1980's PERMANENTE ISSEY MIYAKE Asymmetry Design Flared SK

SOLD OUT

以前2点ご紹介しまして、大変ありがたいことに両方とも即完売となった80年代のペルマネンテより。

以前のサルエルと恐らく同シリーズかな と思しきカオスな機構設計になっております。


4枚目に掲載しました簡単な図が1番伝わり易いかなと思います。


ボトムスにおけるタック/ダーツの適正位置というのはご周知の事と思いますが、ここでは2タックのボトムスを例にとります。


片や2タックのうちの内側のラインに。
片や2タックのうちの外側のラインに。
左右でそれぞれ違う位置にタックを畳んだ定石破りのパターンメイク。

しかもそのタックも左右であべこべ。
片方は普通のタックなんです。スラックスであるような、ウエストベルトからふわっと広がるアレです。

しかし片方が随分こじれてる。
もう片方のタックの倍以上の大分量を畳み、ウエスト直下ではまだ開かず、随分下に降りた所で開放。

これにより、パッと見このスカートはパンツに見えるんですよね。


ちなみに後ろではこの機構はどうなっているのか。

変な位置で解放される大分量タックの方はそのままなんですが、もう片方の通常タックが無くなっています。

その分の分量をギャザーウエスト仕様の方に転用しているんですが、どうなんでしょう、こういうのは別に作り手にしか伝わらないかもしれません。

着る上で必要な知識ではありません。

でも、

高い服ってなんでそんなに高いの？？

っていう純粋な疑問をちゃんと解き明かして、その上で深く深く皆様に楽しんでいただくのが私の野望ですから、稚拙ながらも憚らずそして精一杯ご紹介させていただいております。

お気が向かれましたらばお付き合いいただけますと幸い。


深い茄子紫の、美しいウールギャバジン。
やはりこの生地とフレアシルエット/ドレープの相性は並ぶものがありませんね。

ペルマネンテに収録されている時点で本家折り紙付きの傑作です。

以前の変形カットのサルエルよりは使い易いと言いますか、構造がまだ常識的なのでオンラインショッピングでもトライし易いかと。

是非沢山歩いてこの美しさをばら撒いてください。


Made in JAPAN
サイズ表記S/M

ウエスト:58-68
レングス:84

内タグのサイズ表記部分、SとMが重なってプリントされています。
どっちなのか分かりませんが、Sサイズというのはなかなか見かけませんね。