AFP by MAKIN JAN MA Deconstruct_Neck Design Cable Knit Cardigan

¥24,000 税込

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もし仮に

「なんか変なニットありませんか？」

みたいなご質問を頂いたら、迷いなくこれを出します。

着こなせるかなんて無視して、無責任にもこれを出します。

香港生まれ、(途中から)ロンドン育ちのマーキンヤンマ氏。
セントマーチンズ、ロイヤルカレッジオブアーツでの学びを経て形成された極めて異質なクリエイションは00's後半から世界の数奇者を熱狂させました。

AFP…… A Film Project by Makin Jan Maは、その名の通り映画と並行して作られるクリエイションです。

映画を作り、作中の登場人物に着せる服を作る。
それがこのライン。

ひとつひとつのコレクションにテーマを持たせ、物語然として発表する手法が一般的になって久しいですが、それを突き詰めた終着点のひとつはこれじゃないですか。

どんな仕事量やねん……と言う気持ちです。

そしてこのネックラインが半崩壊したカーディガンを着る登場人物、どんなやつやねん……。

そこ以外はある程度ベーシックなんですけどね……。
リジッドウールのケーブル編み。
脱構築で遊ぶのが少し勿体無いくらいには、きちんと作り込まれたニットです。

もうひとつ狂っているのはボディバランスです。

尋常じゃないワイドフィットで作られています。
肩幅なんて69ですからね。

この半壊ネックラインをストラップのように首に掛けて、半身を大きくはだけるように着ることを唆す設計ですね。

その示唆を補強するように、袖はややタイトめに作られています。

これはアームホール、または腕部分である程度ホールドフィットしてくれないと半身が全部落ちちゃって、荷重分散が上手くいかないからですね。

袖である程度フィットしてないと半壊ネックに全荷重が乗っちゃってニットが伸びて良くない。

作って終わり、じゃあない。
作った後、実際に来た時の事もきちんと熟考されてます。

これはクリエイションの発表形態を［映画］という、人体動作の連続するメディアにしているからこそ成し得る部分でもありますね。

ヘビーアウターの季節が終わる頃、シャツやフーディに重ねる丁度良いミドルアウターを御探しの方へ、うちはこれを出します。

サイズ表記M

肩幅:69
身幅:62
着丈:70
袖丈:60