洋服解読所















2011S/S JIL SANDER by RAF SIMONS Technical Lining Design Slacks
¥20,000 税込
SOLD OUT
ラフシモンズ時代のジルサンダーより。
ウィットの効いた小粋なカジュアルスラックスのご紹介。
コットンという素材使いと この色味もあって、チノパン味も若干ありますけれど内側のフォーマルな仕立て構成が私はスラックスだと一喝していますね。
コットンドリルとは似て非なる薄手のハイカウントタイプライターという生地選定がこのレーベルの持つ 良くも悪くも神経質なイメージにピッタリ。
ベルトループ配置における一風変わったリズム感も面白い。
さて
さて何より私が紹介したくてウズウズしてるのが裏地仕様での遊び方/気の利かせ方です。
コットンの表地にコットンの裏地の総裏仕立てです。
通常、総裏仕立てのパンツの裏地というのは表地よりも短い丈感で作って、内側に折り返した表地の裾端と縫い合わせるんです。
ジャケットの袖口とかもそうですよね。
しかしこの子は逆です。
今書いたことを全部ひっくり返してる。
裏地が表地を迎えに行っているんです。
なのでこのパンツデザインに対する形容としては“裾切り替え”だとか“ロールアップ風”だとか、そうした言葉が当てられそうなところなんですけれど、“裾部分のみのインサイドアウト”が相応しいんですね。
コットンの裏地って動きにくくてちょっとなぁ……という気持ちが頭をよぎりそうなところ、成る程このためか。と。
キュプラやレーヨンだと形が綺麗に出づらいですから。
そしてコットンと言ってもこちらもタイプライター程ではないにせよサラサラ軽やかな快い生地感です。
着用感はもちろん快適。
ああ「ジルサンダーのパンツ」だなぁ。
と痛感させられる さり気無い捻りの数々。
流石の仕事クオリティです。
Made in ITALY
サイズ表記38
ウエスト:80
ワタリ:31
股上:23
股下:70.5
裾幅:18.5
ややローライズ気味のバランスです。
ウエストではなくヒップに引っ掛けての着用を想定した設計なので服のウエストは広め。
それにしてもウエスト大きいですね。サイズ合えばメンズでも楽しめるかも。
一縷 ニ縷くらいは望みがありそうですが、もとはレディース企画であることをご留意のうえご検討ください。
ハンガーループに1箇所片外れあり
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