洋服解読所
1980's CHIPIE (FR) Heavy Nubuck Leather Bomber JKT
¥62,500
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シピーのユーロオリジナル。
こういうの当たり前に出せるようなクールなお店になりたいです。
僕はまだ毎回大騒ぎ。
ジーンズとかスウェットとかシャツとかでもオリジナルのユーロ企画ってだけで遭遇確率はグッと下がります。
そんな中で出てくるレザージャケットの破壊力たるや。
古着を生業にされてる方はご存知のことと思いますが、そういう方にばかり伝えていきたい訳ではありません。
ちゃんと拡げていきたいとも思っています。
だからこうして書きまくってアーカイブしている訳ですが……。
先ず言わねばならないのは、ファッションは【アメリカ】と切っても切れないということ。
WW2で戦勝国となったアメリカの戦後の栄華、この黄金時代の影響というのは凄まじかったのです。
「アメカジ」ってカテゴリが日本でも出来たように、ヨーロッパ各国(と言っても基本的にフランスとイタリア)でもちゃんと流行ったのです。「アメカジ」が。
この流行り方にお国柄が出てて面白いんですよ。
日本のアメカジは源流へのリスペクトが前提にあります。
なので、アレンジするんじゃなくて如何に忠実に再現出来るかが評価基準にあります。
一方、フランスやイタリアのアメカジは、別に再現度に重きを置いていない。
あくまで“面白いエッセンス”の一つとして消費するスタンス。
なので誇張したモノマネみたいなキッチュなデザインとか、デザイン工程のどこかでオリジナルのアレンジを入れてたりします。
それこそM&FGなんかは1番分かりやすいでしょう。
ハイファッション的な機知に富んだ製図(カッティング)でオリジナリティを混ぜましたね。
その走り、フランスにおけるアメカジ・サンプリング・デザインの先駆者が このCHIPIEです。
今当たり前になっている要素を当たり前にした偉大なる先人の1人 というのがCHIPIEの正体。
そういえば文字でこんなに丁寧に紹介するのも初めてでしょうか。
素材はヌバックレザー。
柔らかいけど重たいです。
色味が綺麗に揃ってない、カジュアルレーベルらしい品質水準を感じます。
作りが悪いとかじゃなくて(作りは寧ろ良い)、素材調達の環境が整ってない感じ。
良いタンナーの仕事がカジュアルレーベルにまで回ってきてない感じ。
多分牛革だと思います。
内タグが無いので正確には不明のまま。
故に生産国も不明なのです。
ユーロのレザーウェアだとたまにあります。
言うまでも無かろう、みたいなスタンスの服が。
十中八九フランス製なのですが、一応断言は避けます。
可愛いのはエルボーパッチ。
なんですかこの重厚なステッチワーク。
ヘビーデューティなレザーにステッチを入れるだけで大変なのにこの量。
コレでびっくりしてたら開けて再びっくり。
ファスナー裏のストームガードもギチギチの多重ステッチ。
縫製仕様書書いた奴、これ布だと思ってる?革よ?
開けたついでに裏地にも触れましょうか。
アメカジ文脈で裏地に使われたフランネルライナー。
アレをブラックウォッチ風のタータンチェックでサンプリングしたデザイン。
フランスのCHIPIEが英国の柄でアメリカのデザインを引用してるんですね。
こうしたミックスに意義が生まれるのがファッションの国の感覚だと(僕は)思います。
一つの物事を徹底的に極めるプロダクト志向の良さもあるし、そうしたステータスのグラフから多次元的に逃げ出すオリジナリティ創出の良さもあります。
あとは襟も可愛いでしょう。
全部リブで作るんじゃなくて、前端の数センチだけ共生地(共革)で作ってます。
縫製強度上げる狙いがあるんじゃないでしょうか。
こういうMA-1系統のニット襟ってテンション掛けて縫い合わせることでネックラインに馴染むんですが、引っ張ったニットの端って結構弱いですからね。
端の丸襟スタート地点にレザーで三角布挟んでいれば、丈夫な縫製のままニット襟をスタート出来ます。
相手がゴツい革なら尚更有意義でしょう。
全然的外れな考察かもしれませんから話半分で聞いてくださいね。
ビジュアル可愛いからだよって言われる可能性すらありますから。
裏地の滑りは悪いですが、冷た!とはなりません。
Tシャツの上から着ても大丈夫。
雑なスタイリングの日とかに良いです。
繊細なカシミヤニットとか着る日はもっとお上品なアウターを選んであげてください。
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riri_zip
サイズ表記-
肩幅:58
身幅:71
着丈:64
袖丈:61
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