洋服解読所




















2000S/S SO by ALEXANDER VAN SLOBBE Techno Cut Coat
¥32,000 税込
SOLD OUT
写真18
“チェーンスモーカー、アレキサンダーの灰皿。愛飲してるのはマルボロ。「オランダ産の紙巻きたばこはないのでね」”
写真19
“布地を確認しながらデザイン画を描くアレキサンダーの真剣な表情。普段は裸眼の彼も、この種の細かい作業では眼鏡を使用する。”
ミスター・ハイファッションの中で
僕が1番好きな号
1998年の6月号より。
アンダーカバーのアシスタントを経て…
なんて触れ込みは置いといて。
彼が通った、
オランダはアルンヘム芸術アカデミー。
ここで
・スタイリング
・イラストレーション
・デザイン
の全ての学科を終了した初めての生徒として
名を残したのが彼。言わずもがな、優等生。
そして彼とSOでの激務を共にしたのが
グスタフ・ボウマー。
アーティスティックディレクション、
マネジメント、ネゴシエーション…
様々な局面で彼を力強く支えた名脇役。
SOは、アレキサンダーヴァンスロべによる
ブランドではあるものの、
実質はこの二人によるデザインデュオ。
この1998/6月号ではこの2人の
微笑ましい褒め合いをじっくり
読み込むことが出来ます。笑
さて、話を本題に移しまして
このホワイトコート。
「素材やカッティングは、デザイン以上の魅力を出せると信じているから」
と紙面で語った言葉が示す通り、
それらがこれでもかと顕現しているのがこの1着。
脇下にはスリット。
これはベンチレーションの役割と、
袖を上げやすくする、いわば
ピボットスリーブのような役割を兼ねています。
そして随所に隠されたシームポケット。
これは服の裏側のポケットへの
アクセスポイント。
「スロテッドポケット」と呼びます。
トレンチコートやレインコートで
たまに見かけるディテールですね。
これが両腰の2箇所だけでなく、
左胸にも入ってます。
テーラードテイストのポケット配置を
スロテッドポケットで踏襲するという離業。
裏ポケットの縫製仕様、
パイピングテープの賢い有効活用、
更に袖口は二重デザイン。
内側にゴムギャザースリーブが隠れています。
生地は
コーティングファブリックのような
独特のハリがあるタイプライター調のコットン。
いよいよレインコートのエッセンスも
加わってきました。
さて、この服、これだけ盛り込んでいるのに
極めて綺麗にまとまっていて
何よりツラが良い!!
これらの秀逸なディテール群が無かろうと
この型紙の良さだけで紹介に値する、
このカッコ良い佇まい。
SOの服、球数少ないので
これほどのモノを次ご紹介出来るのは
いつになるやら。
ご興味、お持ちいただけましたかね。
是非ご検討よろしくお願い致します。
コンディション
全体的に綺麗ですが、肩周りにほんのりヤケあり
サイズ表記48
肩幅:44
身幅:53
着丈:75
袖丈:63
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(319)
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¥32,000 税込
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