洋服解読所











DIRK SCHONBERGER Selvedge Waist Slacks
¥19,000 税込
SOLD OUT
“ディルク・シェーンベルガーにとって、ドイツ人であることはリュックサックのようなものだという。沢山の歴史や自らの正当性への疑問、間違った国家主義などで一杯のリュックサック、脇ポケットには清光物語もひとつ入っている。”
これは2005年に行われた
「日本におけるドイツ2005/06」
のmoDe!展に際して出版された書物、
「moDe! Fashion Creators From Gernany」より。
同書ではblessやK.Murkudis,lutz,Bernhard Willhelmらと並んで紹介されています。
さて、アントワープのデザイナー…というイメージがある方もいらっしゃるかもしれません、
ダークショーンベルガーのデザインパンツのご紹介です。
生地の耳(セルビッヂ)をなんとウエストに持ってきたデザイン。
このセルビッヂを、遊びとして、ウィットを構成する要素の一つとして衣服の何処かに忍ばせるというのは、まぁ今ではベーシックなものではありますが、それにしたってウエストでコレをやっているアイテムはそう無い。
セルビッヂというのは生地の端なので、必ず直線になります。
これを、例えば普通のデニムパンツとかの様に、ウエストベルトが存在するパンツで仕立てるのならばまぁ分かります。
ウエストベルトは直線でもまぁ大丈夫ですから。
しかし
このパンツはウエストベルト無し。
ウエスト端が見返し始末なんですよ。
こうなると直線限定のセルビッヂ使いじゃ成立しない…というか、させづらいんです。
なんなら成立しないと思っていましたし、このパンツを見て、「あ、これならギリギリ成立するのか」と理解させられたところです。
その分、普通入らない箇所に切り替えが張り巡らされて帳尻合わせてますね。
この辺の構築力、凄まじいものがあります。
さあ、お気付きの方もいらっしゃると思いますがこのパンツはベルトループ無しです。
ループ無しの見返しウエスト。
かなりドレッシーな仕様ですね。
ウエストより少し下、腰骨に引っ掛けての着用となるためフィッティングが少しシビアです。
股下は長いので切ってベルトループを新しく作っても良さそう。
生地耳の情報からみるに、
この少し紫がかったドレッシーなグレーの生地はイングランド製のSuper100'sで、カシミヤミックス。
滅茶苦茶カッコ良い生地なんですよね。
Made in Belgium
サイズ表記48
ウエスト:78
ワタリ:32
股上:27
股下:82
裾幅:23
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