2000A/W RUFFO RESEARCH Twice_Zips Design Calf Leather Riders JKT

SOLD OUT

【RUFFO RESEARCH】のレザージャケット 。


宝石の様な美しいブラックレザー。


この時代の指折り、素晴らしい生産背景を有するレザーウェアメーカー。



そしてその時代のトップクリエイターを招聘し、デザイン/カッティング/縫製 全要素におけるトップオブザトップの作品を世にリリースしました。



さあこちらのイタリアはRUFFO社が有する
【RUFFO RESEARCH】は1998年の発足以降、年毎にゲストデザイナーを交替するという奇抜なディレクションを取り、数多の輝かしい才能を世に知らしめてきました。




このジャケットは【A.F. VANDEVORST】の2人によってデザインされたアイテムです。



アントワープ王立芸術学院出身の2人(夫婦)によるデザインデュオ。

ヨーゼフ･ボイスからの多大な影響を公言しており、頻出モチーフ赤十字のアウトラインのみをブランドロゴとして引用するほど。

病院、馬具など大胆なモチーフチョイスや　退廃と脱構築を柱としたデザイン体系は、当時は勿論のこと、レーベル終了後も熱心なファンを生み出し続けています。私とか。



アントワープ出身なので……という括り方は無礼で野暮かとは思いますが、しかしここ出身のデザイナーは本当にコンセプチュアリティが強い。

活動そのものが作品と言えるような、綺麗な筋の通り方を感じます。





さあこちらのジャケットでは非常に変則的なファスナー配置が炸裂しています。

通常のライダースに見られるダブルブレストにプラスワン。
前中心にハーフオープンのファスナーが追加されています。
で、ここはマチがある訳ではなく普通に開きます。

色んな着方が楽しめそうです。


フルジップアップしていながらも、センターをちょっと開けてタイドアップしたシャツを見せられたりしたらカッコ良いよなぁなんて一例を夢想しています。
内側の持ち出しがアシンメトリーに顔を出すので、かなり鮮烈で複雑なビジュアルを作れそう。



バスストップの表記曰く、素材は牛革です。
程良い厚みとテロテロのソフトテクスチャ。
恐らくカーフ。

前振り/内巻きが決まった美しい袖設計もお見事です。
横向きに平置きした時の袖の美しさなんて筆舌に尽くし難い。
ほんの少しですが、袖口に向けてのテーパードスタートが早いかな、と感じます。
AFらしいヴィクトリア調の美意識も霧のように薄く、重ねられているのでしょう。



ちなみにAFの前任は
Raf SimonsとVeronique Branquinhoです。
しかしながら、凄まじかったであろうそのプレッシャーを微塵も感じさせない素晴らしい完成度です。

LAMPO_Zip
Made in ITALY
サイズ表記46

肩幅:46
身幅:52
着丈:59
袖丈:67

袖口裏地に擦り切れあり。
酷い箇所はリペアしています。