MASAKI MATSUSHIMA Tulle&Chiffon Décadence Tailored JK

総裏仕立てなのに軽々と向こうが透ける程には軽やかで繊細な生地選定で仕立てられたデザイン。

表地はシフォン、裏地はチュールです。

申し上げました通り、双方向こうが透けるほどには薄い生地ですから総裏仕立てにしたとて内側の縫製仕様等は一切手が抜けない仕様。
非常に綺麗で丁寧な縫製です。
かなり力の入ったピース。

シフォン部分は端正に
チュール部分は“ふらし”で、表地より長く垂らしてレイヤード感を強調したデザイン。
本体の裾も、袖口も黒同士の美しいレイヤーです。
ダークでデカダンな空気感、本当にこの人は上手いです……。

しかしそこで空気感一辺倒ではなく
古いダブルブレストジャケットに使われるボタンストラップを引用してオーセンティックなムードをほんのり付与。

これで洋服としての完成度がピシッと引き締まってますね。


フロントの深い位置にホックがあります。
基本的に開けて 又は内側のボタンストラップだけ掛けての着用が素敵かなと思いますが、閉じる時はホックで締めてダブルブレスト、という格好。

ラペルは局地的にフレア展開されて美しくドレーピングされています。
ここもシフォン&チュールのレイヤーデザイン。


メンズには厳しいサイジング。
サイズ合う方は是非。

Made in JAPAN
サイズ表記2

肩幅:36.5
身幅:44
着丈:59
袖丈:62

着画は160/45
ややギリギリで着ています。
もう少し細い方だと更にお似合いになるかと。