NIKE ACG 1997-FALL Oversized Gelände JKT (Dead Stock)

SOLD OUT

90年代に入り加速を始めた
アウトドアギアのファッション化。

その一端を力強く担ったのがこのライン。

Nike -All Conditions Gear-
ACGです。

スポーツよりもう2-3段、ギアを上げてスペックを追求したアクティブレーベル。

こちらはスノーボードジャケット。
舞台は雪山。
この世の極限のひとつです。

容赦無い寒冷と、時として襲い来る暴風雪。
でも雪と急斜面はそこにしかありませんから、過酷な環境であろうと皆さん向かわれる訳ですね。

そんな、インドア人間から見ればある種クレイジーとも言える方々に向けたNIKE社の本気、STORM-FIT。

ストーム･フィットって。
穏やかじゃないな。

縫い目ひとつにさえ施された密閉処理や、暴風&透湿による快適な着用感の追求など、書くに事欠かないハイスペックギアな訳ですが、この服のアドってそこじゃない。

スペックに関しては、ここから20年以上経った現代に、より優れたものが沢山ありますから。
そこはテクノロジーの進歩、不可逆の品質推移。


大切なのはこの90年代末、世紀末のゲレンデシーンにおけるNIKEの到達点を、劣化/欠品無しの完品デッドストックで観測出来る点。

そして当時の色彩感覚、不可逆故にむしろ辿り着けないローファイなムード。
誰がどう復刻しようと成し得ない空気。


全体的なデザインは一般的なアウトドアジャケットのフォーマット通りですが、腕の立体シェイプにおけるパターンの組み方や、袖口の気の利いたアジャスト機構、フード周りのメカニカルなディテール設計など、デザインそのものが魅力的なポイントも目白押し。


そしてデッドストックなので値段も分かります。
スポーツウェアのトップに君臨するこのレーベルの中でも、ここまで定価の高いアイテムはなかなか無いのでは。

着画は160cmでの着用ですが、着られてる感があまりに強いので最低170くらいは欲しいところかも。
その突き詰められたハイスペック故にあんまりヤワでもないので。

サイズ表記L

肩幅:69
身幅:70
着丈:82
袖丈:58.5
裄丈:83