GIORGIO ARMANI Pale Lavender Color Mixed Acetate Soft PT

SOLD OUT

テロテロのアセテートで仕立てられたカジュアルスラックス。


淡い淡いラベンダーカラーがその柔らかな質感をドンピシャで表しています。

アルマーニのレディースプレタを象徴する
ソフト・エレガンス。


混ざってるのが、
ポリエステルと……

CUPRO RAYON………？？？

えぇ…？
そんな表記が可能なのか……？？

そもそもキュプラとレーヨンは原料が違うし、一緒くたに表記なんて出来ないでしょう、ましてアルマーニみたいな業界最大手が。

という訳で、恐らくは「キュプラレーヨン」と呼称出来る新しい素材を使った物と思われます。

繊維業界のモードも日進月歩ですからね。
存在するのでしょう。


＊残念ながらインターネットで検索なんてしても
「レーヨンとキュプラの違いとは？！」みたいなのしかヒットしません。


さて流石アルマーニといったソフィスティケート・ハイカジュアルなんですが


……やっぱり普通の服にはなってない。

「変な服」にならないギリギリまで遊びが隠されてます。
レディースプレタはそういうの多くて好き。


先ずは全体像、
ウエストベルトを排除したローウエストのバランスですね。
股下は浅め。

で、ウエストベルトを排してますからウエスト内側は見返しパーツを置いて丁寧に処理されている訳です。

ここの見返し構成が非常にユニーク。

ヒップヨークから続く横方向のシームを前身まで貫通させ、そのシームはポケットの中まで直通……。

こんなのヴェロニクブランキーノのパンツでしか見たことない。


で、その珍奇なシーム遊びの数センチ上。

何と連動している訳でもない、宙ぶらりんの単発シームがいるでしょう。

コイツが本当に意味不明。

見返しの押さえ役か？
それにしたってもうちょい適した形があったんじゃないかな。


そう思うと同時に

いやいや、違うんですよ。

アルマーニが、世界最高峰のモードレーベルが作ってるんですよ、一般人の考えが遠く及ばない革新的な合理であるに決まってます。

完全なご説明は此処では出来ませんが、確実に他で出逢えないユニークポイントを抱えた可愛いソフトパンツ。


こんな蘊蓄抜きにして、
軽やかに靡かせてください。




Made in ITALY (BORGO21)
サイズ表記36

ウエスト:69
ワタリ:29
股上:25
股下:70
裾幅:25.5

全体的に綺麗ですが、ウエスト端にハンガー痕が少し残っています。