90's SAMSONITE 1_Day Size Travel_Bag

古い遺物に青銅器ってのがあるでしょうあれの色。
英語ではBronze-ware 。
青銅 だけならBronze ですって。

銅メダルをブロンズと呼びますから、ブロンズの指す色調ってあの銅色だと思ってました。
この色がそうなんですね。

さてこんな色の物って身の回りには青銅器くらいしかありませんから、この色をしたこのバッグに抱く印象も、「なんか重そう」って感じ。

実際ナイロン×レザー、要所には金属のジョイントパーツが使われてますから、まあフルナイロン仕立てよりは若干重たいですけれど、それでも思ったより軽く、取り回し易い個体です。




いや
青銅器は身の周りに無いか……。


まあいいや、それで　このバッグなんですが、矢張りサムソナイトですから内部構造は凄くシステマチックでハイクオリティ。

ドキュメントポケットは勿論、ペンポケットやカードスロットまでありますよ。
財布みたいな作り込みのクオリティを保ったままサイズUPして作られたバッグって感じです。

メインハンドルはレザー包み仕立て。
ショルダーストラップ連結部分のジョイントは滑らかで丈夫な金属パーツが使われています。
滅茶苦茶カッコ良いですから、多少重量が増えても許してあげてほしい。


さて、こちらのバッグ内には当時くらいのサムソナイトの取説やシールが入っていました。
どうやら別のキャリーバッグ用に用意された物のようですが、当時(平成初期)の社会の雰囲気はガッツリ閉じ込められた内容となっています。

これはこれで面白いですよ。


ビジネスマンのカバン！
ってイメージがゆっくり薄れ続けた今ならようやっと、少しはフラットに楽しめるのではないでしょうか。
色も攻めてますしね。