PAUL SMITH Silk&Cashmere Mix Technical Knitting Cardigan

SOLD OUT

古いポールスミスを割と好んでご紹介していますが、これは全然古くないやつです。

目に心地良い落ち着いたグリーン。

この手の薄手の上品なカーディガン、というかニットウェアをご紹介する際によく使うのが「塾の先生みたいな」なんてフレーズなんですけれど、言い換えればこれは完璧な『オフィスカジュアル』です。

しかしETRAKがご紹介する服がただのコンサバ服と思う勿れ。

寧ろオフの日に嬉々として着流して欲しいのがこのカーディガンです。

シルク&カシミヤが20%ずつ入ったトコトン心地良い手触りである、というのが基本スペック。


そしてそのハイエンドテクスチャを脇役に追いやってしまうのがニッティングテクニックによる部分的な裏表反転。
並びにそれにより同色で作られる柄デザイン。

殆ど一切厚みを変えずに、材料も増やさずに裏表の反転編みだけで柄をデザインするミニマルワーク。

ことカーディガンにおいては定番ディテールとなりつつある「エルボーパッチ」に捻りを加えた意匠。

こんな大人しいカーディガンにチマヨ柄の編み変えラインをインポート。

外袖では袖口から肘位置まで伸びる大きな一柄。
内袖ではそれこそエルボーパッチ感覚でポツンと内肘位置にチマヨモチーフをイン。

ああさり気無い。

ジャケット着ちゃったら勿論見えない。
それでも脱いだ時の茶目っ気のために手間を惜しまない。

ああ、そうじゃないですか。
ポールスミスってそもそもそうじゃないですか。

格式高い綺麗なスーツを仕立てても、その裏地でお茶目な遊びを入れてくるじゃないですか。

一枚脱いで、少し気を許した相手にはとってもチャーミングに見えるような小粋な演出。
そこから始まる【会話】がきっとある。

この肘部分の編み変え遊びも、カッチリテーラードの裏地遊びも、この人の中では同じ演出装置なんですよ。

ぱっと見のかっこよさだけじゃない。
そこから先のお客様の人生に、服が少しでも楽しみを添えられるように、日常のワンシーンをもデザインしてる。

ジャストフィットの服なんでこんな寸法ですが一応メンズのLです。

ユニセックスでどうぞ。

サイズ表記L

肩幅:44
身幅:49
着丈:65
袖丈:62