IZAAC MIZURAHI for SFA Ex-Over Waist Design PT

SOLD OUT

80年代末から90年代のニューヨークランウェイシーンを輝かせた1人、アイザックミズラヒのオリジナルです。


オリジナルのメインライン、初期のUSAメイド紙タグ個体、更にはデザインのベクトルにもムラがあり現代にリフィットする個体がなかなか出てこない中でのスペシャルデザイン……という訳で、殊更特別な立ち位置の一着。


そもそも
現代においてあまり知られていない、伝説されていないブランドで、過去を遡れど系統もやや掴みづらいところがありますし。

基本的には諸々をミニマルに削ぎ落とし、モデルの美しさに華を添える脇役としてのドレス、レディースプレタ。



しかしこのパンツは毛色が違います。

設立初期のクリエイションに見られる様な、極端なオーバーサイズ設計からくるゆとりの妙を美しく昇華したデザイン。

前身に含まれるタック分量を全開放、それどころか一般よりも極端に大きくワイドに設計し、着用者がベルトで縛り、自由にタックやギャザー分量を調整する仕様になっています。

このパンツ、ベルトループが異様に長いです。
幅が広いのではなく、言わばトンネルが長いのです。

後ろ中心と、両サイドで合計3つ。
3つしかないのにベルトが全然露出しない。

一方フロントにはベルトループがありません。
つまり、フロントでこそ“分量遊び”をしてくれよ、という目配せです。

非常に面白い。
誰が履いてもキュートに、そしてファニーに演出してくれます。
柄は極小のギンガムチェック。
デザインとの相性は最高。
極小ってところがまた、ね。
子供っぽくなり過ぎない絶妙なバランス感覚。



極め付けに、これはサックスフィフスアベニューの別注個体。

どれだけ流通したのか、そしてどれだけ残存しているのか……。
非常に希少なデザイナーズヴィンテージです。

希少であること、これはファッションへの欲望の中でも極めて根本的でプリミティブな部分だと私は思います。

流行っているから、何となく可愛いから、安いから、とはまた別に　“他人と違っていたいから”という理由で過去に目を向けた人にこそ愉しんでいただきたいアイテムです。


Made in USA
One size fits all

ウエスト:120
ワタリ:40
股上:47
股下:68
裾幅:24

スーパーワイドなウエスト、ワタリも尋常じゃない広さですし、股上もとんでもない深さ。

股下は68。ここは結構常識的。
普通にも履けますし、股上フィッティングの調整次第でクロップドにもクッションフィットにも持っていけますね。