ROMEO GIGLI (1995-1996's) Back Gathered Tailored JK

¥26,000 税込

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テーラードジャケットにシンチバック。

まあまあ、それくらいなら、いや勿論とても珍しい仕様ではありますけれど、存在し得るでしょう。

いやしかし、そのシンチバックをギュウギュウに締めた状態をデフォルトとして仕上げてくるテーラードジャケットなんて無いでしょう。

そう、このバックギャザー、実は既にしっかり縫い込まれたものなんです。
シンチバックを解いても、ほらこの通り。(写真8枚目)

さてこのデザイン、テーラードジャケットというカテゴリの中でとびきりの個性を有していて、その時点で非常に魅力的で希少なヴィンテージである訳なのですが、このデザインを彼が、ロメオジリがリリースするという点もまた堪らないものがありまして。

というのも、この人の本人のデザインの特徴として、身体に沿わせず、身体と布との“間”とそのドレープを巧みに扱う、というものがありまして、これでもかとワイドなバランス設計がされたものが少なくないのです。

当店で出品しております
「1988-1989'sのアンフィットニット」
もその一例。

こんな、少し異様なバランス設計を御家芸としてきたロメオジリだからこそ、この縛りギャザーのデザインは新しい意味合いを持ちますし、当時のファンは「いつもの途轍も無いゆとりを、今回は畳むのね！」と意表を突かれたことでしょう。

そもそも普通のテーラードジャケットの背面をシンチバックで縛ったとて、ここまで多くのギャザーは寄らないんですよね。
ジリがそれまで打ち出してきたルーズなアンフィット-フィットが前提としてあるからこそ合点の行くギャザー分量、と言うわけなんです。

前提を何も知らなかろうが100%その格好良さは堪能出来るのですが、知っていると120%で楽しむことが出来るよね、という点では少しハイコンテクストな洋服かなとも思います。

インターネットが現代に伝え損ねたレジェンドデザイナーの1人、ロメオジリ。

ご存知の時点で、ファッションに携わっている業界人でいらっしゃる可能性が高いブランドですが、またこれもご存知の通り、デザインの効いた個体、それもイタリアメイドのオリジナルとなれば尚更出てくる数は僅少です。

是非ご検討宜しくお願い致します。

Made in ITALY
by ZAMAPSPORT

サイズ表記40

肩幅:(37) ＊いせ込み強めのパフスリーブ
身幅:46
着丈:54
袖丈:55