洋服解読所

















c80's ADIDAS Technical Design Apple-Green Sport JKT
¥25,500 税込
残り1点
鮮やかなアップルグリーンのスポーツジャケット。
どういうディレクションで作ったらこの色が出てくるのか。
おおよそ80年代のオールドデサントメイド。
まだまだファッション性よりも用途性を重んじていた時期の、至ってスポーツウェア然としたアディダス。
メンズ規格ながらウエストシェイプの入ったパネル構成、サドルスリーブながらも袖山を高めに取ったフォーマル寄りの袖設計。
この辺りのデザインからは70'sの残り香を感じますね。
さて特徴的なディテールがいくつもあります。
何から触れようか。
では、襟から。
それこそ70年代風のロングポインテッドカラーを土台に、その襟先を切り落としたような造型。
何と呼べば?
ティップカットカラー?
ペンタゴンカラー?
どうもしっくり来る呼称が分かりませんが、まぁこうも斬新な襟型ですから然もありなん……。
人の印象はまず顔周り……ということで、襟のデザインなんかはその人のイメージを如実に左右します。
この襟のジャケット着てる人、面白い人でしょうね。
そして次に肘です。
伸縮性豊かなニットで立体的に切り替え、伸/縮 両タイミングで袖機能に干渉しない位置に絶妙なサイジングで共布エルボーパッチ。
甲冑みたいで滅茶苦茶可愛い。
“凝ってりゃ良い”なんて風には微塵も思っていませんが、それが今回のように洋服のデザインベクトルと噛み合いシナジーを生むものであれば、その魅力は乗算的に膨れ上がります。
馬鹿と外連は使いよう、ということで。
さて
さっきサラッと流しましたが、
このジャケット【サドルスリーブ】で仕立てられております。
滅茶苦茶珍しい。
袖に入るスリーストライプのために道が開けられたみたいなビジュアルです。
其処退け其処退けadidasが通る。
さあ更に二重の袖口。
ジップオープン仕様とギャザーヘム仕様のレイヤード。
根本的な思惑としては機能性とファッション性との両立ですね。
弊店はあくまでこれを“お洒落着”として提案している訳ですから、是非軽く腕捲りしたり、意味も無くジップを開けたりして珍奇なレイヤードをお楽しみください。
いや長くなりました。
テキストだからまだいいんですけど、実際喋って説明してたら息切れしてますこんな量。
はあ。
こんなハイデザインにこんな魅力的なカラーリングが乗っかってるピース、もう狙って出逢えるものでは勿論ありません。
明日からのスタイリングを確実に楽しくしてくれることでしょう。
サイズ表記M
肩幅:44
身幅:52
着丈:67
袖丈:59
簡素な付けフード付きです。
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¥25,500 税込