洋服解読所












CLAUDE MONTANA (LICENCED) Lace_Up Design Oversized SH
¥15,000 税込
SOLD OUT
クロードモンタナのシャツ。
こちらはフランスオリジナルではなく当時の日本ライセンス品です。
でもデザインとサイズバランスが良いので迷わず入れます。
(サイズバランスも全部ひっくるめて[デザイン]で事足りるが)
黒のコットンドリルで仕立てられたオーバーサイズシャツ。
異様に拾い肩幅身幅と、ちょっと短めの袖丈。
裄丈で日本人にちょうど良い所に着地してます。(74cm)
シャツでこのサイズバランスってのもこの時代ならではですよね。
これをアウターとして着る季節なら良いですけれど、インナーとしても使うでしょシャツって。
その時にこんなオーバーサイズで設計してたらジャケット着た時中でゴワつくんですよね。
でもこの時代、ジャケットの多くも同じくルーズに作られてたからレイヤードが成り立ってたという訳ですね。
今回のスタイルサンプルみたく。
現代のアウターならまた再び輝かせてあげられるんじゃないですか。
(90's後期からのソリッドな服とは合いませんけど)
ああ、メインディテールの話をしてない。
最初に目を奪うのはフロントのレースアップ。
レースアップで左右を繋ぐ、とかじゃなくってほぼ完全に装飾としてのデザイン。
これが【ほぼ】であるのは、多少なりともレトリックが潜む余地があるから。
1つは この糸目分のシルエットシェイプ。
引き絞れば横にも縦にも縮みます。
そこで生まれるアシンメトリーなシャーリングドレープでリズムを作る狙いがありそう。
もう1つは まつり縫いの引用。
これはマルジェラやコーシンサトウを思わせるアトリエテイスト。
[流しまつり]ですね。
モンタナも非常にアトリエパワーの強い、カッティングや仕立てに重きを置くレーベルですから、この線も消し切れないところではないでしょうか。
このレースアップディテールのおかげでフロント見返し巾が一般的なシャツよりずっと広く取られているのも可愛いですね。
前述した全てが、プレーンな黒シャツに独創的なリズムを作ってくれています。
そして製造は蝶矢社です。
無駄がなく端正な縫い上がり。流石。
誰でも楽しく着こなせると思います。
色んな合わせで差し込んでみてください。
Made in JAPAN (TYOYA SHIRT)
サイズ表記M
肩幅:55
身幅:58
着丈:78
袖丈:51
肩位置落として袖口で合うよう設計されています。
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¥15,000 税込
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