PARA SHOOTING ［FRANCE］ Tired Texture Leather Mix Denim JK

SOLD OUT

おおよそ80年代くらい、アメリカンカジュアルがユーロ圏をも席巻した時代のピース。

パーツ配置のラインバランスはWrangler風、ポケットフラップの丸みはLeeっぽさも。

しかし、それらのどれとも違う非常にユニークなビジュアルミックスが成されたのがこちら。


表襟、袖口剣ボロ(口とロを混ぜるな)、胸ポケフラップ、腰ポケット玉縁、サイドアジャストタブ……。
至る所にレザーパーツが使われたパワフルな切替デザイン。

さあこのレザーが曲者。
白レザーの青染めです。

結構カタチをしっかり出す厚手のカウハイドを無理矢理染めてるので染めが浅い。
で、この浅さが新しい経年変化を生み出す。
青が擦れたり抜けたりしたその先がホワイト。
デニムと一緒じゃん！

使い込みによる“味出し”の美学をファッションに持ち込んだアメリカンカジュアル。
その急所を素材使いの妙で突いてくるこのセンス。
滅茶苦茶良いです。


裏地はチェック柄のブランケット。
前端では肩線まで続くタイプの見返しを表出してアクセントメイク。

そして各ポケットは“底ラインだけ”をステッチで叩き縫ってステッチ量を調節。
ここもアメリカ要素と欧州服飾の美学との鬩ぎ合い、もとい折衷が感じられて面白い。

襟先や胸ポケットにはオリジナルのピンズ(取り外し不可)が堅牢に打ち込まれています。


色んな要素ををあくまで材料のひとつとして食い物にするこの感じ、モードの国の怖さ&魔力はカジュアルレンジでも薄れないなぁと感じます……。

あと袖口、カフスをまるっとレザーで作るんじゃなくって剣ボロだけをレザーで作るんですよね……、あまりに渋い……。


サイズ表記M

肩幅:64
身幅:67
着丈:62
袖丈:58
裄丈:85

全体的に結構草臥れてきて非常に良いコンディションです。