2005A/W JOHN GALLIANO 19th_Century_Cutting Signature Graphics JKT

ヴィクトリアンカット、と呼ぶにはややカジュアル。

19世紀後半から20世紀初頭の紳士服みたいな型紙で仕立てられたデニムジャケット。

アンティーク　と呼ばれるレンジからの引用ですね。

狭いVゾーン
高めの重心
フロントヘムでのカッタウェイ


現代ではなかなか見掛けない意匠が満載。
袖口にもカッタウェイラインが見られます。

ここが現代の洋服とは前後真逆になっているのも特筆点です。(これはルーツ不明)


アイコニックなニュースペーパー柄のフルプリントに隠れて、彼の愛するクラシックな服飾史から沢山の要素が引用されていますが、着地点があくまで現代的。
大衆カジュアルのど真ん中、Gジャンのフォーマットを使っての着地ですからね。

遠く離れた要素同士を巧みにリミックスさせるこの手腕はガリアーノ氏ならでは。


フロントポケットには真っ赤な塗料でのラインペイント。
台襟内側にはランジェリーみたいなギャザードレースが重ねられています。


Made in ITALY
サイズ表記46

肩幅:44
身幅:49
着丈:56
袖丈:65