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LANVIN 2010 by ALBER ELBAZ Deconstracted Design Dress
¥25,000 税込
SOLD OUT
2001年から2015年までの15年間。
15年間ですよ。
1人の人間が生まれて、中学校を卒業するまでの期間とほぼ同じ長さ。
そんな一時代をLANVINと共にした
伝説のファッションデザイナー、
アルベール・エルバス。
優美で淑やか。
そして何より 軽やか。
そんなLANVINのフィロソフィーと
エルバス氏のデザインはこれ以上に無い程の完璧な噛み合い方をしていました。
ご本人のふくよかな体型とそのデザインとはやはり関係があるようで、自分に無いものをこそ美学として投影し、それが作品に現れているそう。
今回は2着、エルバス氏本人が手掛けたファーストラインよりドレスをご紹介いたします。
(このページでは片方だけですが)
どちらも、創作過程のあらゆる位置で彼らしい機転が効いた素晴らしいデザインです。
---(ここまでコピペ)---
さて
こちら2010年のスプリングコレクションより。
ウエストからヒップにかけてのくびれの出し方、そのカットが特徴的ですね。
タックやダーツなど、シンプルなディテールとは真反対。
複雑に精巧に捻って畳んで生み出されるクリエイティブで構築的なドレーピング。
これをウエディングドレスなんかで使われるようなやや厚みのあるサテンファブリックでやります。凄まじくエレガント。
クチュールが隆盛を極めていた時代、
その主にカクテルドレスなどにみられたクラシックなドレーピングテクニック。
この生地使いも同じく。
さあそんな時代の残り香をベースに据え、ここからがエルバスの手腕。
・ピークドラペルのテーラードジャケットの腰から上をドッキング。
・そしてそのテーラードジャケットの背面を極薄の繊細なシルクシフォンで切り替え。
そしてウエスト位置にふんわりブラウジングギャザーが生まれるようパターン上で分量操作。
・またまだ、左サイド一辺をアームホールの釜底から裾までズドンとダブルジップ切り替え。
これにより着脱が非常に楽になります。
クチュールそのものの美しさを前提に
その時代と今の時代が違うことを、マスキュランなテーラードジャケットのmixで明確に示して、各部に隠された、“クラス感にそぐわない様な簡易的な縫製仕様”を使って格式から解き放たれるような軽やかさをも織り交ぜています。
例えばアームホールのエッジは前身/後身 共に切りっぱなしの仕様ですし(捨てミシンはかけてある)、左サイドに大きく入ったジップには務歯(ジップの歯の部分ね)隠しにグログランテープが叩き縫われています。
ここ、あえて叩き縫いになんてしなくっても、LANVINならいくらでも凝った縫製仕様に出来るのに。
しかしあえてラフに、あっけらかんとした仕様を選択。
脱構築とコラージュ感覚を持ってして
格式ばったクチュールテイストを現代的に(しかしその美しさと迫力は損なわないまま(ここ重要))再構築した1着。
素晴らしい仕事です。
そりゃあ
15年も任されますよね。
サイズ表記-
Made in -
(肩幅):40
身幅:45
着丈94
こちら内タグがありません。
切除の跡も無し。
そのため生産国が不明ですが、9割方フランス製です。
組成は前身のややカジュアルな素材使い以外はシルクと思われます。
前身のみコットン?とかでしょうか、他部分より若干カジュアルです。
サイズは実寸をご参照くださいませ。
ジップはririのM4。
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¥25,000 税込
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