットワークがありました。
彼らの技術を継承し世に誇る一大工芸へと押し上げたのRUFFO社の転機は、皆様ご存知の通り【GIANNI VERSACE】との協業でありました。
VERSACEにとっての特別な仕事(レザーウェア(単価高いから…))を任されるだけのクオリティが既に備わっていたうえ、彼の破天荒で前衛的な仕事によって加速度的に更に磨かれたアルチザナル・レザーワーク。
そうして培われた水準は、インラインとして展開されるベーシックなレザーピースにもこうして反映されていきます。
極薄シャーリング・ムートンのハーフコート。
襟を一枚革のように仕上げてシャーリング面を外に出す、そしてその端をスムースレザーで縁取る。
これほ黄金期のVERSACEでそのまま使われていたアイコニック・ディテール。
RUFFOが凄いのは、革も柔らかいけど、毛皮も滅茶苦茶柔らかいんですよ。
詰まり過ぎないリラクシングな襟ぐりにて首に柔らかく触れる毛並みのなんと優しいことか。
汚さないように大切にタートルネック/スカーフを挟むのも賛成ですが、そのまま地肌で素材の質を体感することにも賛成します。
そして毛並みが柔らかいということは、それがそのまま裏地のような仕事も兼ねてしまうということ。
このハーフコートの裏地は無し。
ムートンレザーの裏面がそのまま使われています。
この滑らかな毛並みのおかげで、中にニットを着たとしても着用感は至って滑らかって訳。
アームホールも太いからお気に入りのセーターもそのまま使えます。
圧倒的な防寒性と引き換えに、ムートンウェアの動きにくさや取り回しの難しさを解消した素晴らしいトレード。
実際電車や車で移動する日にガチガチのムートンはちょっとオーバースペックだったりしますしね……。
ハーフコートともロングジャケットとも言えそうなこのバランス、イタリアではジャッコーネ(Giaccone)なんて言うみたい。
カーコートと呼ばれることもある点からも、現代的な生活にこそ完全な噛み合い方をするのではないでしょうか。
良い服もライフスタイルに合ってこそ本番ですものね。
Made in ITALY
サイズ表記-
肩幅:65
身幅:70
着丈:81
袖丈:61
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レビュー
(352)
