NEIL BARRETT (Early Works) Silver Glitter Painted Black Jeans

SOLD OUT

先ず書いておきたいのは、
マルジェラのそれとは違うということ。

多分この塗料はペンキとかではない、また別の物です。

かなり強固に接着されてまして、ペンキ物みたく経年と共にパラパラと……みたいな趣は見られません。


こう書くと　硬いのか？
と
思うでしょう。

全然硬くないんですよねこれが。

そりゃ何も塗ってないデニムと比べると多少は影響もありますけれど、それでもこのデロデロした厚塗りビジュアルからは思いもよらぬそこそこ快適な着用感。
(とは言え結局のところウレタン無しのしっかりしたデニムなので、まぁあくまで見た目よりは、って感じです)



で、これが前面のみにベッタリ塗られた前衛的なデザイン。

ニールバレットってそもそも合理的で整っててスッキリしたデザインが多いです。どちらかと言えば無機質でクールなイメージですよね。

このデニムも、クールなイメージは崩してないんですが、手仕事によるランダム性を最初から含ませている点ではかなり例外的なアイテムだと思います。

エイジングなんてなかなか入らなさそうな厚塗りツルツル塗料なのにヒゲや各所の着用皺は再現されています。

想像も及びませんが、かなり独創的な製造過程を経たものかと。


このエリートデザイナーの性格的に、プリントの類は　一切の滲み無く、正確なアウトラインでソリッドに……みたいな乗せ方をしそうなところ、かなり「人間」の持つ有機的なエッセンスが入ってますよね。



しかしまぁ、並外れたインパクトを持ちながらもあくまで真髄はクールネス。

シルバーアイテムってどうも飛び道具になりがちですが、こちらなんかはウィットを含ませながらもシックに振れる珍しい個体です。

股下合う方、是非……。


Made in ITALY
サイズ表記29

ウエスト:79
ワタリ:28.5
股上:24
股下:85
裾幅:18.5


股内側部分のペンキのごく一部に剥がれの気配が見えます。
とは言え人の手で力を入れなければ取れない程度ですが。