1994S/S ISSEY MIYAKE Soft Gabardine Ex-Wide Silhouette【WINDCOAT】

SOLD OUT

平面的な、和服文脈での洋服デザインの地平を切り拓いた作品。

今や誰もが知る不朽の名作
イカコート。



弊店２回目の入荷です。



初出を何年とするかは諸説あるので割愛しますが、70-80年代のオリジナルではなく、94年の復刻です。

まあ現代でも幾度と無く復刻され続けていますから、94年なら充分に古いです。
30年前。



そんなレジェンダリーモデルの、mid90's的解釈。



コットンギャバジンにナイロンを混ぜて、質感を若干軽く柔らかく改良した個体。

オリジナルであることを絶対的な価値とするなら「改良」とは言わないのかもしれませんが、これのフィールドはあくまでファッション。
移りゆく世の流れの中での営み。
フィスティケートの流れの中にあった94年の社会に最も相応しいとISSEY MIYAKE社が判断した、当時のベストモデルな訳です。
改良と呼ばせてくださいね。



前回入荷した80年代MENラインのオールコットンモデルよりも靡きの滞空時間が長いかな、というのが個人的な着用感。

そこに
冷めたグレージュの色味がブラックとはまた違った神秘性を纏わせています。



そしてやはり共通しているのは
筆舌に尽くし得ない圧倒的な迫力。

“クリエイションの力”みたいな抽象的な物を、テキストを用いずに説明するならこの洋服を着ていただく事が最短ルートの一つ。

コレクションを総浚いせずとも、このコート一着でビリビリ伝わるんですから凄い話ですよね。


この個体を含め、2000年以前の個体は
何かこう　上手く言えませんが
“量産品感”が無くって良いなと感じます。

ツルっとし過ぎてない。
これは単純な生地感の話じゃなく
洋服全体の総合的なムードの話。


そうした観点から見ても
弊店で胸を張ってご紹介出来るクオリティの個体というのは本当に球数が少なく、言わずもがな稀少です。

今回4/21からのポップアップにてお披露目となります。
ご予定合われましたら、是非お試しにいらしてください。

Made in JAPAN
サイズ表記M

身幅:114
着丈:105
裄丈:88

後ろ裾に一部軽い汚れが認められます。
人間の目から1番遠い位置、ことロングコートにおいては他人にまじまじ見られる事が無いであろう瑕疵ですが、この辺はやはり着る側の心持ちの話ですから、ご検討頂く際はご注意ください。